※この作品はR-18です。

輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~   作:oosima

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今回、前回のバトルパートの後始末と宴がメインになります。


013 お礼の内容は時と場所で変わるけど…

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王都 城下町○

 

「そこの瓦礫どけてー!」

「メリッサーこの子の火傷を診てー!」

 

 ケンタウロスの襲撃が撃退された後も、アマゾネス達は消火や火災後の復旧作業に追われて慌ただしいままだったが、人々には陰鬱としたものはなくて寧ろ陽性の不屈な空気が纏われていた。

 

「あーもー! そんな傷口を家畜の糞や小便で消毒しようだなんて何処かの島国の戦争物語でも最強天然女間者主人公物語くらいにしか出てこない療法やったら駄目だよ! 最低でも澄ませて煮沸したばかりの水で洗って!」

「は、はい!」

「ユピタさん! コモリアさんの容態が…!」

「すぐに行く!」

 

 その中で、アマゾン国に漂着したところを捕らわれの身となっていたゼウスもといユピタは、中心的立場になって手を動かしつつあちこちに指示を下し続けていた。

 

「…すごいですねあの若者は…」

「ああ、雄としての強さを確かめていた最中にあのケンタウロス共が襲いかかってきた時、私の魔術が過去になく大きく乱れたとはいえ血の鎖を自力で引きちぎったのには驚いたが…。それで逃げるのではなく我々が抑えていた自分達の荷物を取り戻して、その武器であの賊共を追い払って我々を救うとは…」

「ええ、まだ完全に信を置くことは少し早計ですが…あのヴィーナという娘と共に他所へ取られるわけにはいきませんね」

 

 アマゾン国の首脳部もユピタの働きを見ており、その眼差しにはまだ一抹の慎重さは残りつつも、漂着したところを捕えた時と違って好意的な信を向ける色を宿していた。

 

「…それで、そなたの胎には…?」

「は、あの襲撃の時には淫肉の咬み合わせが良すぎて一時抜けなくなりましたが、谷底の川へ投げ出された直前に子種を注がれて潮も噴き出てそれで抜けました。身が川に落とされた時にもしやと思いましたが、あの少年は心身だけでなくやはり雄としても強靭なもののようで…」

 

 その中で女王アウラは魔術師メディアを見やるが、メディアは頬にほんのりと薄朱色を浮かべて自身の下腹部を大事そうに撫で始めた。

 

「…そうか、それでは…復旧の今日の分が区切りの良いところで終わったら夕方にもあの者達を歓迎する宴という名目で…」

 

 アマゾン国首脳部はそれに雌としての本能の高まりを身の火照りを通して感じつつ、今後の算段も進めていく。

 

 

 

 

 

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王宮○

 

「…そういうわけでユピタにヴィーナ、あなた達の昼間における武功とその後の立て直しでの功績、有益かつ豊富な技芸や知識に免じ、“種奴と孕婢”としてではなく王宮付きの客人として迎え入れることとしました」

「はは、ありがとうございます女王様」

「おおー、最初の時と比べて凄い差」

 

 昼間における復旧作業もひと段落して夕方になると、王宮に再び大勢が集まってきたが、昼間と違って扱いは丁重となっていて、二人は眼前にこの時代にしては豪勢な料理が並んでいる状況に感動を覚えていた。

 

(…でもさーやっぱクレーテー島にいた頃と比べて、ゼウ…ユピタがあちこちから持って来たり考えついた食材や方法を用いたいつもの食事に比べればー雑か単調というか…)

(思念でもそんなことは言わないで。魔術師の方もいるんだから)

「さあ、此度は新たな英雄の誕生及びに匠の来訪を記念して…乾杯!!」

「「「「「かんぱーい!!」」」」」

 

 それにヴィーナが旅立ち前との差から不満を思念で漏らしたりしたが、何だかんだ歓迎の宴が始まった。

 

「…死人は出なかったとはいえ昼間にあんな襲撃があった後で、同じ日に宴を開くなんて…人間とは切り替えと立ち直りが早いなぁ…。まー落ち込まれ続けるよりかは良いけどー…あー肉が上手い…(単純に海水を煮詰めただけの塩だから混じり気が多いけど、これが自然な感じがするというかー…)ん?」

 

 数分後、現代であった前世やクレーテー島で自力で強化したそれまでの食生活に比べて、大幅に退化している感は否めない料理なれど、ユピタは昼間での疲労もあってしみじみと楽しんでいたが、そこで誰かが後ろ髪を引っ張っていることに気付く。

 

「おおー、これは本当にさらさらとして触り心地のいい髪だ。まるで川で採れる砂金みたいだ」

「ん? 君は…?」

 

 ユピタが振り向くと、そこには十にも満たない幼いが品の良さと気位の高さを感じさせる少女がおり、彼の後ろ髪を面白そうな表情で触って引っ張っている姿があった。

 

「ああ、その子は私の娘の一人であるペンテシレイアです」

「そうですか、あなたに似て将来も美しくなりそうですね陛下…(確かー、同名のアマゾネスがいたけどその子はたしか軍神(?)の娘として登場していたけど…、時代が違うし同じ名前の子か? 同じ名前の英雄や人物は出てくるから…この名もアマゾン国ではポピュラーな名前なのかな―――)」

「そなたの髪はまるで砂金を固めたカツラのようであるな。よし、決めた! 今日から私はそなたのことは“金ぴかカツラ”と呼ぼう」

「―――あ、ど、どーも面白い呼び名で…(子供っていつの時代でもベタベタ…いや、まー僕も今の年齢は前の世界ではまだ子供だけど…)ん?」

 

 その少女の紹介や地味に痛い話し方にユピタは微妙な苦笑いを浮かべたりするが、そこで今度はこれまでのとは段違いに少ないが心地よいあの感触が身に生じてきた。

 

「…ねーユピタ様ー、昼間にあの野蛮な獣人どもを追い払われた時の勇敢なお姿感動しましたー♪」

「あの時のお話をもっとお聞かせくださいませー」

「…え、ちょ…お姉様方…こんなまだ料理が残ってる状況でそんな…あ!?」

 

 此度の宴で参加していたアマゾネス達の有力者やその娘達が、艶を帯びた表情でユピタの身にすり寄って触れ始めてきたのだ。

 

(…うう、母さん達やヴィーナもといアフロディーテとか上位の女神達の本来の姿には比べられないけど…、アマゾネス達も前の世界での基準に比しても美しいお姉さんや綺麗な子ばか…あ、ついに野郎のシンボルにまで布越しだけど…)

 

 ユピタは年上美女達に打算込みながら好意で触れられてくる感覚に雄としての性(さが)で喜びも感じるが、そのスペックの高さと前世知識から残されている冷静な思考力で彼女達に不審さも覚える。

 

(…けれども何かこの世界のアマゾネス達は可笑しい。女性しか生まれないなんてのも…前の世界で読んでいたどの神話の解説書には載ってなくて、先生達の講義にも出ていなかったのに…。それにいくら病院がなくて医療技術が未発達な時代だから弱者は自然と淘汰されやすいからって、ここの老婆達は魔術で感じたのを前の世界の暦基準で測って出したのに比べて、老いが遅くて元気な人が前の世界に比べて多い…。記述が残されてないかまだ発見されてないだけで、こういうバージョンの神話も古代ギリシアにはあったのかな…!?)

 

 だが、記憶にある原典とこの世界でのアマゾネス達の相違点からくるその思索も、より深まる前に彼女達によってストップを掛けられてしまう。

 

「…あ~ら❤️ 昼間にあんだけ活躍した後でここはまだこんなに元気が残っていたみた…え!? ちょ…なにこれ…!?」

「ん? 何よそんな顔をして…ん? んんん…え!?」

 

 ユピタのボトムと下穿きの内側に隠された少年らしくない雄の証に、ついにアマゾネス達の心地よい指が直接這われはじめ、所詮は性の味を覚えたばかりの10代のやりたい盛りの身は呆気なく彼の理性を押し流してしまうが、その理由を作ったアマゾネス達も指で感じ取った彼の雄の証が確かめられていくにつれて、その艶を帯びつつも子供を可愛がるものだった表情に驚きと困惑の色も浮かんで情欲を後押ししてしまう。

 

「…え、何なのあんたたち? そんな急に止まって…?」

「み、皆、これを見て!」

「「「「「!?」」」」」

 

 周囲の様子を見ていたアマゾネスは仲間たちの停止と沈黙を訝しむが、ユピタと身を触れ合わせていた方は彼からボトムと下穿きをパパっと外して少年らしからぬ雄々しくなり始めた一物を曝け出し、彼と周囲の女性達を言葉がしばし出ない衝撃に叩き込んだ。

 

「……って子供の前で何をしてるんだ!? あんたらアアアアアアアアァアア!?」

 

 数秒の沈黙の後、ワナワナと震え始めたユピタは真っ赤に染まった顔で雷鳴の如き咆哮をまたしても放った。

 

「…お、おおー…声も大きいがこっちのも凄いな。前に見た種奴達の誰よりもすごいな…」

「何で少し顔を赤くした程度でまじまじと見に来てるのこの子!? つーかこんな小さな子がいる場所でこんな公開羞恥刑するなんて何を考えてるの!?」

 

 昼に引きずり出された時も前世ならセクハラで警察ものだったものの、自分達が咎人や罪人もしくは不審者に近い扱いを受けていた状況だったのでユピタは大人しくしていたが、自分が恩人となって歓迎されている今で再度公開セクハラされたことに、何より今の自分より明らかに幼い子供がいる状況でそれをされたことにはさすがに大人しくは出来なかった。

 

「…ううーむ、触るとこんな感じなのか…思っていたのよりも熱くて硬いな…」

「いや何さこの子そんなまじまじと熱心そうに触りにきてるわけ!? そもそもなんで周りの皆はこんな子の前で僕の愚息を曝け出しちゃってるの!?」

 

 しまいにはその少女であるペンテシレイアが自身の足の間に入り、興味深々な様子で陰部を触ったりじろじろ見てきたりと、ユピタは過去のプレイで憶えてきたものとは異なる羞恥の高まりを覚えてしまう。

 

「何を言っているのです? 王族に生まれたものは子を設けて血を残すのが責務の一つ。その子ももう将来に備えて子作りのことは教えています。もっとも本人はこちらの予定よりも早く奴隷達のものの盗み見という形で見てしまってるようですが…。今回は良い機会ですから実際によく見てらうことにしましょう。子作りを実際にしてもらうのはまだ当分先ですが」

 

 それに対しアウラは雌としての情欲の証明である朱色を頬に出しつつも平静な表情で、娘のふしだらな行為を押しこそはしても咎めようとはしていなかった。

 

「(あんたらが原因ですか!?)だ、だからってまだこんな小さな子の前でそんな大人すぎる展開はちょっとー…!? それにまだ宴の最中ですからー…って何か増えてるんですけど!?」

 

 いくら古代とは言えまだ前世の現代基準倫理観が強く残っているユピタは、周囲の児童向け性教育のあまりの早熟さに内心で絶句しつつも、アマゾネス側に慎重な対応を求めるが、むしろ周囲の美しいアマゾネス達とその自分に向けて伸ばされている手の数が増えていることに赤面は更に強まっていく。

 

「いやー、だってーユピタ様はここアマゾン国にはもう英雄みたいな方じゃないですか!」

「そのあなたにお礼したいって子は多いんですよー」

「それにさー、あなたも昼間の今日の分の立て直しが終わって宴に入る前の女王様達との話し合いでー、ここに客人として住むことを許される代わりに、私達の血筋を残すための営みに協力されるって約束も交わされたじゃないですかー」

「そ、それはそうですけど―――」

「ほらー、これがあなたの半身の源にもなったのが詰まってる玉袋ちゃんよー♪」

「お、おおー…ムニュムニュしてて…不思議な感触だ…」

「―――おってあんたも何をませた悪ガキみたいなノリでそんな小さな子を巻き込んで悪乗りしとるんじゃ!?」

 

 利害絡みなのはわかっても自分に好意を抱いてくれる美女達が数を増しながら迫ってくる光景に、ユピタは今の肉体由来(?)の強すぎる性力と前世の成人向け作品で育んだ妄想力を刺激され、前世由来の倫理観ががりがりと削られていく葛藤に苛まれつつもどうにか言葉では拒絶しようとするが、ヴィーナが小悪魔的な笑みを浮かべてペンテシレイアを巻き込んでセクハラ行為に加わったことが止めになった。

 

「うわ! 完全に勃っちゃった!」

「す、すごい…棍棒みたい…ゴク!」

 

 ヴィーナの更に向上した手淫とペンテシレイアのまだ汚れを知らない手の感触に、ユピタの意思に逆らって男根は雄の性で完全勃起し、そこへ注がれるアマゾネス達の視線と手の感触が彼の心中で保たれていた自制心の最後の一本をプチっと断ち切った。

 

「あーもーわかったから! 宴でもお礼でも名目はどうあれ皆さんの未来と次世代を守るための夜の仕事もまだ夕方だけど今からでもさっそく頑張るから! せめてまだ小さすぎる子は除けてー!!」

 

 結局、ユピタは向こうから付けてもらっている理由と愛欲に逃げることにした。




こんなにも都合よくハーレムプレイできるわけないだろって皆さん思うでしょうし、私もそうだと思いますけど、原典のギリシアのも含めて神話というのはもっとありえねーって言いたくなるエピソードのオンパレードなので、大目に見てくださると助かります。
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