※この作品はR-18です。

【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話   作:口だけの淫魔

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#36 処女喪失 アルシェ(4)

ナザリックに請負人(ワーカー)達が侵入してから、数日が経過した。

 

色々と忙しい日々であり、俺はナザリックの内外問わず様々な場所を駆け回った。

 

 

 

まず、エルヤーの奴隷だった森妖精(エルフ)達について。

ナザリックの保安の為にも、当分はナザリック内で保護する事に決まった。

彼女達はメイド長であるペストーニャの下でナザリック内の常識や、家事などメイドの仕事について学んでいる。

代わりにナザリック内の食事と、暖かな寝床などを提供しているが……それは大層、嬉しそうにしており、ナザリック内でストレスなく過ごしているようだ。

 

森妖精(エルフ)達は雛鳥のように、ペストーニャを慕っている(ペストーニャは犬だが)。

対して、俺が様子を見に行った際には、ペストーニャの後ろに隠れて怯えられてしまった。

まぁ、目の前で主人であるエルヤーをボコボコにしたからな、怖いんだろう。

 

ペストーニャに「どうしたら、怯えられなくなるか」と相談したら、メチャクチャ微笑ましい顔で見られた。

そして、「彼女達は怯えていないので、解決案は必要ないですわん♪」と返された。

解せぬ。

 

 

 

あぁ、そうそう。

彼女達の主人だった、天才剣士のエルヤーだ。

アイツは今……うっ、思い出すだけで気分悪くなってきたな。

まぁ、体の体積が増えていた……うん。

大きくなってた。

アレを生きていると言って良いのか分からないが、まだ生きている。

多分ね。

 

 

 

次に、“フォーサイト”の面々はどうなっているのかというと。

 

ヘッケランとロバーデイクの蘇生は成功したが、低位階の蘇生だったので記憶は混濁してるし、デスペナルティによりレベルも減少している。

まぁ、この遺跡に侵入しようとしていたことは覚えていたので、「侵入者として殺されたぞ」「因果応報だぞ」「俺の温情で蘇生したぞ」とすり込んだ。

今は、ナザリックの第六階層である「大森林」で農作業に従事している。

ある程度、働いたら解放する旨を伝えてるし、彼らは大人しく労働している。

ま、飯は食わせてやってるし、寝床もある。

蘇生の恩から、反感なんてないみたいだ。

 

イミーナに関しても、ヘッケラン達と同様に第六階層で農作業を行なっている。

ただ、俺が様子を見に行くたびに「……しないの?」と誘ってくるため、ヘッケランに隠れてコソコソと性行為(セックス)してる。

こないだ青姦もした。

気持ちよかった。

 

……って、そうじゃなくて。

イミーナは将来的に、俺の側室になる事になった。

彼女自身が望んでる事だし、寝取り……だけど、まぁしょうがないよな。

可愛いしね、うん。

しょうがない。

イミーナが可愛いのが悪い。

 

だってさぁ。

彼女の身体は確かに、『女としての魅力が薄い』とか言う奴が居そうな貧乳体系なのだが……いやぁ、スレンダーで気の強い美女って良くないか?

 

というか俺、多分、気の強い女が好きなんだよな。

クレマンティーヌとか。

いやまぁ、俺に従順な女も勿論好きだが。

アルシェとか。

 

……ん?

女だったら何でも好きなのか?

いやいや、そんな節操なしじゃないし、俺。

……だよな?

 

閑話休題(まぁいいや)

 

とにかく、イミーナは可愛い。

可愛いから側室にする。

ヘッケランはごめん。

それで終わり。

 

 

 

それで、えーっと、バハルス帝国について。

侵入者を送った報復として、ナザリック側からアウラとマーレが帝都の城に出向いた。

で、その場にいた騎士やら魔法詠唱者(マジックキャスター)の大半を殺害したらしい。

 

現在、ナザリック側は“鮮血帝”ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=ニクスに対して謝罪を要求している。

力の差を感じたジルクニフは慌てて、ナザリックへと向かっている。

 

あと何日かしたら、ナザリック地下大墳墓に到着するだろう。

その時はまぁ、歓迎してやろう。

平和的にね。

 

 

 

という訳で、ナザリックに侵入してきた請負人(ワーカー)達のゴタゴタは終わった。

 

 

 

……という訳でもなく、現在進行形で影響を受けている女が一人居る。

 

アルシェだ。

請負人(ワーカー)チーム“フォーサイト”は帰還せず、全滅という情報をアルシェは受け取っていた。

彼女は“フォーサイト”の遺言により、チームの遺産を受け取った。

チーム共有の資産として、金銭や魔法道具(マジックアイテム)を。

 

だが、それはアルシェにとって喜ばしい事ではなかった。

 

親しい仲間の死から、アルシェは立ち直れていない。

妹達や主人である俺の前では気丈に振る舞っているが、夜な夜な枕を濡らしている事を俺は知っている。

 

 

 

……ついでに、ベリル商会を帝国兵が探っている。

エルヤーの骨をへし折った話に尾びれがついて、当主のベリルは天才剣士エルヤーより強いという噂が広まってしまった。

いやまぁ事実だが。

 

帝国は現在、ナザリックという脅威に晒されており、少しでも強者が欲しいらしい。

俺自身がそもそも怪しい人間という事で、何とか情報を掴もうと諜報活動が行なわれている。

 

 

 

この辺が、潮時だ。

アルシェがこれ以上、落ち込んでいるのも見たくないし。

 

 

俺は帝都内の屋敷、その自室でため息を吐いた。

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

アルシェは自室で、小さな皮袋を手に持っていた。

中には幾つかの、古びた金貨。

それは“フォーサイト”の共同資金だ。

 

ヘッケランがこれで酒を飲もうとして、イミーナに手を叩かれていた。

ロバーデイクが自身の稼ぎから上乗せして、この袋に金貨を入れていた。

皆で食事をするために、このお金を使った事もある。

 

そんな金と思い出の詰まった袋を、アルシェは握りしめた。

 

 

「……ヘッケラン、イミーナ……ロバーデイク」

 

 

仲間の名前を呟く。

目を閉じれば、今でも冒険の日々が蘇る。

決して、楽しいだけの日々ではなかった。

寧ろ、辛い事の方が多かった。

だけど、彼等と共に乗り越えてきた。

頼れる仲間達だった。

 

 

「こんなの貰っても……嬉しくない……」

 

 

だけど、そんな仲間はもう居ない。

もう会えない。

そう考えるとアルシェの頬に涙が流れた。

 

 

──部屋にノック音が響いた。

 

アルシェは涙の滲む目元を拭いて、扉を開けた。

そこには、この屋敷のメイド長であるラズロが立っていた。

 

 

「ベリル様がお呼びですよ、アルシェ様」

 

「わ、分かりました」

 

 

少し充血した目で頷き、ラズロの後ろを歩く。

邸宅の廊下を歩き、ベリルの居る書斎へと案内された。

 

 

「失礼致します」

 

 

ラズロと共にアルシェが書斎に入ると、ベリルが椅子に座っていた。

机の上にある書類を見ずに、ただアルシェの方を向いていた。

 

 

「あぁ、よく来たな。アルシェ」

 

「は、はい」

 

 

アルシェにとって愛すべき主人だ。

彼と妹が居なければ、仲間の死に自暴自棄になっていただろうと思える程に。

 

心配をかけないよう、泣いていた事を悟られないように振る舞いたい。

 

 

「……今日は少し、大事な話があってな。取り敢えず座ってくれるか?」

 

「はい……失礼、します」

 

 

アルシェは椅子に腰掛けた。

正面から向かい合うと、ベリルは少し悩ましげな顔をした。

 

 

「……まず何処から話すか」

 

 

大事な話、とは何だろうか。

アルシェは身を強張らせていた。

 

側室として飽きたと言われたら、どうしよう。

もっと胸の大きい魅力的な女性が良いと言われたら、どうしよう。

 

なんて、アルシェは考えていた。

 

 

「……俺はアルシェに沢山の隠し事をしている」

 

「……はい」

 

「実は『ベリル』って名前じゃなくて、『ベリアル』という名前なんだ」

 

「……はい……え?はぁ、はい?」

 

 

アルシェは困惑した。

偽名というのは元の名前が知られているからこそ、意味のある偽名なのだ。

ベリアル、という名前を知らないアルシェにとっては困惑しかなかった。

 

気付けば、ラズロがいつの間にかベリル……ベリアルの横に立ち、その脇腹を肘で突いていた。

 

 

「ベリアル様。もっと先に話す事がありませんか?」

 

「……そ、そうだな」

 

 

ベリアルは苦笑しながら頷き、アルシェへと向き直った。

 

 

「“フォーサイト”の面々が遺跡に侵入し、帰還しなかった事は知っているな?」

 

「……はい」

 

「彼等が侵入した場所は……そう、俺の母国と言うべきか、故郷と言うべきか……あぁ、そうだ。俺の持っている領地だ、うん。それが一番分かりやすいな」

 

「……え?」

 

 

アルシェは目を瞬いた。

何を言っているか、さっぱり分からなかったからだ。

 

 

「彼らが侵入したのはナザリック地下大墳墓という場所で……俺達が作り上げた拠点だ」

 

 

 

そこからの情報はアルシェにとっては信じ難い事だった。

複数の悪魔や、アンデッドが存在する場所だという。

何層もの階層があり、大森林、洞窟、遺跡、氷の大地、贅を尽くした居住区があるという。

信じられないような話だ。

 

だが、ベリアルは真剣な顔をしている。

信じ難いが、嘘を吐いているようには見えなかった。

 

 

「……そんな場所を、ベリアル様は人の身で支配しているの、ですか?」

 

「いいや」

 

 

ベリアルが首を横に振った。

 

そして──

 

 

「俺は淫魔(インキュバス)だ。人間じゃない」

 

 

ベリアルの言葉に、アルシェは絶句した。

 

 

「それは……」

 

「嘘だと思うか?」

 

 

ベリアルの言葉を反芻する。

アルシェは少し悩んで……首を横に振った。

 

 

「……いいえ、ベリアル様が嘘を吐くとは思えない、から」

 

 

そう答えるとベリアルは真剣な表情から一転し、凄く複雑そうな顔をして顔を逸らした。

直後、再びラズロから肩を叩かれ、アルシェに視線を戻したが。

 

 

「……信じてくれるならありがたい。これから……アルシェをナザリックに連れていく。だが、何を見たか外では話してはならない。その約束が守れるか?」

 

「……はい」

 

 

ベリアルの言葉に、アルシェは迷いなく頷いた。

何を見せられるのか、不安になりながらも……アルシェはただ、男の事を信頼していたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

ナザリック地下大墳墓、第六階層。

そこに連れて来られたアルシェは、イミーナに抱きついていた。

 

 

「み゛んな゛が無事でよ゛かった……!」

 

 

ヘッケランやロバーデイクも揃って、抱きしめ合っている。

感動の再会だな。

 

俺はその様子を、切り株に座って見ていた。

凄い、外様の気分だ。

 

仲間かー……仲間だなぁ。

俺にとって、アインズ・ウール・ゴウンのギルドメンバーみたいな物だ。

……再会は難しいと思うが、もし再会できたら……俺もああして涙を流して抱きしめ合うだろう。

 

“フォーサイト“を蘇生して良かったな。

というか、殺そうとしていた自分を殴りたい気持ちだ。

異形種かカルマに精神を引っ張られていたのだろうが……反省しなければ。

本当に、ラズロには感謝しなければならない。

 

 

 

さて。

 

 

 

感動の再会に喜んでいる彼等には悪いが、俺はアルシェを連れて第九階層に移動した。

 

 

「ベリアル様、ありがとうございま゛した……みんなを、助けてくれて」

 

「あ、あー、うん。うん、よかったな」

 

 

殺そうと、見捨てようとしてたなんて口が裂けても言えないな。

 

 

「それで、ベリアル様……何故、私をここに?」

 

 

”フォーサイト“に会わせるため……というのもあるが、俺に他の目的があって連れて来たのだと、彼女は理解しているようだ。

アルシェは賢いな、可愛いし。

 

 

「俺は帝都から離脱し、このナザリックに帰還する。あの商会もなくなり、邸宅も処分する」

 

「っ、そう、ですか」

 

 

アルシェは目を見開いた。

……え?

そんなにショック受ける事あるか?

 

アルシェはその強張った顔のまま、俺を見上げた。

 

 

「私と……妹は、どうなるの、でしょうか?」

 

 

あ、捨てられると思ってるのか?

いやいや、そんな事しないって。

 

 

「お前達の面倒を生涯見ると言っただろ。あれは俺の本心だ……安心して良い」

 

「……疑ってごめん、なさい」

 

「いや、いい。心配にさせた俺が悪いからな」

 

 

アルシェの頭を撫でる。

そして、視線を合わせる。

 

 

「アルシェには幾つか選択肢がある。”フォーサイト“の面々と行動し、最終的にナザリックを出ていくか」

 

 

指を一つ立てる。

 

 

「それとも、俺達が援助している開拓村に引っ越すか」

 

 

指を一つ立てる。

 

 

「……あとは、このナザリックに住むか」

 

 

三本の指が立った。

 

 

「どの選択肢を選んでも、アルシェと妹達を援助する事は誓おう。働かずとも生きていけるだけの金を用意しても良い……どうする?」

 

 

俺の言葉にアルシェは……真剣な顔で見返した。

 

 

「……最初の二つを選んだ場合、私とベリアル様の関係はどうなる、のですか?」

 

「……偶に会いに行くさ。一緒には居られないだろうが」

 

「でしたら、私はこの……ナザリックに住みたいです」

 

 

アルシェは悩む事なく、そう口にした。

俺はちょっとびっくりした。

 

 

「……ここ、人間には住みにくい場所だが?」

 

「だとしても私は……ベリアル様と一緒に居たいです」

 

「……俺はアルシェが思っているより、碌でもない奴だが」

 

 

”フォーサイト“は見捨てようとするし、女は囲うし、優柔不断だし、脳よりチンポに従うような屑だ。

 

だというのに──

 

 

「構いません。ずっと一緒にいるって、約束しましたから……」

 

 

アルシェの真剣な顔に、俺は目を瞬いた。

……俺には勿体無いほど、良い女だ。

 

俺は息を呑んで、アルシェを見た。

 

 

「……なら、一緒に居てくれるか?アルシェ」

 

「……はい」

 

 

そして、手を取り、抱きしめた。

 

 

 

 

 

 

 

身体ほっそいな。

ちゃんと飯食えてるのか?

心配になってきた。

 

ナザリックの食堂に今から行って、お腹いっぱいになるまで食べさせてやりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帝都にあるベリル邸は一晩の内にもぬけの殻となった。

多分、近所から夜逃げしたと思われるだろ。

あの辺、没落貴族邸ばかりだし。

 

アルシェの妹達、クーデリカとウレイリカはナザリックの第九階層の一室に引っ越させた。

多感な子供の時期だから、他の人間と触れ合わせるべきだし、同年代の子供がいるカルネ村に預ける事も考えたが……うーん。

 

俺とアルシェの二人で、彼女達の育児計画を考えている。

子供を作った事もないのに、二児の父親になった気分だ。

まぁ、悪い気分ではない。

 

 

アルシェはナザリックを受け入れて、ナザリックもアルシェを受け入れた。

というかメイド達が俺の側室にメチャクチャ甘かった。

人間蔑視が激しい筈なのだが、側室という立場を公表するだけで物腰が柔らかくなる。

 

何故かとメイドのシクススに聞いたら

「お世継ぎの母君になるかもしれない人ですから」

と言ってた。

 

……暗にさっさと子供を作れって言われてる?

もしかして?

も、もう少し考えさせてくれ。

性行為(セックス)は好きだが、子作りは怖いんだよ。

 

 

 

クレマンティーヌはアルシェと仲良くしている。

アイツ、結構気難しいから不安だったんだが……それとなく、「アルシェと一緒に居て、ストレスとかないか?」って聞いたが、全然大丈夫らしい。

 

なんでも、俺にメチャクチャにされてる様子を知っているらしく、互いにメチャクチャにされてる身同士で、妙な絆が生まれてるらしい。

 

俺の性行為(セックス)で絆が生まれるらしい。

何だそれ。

 

ちょっと複雑な気分だが、仲良くしてくれる事は嬉しいので良いとしよう。

俺の好きな女と、俺の好きな女が喧嘩してると悲しいからな。

仲良く3Pしたいし。

 

 

そんな訳で、俺は束の間の平和を楽しんでいる。

クレマンティーヌと夕食会をしたり、性行為(セックス)したり、イミーナ達に差し入れを持って行ったり、青姦したり、性行為(セックス)したり、アルシェにナザリックを案内したり。

 

アルシェもこの生活に慣れてきた頃だ。

側室用の寝室に、俺はアルシェを呼び出した。

 

 

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

 

 

 

アルシェにとってナザリックでの日々は、驚きの日々だった。

自身が見た事もないほど美味な食事、贅沢な家具……広大な魔法空間。

強力なモンスターを直視した際は、異能(タレント)により恐怖を強く感じて、吐いてしまった。

ベリル……ではなく、ベリアルの服に吐瀉物を付けてしまったが、笑って許してくれた。

 

心配そうな顔もしていたが。

 

妹であるクーデリカとウレイリカに関して、朝晩は第九階層の一室で過ごしており、昼間は第六階層でヘッケラン達の農作業を手伝ったり、遊んでいたりする。

ベリアル曰く、子供は外で遊ばせるのが一番良い……だとか。

 

そんな妹達の日々の半分は、ペストーニャと呼ばれる犬の顔をしたメイド長の下で半森妖精(ハーフエルフ)と共に勉強をしている。

半森妖精(ハーフエルフ)達はエルヤーの元・奴隷であり、妹達を含めてアルシェ姉妹に友交的だった。

アルシェが不在の時には、一緒に昼食などを食べている。

 

 

アルシェは現状に満足していた。

仲間達は無事であり、妹達も日々を充実して過ごしている。

アルシェ自身も優れた魔法書庫で勉強したり、案内された娯楽施設を妹達と楽しんだり、愛する主に甘やかされて過ごしている。

正妻 (明言はされていないが、恐らく)であるクレマンティーヌとの仲も良好であり、時にはベリアルの事についても相談会などが開かれている。

 

クレマンティーヌ、ラズロ、アルシェの三人での女子会だ。

男子であるベリアルは当然、禁制となっている。

 

その場で淫魔(インキュバス)の精液は射精した者の意思で、妊娠と避妊が選べるのだとアルシェは教えて貰った。

つまり、避妊のために後ろの穴で性行為(セックス)していたが、実は意味のない事だったのだ。

アルシェは少し苦い顔をした。

 

 

 

そんな日々の中、ある夜、アルシェはベリアルに呼び出された。

それが何を意味しているのか、アルシェはよく知っていた。

 

アルシェはネグリジェを身にまとい、側室用の寝室に足を運んだ。

 

 

 

 

側室用の寝室はムードのある魔法灯があり、机の上には三つのグラスと高そうな酒瓶が置いてあった。

ベッドも天蓋付きの高級そうなベッドで、アルシェも目を剥いていた帝都の邸宅が一時的な拠点だったのだと深く認識させられる程だ。

 

 

「よく来たな、アルシェ」

 

「は、はい」

 

 

ベリアルは上半身が裸であり、まるで彫刻のような肉体美を露出していた。

筋肉質過ぎる訳ではないが、無駄な脂肪が一切ない身体であり、細身でありながら絶妙に逞しさのある身体だ。

 

見慣れた身体ではあるが、場の雰囲気で三割増しになっており、アルシェは息を呑んだ。

 

胸の奥と、お腹の奥がきゅぅ──と締め付けられるような感触があった。

 

 

「そんな所に立ってないで、横に座ってくれ。ほら」

 

「は、はい……失礼す、します」

 

 

アルシェはベリアルの座っているベッドの縁、その横に座った。

 

美しい肉体美を持つ美丈夫であるベリアル。

淫魔(インキュバス)、という種族なのも納得できるほど、美しい容姿をしている。

 

対して、自分は──

アルシェは自身の身体を見た。

 

痩せぎすで、胸も小さい。

肩幅も腰の幅も狭く、女性らしい丸みは少ない。

 

そう自分を卑下していると、ベリアルが笑みを浮かべた。

 

 

「何か飲むか?」

 

「い、いえ……お酒はその、あんまりで」

 

「なら果実水でも用意しようか」

 

 

ベリアルが手を虚空に伸ばすと、水面のように自然に溶けて……そこから、オレンジ色の液体が入ったデキャンターを取り出した。

 

アルシェはそれを惚けた顔で見ていた。

魔法……とは違う。

不思議な技術だと、アルシェは思った。

 

ベリアルがその瓶を開けて、グラスに注ぐ。

 

 

「口に合えば良いんだが」

 

 

そうして、アルシェに手渡した。

 

 

「あ、ありがとうございます」

 

 

アルシェはグラスを受け取り、そのオレンジ色の液体を見た。

自身の知っている果実水とは違い、粘性がない。

まるで水のような柔らかさを感じる。

 

観察していると、気付けばベリアルの手に酒の入ったグラスが出来てきた。

 

 

「ほら、乾杯」

 

「乾杯……」

 

 

ちん、とガラス製のグラス同士がぶつかる音がした。

そして、アルシェはその果実水を口に含んだ。

 

 

「……甘い。でも飲みやすい」

 

 

甘味と酸味が程よく調和しており、喉越しもいい。

アルシェが目を煌めかせていると、ベリアルは満足げに笑みを浮かべつつ酒を口にした。

 

そうして、アルシェがちびちびと果実水を飲んでいると、ベリアルが口を開いた。

 

 

「ナザリックでの生活は慣れたか?」

 

「は……い、いえ、目新しい事がいっぱいで、まだ……ごめんなさい」

 

「いや、いいとも。そうやって正直に言ってくれたほうが、俺は嬉しい」

 

 

そう言いつつ、アルシェの頭をベリアルが撫でた。

大きく硬い手に撫でられ、アルシェは自身の顔が熱くなっていくのを感じた。

 

 

「アルシェがもし嫌だと感じる事があったり、して欲しい事があれば、何でも相談してくれ。快適に過ごせるように、俺が出来るだけ努力しよう」

 

「あ、ありがとう……ござい、ます」

 

 

アルシェは顔を赤くしつつ、果実水を飲んだ。

ベリアルの向けてくる笑みに照れているのだ。

 

直後、ベリアルが空になったグラスを机に置いた。

それと同時にアルシェもグラスを机に置いた。

 

 

ベリアルの視線が合う。

仄かに甘い空気が流れる、そんな気がした。

 

示し合わせたかのように、互いに顔を近づけ──

 

 

ちゅっ♡

 

「んっ……♡」

 

 

キスをした。

しかし、それだけで終わりではなかった。

 

 

……れろ♡れる♡♡

 

「んっ♡んぅ……♡♡」

 

 

舌を絡めて、互いを確かめ合う。

 

 

れる♡ちゅぅ♡♡

 

「んぅ♡んんっ♡♡」

 

 

愛し合っているのだと、確かめ合う。

無意識のうちにアルシェは腕を男の背に回していた。

 

抱きしめながら、舌を絡め合っていた。

 

 

れる♡れろぉ♡

 

「んぅっ♡♡んっ♡♡♡」

 

 

甘い声を漏らして、そして──

 

 

っぱ……♡

 

「んっ……♡はぁ……♡♡」

 

 

舌が離れた。

唾液がシーツに垂れる。

 

愛おしさと切なさを同時に感じつつ、アルシェはベリアルの顔を見上げた。

 

 

「アルシェ……良いか?」

 

「はい……♡」

 

 

こんなキスをしたのに、今更、確認なんて必要はなかった。

 

アルシェは寝巻きをはだけさせる。

あまり大きくない胸と、少し肋が浮いて見える身体を見せた。

あまり自信のない身体……そんなアルシェの身体に男の手が触れた。

 

 

むに……♡

 

「んっ……♡」

 

 

身体の奥から快楽が滲み出る。

 

 

むに♡くに♡♡

 

「んっ、お……♡」

 

 

胸を触られただけで、アルシェは気持ち良くなっていた。

敏感になった乳首を触れて欲しくなって、硬くなる程に。

 

 

かり♡かり♡

 

「ん゛っ♡♡あ……っ♡♡♡」

 

 

乳首を爪で弾かれて、アルシェは悶絶した。

思わず漏らした嬌声に、少し恥ずかしくなる。

 

 

すりすり♡♡

 

「ん……ぅ♡」

 

 

優しく撫でられ、アルシェは頬を緩めた。

アルシェは男に気持ち良くされる事が大好きだった。

愛されているのだと、自尊心が満たされる気がした。

 

そんなアルシェの胸から、男の手が引いた。

 

 

「そろそろ、いいか」

 

 

男がズボンと下着を脱いだ。

怒張した陰茎がアルシェの前に現れる。

 

自分の身体でこんなに興奮してくれているのだと、アルシェは嬉しくなった。

 

そして……アルシェも寝巻きを完全に脱いだ。

互いの裸体を、隠す事もなく見せつけ合う。

 

アルシェは男の裸体を何度も見た。

何度も性行為(セックス)したのだから当然だ。

だが、何度も見てもアルシェは目を釘付けにする。

この身体に、この男性器(ちんぽ)に慣れる事はなさそうだ。

 

 

「アルシェ。今日は口でするか?それとも後ろの穴がいいか?」

 

 

男がそう訊いてくる。

避妊、という考えからアルシェは膣を使った性行為(セックス)をした事がなかった。

口か尻穴(アナル)か、どちらかでしか奉仕した事がない。

 

だが、アルシェは男が淫魔(インキュバス)である事を知った。

そして、淫魔(インキュバス)の精子は避妊用と妊娠用を任意で切り替えられる事も。

 

故に、アルシェは無言で股を開いた。

期待に満ちて、愛液が溢れた女性器(おまんこ)に指で触れて、陰唇を開く。

 

 

「今日は、その、ここで……お願い、します」

 

 

ひくひくと膣口が痙攣している。

顔を熱くしながら、アルシェは女性器(おまんこ)を使った避妊済み子作り性行為(セックス)を懇願したのだ。

 

淫魔(インキュバス)なら膣内射精(なかだし)しながらでも避妊ができる。

……その情報だけで、アルシェは股を開いた訳ではない。

 

アルシェはもう男の精子(ザーメン)で孕んでも良いと思っていた。

それだけ男に入れ込んでいたのだ。

 

そんなアルシェの熱っぽい視線を受けて、男は口元を歪めた。

 

 

「……本当に可愛いな、アルシェは」

 

 

そう口にして、男は仰向けになっているアルシェの膣口に、陰茎を押し当てた。

 

 

くち……♡

 

「ん……♡♡」

 

 

アルシェは自身の膣に男の陰茎が当たっているのを見て、熱い吐息を漏らした。

 

 

(今から……私、子作りエッチを、する……ベリアル様と……♡)

 

 

待ち望んだ瞬間だった。

挿入を伴わない性行為(セックス)をする度に、期待を膨らませていたのだ。

敏感になって痙攣している膣に、男の太くて長くて硬い陰茎を挿れたら、どれだけ気持ちいいのかと。

 

それと同時にアルシェには不安があった。

もし、ベリアルが気持ち良くなってくれなかったら、どうしようかと。

 

そんな不安を無視して、アルシェの膣口に男の陰茎が入っていく。

 

 

ぬぢぃ……っ♡♡

 

「ん゛ぅ……っ♡♡♡」

 

 

まだ男を迎え入れた事のないアルシェの膣壁を掻き分けるように、男性器(ちんぽ)が入っていく。

浮いた血管がアルシェの膣壁をえぐり、快楽を分泌させる。

 

そして──

 

 

ぶち……ぃ♡

 

「ん゛ぁ……ぁ」

 

 

アルシェの処女膜を破った。

破瓜の痛みに、アルシェはシーツを強く掴んだ。

目を瞑り、涙も流した。

 

 

「大丈夫か?アルシェ」

 

 

男の気を使うような言葉が聞こえて、アルシェは頷いた。

 

 

「だい、じょうぶ……」

 

「……優しくするからな、アルシェ」

 

 

そうしてまた、陰茎がゆっくりとアルシェの奥へと進み始めた。

 

 

ぬぢゅぅ……♡♡

 

「ん゛っ、ふ……ぅ♡♡」

 

 

膣口から血が垂れている。

痛みもある。

 

だけど、気持ちいい。

アルシェは鋭い二つの感覚に脳を焼きながら、男の逸物を受け入れた。

 

 

どちゅんっ♡♡

 

「ん゛ぁ……ッ♡♡♡」

 

 

そうして、男の陰茎を咥え込んだ。

アルシェの膣奥、子宮口を亀頭が突いている。

 

 

「アルシェ、痛くないか?」

 

「い、いたいけど、きもち、いっ──

 

 

ぐりっ──と、男の陰茎がアルシェの子宮口を押した。

ぎゅぅ──と、アルシェの子宮口が痙攣した。

 

あれだけ、散々、外側から子宮口(ポルチオ)を開発されてきたのだ。

内側から硬くて長い男性器(ちんぽ)で、直接刺激されたら、どうなってしまうのか。

 

 

「あ、あっ……♡♡♡♡」

 

ちょろちょろちょろ♡♡♡♡

 

 

アルシェは失禁した。

気持ち良すぎて我慢が出来なくなってしまったのだ。

 

赤くなっていた顔を青褪める。

愛する主人との初体験で、粗相してしまったのだ。

 

 

「ご、ごめんなさい……ベリアル様、ごめんなさい」

 

 

アルシェは目を閉じて、謝罪を漏らした。

男に失望された事を自覚したくなかったからだ。

 

だが──

 

 

「アルシェ」

 

 

男に名前を呼ばれて、アルシェは目を開けた。

柔らかな笑みでアルシェを見ていた。

 

 

「大丈夫だ。俺は怒ってない……寧ろ少し嬉しいぐらいだ。気持ち良かったんだな?」

 

「……はい」

 

「なら良かった。痛いよりは気持ちいい方が良いからな」

 

 

そう言って、男はアルシェに優しくキスをした。

 

 

 

男は陰茎を抜いて、性行為を中断した。

身体を濡れた布で拭いて、ベッドのシーツも生活魔法で綺麗にした。

 

仕切り直しだ。

アルシェは少し恥ずかしくなりながらも、男の優しさに顔を熱くしていた。

 

 

そしてまた、ベッドの上で性行為(セックス)を再開した。

 

 

ぬぢゅぅ♡♡

 

「ん゛♡あ……ぁ♡♡♡」

 

 

初めての時とは違い、アルシェの膣はすんなりと男の陰茎を受け入れた。

もう痛みはなかった。

ただ快楽と、愛する男に抱かれる多幸感だけがあった。

 

 

とちゅん♡

 

「んっ……♡♡♡♡」

 

 

そして、またアルシェの奥を突いた。

一度中断したというのに男の陰茎の硬さは変わらず、アルシェの膣内の締め付けも変わらなかった。

それだけ互いに期待していたのだ。

 

 

「……動くぞ、アルシェ」

 

「ん……ぁ、はい♡」

 

 

アルシェが頷くと、男はゆっくりと抽送を始めた。

 

 

とちゅん♡♡ぬちゅっ♡♡

 

「ん゛っ♡あ゛っ♡♡♡」

 

 

優しく、優しく責められる。

膣奥を愛でるように、優しく。

 

 

ずんっ♡ずんっ♡♡

 

「ん゛ッ♡ん゛ぁっ♡♡」

 

 

それでも少しずつ強く、早くなっていく。

アルシェの弱い所を責めていく。

 

 

ずちゅっ♡ずちゅっ♡♡♡

 

「あ゛ッ♡♡あぅ゛っ♡♡♡」

 

 

アルシェは喘ぎ声が我慢出来なくなっていた。

子宮を突かれる度に快楽が脳を貫き、獣のような声が漏れてしまう。

 

そんあアルシェの頬を男が撫でた。

 

 

「悪いな、アルシェ……我慢、出来そうにない」

 

 

男の言葉にアルシェは嬉しくなった。

それだけ、自分の身体が気持ちいいという事なのだろうと。

 

アルシェは頬を緩めて、頷いた。

 

 

「大丈夫、です……♡好きなだけ、好きな加減で……エッチしてください♡」

 

 

アルシェの媚びるような言葉に、男は目を見開いた。

 

 

「っ……アルシェ」

 

 

そして、先程までのエッチは児戯だったのかと思うほど、激しく腰を振り始めた。

 

 

ばちゅっ♡ばちゅんッ♡♡

 

「ん゛ぅッ♡♡あ゛ッ♡♡♡♡」

 

 

力強く、勢いのあるピストンにアルシェの中身が揺れる。

子宮口が男の赤ちゃんを作りたがって、男の亀頭と何度もキスをしている。

 

 

ずちゅっ♡♡ずっちゅッ♡♡♡

 

「あ゛ぁっ♡♡や、あ゛ッ♡♡♡」

 

 

初めてなのに、アルシェは気持ち良くなっていた。

小さな身体の狭い膣内に、男の大きな陰茎を咥えているのに、アルシェは気持ち良くなっていた。

脳が溶けてしまうんじゃないかと思える程に、アルシェは気持ち良くなっていた。

 

 

ばちゅっ♡ばちゅっ♡♡ばちゅんっ♡♡♡

 

「あ゛ぁっ♡♡あ゛♡ぁあッ♡♡♡」

 

 

漏れ続ける愛液が淫美な水音を響かせる。

流れる汗がアルシェの身体を艶やかに彩る。

 

そんな様子を見て、男は舌舐めずりをした。

 

 

どちゅっ♡どちゅッ♡♡

 

「ん゛ぁっ♡♡お゛くっ♡だめ゛ッ♡♡」

 

 

体重を乗せたピストンで、アルシェの子宮が深く突かれた。

その度に脳が痺れるような快楽に、アルシェは身を震わせた。

 

 

ずっちゅ♡ずっちゅ♡♡

 

「イクっ♡♡イク♡♡イキ、ますっ♡♡」

 

「あぁ、俺もイキそうだ……っ」

 

 

アルシェの腰を掴んで、男が深く腰を振る。

快楽はアルシェの許容量を越えようとしていた。

 

 

ずちゅっ♡ばちゅんっ♡♡

 

「あ゛ぁッ♡♡お゛♡イっ、ク゛♡♡♡」

 

 

そして、一際深い所を男が突いて──

 

 

びゅるるるるっ♡♡

 

「イ゛っ……ク、ぅ……ッ♡♡♡♡♡♡」

 

ぷしぃっ♡♡♡

 

 

男の膣内射精(なかだし)と同時に、アルシェは絶頂し潮を噴いた。

 

 

びゅっ♡びゅーっ♡♡

 

「あっ……♡あ゛……♡♡」

 

 

膣内(なか)に射精されている。

それを自覚する度に、アルシェは多幸感に満ちていた。

 

濃厚な精液(ザーメン)がアルシェの膣内に満ちていく。

 

 

びゅぅっ♡びゅぅ……♡♡

 

「ん、ふ……ぅ♡♡」

 

 

射精が終わる頃には、アルシェの膣内は精液でいっぱいになっていた。

 

 

ちゅぽ……っ♡

 

「あ……♡」

 

 

男が陰茎を抜くと、アルシェの膣口からドロリと粘性を持った精液が垂れた。

もしこれが妊娠用の精液なら、一発で妊娠していたに違いないとアルシェは思った。

 

思わず、アルシェは男の顔を見上げた。

 

 

「ありがとう、ござい、ます……♡」

 

 

そして感謝の言葉を述べた。

自分の身体で気持ち良くなってくれて、嬉しかったのだ。

 

そんなアルシェを見て、男は目を細めた。

 

 

「……アルシェは本当に可愛いな。本当に……」

 

 

そうして、アルシェの頭を撫でて……耳元に口を近付けた。

 

 

「可愛すぎて、我慢が出来なくなりそうだ」

 

 

アルシェが視線を下げると、男の陰茎がまた勃起していた。

射精したばかりななのに……あんなにいっぱい精液を吐き出した後なのに……また勃起していたのだ。

 

アルシェは息を呑んだ。

初めての膣を使った性行為(セックス)だった。

初めての子作りエッチだった。

初めての……だから、もう身体は疲労している。

 

しかし、アルシェは男の顔を見上げて微笑んだ。

 

 

「ベリアル様は……我慢しなくていい、です♡」

 

 

確かに疲れてはいる。

確かに心も体も疲弊している。

 

しかし、愛する男に我慢はさせたくなかったのだ。

 

 

「だから、いっぱい……満足するまで、エッチして……下さい♡♡」

 

 

アルシェはそんな思いを込めて、男を誘った。

恥ずかしいとは思わなかった。

ただただ溢れんばかりの感謝と好意が、アルシェに淫美な言葉を口にさせた。

 

そんなアルシェを見て、アルシェの言葉を聞いて、男は……驚き、笑みを浮かべて……アルシェを見た。

 

 

 

 

 

そして、アルシェを押し倒した。

 

 

 

 

 

 

 

犬のように四つん這いになったアルシェを、男が後ろから突く。

 

 

ばちんっ♡♡ばちんっ♡♡♡

 

「ん゛っ♡♡あ゛ッ♡♡」

 

 

後背位で突かれる度に、愛液で湿った尻が男の鼠蹊部とぶつかり、拍手のような音を響かせる。

 

 

ばちゅっ♡ばちゅんっ♡♡♡

 

「あ゛っ♡ひぐっ♡♡♡」

 

 

正常位での性行為(セックス)よりも激しく、アルシェは犯されていた。

一度のストロークで膣内が全てひっくり返ってしまうほどの、激しい抽送にアルシェは喘ぐことしかできない。

 

 

ぐちゅっ♡ずちゅぅっ♡♡♡

 

「ん゛ッ♡♡ぃあ゛っ♡♡♡」

 

 

男の精液とアルシェの愛液が、膣内で混ざり合う。

ぐちゅぐちゅと音を立てて、ベッドのシーツに乱雑な模様を作る。

 

 

「っ……」

 

 

そんなアルシェを見て、男はイタズラを考えたかのように笑い……親指を、アルシェの尻の穴に当てた。

 

 

「ぇっ、ま゛っ──

 

ずちゅぅ♡♡

 

「お゛ッ♡♡♡♡」

 

 

アルシェの尻の穴に、男の親指が入った。

膣での性行為(セックス)は今日が初めてだが、尻穴(アナル)での性行為(セックス)は何度も経験している。

 

 

「ふふ……随分と締まりが良くなったな、アルシェ」

 

 

その両方を同時に責められれば、どうなってしまうのか。

 

 

どちゅっ♡♡ぐちゅぅっ♡♡♡

 

「お゛っ♡ん゛ぉっ♡♡♡」

 

 

アルシェは下品な喘ぎ声を漏らした。

尻の穴(アナル)と、子宮口(ポルチオ)を同時に責められ、アルシェの脳は快楽の許容限界を越えていた。

 

 

ばちゅっ♡ばちゅんッ♡♡♡

 

「ぉ゛♡イク゛っ♡イ゛っきゅ゛ッ♡♡♡」

 

ぷしぃっ♡♡♡

 

 

潮を噴き、喘ぎ、膣をぎゅっと締め付ける。

絶頂直後の敏感になったアルシェの女性器(おまんこ)に、何度も何度も陰茎が突き刺さる。

 

 

どちゅっ♡どちゅッ♡♡

 

「お゛っ♡お゛ぉ゛っ♡♡♡♡」

 

 

最初の優しい性行為(セックス)の面影は存在しない。

男はアルシェを貪っていた。

 

 

ばちゅんっ♡ばちゅばちゅっ♡♡♡

 

「お゛ぁっ♡♡ん゛ぃ、い゛いっ♡♡♡」

 

 

アルシェはベッドのシーツを掴み、涙を流し、獣のように喘いでいる。

だが、嫌ではなかった。

 

愛する男に求められている事が何よりも幸せだからだ。

 

 

「アルシェ、射精()すぞ」

 

ずちゅっ♡ずちゅんッ♡♡

 

「ん゛っ♡♡は、い゛っ♡♡♡♡」

 

 

必死に喘ぎながら返事するアルシェを、激しく突き始めた。

 

 

どちゅどちゅどちゅどちゅッ♡♡♡♡♡

 

「あ゛ッ♡お゛っ♡ん゛ッ♡あ゛♡あ゛♡♡」

 

 

アルシェは小刻みに喘ぎ、身を震わせる。

そして──

 

 

びゅるるるるるるっ♡♡♡

 

「あ゛っ♡あぁあ゛ぁ……ぁ、あ゛ッ♡♡♡」

 

 

男が再び、アルシェに膣内射精(なかだし)した。

二度目だというのに量も濃さも変わらず、特濃の精液(ザーメン)がアルシェの中を満たしていく。

 

アルシェはそれを、自分という器に愛を注がれているように感じて、言い難い幸せに感じていた。

 

男が陰茎を抜くと、アルシェはベッドに突っ伏した。

 

 

「はぁ……♡はぁっ……♡♡」

 

 

シーツに顔を埋めて、荒い呼吸を整えようとする。

心臓はバクバクと鳴っている。

子宮ももう一つの心臓になったかのように動悸している。

身体が熱っているのを感じる。

 

 

「あ……♡」

 

 

アルシェの膣から、精液が垂れる。

慌てて、アルシェは膣口を締めようとした。

溢したら勿体ない、なんて考えていた。

だが、痙攣するアルシェの膣口は締められず、ひくひくと痙攣しながら精液を溢してしまった。

 

アルシェは何度か痙攣した後に、ベッドに仰向けになった。

ベリアルと向き合いたかったが、足腰が立たなかったため、寝転がったまま、視線のみを男へ向けた。

 

 

「……ベリアル、様……♡」

 

「……どうかしたか?」

 

 

アルシェの呼び掛けに男は目線を合わせた。

慈しむように、優しく。

 

 

「……愛して、ます。好き、です♡」

 

「……俺も愛してるよ、アルシェ」

 

 

ベッドで横になっているアルシェに、男は唇を落とした。

性欲の一切こもっていない、情愛を込めたキスだった。

 

射精後のプラトニックな感情のまま、男はアルシェを見た。

 

汗に濡れた身体。

つんと立った乳首。

愛液と精液で濡れた女性器(おまんこ)

恍惚とした淫美な表情。

 

 

「…………」

 

 

男の陰茎は勃起していた。

 

 

「……アルシェ、その」

 

「……いい、ですよ♡」

 

 

アルシェの了承に男は笑みを浮かべて……その太腿に手を当てた。

 

 

 

 

 

その日、アルシェは計五回の性行為(セックス)をした。

 

愛を確かめ合うように。

性欲をぶつけ合うように。

 

日が変わっても性行為(セックス)は続いた。

アルシェは何度も膣内射精(なかだし)をされた。

 

時間が過ぎて、翌日に差し支えるような時刻となり……ようやく、男はアルシェを犯すのをやめた。

 

その後、やっとベッドに二人で横になった。

二人の汗や体液で濡れたベッドに、抱き合うようにして横になった。

 

 

アルシェは男の硬く逞しい身体を抱きしめた。

男はアルシェの華奢で柔らかな身体を抱きしめた。

 

 

それだけで二人は互いに幸せを感じ取っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝、アルシェは足腰が立たなくなっていた。

かくかくと痙攣し、子鹿のようになってしまったアルシェは一日療養する事となった。

クレマンティーヌに察せられた顔をされて、腰のマッサージをして貰った。

 

正妻である彼女が側室を許容する理由を、何となくアルシェは察した。

 

 

 

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