※この作品はR-18です。

輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~   作:oosima

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今回は、作中の時代にはまだないだろう物品や技が幾つ出てきます。


017 新技術の検証に失敗はつきものだし…

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王都近辺 草原地帯○

 

「…んん、く…よし、これでいいか…?」

 

 美の女神アフロディーテもとい美貌の魔術師ヴィーナと神族の少年ゼウス改め少年魔術師ユピタの、早朝における水場での交わりから数時間後、そこから遠くない草原にてアマゾネス達が馬を取り囲み、道具類をその体躯に付けていっていた。

 

「…うん、それくらいでいいね。きつすぎると馬が苦しがって暴れるけど、逆に緩かったら乗(・)る(・)人(・)が危なくなるから…」

 

 その動きを指示しているのはユピタだが、彼の表情にも少し不安が浮かんでいるので、周囲のアマゾネス達は期待しつつもそれ以上の不安の色が浮かんでいた。

 やがて、アマゾネスの一人がその道具類を付けられた馬に跨り、その手に綱をしっかり握って前を見据えた。

 

「…はぁ!」

「ヒヒーン!」

 

 そして、騎乗したアマゾネスが気勢良く声を上げて手に持つ綱を揺らすと、彼女を乗せた馬は小走りで駆け出した。

 

「うわぁ! 本当に人を乗せた状態で走ってる!」

「ケンタウロスみたいだ!」

「あんな道具を付けただけで走れるようになるなんて!」

 

 その、おそらくこの世界で初めて馬(・)具(・)を(・)用(・)い(・)た(・)状(・)態(・)で(・)の(・)騎(・)乗(・)の(・)成(・)功(・)に、アマゾネス達より大きな驚喜が巻き起こった。

 

「こうしてみるとあなたって色々と道具を思いついたり、作ったりするのが本当に好きよねぇ」

 

 それ及びそれを成したユピタにヴィーナは感心している表情を示す。

 

(…前の世界でも、馬の家畜化に成功した例で最古のものは、前の世界でアマゾネスの元になった遊牧民たちがウクライナ辺りで始めたものらしい。こっちの世界の彼女達が暮らすこの地も、魔術などを駆使して調べてみた限りは、昔のためか海岸線などで多少違うところはあるにせよウクライナの黒海沿岸辺りくらいと思わせる位置にあった…。元々羊飼いで生活していた人達だから家畜の扱いに慣れていたのもあったのもよかったな…)

「次は私に乗らせて!」

「あたしの方を先にしてー!」

 

 そのユピタが視線を向けている先で興奮したアマゾネス達が、戻ってきた馬の周囲に次は我と群がっていたが、その馬にはこの時代ではまだないはずだが、ユピタの前世知識で早く生まれて持ち込まれた鞍や手綱に鐙など馬具が付けられていた。

 

「…私達は裸馬でも難しくないけど…あーいうのがないと動物にも満足に乗れないって人間は私達に似ているのに不器用な生物よねぇ…」

「いやねえ、人界の皆が皆こっちみたいに無駄に丈夫で芸が多彩なわけじゃないし…。神族も皆がー…」

 

 無邪気に馬で遊び始めるアマゾネス達をヴィーナとユピタは可愛いものを見る表情で見守っていた。

 

「…それでも、これでこの国の選択肢は大きく広がって深まるよ。馬に乗れば陸上でもこれまでの徒歩とはけた違いに進める距離が延びるし、物資の運搬はけた違いに…」

 

 この変化が齎すこれからの予想にユピタが頬を緩ませていると、そこで馬具と同時に今日この場で彼が持ち込んできたもう一つの道具が姿を見せた。

 

「うわ! これだけの荷物を載せた状態で引っ張れるなんて!」

「すごいな、これなら獲物や牧草が無くなった時の移動の手間が省けるぞ!」

 

 続けて他のアマゾネス達がユピタの視界に喜色と共に引っ張ってきたのは、馬に引かれた状態でコロコロやゴトゴトとした音を奏でる、少なくともこの地では初となる“車輪付きの荷車”であった。

 

「…ユピタありがとう。お前が持ってきてくれたあの道具…作り方や材料からして我々とこの地でも出来そうだ」

「使える人が多くなってこそ技術は真価を発揮できるからね。それにあれの作り方自体は簡単なものだし、今ここで使用している僕らが持ち込んだのとは違って、これからこの地で採れる材料で作るものは当分素材の違いから丈夫さとかで落ちちゃうだろうから、皆で色々と工夫を凝らしていかないと…」

 

 それに深い謝意を示すメディアにユピタは注意を促す言葉を吐きつつも表情には穏やかな色が浮かんでいた。

 実際問題、これまでユピタが旅立ち以前に遠出で各地を回っていた時期におとずれた地域で学んだり、手に入れたり、伝えたものと比べても、今回の騎乗の道具や技術の導入は大きな意味がある産物であった。

 

(…この時代は前世の現代にはなかった魔術という要素があるから、それも上手く組み合わせればこれだけじゃなく他の技術でもより効果的に生かせるようになるだろう…。だけど問題にも対処していかないと―――)

「ヒヒーン!」

「きゃああああああ!?」

「―――お…!?」

 

 一方、これから技術革新で生まれる問題についてもユピタが考慮したその時、今その一環で生まれた乗馬技術の現場より、馬が甲高い鳴き声を上げながら一人のアマゾネスを乗せた状態で爆走しだした。

 

「うわぁ! マーミシャ!?」

「だ、誰かお馬さんを捕まえてー!」

「!」

 

 初めての乗馬に興奮して集まりすぎたアマゾネス達の環に、魔術で大人しくなるようにさせられていた馬のメンタルが限界を超えてしまったようで、発起人であるユピタは即座に疾風の如き速度でそれを追い出した。

 

「たたた! 助けてええええええええええ!」

「マーミシャ! その状態で降りると危ないからしっかり捕まってて!」

 

 数分後、栗色の短髪と同色の瞳で小柄に可愛い面貌をした美少女マーミシャを励ましつつユピタは彼女を乗せて爆走している馬に追い付き、手綱を掴んで魔術を併用してどうにか馬を大人しくさせようとする。

 

「…よし! どうにかあと少しで大人しくさせられ…!?」

 

 徐々に馬のスピードが下がり始めてきたことにユピタは安堵の色を少し浮かべるが、そこで馬の進行方向先にまた深い谷が存在していることに気付いた。

 

「(この距離じゃ大人しくなるまで間に合わない! 馬には悪いけど)はい! 予定変更!」

「ビヒィ!?」

 

 ユピタは即座に馬の手綱を人間化状態での怪力最大値で馬を引き留めた。

 

「キャアアアアア!?」

 

 だが、その反動で今度はマーミシャが馬上から勢いよく飛ばされてその身が谷底へ落ちそうになる。

 

「捕まって!」

 

 その前にユピタはギリギリで上位者達に気付かれない範囲で身に稲妻を纏ってもの時点での最大限で先回りして、飛んでくるマーミシャの手を掴もうとする。

 

「は、はいーーー…!?」

 

 それにマーミシャはどうにか女戦士としての勘ととっさの対応力で反応し、手を伸ばしてユピタのそれを掴もうとするが、互いの指先はすれすれの距離ですり抜けた。

 代わりに、マーミシャの手はユピタのロングボトムに包まれた足の付け根に達し、そこを掴む形で手は丸まってモギュギュっと二つの小さくない果実が強く握られたような音が周囲の大気を鈍くも重く震わせた。

 

「ほオオオででゅううううあああああアアアァアアアアァ!!??」

 

 その結果、ユピタは何処かの海賊系作品で雄のシンボルに痛撃を与えられた改造人間船大工のような悲鳴を上げながら意識が飛びそうになるが、どうにか踏みとどまって近場の大木の幹に捕まって谷底へ落ちそうなマーミシャの命綱代わりとなった。

 

「…う…うううう…あ、ありがとうございますユピタさ…ま!?」

 

 数秒後、爆走中の馬に乗っていて回った視界が回復したマーミシャは谷底へ落ちそうな宙ぶらりん状態でどうにか現実に戻るが、そこで自分が何を掴んでるのか、それでユピタが見せる泡を吹きながら白くなっている顔に気付いて慌てて登って彼を引き上げる。

 

「もももも申し訳ありませんユピタ様! だだだ大丈夫ですか本当に色々とォ!?」

「…げ…現実時間では数秒…意識の中では無限に思える時間の中…自身から柑橘類が…もげ落ちそうな気がしたけど…ど、どうにか…だいじょ…」

「大丈夫そうには見えないです! ししし失礼ながら痛めつけてしまった箇所を診させていただきます!」

 

 マーミシャは崖上の野原の上で顔が白くなっているユピタを仰向けで寝かせると、自分が負傷させたと思わしい箇所を診るべく彼から衣服をスポポーンと脱がせていく。

 

「………こ、これが…昨晩に女王様や先輩たちが…交わったという…ユピタ様の…殿方の証…」

 

 数分後、マーミシャは青かった顔色は一変して赤く染まり、手で顔を覆いつつも指の隙間から、陰嚢が普段と比べて赤くなって少し膨らんでいるものの常人のより遥かに大きくて立派な男性器を注視するようになった。

 

「…う…ぐぅぅぅ…」

 

 ちなみに、ユピタは衣服を脱がされてどうにか股間のダメージが許容範囲内で留まったことに安心でもしたのか、白からやや青みに近づいた顔色で眠りに付いていた。

 

(…が、外傷自体は無さそうだけど…ちゃ、ちゃんと…機能も無事なのか…確かめないと駄目よね…)

 

 一方のマーミシャは不安がまだ続いており、顔を追っていた手の片方をオズオズとユピタの股間へ伸ばし、ムニュンと優しくその陰嚢を掴んだ。

 

(…う、うわぁ…ユピタ様のこれってこんな感じなのね…何かぁ…触った感じでは柔らかいのに…指を深めようとするとグニィって不思議な弾力が押し返してくるように強まって…特に大きな二つの球のような部分が…まるで心臓のようにトクントクンと脈打って…っ…み、見た感じ怪我は無さそうだけど…中身まではまだわからないよね…。だったら…こっちも確かめられるだけ確かめないと…き、昨日に盗み見した時はたしか…これを…こうして……)

 

 マーミシャは心臓の鼓動に似た震えと熱や弾力が強まっていることを感じると、色々と理由をこじつけて、昨晩の後宮での乱交の光景を思い出して、陰嚢に対する手淫を徐々に強めていく。

 恐る恐る唇を近づけて唾を亀頭に垂らし、ぎこちない指でそれを全体へ塗すように手淫を施し、潤滑を高めてビクンと強く震える箇所を見つけていって擦る速度を徐々に高めていった。

 

「…ん…く……」

 

 すると、ユピタの青かった寝顔にも徐々に血の色が戻っていき、その主因たる男根もムクムクと元気ある勃起を見せ始め、その先端よりマーミシャが垂らした唾とは別の滑り気である先走り汁が滲み出始める。

 

(…こ、これが男性の象徴の先端より出てくるという…女性の中に上手く滑り込みやすくなるための油みたいなものか…こ、これが出てくるなら…ちゃんと子種汁も出てくるかどうか確かめないといけませんね…。もし、出てしまった時に子種が無駄になったりもしないようにしないと…)

 

 その頃にはマーミシャの子宮もコトコトと熱が徐々に高まり始めており、彼女はそれに押される形でユピタの腰の上に跨り、既に湿り気を帯びていた足の付け根を自身の手淫でそそり立った男根に触れさせた。

 

「…そ、それでは…償いながらこっちの機能も無事か確かめさせていただきま…アアァ❣❓」

「……ん…」

 

 マーミシャは一回深呼吸して少し落ち着いたのち、勢いよく腰を振り下ろして淫裂を男根に被せ、プチっとした小さな痛みと引き換えに大きく焼いてくるような快楽の固まりを胎内へ導いた。

 

「…ふう、メティスの話からして…ここにあの子達が流れ着いてアマゾネスに捕まったというのは確からしいけど、今はどんな感じかしら…?」

 

 数分後、アマゾン国王都を取り囲む草原地帯の一角を、息子の様子を見ようと秘かにレアが魔術師を装おうフード姿で歩いていた。

 

(…あの男が産まれない民族はたしか他所の民族は、自分達に子を宿らせる種馬かもしくはそれを産ませるための奴隷にするって話だったけど…、あの子…自信なさげな割に実力は高いけどお人好しだから、捕まっていいようにされてなければいいけど―――)

「アアァアアアア❣ ユ、ユピタ様アアアァアアァ❣ まるでええあなたの腰がぁあのお馬さんみたいにずんずん跳ね上がってええええええ❣ それでええええ男根がアアァあの車輪みたいに中で円を描いてええええええ❣ 私の中がァアアアア回されすぎてちぎれちゃうか突き破られそうでシュウゥウゥウゥウゥぅ❣❣」

「アアアァアア! マーミシャアアアァアア!!

「―――ぉ…!?」

 

 そのレアがある丘を登ろうとしていたその時、初めて聞く少女の嬌声と懸念している息子に近い愛欲を帯びた声が、丘の向こう側より響いてきた。

 

(…あ、あの男の子…魔術で声と姿を変えてはいるけど…ゼウスよねぇ…名前もユピタって呼ばれているけど…正体を偽っている一環でしょうね…)

 

 レアが姿勢をかがめて丘の上に上ると、崖の縁で意識を取り戻した彼女の息子が騎乗位で始めて見るアマゾネスの少女に跨られ、激しく肌を打ち合っている姿があった。

 彼女が来る少し前に意識を取り戻したユピタは、マーミシャの背丈の割に大きく形のよい胸に手を伸ばし、爆走していた馬上の時みたいに激しく蠢くそれを揺れに応じて揉みしだいて彼女の上体にも愛欲の味を沁み込ませていく。

 

(……うう、子供の頃からお人好しすぎて遠出好きすぎるところはあるけど…聡くて素質も凄くて良い子だったのに…如何せんあの人の血が半分流れているから女性関係は心配だったけど…、やっぱり…う、まずい…またあの子のお(・)姉(・)さ(・)ん(・)達(・)みたいに飲み込まれるのが嫌だからあの人の夜の誘いを徹底して避けてたためか…私までここが熱くなってきて…)

 

 その若い衝動が強く押し出された息子と見知らぬ少女の激しい交わりに、レアも次第に注視を強めていってしまい、足の付け根や胸などがモジモジとし始めて無意識のうちの指を這わせて弄り始めてしまう。

 

「…フアアアアアァアアアアァ❣❣」

「っ~~~~!!」

 

 そうして誰かにもう盗み見られているなど知らず、マーミシャとユピタは互いにパァンと肌を打ち合わせた直後に、大波同士がぶつかり合って生じた白き水柱の如き白濁が生じてそれは二人の繋ぎ目からもそのような勢いで噴き出て、二人は大波に打ち上げられた魚の如き勢いで意識が快楽の高みに上がった。

 

(…ああ、あの子達ったら…他に人がいるとは思ってないからってこんな外で…!?)

 

 それに焚きつけられてかレアは自身の自慰行為に気付きつつも更にそれが激しくなろうとしたところで、大勢の掛けてくる足音とその気配に気づく。

 

「ユピタ様ー! その御身とマーミシャは無事ですかー…!?」

「…あ、あーらま…馬と同じく大丈夫っぽいけど…さっそくおっぱじめちゃってる…」

 

 数秒後、丘を越えて大勢のアマゾネス達が心配している様子で駆けつけてきたが、当然二人は極みの余韻に浸っている場面だったのでそれに赤面やジト目を示す。

 

「…え!? た、隊長たちに先輩たち!? キャーーー!?」

「…あ、これは…そのー…信じてもらえないけど股間含めてまた色々あってー…」

「あーもーとりあえず、馬の方はこっちで捕まえなおしたけど…」

「こっちを心配させててもそんな種付けをおっぱじめられる余裕があるならー…」

「私達に回せる分もまだあるわよねー❤️」

「いや…ちょ…皆…今さっきまでやってた身であれですけど…夜のお仕事は陽が沈んでの家の中でー…あーーーれーーー…」

 

 周りを囲まれたところで極みの余韻が退いたマーミシャは仲間達に気付いて顔を真っ赤にし、彼女に跨られた状態でユピタは我ながら白々しいと思いつつも言い訳しようとしたところで、アマゾネス達にさっそく体を求められだした。

 

(…色々とふしだらすぎるけど、この地には悪くない感じで受け入れられているみたいね…。これなら…飲(・)み(・)込(・)ま(・)れ(・)た(・)あ(・)の(・)子(・)の(・)お(・)姉(・)ち(・)ゃ(・)ん(・)た(・)ち(・)も受け入れてもらえる下地は整ったかしら…)

 

 それは丘の上で姿を人の視界から消す魔術を用いて留まっていたレアも見ており、表情こそ微妙そうだが不思議な安堵感を覚えてこれからのことに思惑を巡らせ始めた。




次回、話の舞台は変わる予定ですが、やや不快感を催す展開もあるかもしれません。
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