【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話 作:口だけの淫魔
ナーベは促されるまま、再びベッドの上で股を開いた。
そんなナーベを抱きしめるように、男はゆっくりと押し倒した。
てらてらと濡れている
(なんと、雄々しい……立派な……♡)
肌に触れる硬い感触。
敏感な場所に触れる温かな感触。
ナーベは息を荒くした。
「は……ぁ♡はっ……♡」
先程の愛撫から期待が高まり、膣口も痙攣している。
そんなナーベの蜜穴に、ゆっくりと男が陰茎を押し当て──
ぬぷぅ……っ♡♡♡♡
「あぁ……っ♡♡♡♡」
挿入した。
膣口をこじ開けて、膣壁を掻き分ける感触。
鋭い刺激と、重い快楽がナーベの身体を貫いた。
(ベリアル様が……私の
巷で“美姫”とも呼ばれている美しい顔を快楽に歪めて、白く艶のある肌を汗で濡らす。
ぬぢぢぢ……ぅ♡♡♡♡
「は、ぅ……っ♡♡♡♡」
膣内をこじ開けて、ゆっくりと奥まで陰茎が挿入ってくる。
男はナーベの脇の下に手を突き、体重を掛けてくる。
(なんて力強い……♡熱が、伝わって……♡)
身体の中が熱い。
それが自身から発せられている熱か、男の持つ熱なのかは分からない。
それほどに身体が密着して、繋がっている。
ぬぢゅんっ♡♡♡♡♡
「あ゛ぁっ♡♡♡♡♡」
そうして、男の陰茎が膣奥まで突き刺さった。
内臓を押し上げられ、思わず声が漏れる。
(挿入った……♡奥まで……私の、
身体の中が愛する主人のものでいっぱいになっている。
その事実はナーベの身と心を満たしていた。
仰向けになって嬌声を漏らすナーベ。
そんな彼女の手を、男は握った。
「あ……っ♡」
まるで恋人のように、指を交互に絡めて……繋ぐ。
「ナーベ、動くぞ……」
「は、はい……♡ベリアル様の、お好きなように……動いてください……♡」
その返答を聞き、男はゆっくりと腰を振り始める。
ぬっぢ……♡ぬっぢ♡♡
「あっ♡あぁっ♡♡」
ゆっくりと、しかし力強いピストンにナーベは喘いだ。
初めて感じる快楽、初めて感じる幸福、初めての幸福。
やはり、この感情は恋だったのだ……とナーベは確信した。
愛される事を求めて、愛する事を望んでいる。
ならば、これこそが恋なのだと。
ぬっぢぬっぢ♡♡♡ぬぢっ♡♡
「あ♡あっ♡♡あんっ♡♡」
ナーベの白く柔らかな丸みのある胸が、男の硬い胸板に押しつぶされる。
腰を打ち付けられる度に、ナーベは甘い声で喘いだ。
(手でして頂いたよりも、何倍も……♡気持ちいい……♡)
太く、長く、硬い陰茎が浅い所も深い所も刺激する。
膣内が収縮して、男の陰茎を締め付ける。
ぬぢっ♡♡ぬぢゅっ♡♡♡♡
「あっ♡あ゛ぁっ♡♡♡♡」
粘性のある体液が、膣内に満ちる。
愛する主に愛されて、身体が悦んでいる。
思わず、愛する主の手を強く握る。
そうすれば……強く、握り返された。
ぬぢゅっ♡♡ぬぢゅ♡ぬぢゅんっ♡♡♡♡
「っ、あ♡♡あ゛♡ん゛っ♡♡♡」
もっと触れて欲しい。
もっと感じて欲しい。
もっと愛して欲しい。
不敬だと思えるそんな欲求が身を包む。
しかし、恋人のように振る舞っていいと命じられている。
であれば、そう、この欲求を……口にして──
「ベリアル、様……っ♡」
「なんだ?」
不敬だとしても、求めるがままに──
「先程のように、んっ♡口付けが、したいです……♡」
そう告げた。
遠慮がちに、ただ己の欲求のままに。
そんなナーベの言葉に男は嬉しそうに笑みを浮かべた。
そして、顔を近づけて──
ちゅっ♡♡♡♡
「んぅっ♡♡♡♡」
唇を重ねた。
そのまますぐ、ナーベは舌を入れて……絡め合う。
ちゅる♡れろれろ♡♡♡
「んっ♡ん、ぁ……ぇ♡♡♡」
口も、手も、
身と共に心も重なり、交わり合う。
(至高の御方の……いえ、ベリアル様の……寵愛を……♡)
舌を絡めあい、唾液が混ざり合う。
陰茎が擦れて、体液が混ざり合う。
身も心も、全てが混ざり合う。
(なんて、しあわせ……♡♡)
心が喜んでいる。
身体が悦んでいる。
触れる全てが愛おしく、心地良い。
れろれろ♡♡れる♡れろぉ♡♡
ぬぢっ♡ぬぢぬぢ♡♡♡
「ん゛っ♡♡ん゛ぅっ♡ん゛♡♡」
舌を絡めながらも、腰を振られる。
口の中も、膣内も犯される。
(こんなにも激しく、求めて頂ける……♡)
初めては痛いものだと、ペロロンチーノの残した本でナーベは読んでいた。
確かに、痛みはある。
だが、その何倍もの快楽と幸福が身体を支配している。
つぱ……♡♡
「ん、ぁ……♡♡」
舌が離れて、唾液が糸を引く。
ナーベは男の顔を見上げた。
「ナーベ、そろそろ射精すぞ」
息を呑む。
寵愛だけではなく、情けも頂けるという。
ナーベは男の言葉に頷いた。
「はい……♡私めに、ご慈悲を……ください……♡」
そう告げると、男はゆっくりとナーベを押し潰した。
ばちゅ♡♡ばちゅ♡ばちゅっ♡♡
「あっ♡あ゛っ♡あ゛ぁ、んっ♡♡」
激しい抽送。
膣奥を突かれて、子宮が押し潰される。
その度にナーベは喘いでいた。
先程までよりも激しく、求められている。
感じた事がない快楽が、身体と思考を痺れさせる。
ばちゅっ♡♡ばちゅッ♡♡♡
「あ゛っ♡♡あ゛ぁッ♡♡♡」
愛液の所為で淫美な水音が響く。
身体の奥が快楽で痺れて、顔も弛緩してしまう。
至高の御方の前で、だらしなく喘いでしまう。
ばちゅッ♡♡ばちゅんッ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡あ゛、ぁ〜〜〜ッ♡♡♡♡」
しかし、そんな事を省みる余裕すらナーベにはなかった。
ばちゅばちゅッ♡♡♡ばちゅッ♡♡
「あ゛♡また、っ♡また来ますっ♡♡♡あ゛っ♡♡」
先程の愛撫の時と同様……それ以上の“何か”が身体に滲む。
まるで爆ぜるような快楽が。
それが何なのか、ナーベは参考にした本から思い出した。
ばちゅッ♡♡♡ばちゅんッ♡♡♡♡
「“イク”っ♡♡♡ベリアル様、ぁっ♡♡イきますっ♡♡♡♡」
絶頂だ。
それこそが女の幸せであり、快楽であると本で読んだ。
確かにそうだと、ナーベは思った。
こんなに気持ちいいのならば。
ばちゅばちゅばちゅばちゅッ♡♡♡♡♡
「あ゛♡イク♡イきますっ♡♡イク♡♡あ゛っ♡♡ぁ゛んっ♡♡」
手をぎゅっと握りしめながら、膣奥を突かれて──
びゅるるるるるるるるるるッ♡♡♡♡♡
「イ゛、ぅ〜〜〜〜ッ♡♡♡♡」
ぷしゃぁっ♡♡♡♡♡♡
そのまま膣奥に射精されて、絶頂した。
潮を噴き、愛液を撒き散らし、嬌声を漏らした。
(ベリアル様の……寵愛が……♡♡おく、奥まで……♡♡)
手を痛いほどに握りしめて、足を痙攣させて……外と中から溢れる快楽に硬直する。
「はぁ……♡あ♡っ、はぁ♡」
顔が溶けそうだった。
メイドとしての顔ではなく、ただ一人の雌として甘えた顔が出てしまう。
仕方がない。
こんなにも、気持ち良くて、幸せで、満たされているのだから。
ぬぽっ♡♡♡
「あ゛ぁ……っ♡♡♡」
ぷしっ♡♡
陰茎を抜かれた感触で、ナーベは再び軽く絶頂した。
あまりに濃厚で粘性がある精液が、ナーベの膣にこびりついている。
吐精された量に比べて、ほんの僅かな精液が膣口から垂れた。
「あ……♡ん……はぁ……っ♡」
ナーベは白く滑らかな絹のような肌を紅潮させ、熱の籠った吐息を吐き出した。
射精された余韻を感じて、目を開けながら何も見ていなかった。
(
男の欲を満たすために、奉仕するつもりだった。
しかし、これでは、どちらが満たされているのか分からなかった。
こんなにも気持ち良くて、幸せで良いのか、不安になるほどに……ただただ気持ち良かった。
そんなナーベの頬を男が撫でた。
「気持ち良かったか?ナーベ」
「はい……♡ありがとう、ございました……♡」
迷う事なく、ナーベは頷いた。
そして、奉仕を全うできたことに安堵した。
あれだけ射精したのだから、満足しているのだろうと──
「……っ!?」
ナーベは目を見開いた。
男の陰茎は未だ硬く、大きなままだった。
それどころか、
「あ、あの……ベリアル様?」
「ん?なんだ?」
「……ベリアル様は、満足なさっていないのでは……ないでしょうか?」
そう口にすると、男は目線を逸らした。
「……いや?どうしてそう思う?」
「私の勘違いでなければ……」
ナーベの視線に、男は気付いた。
自分の陰茎が硬くなったままなのを、ナーベが見ているのだと。
そして、観念したように頷いた。
「いや、まぁ、そうだな。満足はしていないな」
では何故、満足していないと言わなかったのか。
その理由をナーベは理解していた。
(私に負担を掛けないように……なんと、慈悲深い……)
だがしかし、その慈悲深さに甘える事などできる訳がなかった。
主を満足させてこそメイドだ。
「ベリアル様……」
「ん?」
そして、ナーベは自分の……陰唇を指で広げた。
膣口から、ドロリと白濁とした精液が垂れる。
「よろしければ……ベリアル様が満足するまで、私にご寵愛を頂けないでしょうか……?」
誘うような言葉に、男は目を瞬き──
その瞬間、理性の糸が引きちぎられた。
ばちゅッ♡♡♡ばちゅッ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡♡あ゛ぁっ♡♡♡♡」
ベッドの上で四つん這いになったナーベに対して、男は腰を掴んで背後から抽送していた。
先程までの仰向けとは真逆の、後背位での挿入。
擦れる位置も変わり、ナーベは目を剥いていた。
(
四つん這いのままベッドのシーツを掴んでいるが、腰を振られる度に身体が揺れて、胸も揺れる。
ぱんっ♡♡ぱちゅんっ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡ん、ぁっ♡♡♡」
ナーベの尻が愛液で濡れた男の鼠蹊部とぶつかる。
根本まで挿入される度に、濡れた拍手のような音が天幕の中に広がる。
(奥潰されるの、良い……♡ベリアルさまに愛されてる……♡)
その度に身体の奥から痺れるような快楽が走る。
ばちゅっ♡♡ぱちゅっ♡♡ぱちゅんっ♡♡♡
「あ゛♡♡んっ♡♡あ゛ぅっ♡♡♡」
一度、
愛液と精液が交わり、気持ちがいい。
(気持ちいい……♡ベリアルさまとのエッチ、気持ち、良すぎ、る……っ♡♡♡)
反り立った硬い陰茎が、気持ちいい所に当たる。
一度のストロークで快楽が何度も訪れる。
浅い快楽と、深い快楽が、何度も交互に。
責めるように。
ぱちゅぱちゅッ♡♡♡ぱちゅんッ♡♡♡
「あ゛っ♡♡あ゛ぁ〜〜ッ♡♡♡♡」
突かれる度に、胸がたぱん♡たぱん♡と音を立てて揺れる。
細い腰を掴まれて、力強く突かれる度に尻の肉が潰れる。
快楽に足が震えて、手も震える。
四つん這いになることを維持できないほどの快楽に──
ぱちゅんッ♡♡♡♡♡♡
「あ゛♡イ゛、ぅ〜〜〜ッ♡♡♡♡」
ぷしっ♡♡♡♡
ナーベは絶頂して、ベッドに崩れ落ちた。
手足に力が入らなくなり、朦朧とした意識のままシーツに身体を密着させる。
胸が潰れて、顔も枕に埋める。
「ふ、ぅーっ♡♡ふ、ぅ♡♡♡」
蕩けた顔を隠すように、枕に押し付ける。
漏れ出そうな喘ぎ声もくぐもった声になった。
(これ、だめ……♡不敬なのに、っ♡動けない……っ♡)
最初の絶頂よりも鈍くて深い。
快楽から戻って来れないほどに、長く続く絶頂。
そんな崩れ落ち、うつ伏せになったナーベの……その上から男は被さるように、体重を乗せた。
ぬぢゅぅぅぅぅっ♡♡♡♡♡♡
「ふ、ゔぅぅ、ぅ〜〜ッ♡♡♡♡」
寝たまま、バックで陰茎を押し付けられる。
ヘソの面と裏側、その両方がベッドと陰茎の間に挟まるようにして……強烈な快楽が滲む。
(イ゛ったばかりなのに……♡容赦がない……っ♡流石です……っ♡)
目の前が光で点滅しているかのような、強烈な刺激にナーベは息を吐く。
愛液でシーツが汚れようとも、配慮する事ができない。
どちゅッ♡♡♡どちゅんッ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡♡あ゛、ぁん゛っ♡♡♡♡」
突かれる度に精液が漏れる。
淫魔の精液は確実な着床と、完全な避妊を選べると……ナーベは事前に聞いていた。
そして、ベリアルは後者を選んでいると。
その意思をナーベは尊重していた。
偉大なる御方の……愛する主の決定に異を唱えられる訳がない。
しかし、今は──
(ベリアル様の、お情けで……ご寵愛で……♡ご子息を……♡)
愛する男の、子を孕みたい。
ナーベはそう考えていた。
心もそうだが……身体も。
妊娠できない精液だと頭で分かっていても、身体が嬉しそうにごくごく♡と飲んでいる。
精液で満たされた子宮が、じくじくと快楽を滲み出す。
ばちゅッ♡♡ばちゅんッ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡ベリアル様、ぁ♡♡」
身も心も満ちて、甘えた声が出てしまう。
名前を呼ぶだけで幸せを感じてしまう。
確かにここにいて、確かに愛してくれているのだと……身体に深く刻まれてしまう。
ばちゅッ♡♡ばちゅんッ♡♡♡♡
「あ゛♡あぁ、あ゛♡♡ひ、ぃん♡♡」
愛液で濡れた膣壁をこそぐように、陰茎が何度も出入りする。
押し潰すような寝バックに、身体の中がぎゅぅっ♡と締め付けられるような気がした。
「ナーベ、そろそろ──
「は、ぃっ♡♡ベリアル様の、ご寵愛を……っ♡私に、お
そう想いを口にすれば、より激しく求め始めた。
どちゅどちゅどちゅどちゅッ♡♡♡♡♡
「あ゛ひっ♡♡ん゛♡あ゛ぁ……っ♡♡♡」
射精前の激しいピストンに、ナーベは喘ぐ。
簡易ベッドに押し付けられて、身動きもできず、逃れる事もできないまま、犯される。
ばちゅばちゅばちゅばちゅばちゅッッ♡♡♡♡
「あ゛っ♡♡イ゛ク♡イきますっ♡イク゛ッ♡♡イ゛クイクイ゛ク゛ッ♡♡♡イきまっ──
絶頂が近いことを告げても、男は少しも緩めない。
それどころか、より激しく腰を振る。
そして、陰茎を奥まで押し付けて──
びゅるるるるるるるるるるるるるッ♡♡♡♡♡
「イ゛っ……〜〜〜く、ぅう゛っ♡♡♡♡♡」
ぷしゃぁぁぁあ♡♡♡♡♡♡♡
子宮に精液を流し込まれながら、ナーベは絶頂した。
強烈な快楽を伴う絶頂に、ナーベは顔をベッドに押し付けた。
喘ぎ声を押し殺そうと、そんなナーベの膣奥を……男は陰茎で押し潰した。
ぐりぐり……っ♡♡♡
「ん゛っ!?♡♡ん゛ぅ、う゛うッ♡♡♡♡」
絶頂直後で敏感になっているのに、射精したのに硬い陰茎が……ナーベの身体の奥を押し潰した。
(身も心も捧げ……て、その尊き御身とまぐわう……♡♡こんなにも熱いものが、身体の奥まで……♡♡)
ぐりぐりぃ……っ♡♡♡♡♡♡♡
「ん゛ぅ、ゔッ♡♡♡♡♡♡」
ぷしゃぁっ♡♡♡♡
膣奥をゆっくりと、力強く潰されて
上から覆い被されて、身動きが出来ない状態で……深い絶頂をしてしまった。
「ふ、ぅ゛ーっ♡♡ふぅ、……ぅ♡♡」
快楽と幸福が身と心を占める。
身体を痙攣させて、悶える。
こんなにも幸せで気持ちいいのならば、また誘って頂ければ──
ぬぢゅ……♡♡♡
「あ゛♡♡♡」
ナーベの
そして──
ぬっぢ♡♡ぬっぢ♡♡♡♡
「ん゛ッ♡♡ぁえ゛っ♡♡♡」
再び
ナーベは喘ぎながらも、自分の言葉を思い出した。
『ベリアル様が満足するまで、私にご寵愛を頂けないでしょうか』
あぁ、まだ愛する御方は満足していないのだ。
だからそう、仕方がない。
腕を掴まれて、持ち上げられて……絶頂直後だというのに、激しく犯されても……仕方がない。
ばちゅッ♡♡♡ばちゅんッ♡♡♡♡
「あ゛ぁ〜っ♡♡♡あ゛♡あ゛ぁっ♡♡♡♡」
真っ白で滑らかな肌と、柔らかな胸を揉みしだかれながら犯されても……仕方がない。
どちゅどちゅどちゅッ♡♡♡♡
「ん゛っ♡♡ん゛♡ん゛ぁッ♡♡♡♡」
耐えがたい快楽と、手放したくない幸福。
その二つの微睡みのなかで、ナーベは……愛する主に求められる幸せを噛み締めながら、喘ぎ続けていた。
◇◆◇
その日、その晩。
レメディオスは天幕で着替えをしていた。
「……む」
荷物の入った袋から、下着を取り出す。
先日解放した小都市で補充した、いつも身につけている物に比べて装飾が多い下着だ。
その色違いが二着、レメディオスの前に並んでいる。
レメディオスにとって下着とは身体を保護するものであり、誰に見せる訳でもないため装飾など無意味な物だと思っていた。
しかし──
(ベリアルなら、どちらの方が好みだろうか)
脳内に浮かぶのは男の顔だ。
僅かに笑みを浮かべる、胡散臭く、軽薄そうな男。
だが、好きな男だ。
「……こちらにするか」
手に取ったのは紺色に染められた下着だ。
それを身に付けて、上からいつもの騎士団の制服を身に付ける。
そうして、高揚する気分のまま天幕を出た。
夜風の冷たさを感じながら、レメディオスは歩く。
「……ふふっ」
笑みを浮かべる。
冷たい空気を感じるが、寒くはない。
心の内は暖かく、足取りも軽い。
最早、日課となっている性処理。
好きな男に愛して貰うこと。
例え、結ばれなくとも……それでも、満足していた。
いや、満足していると自分を信じ込ませていた。
そうして、聖騎士達の天幕から離れた場所にある、男の天幕まで辿り着いた。
「……ん、ん゛んっ……よし」
声を整えて、近付く。
顔を僅かに紅潮させつつ、天幕へ入ろうと──
「あっ♡あ゛んっ♡あっ♡」
女の喘ぎ声が聞こえた。
「……っ!?」
思わず声が漏れそうになり、レメディオスは自らの口を手で塞いだ。
ここはベリアルの天幕だ。
そんな場所から、喘ぎ声が聞こえる。
普段、自分が漏らしているような声と同等の……気持ち良さそうな声だ。
それに驚きながら、レメディオスは──
「…………」
ここを去るべきか、悩んだ。
ベリアルが誰かを愛撫しているのか。
であれば、顔を出しても気まずい思いをするだけだろう。
だが、しかし……レメディオスは気になってしまった。
うるさい程に鳴り響く心臓をそのままに、天幕の隙間から中を覗き込んだ。
ぬぢっ♡♡ぬぢっ♡♡♡♡
「あっ♡♡ベリアル様……ぁっ♡♡」
そこで見たのは、ベリアルとナーベが裸で抱き合っている姿だった。
座るようにして簡易ベッドの上で抱き締めあい、ナーベは身体を上下に揺らしている。
(な、なな、なっ、なっ……!?本番だと!?)
最早、愛撫ではない。
それは
レメディオスは困惑した。
(漆黒の“美姫”とは男女の関係ではないと言っていた癖に!嘘だったのか!?)
裏切られたのか。
いや、そもそも裏切りでもないのか。
勝手に独占欲を感じていただけで、独占していた訳ではなかったのだから。
いや、寧ろ、ナーベとの関係が男女の関係であるのならば、レメディオスに愛撫している事の方が……ナーベに対する不貞なのか。
どちゅっ♡♡♡どちゅっ♡♡♡♡
「お慕い、っ♡しております……っ♡ベリアル様……♡♡」
恋人のように抱きしめ合い、身体を重ねている。
その様子を見て、レメディオスはまるで胸に穴が空いたかのような痛みを感じた。
(なんて……気持ち良さそうな……あぁ、くそっ、私は……っ)
自分は聖騎士であり、聖王国を守護する者として個人の意思を捨てているのに。
あの美しい冒険者の女は男と愛し合っている。
なんとも妬ましい。
なんとも羨ましい。
レメディオスは奥歯を噛んだ。
僅かに、視界の隅がボヤけた。
泣いているのだと、自覚できなかった。
どちゅどちゅどちゅ♡♡♡♡♡
「んっ♡あ♡♡あっ♡♡♡」
ナーベと男の繋がっている場所が見える。
愛液を垂らしながら、太くて硬そうな陰茎を咥え込んでいる。
(……っ、どうして、こんなに……っ、胸が苦しい……)
耐え難い喪失感。
自分もああなりたいのに、なれないという哀しみ。
愛する男が、憎い女とまぐわっているという苛立ち。
思考がぐずぐずに溶けて、混ぜられてしまうかのような……痛み。
脳が壊れてしまうかと思えるほどの、苦しみ。
そんなレメディオスを他所に、ナーベは気持ち良さそうに喘いでいる。
ぬっぢ♡♡ぬっぢ♡♡♡ぬっぢ♡♡♡♡
「あっ♡あ゛ぁっ♡♡ぁ゛んっ♡♡♡」
その様子からレメディオスは目が離せなかった。
見たくないのに、見るべきでもないのに。
そんな中──
「あ……んっ♡」
目が合った。
天幕の中で男と
その瞬間、ナーベは……笑みを浮かべた。
嘲られたのか、嗤われたのか。
レメディオスの穏やかではない内心を無視して……ナーベは男と唇を重ねた。
ちゅっ♡♡
「んっ……♡♡」
それは身体だけの関係ではないことを見せつけるような、仕草。
嬉しそうにキスをして、舌を絡め合う。
れろれろ♡れろぉ♡♡
「ん、んっ♡んぅ♡♡」
レメディオスは自身の唇が乾いていく事に気付いた。
喉の奥が痛むことも、心臓が萎縮していることにも。
れろれろ♡れろぉ♡♡
「んっ♡ベリアル様、ぁ……んっ♡♡♡」
ぬぢっ♡ぬぢっ♡♡
嫌いな女が舌を絡め合いながら、好きな男と身体を重ねている。
互いに求め合い、愛を確かめ合うように……見せつけるように。
それは耐え難い喪失感だった。
確かに、男に側室が居る事は知っていた。
側室と肉体関係があるであろうことも。
だからそう、好きな男が知らない女を身体を重ねているなんて事実を、受け止めているつもりでいた。
「……く、ぅっ」
だが、それは知らない女で、知らない側室だから受け入れるつもりだった。
しかし、今、そこに居るのはレメディオスを目の敵にして、苛烈な暴言を吐く嫌いな女だ。
(何故、こんな……くそ、くそっ、くそぉ……っ!)
拳を握りしめて、奥歯を噛み……ナーベを睨む。
だが、ナーベは少しも目を向けない。
レメディオスのことも忘れて、夢中で愛を貪っているのだから。
どちゅどちゅどちゅっ♡♡♡♡
「んっ♡あっ♡ベリアル様、もう……♡」
激しくまぐわうナーベを見て、レメディオスは暗く薄暗い感情を抱いていた。
(苦しい……つらい、のに……っ、何故……私、はっ)
だというのに、レメディオスのズボンの下、下着の下、
そして──
くちゅ♡くちゅ……♡
「……っ♡」
レメディオスは自慰を始めた。
勝手に、目の前の光景で……ナーベの立ち位置が自分だったらと、都合のいい妄想をしながら慰め始めた。
(く、くそっ、私は何をしているんだ……!あんな女と、ベリアルの情事で、自慰などと……っ!)
理性は己の愚行を咎めている。
しかし、それでも手は止まらない。
どちゅッ♡♡どちゅんッ♡♡♡♡
「やっ♡♡あ゛ぁっ♡♡♡」
喘ぐナーベを見て、
何度も男にほぐしてもらった秘部を擦る。
くちくち♡くちっ♡♡
「っ、ぅ……う……♡♡」
男の愛撫よりも気持ち良くない。
男の愛撫よりも幸せではない。
辛く、苦しく、悲しく、惨めな自慰だった。
(く、くそぉ……♡なんて、惨めな……っ♡♡)
声を殺して、感情を押し込んで、それでも涙を流して……己の身体を慰める。
そんなレメディオスの視線の先で、ナーベは押し倒されていた。
どちゅどちゅどちゅ♡♡♡♡♡
「あっ♡ベリアル様、ぁ♡激しい、ですっ♡♡」
仰向けにされて押し潰すかのように、激しく、本気のピストンをされている。
気持ち良さそうに顔を歪めるナーベと、それを貪る男。
愛し合う二人を……ただ、眺めて、自慰で汚す自分。
(何故、何故……なんでっ……私じゃないんだ……っ、なんで……っ、なぜ私ではダメなんだ……っ)
理由はレメディオスも理解していた。
踏み込まなかった自分の所為だ。
淫紋を解く手段として、男の精液を膣に受けるというのを教えて貰っていた。
対処である愛撫ではなく、根本治療として
しかし、できなかった。
この淫紋が解けたら、ベリアルが愛撫してくれる理由もなくなる。
その時、どうなってしまうのか。
分からない。
それが怖い。
騎士として、国を守るため。
そんな理由を付けて避けてはいたが、己が踏み込めないのは弱さだと思っていた。
だからそう、今この場を作り出したのは自分だ。
愛して貰おうと踏み込めなかった、臆病な自分が悪い。
(ずるい……卑怯だ……)
それでも、レメディオスは他責せずにはいられなかった。
そうでもしなければ、心が壊れてしまいそうだった。
ずっちゅ♡ずっちゅ♡ずっちゅ♡♡♡
「ん゛っ♡♡あ゛♡♡あ゛ぁっ♡♡♡」
淫美な音が響く中、レメディオスは必死に自分を慰めていた。
くちくちくち♡♡♡
「っ、ふ……ぅ、っ♡♡♡」
抱きしめて欲しい。
自分も愛して欲しい。
唇を重ねて欲しい。
考えないようにしていた欲求が、心の奥から広がっていく。
男に見せようと思っていた少し背伸びした下着を愛液で濡らしながら、歯を食いしばって声を殺す。
(私も……して欲しい、のに……っ)
天幕の向こう側は、あんなにも幸せそうなのに。
自分はどうして、こんなにも惨めなのか。
レメディオスは目を潤ませながら、ナーベと男の営みから目を逸らせずにいた。
ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅッ♡♡♡♡♡♡
「あ゛っ♡イク♡イきますっ♡♡イク♡イク♡」
普段の凍てつくような目ではなく、気持ち良さそうに蕩けた目をして喘いでいる。
くちくちくち♡♡♡♡♡
「……ぅ♡く、ぅ……っ♡♡」
男の激しいピストンに重ねるように、レメディオスは自分の
だが、しかし、それでも……絶頂には程遠い。
気持ちはいい。
快楽はある。
だが、喪失感と苦しみの方が多い。
そんなレメディオスを無視して──
どちゅんッ♡♡♡♡♡♡
「あ゛ぁあ、ぁ〜〜〜〜ッ♡♡♡♡♡」
ぷしゃっ♡♡♡♡♡
ナーベは絶頂していた。
深く陰茎を押し込まれたナーベは、男を逃さないように離さないように両手だけではなく、両足も使って抱きしめていた。
そんなナーベに答えるように、男も抱きしめ返して──
びゅるるるるるるるるっ♡♡♡♡♡
「は、ぅ……っ♡♡♡♡♡♡」
吐精していた。
吐き出された精液が、ナーベの膣内に満ちて溢れていく。
そんな様子を見て、レメディオスは自分も絶頂したいと、自慰を激しくしていた。
ぬぢぬぢぬぢぬぢッ♡♡♡♡
「っ、くぅ……ぅ、ぅ……っ♡♡♡」
しかし、絶頂出来ずにいた。
自分の指では、満足出来なくなっていた。
必死に己の細い女の指で膣内をほぐしても、思い出すのは男の硬い指だった。
あんなものを知ってしまった今、自慰で満足できる訳がない。
苦悶の顔を浮かべるレメディオスの視線の先で、男がナーベから陰茎を抜いた。
ぬぽっ♡♡♡♡
「ん゛、ぅっ♡♡♡」
ぷぴぴ……♡
ナーベの膣内から精液が溢れ出た。
それだけ大量の精液が吐き出されたのだろう。
粘性のある濃厚な白濁液が、簡易ベッドを汚している。
しかし、そんな景色よりも……レメディオスは、男の逸物に目を釘付けにしていた。
(なんて、大きさだ……あんなもので、突かれていたのか……?)
自然と、レメディオスは内股になっていた。
子宮が下に降りてきて、本気汁が出てくる。
あの男と交尾したい。
あの陰茎で突かれたい。
子を孕みたい。
そういった生物的な欲求に駆られて、レメディオスは目を釘付けにしていた。
「……ナーベ、少し休憩しようか」
そんな事を考えていると、男はそう口にした。
対してナーベは、ベッドの上で仰向けになって……気をやっているように見えた。
レメディオスと比べてきめ細かな肌で、柔らかそうな身体で、魅力的な女性の身体を……まるで、潰れた蛙のような姿にさせていた。
「ぁ、ぅ……♡」
射精の余韻で深く重い絶頂に至り、帰って来れていない。
そんなナーベを少し撫でて、男はベッドから立ち上がった。
「っ……!?」
そして、こちらに向かってくるではないか。
夜風で身体を冷やしたいのか分からないが、レメディオスは慌てて逃げ出した。
「はぁ……っ!はぁ……!」
男の天幕から、目を背けたくなるような幸せな景色から……逃げ出した。
「くそ、くそっ、くそぉ……っ!」
そうして何とか、自分の天幕へと辿り着き……簡易ベッドに身を埋めた。
そして顔を枕に押し付ける。
「……う、ゔぅ……ぅ」
信念や正義を全うすることに、後悔はない。
女である事を捨てて、主君のため、国のため、民のために身を捧げることが間違っている訳がない。
それでも──
「……くそぉ、っ」
羨ましいと思ってしまう。
ベリアルと身体を重ねて、幸せそうにしているナーベが。
愛して、愛し合う二人のことが。
羨ましくて、妬ましい。
「……う、ぅ」
それは正義とは程遠い感情だった。
どうして自分はこんなにも弱くなってしまったのか。
身も心も、己の掲げる信念すらも。
脆く、崩れていくかのように……弱い。
悪魔に勝てず、己を律せず、悪しき感情に振り回されている。
こんなものは自分ではない。
自分であっていい筈がない。
そう考えながらも……手が、股間へと向かう。
ぬち……♡ぬち……♡♡
「ぅ……♡う、ぅっ♡♡」
妄想するのはベリアルに抱かれている自分。
自分に夢中になっているベリアルの姿だ。
ぬぢ……♡ぬぢぬぢ……♡
「あ、っ♡ベリアル……っ♡」
だというのに、瞼の下にちらつくのは男がナーベと愛し合う姿だ。
忘れてしまいたいのに、忘れる事もできない光景だ。
思い描くことも難しい妄想よりも、目に見てしまった光景の方が浮かんでしまう。
ぬぢぬぢ♡ぬぢぬぢ♡♡
「ベリアル……ッ♡う、ぐぅ……っ♡♡」
ストレスから、歯を食い縛りながら自慰をする。
辛い現実や、弱い自分から目を背けたくて、必死に慰める。
それでも……絶頂を迎える事すら出来ない。
ぬぢぬぢ……♡ぬぢぃっ♡♡♡
「……う、ぅっ♡くそっ♡くそぉ……っ♡」
顔を歪めて、涙を浮かべながら……自分の股間を弄り続ける。
男に愛して貰って絶頂していたナーベと、必死に自慰をしても絶頂できない自分。
そんな現実を意識すればするほど、自慰が激しくなる。
しかし、それでも。
「……う、ゔぅ」
結局……レメディオスは、眠りにつくまで、一度も絶頂する事が出来なかった。
ただ不快感と喪失感、自己嫌悪に満ちたまま……気を失った。
現実から、目を逸らすように。
レメディオスと
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正常位
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後背位
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騎乗位
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寝バック