【R-18】オバエロ:至高の淫魔がスケベする話 作:口だけの淫魔
大都市プラートの奪還は成功した。
これにより、首都ホバンスを攻撃している亜人達の補給は絶たれた。
後は首都ホバンスと、プラート側に居る奪還部隊で挟み撃ちにするだけだ。
そんな中、大都市プラートの生き残りから、聖騎士団は民兵を募集していた。
亜人との戦闘により、多くはないが少なくもない被害が出ている。
人員を増やすためにも民兵を募集する……その意図はよく分かる。
レメディオスはそれらを文官に任せて、休息していた。
ナスレネに付けられた傷は治癒魔法によって完治していたが、疲労感は残っている。
一般の聖騎士達も同様で、亜人との戦闘……特に残党狩りにおいて精神と肉体に疲労を蓄積し、休息している。
首都ホバンス奪還に向けて、行動は二日後となった。
本来ならば五日は休息、及び補給が必要だが、ホバンスの状況を鑑みて短縮されたのだ。
だが、それでも文句を言う聖騎士は居なかった。
彼等もプラートの惨状を見て、一刻も早くホバンスへ救援に向かいたいのだ。
それでも動き出せないのは、人間の肉体的な限界と、補給に係る時間の限界である。
そんな中、レメディオスは自室で──
ぬちぬちぬちぬち♡♡♡♡♡
「ふ、ぅ……っ♡ふぅ、っ♡♡♡」
必死に、自慰に耽っていた。
ベッドの上でズボンと下着を脱いで、陰唇を指で弄っている。
ぬぢぬぢぬぢぬぢ♡♡♡♡
「ふぅーっ♡♡ふっ♡♡♡くっ♡♡♡」
ベリアルのことを思い出しながら、必死に指で膣口をほじくる。
陰核を擦る。
くちゅくちゅくちゅ♡♡♡♡♡
「あ、ぅ♡く、っ♡くそっ♡♡♡♡」
淫らで下品な水音を響かせるも、絶頂には至れない。
淫紋で増幅された快楽と性欲に身を任せても、絶頂できない。
ぬちゅぬちゅぬちゅ♡♡♡♡♡♡
「くそ、っ♡♡くそっ♡くそぉっ♡♡♡♡」
数日後には首都ホバンスの奪還作戦が行われる。
今日みたいな失態が無いように、淫紋を鎮めなければならない。
だというのに、身体は静まってくれない。
それどころか、性欲は増幅するばかりだ。
ぬぢっ♡ぬぢっ♡♡ぬぢっ♡♡♡
「くそ、っ♡ベリアル……めっ♡♡」
脳内に映るのはベリアルとナーベが性行為している光景だ。
太くて大きい、逞しい
羨ましい、と思った。
自分もぐちゃぐちゃになるまで犯されたい、と思った。
自然と腰がへこへこ♡と動く。
ぬぢぬぢぬぢぬぢ♡♡♡♡♡♡
「だめだっ♡だめ、なのに……っ♡♡♡」
自分は聖騎士だ。
聖騎士団長だ。
聖王女に誓いを立てた騎士だ。
女の幸せにかまけて、騎士として疎かになってはいけない。
国のために女を捨てたのだ。
だというのに──
くちゅくちゅくちゅくちゅ♡♡♡♡
「く、くそっ♡くそ、ぉ……っ♡♡♡」
淫紋が疼く。
自慰が止まらない。
そして、満足も出来ない。
レメディオスは自慰をやめて、ベッドに仰向けに転がった。
「はぁ……♡はぁ……っ♡」
苛立ちと性欲が混じり合って、顔を顰める。
首都への救援。
それはローブル聖王国での重要事項であり、失敗は許されない。
だというのに淫紋が身体を蝕んでいる。
平常時ならまだしも、戦いの最中に力が抜けるなど……到底許容できる事ではない。
今日はベリアルに助けてもらったが、次も助けてもらえる保証などない。
負ければ死ぬ。
親友を助けられず、約束も果たせず、ただ無意味に死んでしまう。
それだけは嫌だった。
許せなかった。
何か、誰かを庇って死ぬのならいい。
だが、勝たねばならぬ戦いの中で、意味もなく死ぬのは嫌だ。
「……っ、くそ」
この淫紋を解消する方法は既に分かっている。
男と性行為して
ならば、ベリアルに頼めば……きっと、してくれるだろう。
しかし、それは……それでいいのか?
淫紋が無くなるということはベリアルとの特別な繋がりが消えると言う事でもある。
夜に会いに行く言い訳も出来なくなる。
聖騎士として身も心も国に捧げると誓ったのだ。
そんな己を誤魔化す事も出来なくなる。
だからそう、自分の理屈でも、信念でも避けてきた。
だが、それも限界だった。
今日みたいな無様を晒すぐらいならば、理屈でどうこう言ってられない。
「…………私は、なんて、浅はかなんだ」
結局の所、何を考えても性欲に身を任せて……判断をしているのは変わらない。
レメディオスは濡れた秘部を拭いて、下着を履いてズボンを身に付けた。
聖騎士団の制服に身を包んで、自分に割り当てられている部屋から出た。
他の都市でもしていたように、民間の宿泊施設を借りている。
冒険者向けの宿泊施設だ。
そんな施設の廊下を歩く。
むず痒い感覚と、火照る顔。
身体の芯から感じる熱と、心に揺れ動きながら。
レメディオスはベリアルの部屋の前に立ち……息を呑んだ。
「…………」
そして、ノックした。
緊張の中、少しすれば……ベリアルが顔を出した。
「あぁ、レメディオスか」
何て事はない様子の男に、レメディオスは少し理不尽な苛立ちを覚えた。
自分はこうして緊張しているのに、全く緊張していない事に対してだ。
「け、今朝……っ、戦いが終わったら話がしたいと言っていただろう……!? だから、その……」
「あぁ、そうだったな。入るか?」
「……入る。失礼する」
ベリアルに促されて、レメディオスは部屋に入った。
ナーベが居ない事に安堵しつつ、レメディオスは部屋の壁に背をもたれさせた。
「……何してるんだ? 座れば良いだろう?」
「そ、それもそうだな」
緊張から変な真似をしているのは理解している。
レメディオスはベッドに腰掛け、ベリアルが横に座るのを見ていた。
そして、すぐに口を開いた。
「まずは……今日、助けてくれた事に、改めて感謝がしたい」
「いいさ。困った時はお互い様だろう?」
「……私にはお前が困るような場面が思い付かないんだが」
レメディオスがそう言うと、ベリアルが少し変な顔をした。
「いや、俺も困る事は多い。普段からよく困っているさ……思い通りに行く方が少ないぐらいだ」
「そうなのか?」
少し意外に思った。
金も権力も力もある。
美しい女を物にしていて、本国には側室も居るという。
全てを手に入れているように、レメディオスからは見えていた。
だというのに、ベリアルは苦笑した。
「そうとも。何事も思い通りにはいかないものだ。だからこそ、頑張るしかないんだが。レメディオスもそうだろう?」
「……そうだな」
愛する主君である聖王女カルカは今、悪魔の手によって眠りに落ちている。
あの日、あの時、自分が魔皇バアルに勝てていれば……もっと強ければ、こんな事にはならなかった筈だ。
だからこそ、今、その歪みを正そうと……自らの手から溢れたものを取り戻そうと、頑張っている。
そんなレメディオスに対して、男は優しげに目を向けた。
「レメディオスが何か悩んでいるのは知っている」
「……そうか。私はそれ程までに隠し事が下手か?」
「いや、俺が目敏いだけさ。レメディオスの事をよく見ている……とでも、言ってくれ」
「そ、そうなのか……」
顔が熱くなる。
特別な男に、目を向けられている。
その事実はレメディオスの自尊心を大きく満たした。
じくじく、と下腹部が疼くのを感じた。
「俺に手伝える事なら何でも言ってくれ。出来る事なら、何でも手伝おう……レメディオスの悩みが晴れるならな」
そして、ベリアルの言葉に息を呑んだ。
(な、何でも、だと? 何でも、何でも? 何でも、良いのか? 本当に?)
頭の中で渦巻く景色。
ベリアルがナーベを抱いていた景色。
そんな景色を振り払う事もなく、レメディオスは震える唇を開いた。
「ほ、本当に、何でも……頼んでいいのか?」
漏れた言葉は、あまりにも情けない言葉だった。
顔を真っ赤にして、震える声で……目も逸らしながら、そんな事を口にしていたのだ。
そんなレメディオスに対して、ベリアルは数度瞬きをしてから……頷いた。
「あぁ、“何でも”だ」
その言葉は、レメディオスの最も欲していた言葉だった。
何を要求してもいい、という。
(だが、しかし、だめだ……! 善意に漬け込んで……そんな、事は……! 聖騎士として、恥ずべき事だ……! なのに……っ)
レメディオスは悩み、躊躇い、そして……口を開く。
「……い、淫紋を解く為に……私と、性行為を……して、くれないか?」
自分本位な要求だ。
身体の奥から疼く期待感と性欲に身を任せた発言だ。
だというのに、ベリアルは嫌な顔もせずに目線をレメディオスに向けた。
「いいのか?」
それはつまり、自分は良くて、レメディオスに後悔がないかという問いだった。
後悔なんて、ある筈がないのだが。
「……い、いい。いいんだ。だから、その、頼めるか?」
レメディオスの言葉に……ベリアルは頷いた。
「あぁ、俺の方から頼みたいぐらいだ」
レメディオスは身体の奥底から熱くなっていくのを……淫紋が焼けるように痺れているのを、自覚していた。
レメディオスは先程、自慰をしていた時と同じようにズボンと下着を脱いだ。
上はそのままだ。
今から行う性行為はあくまで、淫紋の解呪、その一環だ。
恋人同士のエッチではない。
そんなレメディオスに対して、男も下だけを脱いでいた。
「……っ」
レメディオスは……息を呑んだ。
以前、ナーベを犯している時に見た逞しい陰茎が、すぐ側にあった。
今から“これ”を挿入されるのかと思えば、緊張もする。
そして……陰茎が怒張している事にも気付いていた。
(わ、私で勃起している……のか……)
そう考えれば途端に嬉しくなってくる。
「ベリアル……その、いいか?」
「あぁ、いいが……愛撫は必要ないのか?」
「ひ、必要ない」
既に愛液でぐちゃぐちゃに濡れている。
今すぐに性行為をしても問題ないほどに。
そんなレメディオスに対して、男は優しく笑みを浮かべた。
「ならいい、来てくれ」
男に誘われるまま……胡座をかいて座っているベリアルの上から、抱き合うように……レメディオスはゆっくりと腰を下ろしていく。
対面座位、という姿勢だ。
ぬち……♡
「ふ、ぅっ……♡」
陰茎が陰唇に触れた。
ぬちぃ……♡♡♡
「ふぅ、……♡うっ♡」
自ら腰を落として、男の陰茎を咥え込む。
そんな状況にレメディオスの足腰は震えていた。
しかし、ここで力を抜けば、一気に膣奥まで突かれてしまう。
だから堪えるようにゆっくりと、腰を落としていく。
ぬぢゅぅ……っ♡♡
「く、ぉ……♡♡」
膣口を掻き分けて、膣内へ陰茎が入ってくる。
膣壁のひだひだが男の陰茎になぞられて、快楽が身体を駆け巡る。
(なん、なんだこれは……っ♡♡こんな、こんなに気持ちいい、なんて……っ♡♡)
夢で魔皇バアルに犯された時より気持ち良かった。
それはきっと、愛する男に抱かれているからだ……と思った。
愛も性欲も、身も心も満たされていく。
ぬぢゅぅ……っ♡♡♡♡
「く、ぅ……うぅっ♡♡♡」
本能のまま腰を落とせば……半分ほど、陰茎がレメディオスの中へ入ってきた。
「はぁ……♡はぁっ……♡♡」
息も荒くなる。
普段こんな運動の何倍もの訓練をしているのに、息を荒げている。
「大丈夫か? レメディオス」
気を使うような言葉に、レメディオスは思わず顔を上げた。
普段では考えられないほどの至近距離にある男の顔に、息を呑みながらも……口を開いた。
「問題、ない……っ」
「なら良いんだが……痛かったら言ってくれ」
痛い?
痛みなんかない。
ただただ気持ちよくて、ただただ幸せなだけだ。
それが身体を内側からなぞってくるから、堪えられずに声を漏らしているだけだ。
だからそう、痛みはない。
ぬぢゅぅ……ぅっ♡♡♡
「あ、ぁ……っ♡♡♡」
再び腰を落としていく。
太くて長くて硬い陰茎が、レメディオスの膣内を掻き分けていく。
(こ、これは、まず、い……っ♡♡指でして貰うのと、全然、ちがう……♡)
快楽に身を震わせながら、そのまま腰を落とす。
何とか足で堪えて、ゆっくりと──
ぬぢっ♡♡♡♡♡
「あ゛……っ♡♡♡♡」
奥の、気持ちいい所に当たって……力が、入らなくなっ──
どちゅんっ♡♡♡♡♡
「あ゛ぐっ♡♡♡♡♡」
ぷしっ♡♡
力が抜けて、一気に膣奥まで落としてしまった。
対面で男の肩に手を置いて堪えようとしたが無駄だった。
子宮を陰茎で押し潰されて……レメディオスは絶頂してしまったのだ。
「っ、あ゛……は、ぅ……っ♡♡♡」
絶頂の余韻を感じながら、膣内が自分の意思を無視して陰茎を締め付ける。
絶頂直後の
「……本当に大丈夫か?」
「だい、じょうぶ……だと、言っている、だろ……ぉっ」
身体を痙攣させながら、呂律が回らないまま、レメディオスはそう口にした。
痛いとか辛いとか、そういうものではない。
ただ気持ちよくてぐちゃぐちゃになっているだけだ。
「ゔっ、動くからな……っ」
そう口にして、レメディオスはゆっくりと腰を振り始めた。
ぬっぢ……♡ぬっぢ……♡♡
「ふ……ぅっ♡く、っ♡♡」
ゆっくりと腰を振るたびに、淫美な音が響く。
大粒の汗が垂れて、身を捩る。
ぬぢっ……♡ぬぢっ♡♡
「はぁ、っ♡う、ぅっ♡♡」
男の背に手を回して、身体を密着させて腰を振る。
レメディオスは自身の胸が、男の硬い胸板に圧迫されて押し潰されているのを感じながら……縋るように抱きしめて、腰を振る。
(だめ、だ……っ♡これでは、私が勝手にイッているだけで……くそ、ぉっ♡何でこんなに気持ちいいんだ……っ♡)
激しい鍛錬で処女膜は既に破れていた。
だからといって破瓜の痛みがない訳でもない。
その筈なのに、初めてなのに……何故こうも、気持ちいいのか。
淫紋の所為に違いない、とレメディオスは責任転嫁しながら、腰を振る。
ぬっぢ♡ぬっぢ♡ぬっぢ♡♡
「くっ♡うっ♡ふ、ぅっ♡♡」
硬く、太く、長い陰茎に突かれる度、子宮が潰れて快楽が迸る。
膣奥を捏ねくり回されて、レメディオスは声を漏らしていた。
ぬぢっ♡ぬぢっ♡♡
「んっ♡あ゛ぅっ♡♡」
男の背中に手を回しているから分かる。
服の上からでも感じる細身だが筋肉質な身体を。
魅力的な身体、端正な顔、愛おしい性格、強さ。
自分の考える最も魅力的な雄……そんな雄に抱かれている。
その事実がレメディオスの身と心を熱くさせる。
(くそ、っ♡こんな……♡だめなのに、っ♡身体の相性もいい、とは……♡これでは、こいつを♡諦めきれなくなって、しまぅ……っ♡♡)
自分は聖騎士なのに。
聖王国の聖騎士団長なのに。
国のために全てを捧げるのに。
心の奥を突かれて、女の部分を曝け出してしまい。
どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅ♡♡♡♡
「あ、っ♡ん゛っ♡う゛っ♡♡♡」
腰をへこへこ動かしながら、男を強く抱きしめる。
そうすれば自然と顔が近くなる。
「レメディオス……」
そして、男が顔を近づけて──
「キ、キスはだめだっ!」
レメディオスはそれを拒否した。
快楽で歪む頬を必死に堪えさせて、凛々しく表情を整える。
「こ、これはあくまで淫紋の解呪のためだ!私とお前は……恋人ではないだろう!だからダメだ!」
そう言いつつ、レメディオスは自分の心臓が引き締まって痛みを感じている事を自覚した。
本当ならば。
今すぐに男とキスをしたい。
舌を絡めあいながら、恋人みたいな
いや、恋人「みたい」ではなく、恋人になって愛し合いたい。
ナーベのような側室になって、愛して貰いたい。
だが、そんな事は出来ない。
レメディオスの理性が、必死に喚き散らしているからだ。
「……そうか、なら仕方ないな。俺も、レメディオスの嫌がる事はしたくない」
渋々ながらも納得した男に、レメディオスは少し苛立った。
レメディオスの言い分など知らないと、無理矢理キスしてくれれば良かったのに、と。
それがどれだけ自分勝手な事かは分かっている。
だが、そんな論理の破綻を望んでしまう程にキスがしたかった。
「わ、分かったら続きをするぞ! いいな?」
そう口にして、レメディオスは再び腰を振り始めた。
ぬぢっ♡ぬぢぃっ♡♡
「く……ッ♡♡う、ぅ゛……っ♡♡♡」
欲求不満をぶつけるように、さっきより強く腰を振るう。
男の胸板に、服越しに乳を押し付けて陰茎を味わう。
なんとか堪えようとを食い縛るも、喘ぎ声が漏れてしまう。
気持ち良くなっていると、悟られてしまうのに。
(くそ、くそっ♡私もキスしたいのにっ♡♡恋人みたいなエッチがしたいのにっ♡♡くそぉっ♡♡♡)
上も脱いで、服越しじゃなくて生で肌をぶつけ合いたい。
男の熱を膣内だけではなく、体全体で感じたい。
どちどち♡どっちゅ♡♡♡♡
「ふっ♡ゔぅぅ、っ♡♡♡」
これ以上、腰を振って陰茎で気持ち良くなってしまうと、また絶頂してしまう。
まだ男は射精する素振りもないのに。
絶頂して足腰が立たなくなってしまう。
ならば、少し加減すればいい。
腰を振っているのはレメディオスで、男は胡座をかいて座っているだけだ。
だから、少し加減するだけでいい。
どちゅっ♡どちゅっ♡♡
「あっ♡あ゛ぁっ♡♡」
しかし、レメディオスは腰を振る速度も、強さも変えなかった。
(我慢しなければならない、のにっ♡♡自分だけ勝手に気持ち良くなってはならない、のにぃっ♡♡♡♡)
寧ろ、腰を振る速度を上げてしまっていた。
もっと膣奥までガンガン突かれて、気持ちよくなりたくて、腰を振る。
どちゅどちゅどちゅどちゅ♡♡♡♡
「あっ♡あ゛♡ぁん゛っ♡♡♡」
普段のレメディオスからは考えられないほど、甘えるような喘ぎ声が漏れる。
嬌声を出しつつ、男を抱きしめ、膣内で陰茎を愉しむ。
上の口でキスはできないが、子宮が降りてきて陰茎と何度もキスをしている。
(まず、いっ♡これ以上はっ♡♡)
堪えられず、レメディオスは思わず口を開いた。
「これ、っ♡ダメだ……ッ♡もう、イ、っく……っ♡♡♡」
腰をヘコヘコ情けなく震わせて、男にしがみつく。
好きだ、好きだ、好きだ、と心の中で何度も叫びながら、しがみつく。
そして──
どちゅんッ♡♡♡♡♡♡
「イ゛ッ♡♡っ、ィく……ぅッ♡♡♡♡♡」
ぷしゃぁぁっ♡♡♡♡
レメディオスは絶頂して、潮を噴いた。
「はぁッ……♡は、っ♡はぁ……っ♡♡♡」
絶頂の余韻を感じながら、レメディオスは男の背に回している手へ力を込めた。
足も男を囲むように、ガニ股でしがみつく。
離したくない。
この男が欲しい。
未来永劫、ずっと自分を愛して欲しい。
「はぁ、っ♡♡はぁ……っ♡♡♡」
心と理性がどう思っていようと、身体は男に抱かれる事を悦んでいた。
そして依存していた。
(好きだ……好き、好きだ……♡好き♡好き……♡くそっ♡騎士なのに、っ♡聖騎士団長なのに……っ♡♡カルカ様の剣になると誓ったのに……っ♡♡)
快楽に負けて信念を捻じ曲げた訳ではない。
信念は依然、変わりない。
この国のために、弱き者のために戦う事を恐れはしない。
愛する主君の夢を叶えられたら、どれだけ幸せかと望む気持ちに変わりはない。
(どうしようもなく、私はっ、お前が……っ♡)
だが、それでも……自分が信じて、欲しているモノが一つ増えてしまった。
それだけだ。
「ベリアル……」
甘えた声で名前を呼んでしまう。
自分がもし、聖王女より先に、この男と出会っていれば……間違いなく、今頃は。
それはどちらが上という話ではない。
己の信じるモノを捨てられないレメディオス故に、どちらが先に「早かった」のかという話だ。
「っ、すまない……先に、私だけ
「いや、いいさ。前も言っただろう? 俺はレメディオスがそうして、気持ち良くなってくれるなら嬉しいって」
「だが……これは、淫紋を解呪するための、処置なのに……私、は……」
目的である淫紋の解呪。
その手段である性行為。
だというのに、レメディオスは手段に傾倒していた。
手段こそを愉しんでしまっている。
それ故の恥だ。
「大丈夫さ……取り敢えず、少し休憩をしようか?」
「……す、すまない」
男はまだ絶頂しておらず、満足もしていないだろうに。
そうやって気遣いをしてくれることに、レメディオスは顔を赤らめた。
嬉しくて、恥ずかしくて……レメディオスは男の背に回している手を解いた。
ベッドの上に座って、レメディオスはグラスに入った水を飲む。
性行為の所為で服の下が汗で濡れている。
少し乾いた喉を潤しつつ、ベッドから立っている男を見た。
「少し暑いな」
そう言いつつ、男は上の服も脱いだ。
下だけ脱いでいるレメディオスの前で、ベリアルは上半身も裸になった。
彫刻のような肉体美がレメディオスの目に飛び込んできて、思わず咽せた。
「なっ、何を脱いでるんだ! 急に!」
「ん? いや、今更だろう? さっきまで、あんな事をしていたんだからさ」
「それは、その、そうだが……」
もにょもにょと口の中をもつれさせて、レメディオスは両手で持っている水のグラスに目線を落とした。
ベリアルの裸を目に入れたくない訳ではない。
だが、見続けていれば目に毒だ。
我慢が出来なくなってしまう。
「それよりもレメディオス、少しは気分もマシになったか?」
「……私は別に落ち込んでなど居なかったが」
「そうか? ならいいんだが」
くくく、と笑う男を見て、レメディオスは少し不機嫌そうな顔をした。
内心は自分を見てくれているのが、少し嬉しかったが。
「……ベリアル、さっきはその、キスを拒絶して悪かったな」
「ん?あぁ、いや、俺の方こそ悪かったな。好きでもない男にキスなんか迫られて、気分も悪かっただろう」
その言葉を聞いて、レメディオスは思わず視線を上げた。
ベリアルは冗談ではなく、仕方がない……といった顔をしていた。
レメディオスは思った。
これだけの事をしているというのに、自身の好意に気付いていないのだ……この男は。
それを好機だと思った。
このまま恋仲にもならず、ただ少しの間の過ちなのだと思い過ごせれば……それで、良いのだと。
淫紋もなくなり、聖騎士団の団長としてこれからも生きていく。
己の信念を信じて生きていく。
そこにベリアルという他国の男が入ってくる余地など、ない。
男との恋愛など雑念でしかなく、自らを弱らせるモノだ。
だからこそ、レメディオスは己の正義のために情欲などという下らないモノは捨てられる。
その、筈なのに。
「好き、だぞ……私は……お前の、ことが……」
ぽつり、と小声で溢した。
聞こえなくてもいい。
寧ろ、聞かないで欲しいぐらいだ。
そんなレメディオスの声はベリアルに届き、その視線を向かせた。
「……それは嬉しいな。俺もレメディオスのことが好きだからな」
「……そ、そうか? ……そう、か」
水滴のついたグラスを手で拭う。
水気を感じながらも、レメディオスはベリアルから視線を離した。
ここで会話を打ち切りたかった。
自分の好意を伝えられて、相手の好意を知れた。
それだけで良かった。
だが、ベリアルは満足していなかった。
「何が嫌なんだ、レメディオス」
「……何の話だ?」
「何かを我慢しているだろ?」
気付かれている。
本来、レメディオスは隠し事が下手だ。
脳味噌まで筋肉でできていると言われているほどだ。
それでも、今まで言及されなかったのはベリアルが気を使っていたから……か、それとも、ただただ鈍感だったからか。
きっと前者だと、レメディオスは思った。
そして今、踏み込まれてしまったのだと。
「っ、どうでも良いだろう。そんなこと──
「どうでもよくない」
思わず顔を上げれば、視線があった。
顔が熱くなっていく。
真剣な表情がカッコいいから、なんて生娘みたいな事を考えて……視線を横に逸らした。
「…………」
「教えてくれないか? レメディオス」
自分の思いを話すのは恥ずかしい。
何に悩んでいるかなど、弱みを見せるのは恥ずかしい。
強く、清く、正しく、国の力である聖騎士団の象徴として相応しい振る舞いをしたい。
弱みを見せたくない。
それでも、そんな事を口にしても……きっと、この男は納得してくれない。
(……私の考えを口にすれば、ベリアルは納得してくれるだろう。こいつは気が効く奴だ。私情より公務を優先する私を……)
レメディオスは水の入ったグラスを持ちながら、鍛錬の所為で硬くなった指を弄り……ベリアルに視線を戻した。
「……私は色恋にうつつを抜かしている事などできない。私は聖王国の聖騎士だ。戦う者として……私の想いを……いや、お前の想いを受け取る事はできない」
目線を合わせるのが怖い。
ベリアルはどう思っているのだろうか。
そんな事も知らずに居たい。
「聖王国は危機に瀕している。カルカ様は眠り、国は亜人に襲われていて、悪魔に狙われている。例えそれらが解決したとしても……次にまた危機に瀕する可能性はあるだろう」
口元が歪む。
「私が強ければ、問題はなかった。だが、ダメだ。まだ力が足りない。強くならなければならない。だというのに、女としての幸せを求めるのは違うだろう?」
声が震える。
「私が強ければ、民は悲しまない。カルカ様も傷付かない。だから、そうだ、私は強くあらねばならない。ローブル聖王国の、聖騎士団長として……」
そうして、レメディオスは押し黙った。
話したい事は話した。
結局は己の力不足が原因だ。
強ければ、余裕があれば、女としての願いを求める事も出来た。
だが、無理だ。
(私は……弱い……)
国を守る、幸せを求める。
その二つへ同時に手を伸ばせるほど、強くはない。
そう考えて──
「レメディオス」
ベリアルに手を添えられた。
グラスを持つ手の上から、優しく手を添えられた。
視線を、思わず上げた。
「レメディオスの考えはよく分かった」
「……分かってくれたか?」
ならば、良かった。
そう、良かったのだ。
これからも、レメディオスはベリアルに会う前と同じように生きていくだけだ。
ただ、それだけだ。
一ヶ月ほどの長い夢を見ていたのだと……そして、それから醒めるだけなのだと。
そう思えれば──
「だが、納得はしない」
「……何だと?」
思わず顔を険しくさせた。
だが、頬は震えていた。
「レメディオスがそこまで己の思いを捨てる必要はない。もっと我儘になった方がいい。欲しいもの、全てを手に入れようと伸ばすべきだ」
「……それは、お前が強いからそう言えるだけだ」
レメディオスはそう吐き捨てた。
そうだ。
この男ほど強ければ、国を守りながら、好きな人を追い求める事が出来た。
だが、現実はそうではない。
レメディオスは、そう思い──
「そうだな」
「……そこは素直に認めるのか?」
「まぁな。俺は強い。そうだろう?」
「……そう、だが」
思わず首を傾げた。
怒りとか不快感よりも先に、不思議に思った。
ベリアルが、こんな自惚れるような発言をするとは思えなかった。
「なら……俺は我儘に振る舞ってもいい筈だ」
「……それは、そうか?」
「あぁ、だから──
レメディオスの頬に、手が触れた。
「俺はお前が欲しい、レメディオス」
「……ふ、ぇ!?」
思わず声が上擦った。
好きな男に急に愛を囁かれて照れずにいられるほど、レメディオスは男性経験が豊富ではなかった。
「ななな、何を言ってるんだ! いや、私の話をちゃんと聞いていなかったのか!?」
「いやいや、聞いていたさ。要は色恋にうつつを抜かした結果、国が守れなかったら嫌なのだろう?」
「そ、そうだ。身も蓋もない言い方だが、間違いではない……!」
レメディオスがそう口にすると、ベリアルは少し笑みを浮かべた。
「なら、俺がレメディオスを手伝おう。国を守る時、力が足りなければ力を貸そう。そうすれば、問題ないだろう」
「そ、それは……その、いや……う、っ」
言葉に詰まった。
否定しなければならないが、否定できるほどレメディオスの頭は良くない。
これは、詭弁の筈だ。
国を守るために力を付ける事は正義だ。
己の願いを捨てて国に尽くす事は清い事だ。
だというのに──
「だから、レメディオス。願いを捨てる必要なんてない」
「ベリアル……だが、私は……」
「良いんだ。もし、レメディオスが困ったのなら、いつでも俺が助けに来る。何かあれば、力になる。だから我儘になっていいんだ」
欲しかった言葉を欲しいだけ掛けてくれる。
聖王国の聖騎士、その団長として……自分より強い人間など、この国には居なかった。
誰かを守る事は出来たが、誰かに守られるような事はなかった。
だから、これは、そう……まだ聖騎士でもなく、弱かった頃の……少女だった頃のレメディオスを呼び覚ますような、そんな甘言だった。
「っ、何故だ! 何故そんな、そんなっ……私に、優しくしてくれるんだ……!?」
しかし、そんな無際限に力を貸すような真似をされる謂れなどない。
そんな価値など、自分にはない。
妹であるケラルトなら分かる。
彼女は賢く、美しく、女らしい。
聖王女カルカならば尚更だ。
彼女以上に清く、美しく、魅力的な女性をレメディオスは知らない。
そんな二人なら分かるが、何故……剣を握る事に全てを捧げてきた、自分なんかに──
「俺がレメディオスを好きだからだ」
あぁ、どうして、こんなにも。
何故、この男は……。
レメディオスは下唇を噛んだ。
「……ほ、本当に私で良いのか?」
「あぁ、お前が欲しい」
「……こんな筋肉質で、女らしくない女だぞ?」
「寧ろ、そこも好きだな」
「……本当に良いのか?」
レメディオスの言葉に男は頷いた。
「あぁ、だから──
息を、呑んだ。
そして。
「俺の側室になって欲しい」
……レメディオスは固まった。
そして、口を尖らせた。
「……お前、最低な告白だな」
そこは妻になって欲しいとか、そう言う場面ではないのか。
レメディオスは少し顔を顰めた。
「ここで聞こえの良い嘘を、俺が口にしても仕方ないだろう。これから長い付き合いになるんだ。本音で語るのは寧ろ誠実だと思って欲しいな」
ぺらぺらと喋るベリアルにレメディオスは……口からため息を吐いた。
そうだ、そういえばコイツはそんな男だった。
だが、そこが好きなのだ。
軽薄だが優しい、そんなベリアルの事が。
「……まぁ、良いだろう。お前の女に……側室とやらになってやる」
「ありがとう、レメディオス」
ベリアルは少し嬉しそうな笑みを浮かべた。
そんな笑みを見てレメディオスは、少し照れ臭くなって……そのまま、グラスを机に置いた。
そして、ベッドに座りながらベリアルへと向き直り──
「……お前は、その、本当に私の事が好きなんだな?」
「あぁ、好きだぞ」
「そ、そうか。なら──
上に着ていた聖騎士の制服を、インナーを脱ぎ捨てた。
「私の事が好きだと……しょ、証明して欲しい……♡」
精一杯、恥ずかしいながらも誘いの言葉を投げた。
そんなレメディオスを前にして……ベリアルは、我慢できずレメディオスを押し倒した。
次回は純愛エッチ
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