【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話 作:口だけの淫魔
次の都市の奪還も上手く行った。
ベリアルの魔法によって召喚された悪魔が斥候として働き、亜人達が反応するより早く、人質が居る収容区を制圧する事が出来たのだ。
人質さえ取られなければ、戦力としては聖騎士の方が上だ。
レメディオスは歴代、最強格の聖騎士団長だ。
その肩書き通りの活躍を見せ、亜人達を切り伏せる事に成功した。
亜人を切り伏せ、討ち倒し……市民を解放する。
その間、レメディオスの身体は熱くなっていた。
命の奪い合いに対する身体の興奮が、淫紋によって性欲へと変換される。
滲むような感覚に、剣を振るう手にも迷いが生じ、本調子とは言い難い。
それでも力量差で亜人を捩じ伏せてはいるが……レメディオスは下唇を噛んでいた。
これは虐げられている民を救う、聖戦だ。
正義を執行する為の清き戦いだ。
だというのに、身体が発情している。
それが堪らなく不快で、自分を情けなく思う。
しかし、身体の欲求から逃れる事はできない。
何とか堪えながら亜人を討ち、レメディオスを含む聖騎士達で都市を解放した。
冒険者用の宿泊施設を借りて、二日間の休息を取る事となった。
その間に副団長が民兵を集い、都市に残っていた食料で部隊を補給する予定だ。
民が苦しんでいる今、一日でも早く亜人を討ちたい。
だが、それでも人は信念だけでは戦えない。
休息もなければ、戦うどころか行軍すら出来ないだろう。
天幕での野営では、身も心も休まり切らない。
硬い屋根と壁があり、柔らかなベッドは天国のように感じる。
レメディオスは割り当てられた自室へと入った。
「…………っく」
アダマンタイト級の冒険者が泊まるような豪華な一室。
そこでレメディオスはベッドに転がっていた。
くちくちくち♡♡♡♡
「く、っ♡ふ、ぅ……っ♡♡♡♡」
そして、激ってしまった性欲を発散しようと自慰をしていた。
ぬぢっ♡♡ぬぢっ♡♡♡♡
「う゛ぅ……っ♡く、ぅっ♡♡♡」
片手で膣口に指を挿入れて、もう片方の手で
先日、ベリアルにして貰った愛撫を再現しようと、普段より激しく自慰をしていた。
ぬぢぬぢぬぢぬぢ♡♡♡♡♡♡
「ぁ、ベリアル……ぅっ♡♡♡♡」
愛撫して貰った、あの時を思い出す。
愛してくれた、あの夜を思い出す。
優しい声色を、硬い指を。
ぬぢっ♡♡♡ぬぢっ♡♡♡ぬぢ♡♡♡♡
「っ、あ……っ♡♡く、そぉ、っ♡♡♡」
それでも絶頂できない。
膣口から本気汁も垂れてきているというのに、自分の指では気持ちよくなれない。
ピンと硬くなった
ぬぢぬぢ……♡♡
「っ、う……ぅ♡」
乱暴に自慰をしても絶頂できない。
ぬぢ……ぬぢ……♡
「…………」
ただただ、発情を促すだけに過ぎない。
「……くそっ!」
レメディオスは舌打ちして、自慰を中断した。
そして最低限の身なりを整えて、部屋を出た。
「…………っ」
下着の下で膣内をぐちゃぐちゃに濡らして、子宮を痙攣させながら……どしどしと廊下を歩く。
部屋の外、宿の廊下を歩き──
同階層の、とある部屋まで辿り着いた。
そこまで到着してレメディオスは少し冷静になり、ため息を吐いた。
(……まったく、何をしているんだ。私は)
それでも我慢できず、レメディオスは部屋をノックした。
「入っていいぞ」
少し遅れて、入室を促す様な声がして……レメディオスは部屋の扉を開けた。
「よく来たな、レメディオス。何か用──
「ベリアル! その、申し訳ないのだが……っ」
男の言葉を遮り、レメディオスは部屋に入った。
「なんだ?」
「あ、あぁ……そのっ──
そして、自分の履いているズボンをずり下ろした。
「先日のような……しょ、処置をして欲しい。た、頼める、か?」
下着の上からでも分かるぐらい、愛液でぐちゃぐちゃになっていた。
それを見せて、レメディオスはおねだりしていた。
そんなレメディオスに対して男は目を逸らした。
「あー、いや、今日はな……」
「た、頼む……っ、お前の愛撫を思い出しながら自慰しても、全然、イけないんだ……っ♡」
自分でも驚く程の猫撫で声で、恥ずべき事を口にしている。
だというのに、それが逆にゾクゾクしてレメディオスは身を震わせた。
「レメディオス……」
「だから、そのっ、お前の手で……イ、イかせてくれ……♡♡」
そんな雨の日の野良猫のような顔をするレメディオスに、ベリアルは頷いた。
「……仕方ないな。分かった、いいぞ。相手しよう」
「っ、礼を言う……っ、は、はやくベッドに行こう、はやくっ」
「そう急かさないでくれ」
心も身体も、秘部も喜んでいる。
期待に満ちた目で、レメディオスは男を見た。
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ♡♡♡♡
「あ゛ぁ、っ♡♡♡あ゛♡♡あ゛ぅっ♡♡♡」
ベッドに座る男の膝に乗り、レメディオスは
男に背を向けて座るレメディオス……男は後ろから抱きしめるように片手で支えて、もう片方の手で子宮口に指を挿入れていた。
(あ゛、これ“き”くっ♡抱き締められながらされるの、いい……っ♡♡)
ベッドの上で背後から腕で固定されている都合上、男の身体が背に当たる。
硬くて筋肉質な体を背中に感じて、まるで愛されているような気がして心地がいい。
ふと、視線を上げた。
全身鏡が正面に置いてある。
そこには聖騎士団長らしからぬ、蕩けた笑みを浮かべるレメディオスが映っていた。
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡♡♡
「は、ぅっ♡♡あ゛んッ♡♡♡♡」
甘い声を漏らし、笑みを浮かべて……愛撫されている女の姿が、鏡に映っている。
少し前ならば、何と不埒で惰弱な、と軽蔑していただろう。
だが、今のレメディオスはそんな事を考えていられない。
だって、こんな気持ちいいのに耐えられる女は居ないのだから。
ぬぢッ♡♡♡ぬぢッ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡♡あぁ゛っ♡♡♡♡」
実は既に何度か、軽く絶頂している。
淫紋の効果が薄れている事も自覚している。
だが、レメディオスは黙っていた。
黙っていれば、男にまだ愛撫して貰えるからだ。
「レメディオス」
そんなレメディオスに男が声をかけた。
「な、なんだ……っ♡」
「胸も触っていいか?」
「……胸、だと?」
胸……つまり、乳など、レメディオスの性感帯ではない。
これはレメディオスの性欲を解消するための治療行為だ。
決して逢瀬などではない。
だからこそ、男が胸に触れる必要などない。
そうレメディオスは考えて──
「いいぞ……好きにしろ♡」
それでも、少しでも男が悦んでくれるならと、頷いた。
胸に触れたいという事は、少しでも自身の体に興味を持ってくれているのだと思ったからだ。
それが堪らなく、嬉しかったからだ。
「なら、失礼する」
「っ……」
男はレメディオスの上着を脱がした。
そしてシャツのボタンを外して……下着に隠されたレメディオスの胸を露出させた。
「……脱がせるぞ」
事後承諾だ、とレメディオスは思った。
「……あ、あぁ。いや、私から脱ごう」
だが、頷いて……レメディオスは自身の下着を脱いだ。
筋肉質で硬い身体の中では珍しい、柔らかで女性的な部位が……姿を露わにした。
そんなレメディオスの胸を、後ろから両手で触れた。
優しく、撫でるように。
(少し、くすぐったいな……)
そう考えつつ、レメディオスは自身の陰部が切なくなっている事に気付いた。
正直に言えば、胸を揉むよりも愛撫を優先して欲しかった。
だが……それでも、男に求められるのは嫌な気持ちがしなかった。
つつ……♡つぅ……♡♡
「……んっ」
男の指が乳首の側を撫でた。
乳輪をなぞるように、ゆっくりと触れる。
(……ま、まぁ、悪くはないな)
悪くはない。
寧ろ心地いい。
そう考えていると……男の指先の、爪が──
かり……♡♡♡
「あ゛……っ♡♡♡」
乳首に触れた瞬間、レメディオスは甘い声を漏らした。
僅かに腰まで浮かせて、愛液をぽたぽたと垂らした。
(……っ!? な、なんだ、今のは……!?)
ただ指で弄られただけだというのに、気持ちよくなってしまっていた。
だが、それは一時の気の迷いに違いない──
かりかり♡♡かりかり♡♡♡♡
「は、ぁ゛っ♡♡あ゛ぅっ♡♡♡♡」
レメディオスは乳首を弄られ、喘いでいた。
充血させて硬くなった乳首は爪に触れる度に快楽を滲み出していた。
(こ、こんな事で気持ちよくなる、なんて……変だ……っ)
レメディオスは感じないように、必死に堪えようと──
ぎゅぅっ♡♡♡♡
「ん゛ぁっ♡♡♡♡♡」
乳首を指で摘まれて、引っ張られて……喘いだ。
もう自分にすら言い訳が出来なくなっていた。
レメディオスは乳を弄られて快楽を感じる、そんな身体になっていたのだ。
すりすり……♡きゅぅっ♡♡♡
「ん、ぅ……♡あ゛っ♡♡♡」
優しくしたり、強く責めたり。
そんな緩急が余計に気持ちよくて、レメディオスは腰をへこへことさせた。
(なんだ、これ……っ、こんなの知らない゛……っ!)
身体が熱い。
乳首も陰核も固くさせて、汗を流して、愛液で濡らして。
そんなレメディオスの胸に片手で触れながら……もう片方の手が、
(ま、まさか……っ)
同時に責められる。
そんな事をしたらと不安になるが、それを上回る期待があった。
だからこそ、レメディオスは抵抗する素振りもなく──
ぬぢッ♡♡くにくに♡♡♡ぬぢぬぢ♡♡
「あ゛ぅッ♡♡ん゛……♡♡あ゛♡あぁ♡♡」
嬌声を漏らした。
上も下も気持ちよくて、喘いでしまう。
そんなレメディオスの後ろから、男が耳元に顔を近づけた。
「気持ちいいか、レメディオス」
分かりきった事を聞いてくる。
なんて意地悪な奴だ、と思いながらも……レメディオスは屈服させられているかのような気持ちで頷いた。
「き、気持ちい゛……いっ♡」
「なら良かった」
耳元で囁かれて、身体が熱くなっているのが分かる。
責められて、愛でられて、幸せになっているのが分かる。
ぬぢぬぢ♡♡くにくに♡♡♡♡
「あ゛、ぅ♡♡あ゛っ♡♡♡♡」
男の指を膣内できゅうきゅうと締め付けながら、胸を揺らす。
情けない格好で、情けない顔で、情けない声を漏らす。
ぬぢぬぢッ♡♡♡♡ぎゅっ♡♡♡
「あ゛♡あ゛ッ♡イ゛くっ♡イ゛くッ♡♡♡」
男がより激しく愛撫してくる。
自分をイかせようとしているのが分かる。
堪えても耐えられない快楽に、レメディオスはただ流されるしかない。
(上も下も弄られて、気持ちいい……っ♡)
足を震わせ、手でシーツを強く掴み、体を硬直させて──
「もうイきそうなのか?」
ぬぢぬぢッ♡♡くにっ♡♡♡
「あ゛、ぁ゛っ♡♡イク……♡♡イく゛♡♡」
レメディオスは頷いた。
自身が絶頂しそうな事を告げた。
すると、男は更に激しく愛撫しだした。
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡ぎゅぅっ♡♡♡
「あ゛♡ま゛っ♡激しぃ゛くっ♡イ゛くイく゛イ゛くっ♡♡♡」
そうして、浅くて気持ちいい所を強く押し潰されて──
ぬぢッッ♡♡♡♡♡♡♡♡
「あ゛ッ♡イ……ッ♡く゛っ、〜〜〜ッ♡♡♡♡」
ぷしゃぁっ♡♡♡♡♡
レメディオスは絶頂した。
乳首を弄られながら愛撫されて、絶頂してしまったのだ。
足をピンと伸ばして、身体を捻り……口から涎を垂らして、僅かに目に涙を浮かべながら……レメディオスは絶頂した。
「はぁ゛……♡は、ぁ……っ♡♡」
荒れた息を整えながら、レメディオスは視線を後ろに向けた。
男の顔が近い。
もう少し近づけば、唇が触れてしまいそうな程に。
(……したい)
唇を重ねたかった。
愛していると口にして、愛していると囁かれたかった。
(キス……したい……♡)
もう少し、ほんの少しでも近づけば──
「レメディオス?」
男の声に、レメディオスは正気に戻った。
「へっ……あ!? なな、なんだ!?」
「いや、急に黙ったから心配になっただけだ」
「そ、そうか、だが! 心配せずとも、問題ないっ」
声が上擦ってしまう。
この心の内を知られないようにと、必死に誤魔化そうとする。
この男と結ばれる事はない。
どれだけ望んでも、立場が……これまで背負ってきた“正義”と“信念”が、理想から遠ざかってしまう。
(それにきっと、こいつは……私のこと、など)
薄暗い嫉妬心と、自己嫌悪。
肌に触れる手の温かさも、背中に当たる身体の硬さも、その全てが遠くに感じてしまう。
「なら、良いんだが……解消できたか?」
男の言葉に、レメディオスは目線を向けた。
「あぁ……き、気持ち良かった、ぞ?」
聞かなくても分かるだろう。
ベッドの隅に愛液で黒い染みを作ってしまったのだから。
男の膝の上で潮まで噴いてしまったのだから。
「なら良かった」
男が笑みを浮かべたのを見て、身体が疼いた。
それはきっと性欲とは違う……似ているが違う、欲求だった。
「…………っ」
レメディオスは立ち上がり、服を身に付ける。
はだけていた胸も隠し、濡れた陰部を拭って下着を履く。
「今日も……処置に協力してくれて、感謝する」
「礼を言われる程じゃないさ。“好き”でやっている事だからな」
“好き”という言葉に、思わず胸が弾む。
だが、その感情を飲み込んで、レメディオスは視線を戻した。
「ここから出立するのは明後日だ。だからその、また明日の夜……良ければ、だが、その、処置をお願いしていいか?」
「あぁ、レメディオスが望むなら。構わない」
レメディオスの言葉に、男が頷いた。
それが無性に嬉しくて、照れ臭くて、レメディオスは顔を逸らした。
「か、感謝する。で、ではまた!」
そこまで口にして、レメディオスは部屋から逃げ出した。
あんなに気持ち良くて、こんなにも幸せな時間を、明日も過ごせると分かって嬉しくて……これ以上、ここに居ると言うべきではない事まで言ってしまいそうだったから……レメディオスは逃げ出したのだ。
(く、くそ、私は……なんて、浅はかなんだ……っ)
正義を信じているのに。
信念があるのに。
剣に捧げたのに。
なのにどうしてこうも……一人の女として、あの男と幸せになりたいなんて、思ってしまうのか。
(私はこんなに……弱かったのか……?)
レメディオスは自室に帰った後も、少しの間……壁に背を預けて、拳を握り締めていた。
「レメディオス団長、少し話をよろしいですか?」
翌日の昼。
民兵の募集やら、食料の調達やらの打ち合わせを終えた後、レメディオスは副団長であるイサンドロに呼び止められていた。
「どうした、イサンドロ」
「はい。その……団長がお借りしている部屋の、下の階を借りている聖騎士から苦情が来ていまして」
「苦情だと? 私にか?」
目線を細めて、少し睨む。
「あぁ、いえ、相手は団長ではないのですが……」
「なんだ。どうした、はっきり言え」
イサンドロらしからぬ、うじうじとした態度にレメディオスが一喝を入れた。
そうすると、イサンドロが少し困ったような顔で頷いた。
「確証は無いのですが……ベリアル様がですね?娼婦を呼んでいるそうでして」
「なんだと!?」
思わず、レメディオスは机を叩いた。
(私を愛撫した後に、娼婦を呼んでいるのか!?っ、いや、私に怒る権利はないが……だ、だが!)
苛立ちながらも奥歯を噛むレメディオスに対して、イサンドロは遠慮がちに口を開いた。
「いえ、確証は無いのです……ただ、昨晩、ベリアル様の部屋から女の……その、喘ぎ声が聞こえまして」
「……チッ」
やはり娼婦を迎えたのか。
レメディオスが説明しようのない苛立ちを感じていると──
「それが煩くて、若い男の聖騎士の耳に毒だと苦情が入っています」
「なるほど、そうか……」
「ですので、ベリアル様に娼婦を呼ぶのは控えるように言って欲しいのです。団長は最近、ベリアル様と仲が良いですから」
「分かった。私の方から注意しておこう」
仲が良いと言われて一瞬嬉しくなったが、今は複雑な感情だった。
勝手な片想いではあるが、浮気されたような気分だったのだ。
それに何より、今この状況、復興中の都市で女の足元を見るような行為が好ましくなかったのだ。
「感謝します。時刻でいえば……前日の夕食後から二時間後程の頃ですので、はぐらかされた場合は、そう言って下さい」
「分かっ……ん?」
レメディオスは時計を見た。
そして、昨晩のその時刻……自分が何をしていたか、思い出した。
(ま、まさか……っ)
その時刻、ベリアルの部屋でレメディオスは愛撫されていた。
生娘のように、あんあん♡と喘いで気持ち良くなっていた時間帯だ。
そんな時間帯に──
ベリアルの部屋で女の喘ぎ声がうるさい。
娼婦でも連れ込んでいるんじゃないか?
──と、部下が言っているのだ。
「……っ!」
瞬間、レメディオスは顔が真っ赤になった。
怒りと羞恥で表情が歪む。
そんなレメディオスを見て、イサンドロは首を傾げた。
「レメディオス団長、あの……どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」
「しかし──
「なんでもないと言っているだろう!」
レメディオスの八つ当たりに近い叱責に、イサンドロは戸惑いながらも後ずさった。
「レメディオス団長……?」
「っ、と、とにかく! 私の方から注意はしておく! この話はこれで終了だ! いいな?」
「は、はぁ……?」
「いいな!?」
「っ、はい!」
威圧を掛けて、話を無理矢理切り上げた。
これ以上、何も言われたくなかったのだ。
(誰が娼婦だ! 誰が! ……くそっ!)
レメディオスは拳を握り締めて、眉を顰めた。
その夜、レメディオスはベリアルの部屋まで来ていた。
「昨晩、この部屋がうるさいと苦情が出ていたぞ!」
「ん? そうか?」
「あぁ、情事の声が聞こえて、兵が眠れんらしい」
そう口にすれば、ベリアルは片眉を上げた。
「……それって、レメディオスの声じゃないのか?」
至極当然の指摘だった。
愛撫している間、別に男は叫んだりしない。
うるさく声を出しているのは喘いでいるレメディオスだけだ。
「う、うるさい! だとしたら何だ!」
「何だとか、そういう訳ではないんだが……」
「言いたい事があるなら、はっきり言え!」
レメディオスは他責していた。
自分の責任だと認めてしまえば、男に愛撫されて喘いでしまい、部下に苦情を入れられた女になってしまう。
実際、それが真実なのだが、聖騎士団の団長としては認めたくなかった。
(私はそんな淫売ではない!)
貧乏ゆすりをしながら、腕を組んだ。
苛立っている、というのに……昨晩のことを思い出した所為で、ムラムラしている自分の身体が嫌になりそうだった。
そんなレメディオスに対して、ベリアルは少し苦笑した。
「いや、苦情が入るなら今日は処置をやめた方が良いか、と思ってな」
「……え?」
ベリアルの言葉に、レメディオスの中にあった不満は吹き飛んだ。
確かに、ベリアルの言う通りである。
愛撫によって喘ぎ声が我慢出来ず、部下に叱られてしまうのだとしたら……その愛撫をやめれば良いと言うのは事実だ。
「注意された日にうるさくしては、イサンドロの面目も立たないだろう」
理屈は分かる。
理性でも、昨日今日でやるのはやめておいた方が良いと分かってはいる。
だがしかし、身体は違う。
これから愛撫して貰える、愛して貰えると思ってぐつぐつ♡と煮えたぎっている。
愛液でぐちゃぐちゃになり、子宮も降りてきている。
なのに、今日は無し?
ありえない。
「べ、ベリアル! そ、それは……違うんじゃあないか?」
「違う? 何がだ?」
「い、いや、それはその、だな……!?
レメディオスは言い淀んだ。
今すぐに愛撫して欲しいのに。
少し迷って、躊躇って……レメディオスは視線を戻した。
「〜〜〜〜ッ!わ、私が声を出さないよう我慢すれば良い話だろう!」
「……それはそうかも知れないが」
「努力する……いや、我慢してみせよう! だからそう、今日も処置をして欲しい……っ! 頼む……! 我慢の限界なんだ!」
レメディオスは必死におねだりした。
理屈ではない。
ただ自身の性欲から来る言動だった。
そんなレメディオスに対して、男は片眉を上げた。
「そこまで言うのなら……いいが。今から、するか?」
やった、と思わず内心でガッツポーズを行った。
「あぁ! し、してくれ……! 約束しよう、ちゃんと声を漏らさないようにするから!」
レメディオスはそう意気込んだ。
今日は絶対に大きな声で喘がない、と。
覚悟に満ちた目で、レメディオスは男の顔を見上げて──
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡♡♡♡
「あ゛〜〜ッ♡♡♡あ゛ぁッ♡♡あ゛んっ♡♡」
レメディオスは喘いでいた。
必死に堪えようとしていたが無意味だった。
男の愛撫を欲しがってトロトロになっていた
声を我慢できる筈がなかった。
ぬぢッ♡♡♡ぬぢッ♡♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡あ゛ぅっ♡♡♡♡」
腰をへこへこしながら、男の手に
愛液でびちゃびちゃに濡らしながら、甘い声を漏らし続ける。
(こんなの気持ち良すぎる゛っ! ずるい! こんなの無理だ! 私は悪くな゛い!)
浅くて気持ちいい所を、指の腹で押し潰される。
潰される度に深くて重い快楽が身体を突き抜ける。
ぬぢゅっ♡♡ぬぢゅぅっ♡♡♡♡
「ふ、ぅ゛っ♡♡んあ゛ッ♡♡♡♡」
まるで喘がせようとしているかのように、激しく愛撫してくる。
空いた手で
(だ、だめだ! 堪えられる訳がない! こんなの! 気持ち良すぎる!)
気持ちいい所を、触って欲しい所を的確に責めてくる愛撫に身体を震わせる。
ぬぢッ♡♡ぬぢッ♡♡♡ぬぢッ♡♡♡♡
「あ゛ッ♡♡あ゛ぁあ゛ッ♡♡♡♡」
また部下に叱られてしまう、のに。
娼婦だと勘違いされてしまう、のに。
堪えられず、無様に喘いでしまう。
ぬぢぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡♡
「ま゛っ♡あ゛♡激し、っ♡♡イ、っ♡♡」
外も中も気持ち良くて、そして──
ぬぢぃッッ♡♡♡♡♡♡♡
「イ゛っ、く……ぅ゛〜〜〜ッ♡♡♡♡♡♡♡」
ぷしゃぁっ♡♡♡♡♡♡♡♡
結局まら、大きな声を出して絶頂してしまった。
「はぁ゛……♡は、ぁ゛……ッ♡♡」
口を窄めて、深呼吸をする。
膣内をひくひくさせて、足を震わせて、絶頂の余韻に浸りながらも、息を整えようと深呼吸した。
(お、終わった、か……今回も、すごく……気持ち良かった、が……終わり、か)
絶頂による十分な満足感と共に、レメディオスは喪失感を感じていた。
この愛撫は淫紋による性欲を処置するための物だ。
一度絶頂すれば解消されるのだから、これ以上は不要で───
ぬぢっ♡♡♡♡
「あ゛……♡♡♡♡」
レメディオスは男の顔を見た。
「ベリアルっ、もう私はイった、のだが……っ?」
「でもまだ満足していないだろう、レメディオス」
男の見透かすような言葉にレメディオスは少し黙って──
「……あ、あぁ」
頷いた。
しかし、すぐ正気に戻って男を見た。
「だ、だが……これ以上、騒ぐと本当にっ──
「それは心配しなくていい。実は……さっきの行為の前に、防音用の
「なっ!?」
そんな物があるなら、先に言え……せめて使う時に何とか言え、とレメディオスは思った。
気持ち良くなりながらも、喘ぎ声を堪えようとしている姿が見たかったからか?とレメディオスは疑う。
だから、そう、一つ、文句でも言ってやろうと──
「レメディオス。続きはどれだけ声を出しても、誰にも咎められないぞ? どうしたい?」
その言葉に思わず黙った。
小さな怒りなどどうでもよくなっていた。
「……つ、続きを、して欲しい……♡」
普段の声質とは全く違う、甘えた声でレメディオスはおねだりした。
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡♡♡
「あ゛、ぁ〜〜〜ッ♡♡♡♡あ゛♡♡」
ベッドで犬のように四つん這いになったレディオスに対して、男が愛撫を続けていた。
一度絶頂した
ぬぢッ♡♡♡ぬぢッ♡♡♡♡♡♡
「う゛ぅっ♡♡♡あ゛ぅッ♡♡♡♡♡」
涙を流しながら、レメディオスは腰を浮かせた。
腹に力を込めて、快楽から耐えようとする。
ぬぢぬぢッ♡♡♡ぬぢゅッ♡♡♡♡♡
「っう゛♡♡♡あ゛、ぁ〜〜ッ♡♡♡♡」
しかし、堪えられる訳がない。
へこへこと情けなく腰を上下させ、胸を揺らして、
(く、そぉっ♡こいつ、敏感な所を……っ♡♡だ、だめだっ♡♡またっ──
レメディオスは足をピンと伸ばして、身体を硬直させる。
そして──
ぬぢぃっ♡♡♡♡♡
「イ゛……っ、〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡♡」
ぷしゃっ♡♡♡♡♡
絶頂して、潮を噴き出してしまう。
だというのに──
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡
「あ゛ッ!?♡♡あ゛♡あ゛ぁあ〜〜ッ♡♡♡」
愛撫が終わらない。
絶頂してすぐの
ぬぢッ♡♡♡ぬぢゅッ♡♡♡♡♡
「あぁ゛ッ♡♡♡あ゛ッ♡♡♡」
子宮も降りてきている。
(こんなの゛……♡気持ち良すぎ、る……っ♡)
ベッドの枕に顔を埋めて、レメディオスは喘ぐ。
ぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡
「っ、ふ……♡♡♡ふ、ぅ゛……っ♡♡♡」
そうして声を打ち消して、必死に堪えた。
そんなレメディオスを見て、男は更に愛撫を激しくする。
ぬぢッ♡♡♡ぬぢッ♡♡♡ぬっぢッ♡♡♡♡♡
「っ、う゛♡♡♡ふ、ぐぅっ♡♡♡あ゛ぁあ゛ッ♡♡♡♡♡」
あまりの気持ち良さに姿勢が崩れて、枕で打ち消していた喘ぎ声が漏れてしまう。
ぬぢぬぢッ♡♡♡ぬぢぬぢ♡♡♡♡♡
「あ゛♡ん゛っ♡♡ぁあ゛っ♡♡♡♡」
汗と愛液がポタポタと垂れる。
妹より短く切りそろえた髪が、艶やかになっている。
そして──
ぬぢッ♡♡♡♡
「イ゛っ、く……ぅ、〜〜〜ッ♡♡♡♡♡」
ぷしっ♡ぷしゃぁっ♡♡
レメディオスは再び絶頂した。
「あ゛……♡は、ぁ……♡」
視界がチカチカと点滅する。
絶頂に次ぐ絶頂に、心も体も震えている。
心臓がうるさいほど鳴り響き、鍛えられた身体は萎縮している。
四つん這いで、男に指を挿入されている。
まるで後背位で犯されているみたいな、そんな体制だ。
(いっそのこと、してくれれば……っ)
異性の精液を膣内に受ければ、この淫紋は消えると男が言っていた。
つまり、
レメディオスは夢想する。
男と抱き合い、まぐあい、膣内にたっぷりと吐精される妄想を。
それはとても幸せな夢だ。
恋人のように愛し合い、番のように交じり合う。
だが、それは出来ない。
したくない。
(頼めば……きっと、ベリアルは私としてくれるだろう。だが、そうなれば……この呪いも解ける)
レメディオスはベッドでうつ伏せになり、枕に顔を埋める。
顔を見られたくかったからだ。
(呪いが解けば、私と……こ、こういう事をする口実も無くなる! そうなれば、また他人に戻ってしまう……)
それは嫌だった。
自分と男が幸せになれる未来が思い付かない。
愛し合って夫婦になれるとは思えない。
であれば、いつまでもこの退廃的なぬるま湯に浸かっていたかった。
「はぁ……♡はぁ……♡♡」
レメディオスは男へと視線を向けた。
目が合うと、優しげな笑みを浮かべた。
どきどきと、胸が高鳴る。
じくじくと、心が痛む。
じんじんと、子宮が疼く。
(いっそのこと、ベリアルの方から襲ってくれれば……)
なんて、レメディオスは考えていた。
◇◆◇
俺は今、猛烈にイライラ……じゃなくて、ムラムラしている。
理由は至極当然だ。
ここ五日間、誰とも
レメディオスは愛撫されれば満足して帰ってしまうし、俺の陰茎はバキバキのままだ。
好みの女が手マンされてあんあん♡喘いでいるのにエッチできない。
この苦しみが俺の陰茎を苛立たせた。
そもそも、レメディオスを愛撫しまくってエッチに開発し、自分から「淫紋を解消するために
なのに、レメディオスは誘ってこない。
あくまで、対症療法である愛撫までしか許してくれない。
結果、俺の陰茎はバキバキになっていた。
先日、夜中にナザリックに戻ってクレマンティーヌと朝までエッチ漬けするつもりだったのに、レメディオスが急に来て愛撫をおねだりされてしまった。
翌日はそんな事がないように淫紋の効果まで切ったのに、それでもレメディオスは来た。
夜中、急に俺の部屋に来る可能性がある。
その可能性が問題だ。
転移魔法でこそこそとナザリックに帰って側室とエッチするのは問題ないが、レメディオスに不在だとバレるのは拙い。
まだ聖王国には、俺が転移出来るという事を知られたくない。
「…………」
だからそう、俺はエッチをお預けされてイライラしているという訳だ。
まぁ、レメディオスに対して怒っている訳ではない。
誰か、何かに怒っているという訳でもない。
だが、貧乏揺すりが止まらない。
このままでは拙い。
俺はレメディオスを
そんな事をすれば、今まで築いた好感度もパーだ。
エッチできなくてムラムラする。
なのに、レメディオスとエッチできない。
しかも、ナザリックに帰る事すらできない。
八方塞がりの中、俺は目を強く瞑った。
「ベリアル様……どこか、身体に不調でも?」
「い、いや、違う……大丈夫だ」
ナーベの言葉に首を振る。
ナーベ。
ナーベラル・ガンマ。
俺の仲間が生み出したメイドで、姪っ子のような存在だ。
黒髪で美人で、スタイルもいい。
正直に言えば、そう、正直に言えば好みだ。
激った性欲のままベッドに押し倒して、犯しまくってやりたい。
だが、そんな事をしてはダメだ。
俺は仲間の残した娘を……いや、ナーベラルを傷付けたくない。
俺が誘えば、ナーベは首を縦に振るだろう。
だがそれは、立場の高い俺が誘ったから、断れないからだ。
至高の御方である俺に奉仕できるのならば、と喜んで捧げてしまう。
だがそれは、きっと本人の意思が介入しない、同意のある
あーーーーーーーくっそ、ムラムラする。
そもそも、レメディオスが悪い。
あんなに可愛くて、あんなに乱れているのに、身持ちが堅いのだから。
それが彼女の長所でもあるが、俺の性欲からすれば嬉しくはない長所だ。
「……すまない、ナーベ。少し外の空気を吸ってくる」
「ベリアル様……」
心配するナーベに背を向けて、俺は天幕から出た。
既に俺達は小都市での休息を終えて、次の都市へと向かっている。
外の空気を吸って、俺は空を見上げた。
美しい星々が輝いている。
……あ、あれ、おっぱいみたいだな。
爆乳座と名付け……って、何を考えているんだ。
俺はため息を吐いて、その場にしゃがみ込んだ。
あーくそ、エッチしてぇ。
「……誰でもいいからエッチさせてくれねぇかな」
ぼそっと本音が漏れた。
誰に聞かれても幻滅するような言葉だったが、この場には誰も居ないから大丈夫だ。
居るとしても、ナーベぐらいだ。
俺の本性を知っている彼女ならば、問題ない。
ベリアルは背後のナーベから、じっとりとした目で見られている事を知らない。
レメディオスと
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正常位
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後背位
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騎乗位
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寝バック