【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話 作:口だけの淫魔
漆黒の美姫ナーベ……ナザリックの
原因はあの下品な女、レメディオス・カストディオとかいう
毎晩のように至高なる御方に愛撫を強要する不敬にも苛立つが、その度に至高なる御方であるベリアルの天幕やら部屋から追い出される事が途轍もなく苛立つ。
(
ナーベラルはベリアルと共にできる時間を何より大切にしている。
別に何かを頼まれたり、何か奉仕をしたり、そうでなくとも、側に立っていられるだけで幸せなのだ。
この聖王国遠征に際して、時間を共有する事も多いため、随分と幸せな任務だとナーベラルも思っていた。
だが、今、その幸せは脅かされつつある。
あの頭が高く、無作法で、不躾で、空気の読めない、脳筋で、ド低脳で、騎士気取りの、
少し前は、態度が悪く不快だった。
今は、色目を使っていて不快だ。
ただただ、とにかく無礼。
身の程を弁えない雌ゴリラ。
不快だ。
ナーベラル・ガンマはレメディオスという女が不快だった。
特に──
「あん♡あんっ♡♡」
ああして、至高なる御方であるベリアルに奉仕させて、自分は何もしていないのが特に不快だ。
ベリアルは愛撫の後、辛そうにしている。
当然だ。
至高の淫魔であられるというのに、本番なしでおあずけされているのだ。
辛くない訳がない。
だというのに、そんな事にも気づかずレメディオスは気持ち良さそうに、あんあん♡と喘いで、終わったら満足げに帰っていく。
ナーベラルは苛立っていた。
それと同時に嫉妬もしていた。
レメディオスは至高の御方であるベリアルから、性的に求められている。
自分は何も求められていないのに、あの
耐え難い嫉妬だ。
疎ましく、妬ましく、羨ましい。
そして、
そんな状況が続き、夜。
ナーベラルは、天幕から出たベリアルの後ろをついて歩いた。
少し焦るような、何かを我慢するような顔をしながら、ベリアルはしゃがみ込んでいた。
声を掛けるか迷った瞬間──
「……誰でもいいからエッチさせてくれねぇかな」
と、呟いていた。
その瞬間、ナーベラルは硬直してしまった。
誰でもいいから、と、そう口にしてしまう程に我慢していたのだ。
そして、その“誰でも”に、自分が入っていない……その、事実に顔を歪めた。
(……もしここに居るのが私ではなく、ルプーなら)
側室であるルプスレギナであれば、即座に身体で慰めていただろう。
至高なる御方に我慢させる事もなく、奉仕出来ていたに違いない。
だというのに、自分の体たらくはどうなのか。
(私は……)
ナーベラルは己の拳を強く握った。
この作戦が終わった後、褒美で性行為セックスをおねだりするつもりだった。
至高なる御方に愛して貰い、側室となり、“必要とされる存在”になりたかった。
自身を創造した至高の御方である弍式炎雷が、ナザリックを去った後も……ベリアルとモモンガはナザリックに残ってくれた。
至高なる御方に捨てられてしまった愚鈍な己に、毎日のように会ってくれた。
ナザリックを見捨てずに、側に居てくれた。
(私の、すべき事は……)
ベリアルとモモンガに、必要とされたい。
ナザリックに残ってくれた至高の御方に報いたい。
それはナザリックの配下、全員が持つ意思。
ナーベも同様に思っている。
ベリアルが望むのであれば、どんな事でもする。
死んでくれと言われれば、喜んで死にもしよう。
見捨てて、欲しくないからだ。
必要とされたいからだ。
創造主がナザリックに来なくなった時、ナーベラルは絶望した。
自分の何が悪かったのか、何もしなかったから嫌になったのか。
それすらも分からず、何も行動できない絶望感。
そんな絶望感を和らげてくれた至高の御方。
そのベリアルが性欲を発散できずに困っている。
であれば、ナーベラルがすべき事は一つだった。
「ベリアル様」
「っ……な、なんだナーベか? 何だ、見ていたのか?」
「盗み見るような真似をしてしまい、申し訳ありません」
「あー……いや? 謝らなくても良い」
ベリアルは立ち上がり、ズボンの砂を払った。
ナーベラルは、ベリアルの内面を愛しているが、容姿も愛していた。
どんな男よりも優れた風貌をしており、良い匂いまでする。
声を聞くだけで心臓が高鳴るし、触れられるだけで嬉しくなる。
そんなベリアルの視線が自分へ注がれている。
「ベリアル様は……性欲を持て余していらっしゃるのですか?」
「……聞いていたか? まぁ、そうだな。持て余しているさ……ナザリックに少しの間でも転移出来たら、ルプスレギナ辺りに対応して貰えるんだがな……」
ベリアルの言葉に、ナーベラルは目を細めた。
「私では駄目でしょうか?」
そう口にした後、少し後悔した。
これは不敬な発言だ。
性的欲求を感じている至高の御方の不満につけ込んで、自分をアピールしているのだ。
「……俺がナーベと“する”という事か?」
それでも今更、言葉を飲み込む事はできない。
恭しく頭を下げて、頷く事しかできない。
「はい。私が……ベリアル様の夜伽のお相手を出来れば、と」
少し、思い出す。
ルプスレギナに「恋を知らない」と言われた事を。
確かに、ベリアルに対しての信仰心から来る漠然とした“求められたい”という気持ちしかなかったのは事実だ。
だが今は違う。
目の前で気に食わない女が愛撫されているのを見て、妬ましく思っていた。
自分ならば、と何度も考えた。
愛する主君に対する不敬にも似た独占欲。
これを恋愛感情と呼べるかは、分からない。
だが、性的に求められたいと思っているのは事実だ。
ならば、これが恋か分からなくても、恋と呼んでも良いのではないか?とナーベラルは考えていた。
だが──
「……いや、ダメだな」
しかし、ベリアルは首を横に振った。
ナーベラルは焦り、乾いていく唇を開く。
「ど、どうしてですか?私に何か至らぬ点でも──
「あぁ、いや、そういう訳じゃない。ナーベラルが悪い訳じゃない。ただ……俺の方が悪いんだが」
「そんな事があろう筈が……」
「身体を重ねるのは本当に好きあった相手とだけにしておけ……ナーベラル」
ベリアルの言葉にナーベラルは首を横に振った。
「いいえ! 私が愛しているのはベリアル様です! 他に好きな相手など……!」
事実だ。
同じ至高の御方であるモモンガと、忠誠心に関しては同様だ。
しかし、ナーベラルがベリアルに対して持つ感情は少し違う。
その違いをナーベラル自身も理解していなかったが、違うものは違う。
情操が未熟であるナーベラルには感情に名前を付ける事はできない。
だが、そこに差があるのは分かっている。
そんなナーベラル相手に、ベリアルは目線を逸らした。
「……ナーベラル。俺にとってお前は、友人から預かった姪のようなものだ。性欲のまま貪って傷付けたくはない」
「では何故……何故、ルプーとは……ルプスレギナや、一般メイド達とは“する”のですか?」
縋るような気持ちと言葉。
それが不敬だとナーベラルも理解していた。
それでも問いたかった。
自分と彼女達とは何が違うのか。
彼女達のようになりたいのに。
ナーベラルの言葉にベリアルは目線を逸らした。
「あれは……彼女達が俺のことを愛してくれているからだ」
「であれば、私も……ベリアル様のことをお慕いしています」
そう言いつつ、ナーベラルは自身の服を少しはだけさせた。
愛する主君に色仕掛けなど、姉であるユリ・アルファが見れば卒倒するような不敬だ。
「……ナーベ」
ベリアルは少し迷っているようだった。
ナーベラルにはその感情が分かる。
先程の言葉からも、分かる。
自身を生み出した弍式炎雷に対して、遠慮しているのだろう。
自身を傷付けないように、配慮しているのだろう。
だが、それでも迷っている。
ならば、言葉を重ねる。
「ベリアル様……私は、元々、この任務が終われば……褒美として、愛して貰う事を願うつもりでした」
「……そうなのか?」
「はい。私も……ルプーのように、相手して欲しかったから、です」
ベリアルは迷っている。
仲間達に対する思いや、愛する部下を傷付けてしまわないかという不安……それと、己の情欲に。
「……ナーベはモモンガさんの事が好きだったんじゃないのか?」
「はい。アインズ様の事も崇拝しております。しかし、私がベリアル様に感じている物とは異なります」
ナーベラルの言葉に、ベリアルは目線を細めた。
◇◆◇
俺は今、ナーベに告白されているっぽい。
俺の「エッチしてぇ〜」という独り言に反応したナーベラルに迫られている。
すんごいシチュだ。
しかし、俺の貞操は硬い。
ましてやナザリック内の、ギルメンに遺された子供達に対しては硬い。
そもそも、ナーベは忠誠心を恋愛感情と誤認している。
だというのに、彼女はそれが恋愛感情だと言っている。
「俺のことが好きだと言ったな。何故、好きになったんだ?」
どこかしらで言いくるめなければならない。
でなければ、性欲のままに傷付けてしまう。
ナーベはナザリックの……俺の仲間から遺された娘のような存在。
だから、不用意に傷付けたくない。
この娘はルプスレギナや、あの子達と違って、性やら愛に疎い。
奉仕すると口にしているが、その自覚があるとは思えない。
だからこそ、問いかけた。
何故、俺を好きになったのかと。
俺は答えられないと思っていた。
ただ生み出された忠誠心を好意と勘違いしているのだと──
「……弍式炎雷様がナザリックをお離れになった後の事を覚えていますか?」
しかし、ナーベは何か、話し始めていた。
「アイツが居なくなった後……? 何かあったか?」
「はい。あの頃、私達は泣く事も後悔する事も出来ませんでした」
……NPCだったからな。
生きている今と違って、決められた事しかできない人形のような存在だった。
「……それでも私達には意思がありました。後悔していました。寂しかったのです。そんな私達に……ベリアル様は毎日会いに来てくれて、話しかけてくれました」
息が詰まった。
え?
覚えてんの?
俺とモモンガさんしかナザリックに来なくなった後、モモンガさんがユグドラシルにログインしてない時は、ナザリックの配下達と共にいた。
NPCではあったが、仲間の残した存在だったし。
話しかけたりもしていた。
反応もないから、人形遊びのようなものだし……ちょっとした黒歴史なのだが。
「ベリアル様、私は嬉しかったのです。必要としてくれる御方がいると、私はベリアル様に救われていました」
「……そうか」
あまりほじくり返して欲しくない話だ。
だが、ナーベにとっては大切な思い出らしい。
だから否定はしない……恥ずかしいけど。
「私はベリアル様をお慕いしています」
「……それは、恋愛感情ではなく、忠誠心じゃないか?」
そろそろ、俺も我慢出来なくなる。
まずい。
だってナーベ可愛いし。
めちゃくちゃ好みの見た目しているし。
だからこそ、何とか理性で耐えようとする。
ここでエッチしたら、間違いなくモモンガさんに呆れられるし怒られる。
ナーベに対しても不誠実だ──
「忠誠心でも、構いません。私にとっては、この感情こそが全てなのですから」
自分のことを慕って、敬って、愛してくれている。
その気持ちが伝わってくる。
……俺はバカだ。
「すまない、ナーベ」
「……ベリアル様」
ナーベは唇を振るわせながら、眉尻を下げた。
俺はバカだ。
本当にバカだ。
勝手にナーベが抱いている感情を、愛ではないと否定した。
抱くのは不誠実だと逃げていた。
ナーベを傷付けないようにと口にして、彼女を傷付けようとしていた。
大切な物を守りたいと口にしながら、大切な物こそを傷付けていた。
本当の大バカ者だ。
「……今までの言葉は撤回させてくれないか?」
「……ベリアル様?」
彼女から求められている。
そして、俺も彼女を求めている。
であれば、もう迷う必要はなかった。
「ナーベの持つ感情は……確かに愛のあるものだった」
「……え、あ……は、はい!」
ナーベが勢いよく頷いた。
揺れる黒髪を目で追いながら、俺はナーベの手を握った。
「俺もナーベのことを愛している」
「……えっ、ベリアル様が、ですか?」
愛していると口にする癖に、ナーベは俺から愛されているとは気付いていなかったようだ。
ナザリックの配下達は、何故か、自己肯定感が低いからな
「あぁ、俺はナーベが好きだ。その容姿も、声も……ナザリックに対する忠誠心も、直向きな所も」
あとちょっと手が掛かることも。
それは口にはしないが。
「そ、そんな、それは……」
「だから……そう、頼んでもいいか?」
俺の言葉にナーベは感極まったような顔をして頷いた。
「……っ、はい。ベリアル様が、望むのであれば!」
俺はナーベの手を握って、天幕へと戻った。
……これは決して、性欲じゃない。
性欲だけで、どうこうした訳じゃない。
いやまぁ、性欲も多分に含まれていただろうが。
だって今、俺の心はプラトニックな愛で溢れている。
まぁ、ちんちんはエグいぐらい勃起しているが。
◇◆◇
ベリアルの天幕の中、簡易ベッドの上でナーベは服を脱ぎ始めた。
白く、剥いた卵のような綺麗な肌が露出される。
(ついに私も、ベリアル様と……)
内心、非常に緊張していた。
初めての性行為だ。
上手く出来るかは未知数だ。
念のため、一般メイドであるシクススからオススメされた、書庫にあるペロロンチーノの貯蔵本には目を通して来た。
ちなみに、『メイドとらぶらぶエッチ〜ご奉仕編〜』という本だ。
メイド達必見の性行為指南書だと、一般メイドの間では常識らしい。
特に、メイドのご主人様がベリアルと似ているそうで、メイドに自分の姿を重ねて読むのが流行っているとか。
そんな本の知識を胸に、ナーベラルは服を脱ぎ終えた。
「ベリアル様、準備が整いまし──
そして、振り返り……同じく服を脱いでいたベリアルを見た。
見てしまった。
「た……?」
彫刻よりも美しい肉体美だ。
雌に本能を刺激する、細くも筋肉質な身体だ。
そんな身体が持つ陰茎も、長く大きく反った、情欲を煽る陰茎だった。
「……な、なんと、立派な……」
ナーベラルは息を呑んだ。
感じた事のない何かが、体の中を突き抜けた気がした。
「ナーベ、大丈夫か?」
「あっ、は、はい!」
名前を呼ばれて、ようやく正気に戻った。
こんな素晴らしい雄に愛して貰える……そう考えると、心が弾む。
「で、ではベリアル様。まずは手で奉仕させて頂きます」
「ん? あぁ、頼もうかな」
椅子に座った男に対して、ナーベラルは正面で座り込んだ。
雄の臭いに満ちた大きな陰茎が、ナーベラルの目の前にあった。
(確か、こう……)
ナーベラルはそれに手で触れて、ゆっくりと上下に動かし始めた。
ぬちぬち……♡
「き、気持ち良いでしょうか? ベリアル様」
「あぁ、いいぞ」
男の言葉にナーベラルは安堵する。
(初めてだったけれど、上手くできるみたいね。あの娘達には感謝しなければ)
自分にアドバイスしてくれた一般メイド達に感謝しつつ、手で擦る。
ぬちぬち♡♡
「……っ、ど……どうでしょう?」
「……気持ちいいぞ?」
硬い感触を手で確かめる。
大きく、太く、長く、硬い。
こんなものが自分の身体に入るのだろうか、と不安になる。
ぬちぬち♡ぬちぬち♡♡♡
「あ、あの気持ちいいですか?」
「……気持ちいいから」
我慢汁というものが垂れて、陰茎が艶を見せている。
手で触れているだけだというのに、ナーベの心臓は高鳴っていた。
ぬちぬちぬちぬち♡♡♡
「ほ、本当に気持ちいいのでしょうか?」
「……あのな、ナーベ」
何度も問いかけ続けていると、男は少し語気を強めた。
ナーベは気付いた。
己の不安から、至高の御方に何度も不躾な質問をしていた事に。
「も、申し訳ありません、ベリアル様!私はとんだ不敬を……!」
ナーベは慌てて、天幕内の床に膝をつき頭を下げた。
全裸で土下座をしたのだ。
そんなナーベに男は表情を強張らせた。
「ナーベ……大丈夫だ。俺は怒ってなんていない。少しずつ慣れていこう?な?」
「は、はい。申し訳、ありません……」
怯えたように謝るナーベを見て、男は目を細めた。
「……ナーベ」
そして、ナーベの手を引っ張った。
「え、あっ、ベリアル様っ──
そして、唇を重ねた。
ちゅっ♡♡♡
「んっ!?」
まるで恋人のように、キスをした。
抱きしめるように引き寄せられ、体を密着させられて。
れろ♡ちゅぅっ♡♡♡
「ん……っ、んぅ、……♡」
頭の中から痺れるような感覚がした。
初めての感覚だった。
れろれろ♡ちゅっ♡ちゅっ♡♡
「んぅ……♡んっ♡んぅ……っ♡♡♡」
ナーベには分からなかった。
ただ唇を接触させて、舌を触れ合わせているだけだ。
粘液を混ぜ合い、交換しているだけ。
なのに何故、どうしてこうも心地良いのか。
(分からない……分からないけど……っ、これ、好きかも……♡)
男から舌を絡められて、ナーベからも舌を絡め合う。
貪るようなキスに応える。
れろ♡♡れる♡♡ちゅる♡♡♡
「んっ♡ん゛♡んぅ……っ♡♡」
為されるがままだった腕を、男の背に回して……抱きしめ返す。
素肌のまま、愛する主の筋肉質で硬い身体を確かめる。
(こんなに、気持ち良かったなんて……知らなかった……♡ルプーも、教えてくれたら良かったのに……♡)
愛されているという実感。
至高の御方に、理由なく求められているという感覚。
それはナザリックの配下達にとって中毒性のある薬物のような快楽だった。
ずっと、こうしていたい。
ずっと、求められていたい。
っぱ……♡
「ん、あ……♡」
そんなナーベの願いと裏腹に、男が舌と唇を離した。
それを名残惜しく感じていると、男がナーベと視線を合わせた。
「ナーベ、俺はお前を愛している」
「……は、ぇ♡……あっ、は、はい! 私もベリアル様をお慕いしています!」
夢見心地な感覚から戻り、男の言葉に頷く。
「そう怯えなくていい。俺はナーベを……ナーベラルを見捨てない。お前が何をしても、失望なんてしない。側にいよう」
「……ベリアル様」
欲しい言葉を、欲しいだけ貰える。
そんな贅沢をして良いのか。
ナーベは息を呑んで、頷いた。
「初めてなんだろう? なら俺がリードしよう」
「で、ですが、私はメイドとして……」
「良い。今はメイドとして振る舞わなくて……今は恋人として振る舞ってくれないか?」
「こ、恋人ですか? それは不敬なのでは……」
ナーベは慌てた。
自分はまだ側室でもない。
だというのに、恋人などと……至高の御方に愛されるような立場になど。
そう考えていると、男は少し笑みを崩した。
「嫌か?」
「嫌ではありません!」
自身の想定する声より、大きな声が出た。
それだけ、否定したかった。
至高の……いや、ベリアルの恋人になるのが嫌な訳がない。
寧ろ、望んできた願いだった。
「なら、少しの間でいい。俺に任せてくれないか?」
「……はい」
ずるい、とナーベは思った。
そんな事を言われては、頷くしかなかったからだ。
ナーベの解答に嬉しそうに男は笑みを浮かべて、そのまま手を引き寄せた。
そして、ナーベは天幕の簡易ベッドに寝転がされた。
ナーベはベッドで仰向けになり、股を開いた。
男に誘導されるがまま、自分の秘部を曝け出していた。
「初めてなら、ほぐさないとな」
男は手を、ナーベの臍の下に置いた。
つまり、これから手で愛撫してくれるという事だ。
「……し、しかし、ベリアル様に奉仕させるなど、メイドとして……」
愛する主君に手で奉仕させる。
それはメイドとしてありえない、不敬な行いだ。
あのレメディオスと同じ、身の丈に合わない不躾で傲慢な行いだ。
ナーベはそう考えて遠慮しようとしたが──
「いいんだ。俺がしたいからな」
そうベリアルは口にして、ナーベの陰唇に指を這わせて──
くちゅ……♡♡
「は、ぅ……っ♡♡」
電撃に打たれたかのような衝撃が、ナーベの体に走った。
(な、なに、これ……?)
初めての感覚に、脳が困惑する。
そして、正気に戻る前に──
くち……っ♡くちゅっ♡♡♡
「あ、っ♡♡ん、っ♡♡♡」
膣口の付近を指で、手で撫でられる。
それは感じた事のない快楽だった。
(あの
ナーベはレメディオスに嫉妬していた。
だが、それ以上に同じ立場……いやそれ以上の存在になれた事に感動していた。
ぬぢゅぅっ♡♡♡
「は、ぅ……っ♡♡♡」
膣口に指が挿入った。
ぞくぞくとした得体の知れない快楽に、ナーベは思わず腰を浮かせた。
快楽から逃げるような姿勢だったが、男の手のひらは吸い付くようにナーベの
ぬぢ……♡♡ぬぢっ♡♡♡♡
「あっ♡♡あ、ぁあ……っ♡♡♡♡」
膣壁の、浅い所を指で擦られる。
甘い声が漏れる。
メイドに相応しくない、乱れた嬌声が漏れてしまう。
ぬぢぬぢ♡♡ぬぢぬぢ♡♡♡♡
「ん♡♡ぁ、あ♡♡は、ぅっ♡♡♡」
ナーベはベッドのシーツを掴んだ。
仰向けで足を開いたまま、腰をへこへこと動かす。
膣壁を擦られ、敏感な所を潰される。
奉仕するべきメイドだというのに、奉仕されて気持ち良くなってしまっている。
ぬぢぬぢぬぢぬぢっ♡♡♡♡
「っ、あ゛……!?♡♡♡♡」
そんなナーベに対して、男の愛撫は激しくなっていく。
しかし、激しくなっても、優しく労るような愛撫だった。
とにかく気持ちいい所を、気持ちいいように擦られる。
そんな愛撫に、ナーベの身体の中から得体の知れない“ぞわぞわ”とした感触がやって来る。
「べ、ベリアル様……っ♡なにか、なにか来ます……っ♡♡」
ナーベはそう口にした。
ほんの少し怖かった。
今のままでも十二分に気持ちいいのに、それ以上の何かが来るからだ。
「そう怖いものじゃない。安心しろ」
「で、ですが──
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡♡
「あ゛ッ♡♡そん、なっ♡♡あ゛♡♡♡」
ナーベの言葉を無視して、更に愛撫が激しくなる。
膣壁をごしごししながら、浅い所を潰され、硬い指の感触に
(くる……っ♡♡なにか、っ♡凄い、ものが……ぁっ♡♡)
身体が勝手に萎縮する。
膣壁が収縮し、男の指を感じ取る。
子宮が勝手に降りてきて、男の指に触れようとしている。
そんな感覚を感じながら、そして──
ぬぢぃッッ♡♡♡♡♡♡♡♡
「う゛っ、あ゛……ぁあ゛ッ♡♡♡♡」
ぷしゃぁっ♡♡♡♡♡
ナーベは絶頂して、潮を噴いた。
手足を引き攣らせて、腰を浮かせて、絶頂してしまった。
「あ、あ、ぁ……あ゛っ♡♡♡♡」
ぷしっ♡♡ちょろちょろ♡♡♡♡
愛液を垂らして、潮を噴く。
そうして漏れ出た体液は、男の手や腕に掛かってしまう。
「ぁ……あっ!?」
その事実にナーベは気付き、顔を青褪めさせた。
そして、姿勢を正して謝罪しようとした。
「も、申し訳、ありませんっ、ベリアル様の前で粗相など……!」
しかし、絶頂したばかりで砕けた足腰では姿勢も正せず、びちゃびちゃに濡れた
だが、男は気にしていない素振りで笑みを浮かべた。
「いや、いいんだ。それはナーベが気持ち良くなってくれただけだ。気にしなくていい」
「で、ですが……」
「
「それは……いえ、そう、ですね……」
ナーベは自省した。
自身の愛する主君は、そんな狭量ではない。
それは至高の御方を侮辱するような発想だった。
「そう落ち込むな、ナーベ。気にしなくていい。慣れていないのだから、怖がるのも仕方ない」
「ベリアル様……」
「お前のそういった態度が不快な訳じゃない。ただ、安心して欲しいだけだ」
「は、はい……」
「だからそのまま、俺に身を任せてくれ」
ナーベは顔を上げて、男を見た。
心臓がうるさい程に鳴り響いている。
そんな自覚があった。
次回は早めにアップします
レメディオスと
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