【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話 作:口だけの淫魔
感謝です。
その日の夜、ドラウディロンは割り当てられた自室にてベッドに座っていた。
使用人向けの部屋だというのに柔らかく、弾力のあるベッドに驚きつつも、表情は緩んでいなかった。
「…………」
意を決して、竜王国から持ち出して来た寝巻きを脱いだ。
色気のない実用的な下着も脱ぎ、荷解きした荷物鞄を開ける。
中からレース状の、紐のような下着と、透けるような薄さのネグリジェを取り出す。
いわゆる、勝負下着、というやつだ。
「うーん……少し下品過ぎるか?」
少しだけ不安を感じながらも、メイドは呼ばず自力で服を着る。
一般的な貴族は自身の使用人に着付けをして貰うが、竜王国ではそんなお付きの使用人を用意できるほど豊かではない。
ドラウディロンは手慣れた様子で下着を身に纏い、ネグリジェを着た。
そうして、部屋に置いてある姿鏡を見た。
大人の女性らしい丸みも少ない、まだ発展途上の少女らしい体格、きめ細かな肌。
しかし、見た目の年齢不相応に強張った不安そうな顔が写っている。
(……ベリアル殿は、興奮してくれるだろうか)
不安から、胸元で自身の手を握る。
これから行うのは夜這いだ。
ベリアルを慕っていると口にして、身体を許し、抱いてもらう。
まるで痴女のような行為。
恥ずかしくない訳もなく、不安にならない訳もない。
(っ、いかんいかん、弱気になっては……)
ただ、この選択が最善である事をドラウディロンは理解していた。
このまま何もしなければ、竜王国は滅ぶ。
ビーストマンに対抗する術は竜王国にはなく、魔導国に支援して貰わなければ滅ぶのは間違いない。
故に、籠絡する。
魔導国の中でも権力者であろうベリアルと肉体関係を結び、情を引き出し、支援を貰う。
そうでもしなければ、魔導国が竜王国を救う理由もない。
魔導国を視察して、ドラウディロンは確信した。
竜王国に比べて、力も、豊かさも、統率も、何もかもが優れている。
そんな魔導国が竜王国を救う理由など、ある訳がない。
あっても……支配して、属国にするぐらいだ。
ビーストマンに滅ぼされるよりは、確かにマシだが……滅ぼされる相手が代わるだけである。
「……よし」
ドラウディロンは頬を叩き、下着が丸見えになっているネグリジェの上からケープコートを身に纏った。
顔が熱く、心臓が高鳴っている。
別に、ベリアルに抱かれる事が嫌という訳ではない。
人となりを知り、例えその種族が悪魔であろうと好ましいと思ったのは事実だ。
それが恋愛感情かどうかは、経験の薄いドラウディロンには分からなかったが……それでも嫌ではなかった。
顔は良く、力があり、権力を持ち、自分を気遣ってくれる優しさがある。
優良物件だと、ドラウディロンも理解している。
理性と感情、そして使命。
それら全てが、ベリアルに抱かれる事を許容していた。
それでも感じている不安の正体は……ベリアルに拒絶されてしまったら、という不安である。
この屋敷のメイドは容姿に優れる者が多い。
特に、ラズロというメイドについては、まるで神が美の極地として作ったのではないかと思えるほどに美しかった。
故に、不安だ。
しかし、いつまで縮こまっていても進展はない。
まだ夜は長いとはいえ、無駄足を踏んでいれば夜も明けてしまう。
「……行くか」
ドラウディロンは一つ、深呼吸をして部屋を出た。
本来ならばメイドを呼んで案内して貰うのが筋なのだろうが、今から行うのは夜這いである。
一人で向かう必要があった。
屋敷の中を、案内された時の事を思い出しつつ歩く。
ベリアルの寝室へと、夜風に当たりながらも進んでいく。
一歩進める度に心臓が鳴る。
身体の奥から熱くなる。
そうして、幾分か歩き……ついにはベリアルの寝室に到着した。
(……よし、予行演習だ。想像しよう。まずノックして……返事を貰ったら部屋に入る。入ったら、不安な事があるのだと話して……可能な限り近くに座る。幾らか本心を話して、身体を近づけて……って、てて……あ、あとはなるようになる筈だ)
よし、とドラウディロンは頷いた。
作戦も何も中途半端でボロボロの内容だが、ドラウディロンは寝室の扉をノックしようと近付き──
──あんっ♡んっ♡♡
部屋の中から女の嬌声が聞こえて、ドラウディロンは足を止めた。
(な、な、なっ、なーっ!?)
慌てて、ドラウディロンは扉から横にズレた。
そうして……微かに木製の小窓が開いている事に気付いた。
……ドラウディロンは息を呑みつつ、その小窓から部屋を覗き込んだ。
部屋の中では昼間にあった金髪の
(あれは日中の……そういう関係だったのか……!?)
困惑しつつも、ドラウディロンは部屋の中に他にも赤髪と青髪の
そのメイド達は汗で濡らした素肌を露出しながら、ベリアルの側に座っていた。
(しかも、四人で……!)
倒錯的な景色に喉を鳴らし、小窓に顔を近付ける。
すると、雄と雌の濃厚な匂いが鼻をくすぐった。
ドラウディロンは身体が疼くのを感じつつ、男と
どちゅっ♡♡どちゅっ♡♡♡♡
「あっ♡♡♡んぅっ♡♡♡」
大粒の汗を流しながら、男に愛されている。
(なんて倒錯的な……)
その景色に、ドラウディロンは目を離せない。
今すぐ、ここから離れるべきだと理性は言っているが、本能はもっと見たいと叫んでいる。
ぬっぢ♡♡ぬっぢ♡♡♡
「ベリアルさまっ♡すき♡すきですっ♡♡♡」
愛を囁く
口元を近づけ、舌を絡めてキスをした。
その姿から、
雇用関係や、義務感で抱かれている訳ではなく、愛し合っているのだと。
(……ベリアル殿)
ほんの少し、胸がきゅぅっと締まる。
それが何かはドラウディロンには分からなかったが、気分がいいものではなかった。
どちゅっ♡♡♡どちゅんっ♡♡♡♡
「ん゛ぅっ♡♡♡ん゛……ぅっ♡♡♡♡」
キスをしながら、正面から抱きしめあっている。
互いに互いを貪り合うように、まぐわっている。
そんな光景を見て──
すりすり……♡
「っ……♡」
ドラウディロンは無意識のうちに、自身の股間を指で撫でていた。
他人の
ぱちゅ♡♡ぱちゅぱちゅっ♡♡♡♡
「ん゛っ♡♡んぅ゛……ッ♡♡♡♡」
激しくなる交尾を見て、ドラウディロンの指の動きも速くなる。
すりすり♡すりすり♡♡♡
「っ……♡ぁ……っ♡♡♡♡」
声を殺して、体にこもった熱と快楽を吐息と共に吐き出す。
他人の
それはドラウディロンにも理解できている。
だが、脳にモヤのようなものがかかって我慢できない。
どちゅどちゅどちゅ♡♡♡♡
「ぁ、あ♡♡激しい、ですっ♡♡♡ベリアルさま、ぁっ♡♡♡」
激しく突かれて悶える
すりすり♡くにくに♡♡♡
「ぁ……♡ん……っ♡♡♡」
下着の上から
ぬちぬち♡と濡れた音をさせながら、自慰に励む。
どちゅどちゅどちゅどちゅ♡♡♡♡
「あっ♡ベリアルさまっ♡イク♡イきますっ♡♡♡」
激しい
愛液塗れの秘部を慰め続ける。
すりすり♡♡ぬちぬち♡♡♡♡
「はぁ……♡♡は……ぁっ♡♡♡」
荒い吐息を漏らしながら、ベリアルと
どちゅんッ♡♡♡♡
「っ、イ……くぅっ♡♡♡♡♡」
ぷしゃっ♡♡♡
男はそんな
射精したのだと、ドラウディロンにも理解出来た。
っ、ぷ♡♡
「っ……ぁ♡♡んっ♡♡♡」
ぶぴっ♡♡♡
陰茎を抜かれた
力なくベッドに倒れつつも、気持ち良さそうな笑みを浮かべている。
そんな
(で、でかい……っ!?)
あんなに大きいものが挿入されていたのかと、戦々恐々するほどに大きい。
(す、すご……い……あんなに大きいものなのか……?)
汗に濡れた筋肉質な身体はまるで芸術品のようで……顕になった陰茎はどんな雌をも虜にしそうだ。
瞬きも忘れて、ドラウディロンはその景色に食いつく。
(あんなもので犯されたら……し、死んでしまう……)
息を呑み、高鳴る心臓を抑えて、口から吐息を漏らして。
そして──
「っ……!」
ドラウディロンは自分がしている事、してしまった事を思い出して、慌てて逃げ出した。
人の情事を盗み見るなど、当人にバレる訳にはいかない。
情けない格好のまま、ドラウディロンは何とかその場を後にした。
ドラウディロンは何とか自室へと戻り、扉を閉めた。
「……はぁ……はぁ」
急いで帰ってきたからか、それとも別の理由なのか、吐息は荒い。
水差しを手に取り、口に含み……飲み込む。
「……んっ、く」
火照った身体を少しだけ冷やして、ベッドへ倒れ込んだ。
「…………ベリアル殿」
ぽつりと名前を呼ぶ。
返事が返ってくる訳もない。
ここには自分一人しか居ないのだから。
ベッドの上で仰向けになり、天蓋を見上げる。
そして、目を閉じる。
──あんっ♡♡あん♡
先程の景色がまぶたの裏に見えた気がした。
ベリアルが女とまぐわっている景色を。
「……っ」
それを思い出すと、胸の奥が少し痛む。
だが、それ以上に腹の下に熱を感じる。
(……気持ち良さそうだったな)
筋肉質で彫刻のように美しい肢体。
女を誑かす魅力的な顔。
汗で濡れた肌、混ざり合う体液の音。
軋むベッド、熱のこもった吐息。
「……何を、考えているんだ。私は」
声に出して意識を振り払おうとする。
しかし、こびりついた景色と妄想は拭えない。
「……くそ」
徐に、ドラウディロンは下着を脱いだ。
自身の淫部から分泌された体液が糸を引いている。
そんな下着をベッドの脇に投げ捨てて、大の字になる。
天井をぼんやりと見上げながら、息を深く吐く。
(あんなに激しく抱かれて……いっぱい
落ち着かない。
身体の熱は抜け落ちない。
我慢も、出来ない。
(私にも……)
ダメだと分かっているのに、手が……
すりすり♡♡♡
「っ、ん……♡♡♡」
最初に触った時から時間が空いて、敏感になっている。
下着を脱いで空気に触れさせた所為で、より指の感触を感じてしまう。
すりすり♡すりすり♡♡♡
「は、ぁ……♡あぅ……♡♡」
自分でも驚く程に甘い声が、漏れる。
愛液でとろとろに溶けた
(ベリアル殿……っ♡♡)
ドラウディロンは先程の景色を思い出している。
しかし、脳内で少し変換して……ベリアルに抱かれているのが
すりすり♡ぬちぬち♡♡♡
「はぁ……♡ぁぅ……っ♡♡♡」
筋肉質で硬い身体に抱かれて、押し倒される妄想を。
自分より強い雄に組み倒されて、犯される妄想を。
ぬちぬち♡♡ぬぢぬぢ♡♡♡
「あっ……♡そこ……っ♡♡んっ♡♡」
足をかくかくと痙攣させながら、股を開き、指で陰唇を弄る。
普段の自慰なら、こんなに気持ち良くならない筈のに……何故か、今、夢中になっている。
(私に……♡私にも……っ♡♡)
指が、ぴん、と硬くなった
かり……♡
「……ん♡」
ドラウディロンは陰唇を弄っている手とは別の手で、
かりかり……♡♡
「ぁ……♡ん、ぅっ……♡」
刺激の強さに身悶えしながらも、
内股になっていた太腿を開き、ピンと足を伸ばして快楽を逃す。
(ベリアル殿と……♡)
身体が熱い。
頭がちかちかと点滅する。
エッチな妄想がやめられない。
くちくち♡ぬちぬち♡♡♡
「あっ♡んっ……♡ん゛……っ♡♡」
勃起した
目を瞑って、妄想しながら足を伸ばす。
(そんなに激しくされたらっ♡♡だめっ♡これ、だめ……なのにっ♡♡)
震える身体に、流れる汗。
嗚咽のように漏らす嬌声に、滲む愛液。
ぬぢぬぢぬぢぬぢ♡♡♡♡♡
「あっ♡♡んっ♡ふっ♡ふぅっ♡♡♡」
身体の奥が快楽でぎゅぅっと締め付けられる。
自分の指で弄ってるだけなのに、交尾したくて堪らなくなっていく。
(抱いて……っ♡優しく……♡してくれ……っ♡♡♡)
男の魅力的な身体に抱きしめられて、キスしながら交尾する妄想が止まらない。
あの
ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅ♡♡♡♡♡♡♡
「あっ♡♡これっ♡♡きもち、ぃ♡♡♡イクっ♡♡イっ──
じんじんとする
快楽が身体を駆け巡り、思わず足をピンと伸ばして──
「イッ……く……ぅっ♡♡♡♡♡♡」
ぷしっ♡♡♡♡♡
ドラウディロンは愛液を撒き散らし、絶頂した。
快楽で身体全体がじんじんと痺れている。
足を痙攣させながら、目には涙も浮かんでいた。
今まで感じた事がないぐらい気持ちいい自慰だった。
「はぁ……♡はぁ……♡♡」
ドラウディロンは荒い吐息を吐きながら、ベッドに体重を預けた。
「ふぅ……」
脳内に過ぎるベリアルの裸体。
手に残っている握られた時の感触。
(……乙女じゃ、あるまいし)
自分の年齢の事を考えながら、ドラウディロンはシーツを握った。
滑らかな感触を感じつ、どれだけ高級品なのだろうと不安になる。
「…………はぁ」
ドラウディロンは考える。
自分はベリアルの事が好きなのだろうか?
性的には……あの魅力的な姿を見て、抱かれたいと思うのは当然だと自己弁護する。
心では……優しくて思いやりがあって、好きか嫌いかで言えば好きだ。
それでも、好きだとは断言できない。
生まれてこの方、恋なんてした事はなかった。
だから、この胸の高鳴りが恋なのかも分からない。
ドラウディロンには、分からない。
それでも、このじんわりと胸の中に感じる熱は……きっと、誰に対する想いなのは分かる。
「…………」
ぼんやりとした感情を持て余したドラウディロンは、指を自身の下腹部に置いた。
そして、滑るように下へと送り──
ぬち……♡ぬち♡♡
「んっ……♡んっ♡♡」
自慰を再開した。
一度絶頂して敏感になった身体を少しずつ、ゆっくりと慰めるように。
そして、気付けば朝になっていた。
一晩中、自慰をしていた訳ではない。
この小さな身体の体力に限界が来て、気を失うように眠ってしまっていたのだ。
「ん、ぇ……?」
ドラウディロンはカーテンの外から漏れてくる朝日を見て、慌ててベッドから立ち上がり脇に置いてある下着を履いた。
「あ……」
そしてベッドへと視線を戻し──
「あーっ!?」
その惨状に気付いた。
シーツが自分の汗やら体液で濡れていた。
高級そうなベッドのシーツはしわくちゃになり、黒いシミが出来ている。
「……あ、あわわ」
血の気が引く。
今、鏡を見たら顔が真っ青になっているんじゃないか、と思える程に。
客人として招待され、国家の代表として来ているのに、客間で自慰を?
外交問題に発展してもおかしくはない。
「わ、私はいったい、何をして……」
ドラウディロンは頭を抱えて、蹲った。
昨晩は変だったのだ。
性的な欲求が異常に増加して、我慢できなかった。
普段ならこんな事にはならなかった筈なのに。
「と、とにかく、証拠を隠滅しなければ……っ」
ドラウディロンはシーツをベッドから引き剥がそうと手を掛けて──
ドアのノック音が部屋に響いた。
「っ!?」
「ドラウディロン様、ラズロでございます。朝の支度のお手伝いをさせていただきます」
そして、聞こえたのはメイドの声だった。
(ま、ままま、まずい!まずいぞ!まずい!)
ドラウディロンは無言でシーツを引っ張った。
しかし、非力な少女ボディの力では引き剥がすこともできず、尻餅をついてしまった。
その時に大きな物音を立ててしまい……部屋のドアが開かれてしまった。
「ドラウディロン様、大丈夫ですか?何か大きな物音がしたようですが……」
そうして、ラズロは目撃した。
びちゃびちゃに濡れたシーツと、半裸になりながら尻餅をついているドラウディロンを。
ドラウディロンは自身のあまりにも情けない姿に、涙ぐみつつ口を開いた。
「ラ、ラズロ殿っ、こ、これはだな……!?その、あのあのあの──
兎にも角にも誤魔化さなければならない。
他人の家で自慰をしているなんてバレないためにも──
「あぁ、なるほど。仕方ありませんね……粗相をしてしまったのですか?」
ドラウディロンは安堵した。
何やら勘違いをしているようだった。
他人の家で自慰をする変態ではなく、おねしょしてしまった幼い女王だと勘違いを──
いや、これどっちにしても印象は最悪じゃないか?
だが、前者よりはマシなのは確かだ。
ドラウディロンは顔をしわくちゃにしながら、頭を下げた。
「す、すまない」
否定せず、勘違いを肯定する。
嘘は吐いていないのだから、セーフだ。
「いえ……生理的な現象は仕方がありませんから」
ラズロは優しげな笑みを浮かべた。
それが逆にドラウディロンの心に強く突き刺さった。
その後、ドラウディロンは何とかこの粗相について、ベリアルへ秘密にして貰う約束を取り付けた。
一国の女王としてのプライドはズタズタになったが、最悪の事態は免れたのであった。
◇◆◇
今朝からドラウディロンがよそよそしい。
俺と一緒に馬車へ乗っている今も、俺のことをチラチラと見ては視線を逸らしている。
手が触れ合うと、すぐに引っこめてしまう。
もしかしたら、嫌われたのかも知れない。
嫌われるような事をした覚えはないが、嫌われない自信もない。
「はぁ……」
ドラウディロンと今日の視察を終えて、俺は屋敷に戻って来た。
ドラウディロンの方は一旦、書斎に行ったようだ。
何でも魔導国の書物が気になるとか……俺のことを避けている訳じゃないよな?
俺は彼女の後を追いかけず、ラズロに視線を向けた。
「ラズロ。今日、ドラウディロンの様子が変じゃなかったか?」
「……分かりますか?」
ラズロは大きく頷いた。
気付いて当然という顔だった。
「何か知っているのか?」
「知ってはいますが……ドラウディロン様から、内緒にして欲しいと言われています。それでもお聞きしますか?」
内緒?
内緒って何だ?
そもそも、俺の部下であるラズロに内緒って……いや、彼女はその辺の約束をしっかり守っているようだが。
しかし、内緒話か……うーん。
「分かった。なら聞かないでおこう」
俺は腹芸が出来ないからな。
ドラウディロンの秘密を聞いてしまったら、知らないフリも難しい。
ここは、約束してしまったラズロの為にも黙っておく事にしよう。
しっかし──
書庫で合流したドラウディロンは、借りて来た猫のようにそわそわしていた。
威厳のある一国の女王らしい態度も可愛いが、こういう一面も可愛いな……なんて、俺は思った。
可愛い女の子がする所作は何でも可愛いのだ。
TIPS:インキュバスの汗が揮発した場合、媚薬効果のある霧になる。
次回、ドキドキ♡魔導王謁見
ドラウディロン
-
オホれ
-
オホるな
-
どっちでもいい