輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
今回は、ゼウス達の近い未来からその陣営の人材を大きく強化することになるイベントがあります。
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国辺境 某山岳地帯○
「…はあ、昨日も色々と大変な目に遭った…」
アマゾン国における初めての乗馬技術及び馬具の導入がなされた日の次の日の朝、ゼウスもといユピタはそれで生まれたアマゾン国国産第一号馬車に乗り込んでガタゴトと揺れながらも進んでいた。
今現在、ユピタ達は交易の品を乗せた馬車と共に山道を進んでいた。
その中にユピタが混じっているのは、王都の詳細は概ね知れたので今回は王都の外である王国の他の地を見て回るためである。
「…しかし、あなたが直々に参加するとは…」
「同じ国でも土地が平野だったり森だったりで変わるからね。出来るだけこの身で実際に見て感じた方が、どの技術がどのように役立つのかわかりやすくなるし―――」
「アアン❣」
その姿に周囲の使節兼警備のアマゾネス達は物珍しそうな顔を浮かべているが、ユピタが始めて見に行く地の想像で表情を柔らかくしたその時、馬車がゴトっと大きく揺れて女性の嬌声が響いた。
「外回りも熱心なのは良いがあなたのまず優先すべき仕事も忘れないでくれよ」
「―――ぃ…あ、はい、わかってます…」
嬌声とアマゾネスの言葉が示す通り、ユピタは馬車に乗って手綱を掴みつつも、彼女達の同胞への種付けもいつも通り行っている途中であった。
「…ああ❤️ ユピタ様も私の父がいる村に行かれるのですね…❤️ 齢を重ねるころには…ユピタ様に似たお子さんが何人いるのでしょう…❓」
「いやね、まだこの身が
ユピタがジト目を浮かべつつも手綱と共に揺らしている腰を打ち付けているのは、濃い茶色の癖が強いショートシャギーの髪をした、飛びぬけてではないが田舎あたりに住まう少女の中では一番美しいだろう部類に入る垢抜けない十代後半くらいの少女のまだ小さいが成長の余地を感じさせる瑞々しい生尻であった。
今、ユピタに尻へ快楽と豊穣の肉棒を打ち付けられているその美少女の名はアイマナ。
アマゾン国では王宮に仕える侍女見習いとして働いている身で、その身に流れる血の半分は、アマゾン国に貢納を治めることと引き換えに安全保障を担保してもらっている集落の一つが流れており、今現在向かっている先の集落は彼女の父が住んでいるとされる地だ。
「…しかし、ひいき目も混じるけど女性ばかりの民族なのによくこの辺りの覇権を握れたね」
「ふアアァ❤️ 武器にも使える黒曜石の産出地はこちらで押さえていますから…あぁ❣❓」
(…あー、金属器関連がこの辺りでは全然進んでないからそのことが大きいな。ヨーロッパ人が来るまで中央アメリカの覇権をアステカ人が握れたのは、黒曜石の産地を抑えていたのが大きかったって言うし…)
男手の供給に大きな制限を掛けられているアマゾネスのこの地域での強さとその理由の一つを、今現在交わっているアイマナから嬌声混じりながら聞けてユピタは考え深げな顔になる。
だが、それに護衛のアマゾネス美女の一人が文句をつける。
「おい、そんなまだ子供なのに種付けの最中なのも忘れさせる綺麗な思索中の表情を浮かべるな。お前の知恵や技は貴重だから故に周囲にはまだ無暗に知られるわけにはいかない。そう思われないような顔をしてくれ」
「じゃあ、どんな表情を浮かべれば?」
「…そうだなー…“ケンタウロスの襲撃で男が全滅したアマゾネスに孤児として拾われて自分が唯一の種馬生活を送れている悦びで子種脳になってしまってる超マセガキ”みたいなアへ顔丸出しな下丸出しでアホな笑み…か?」
「男性の尊厳と人権のためにも全力で遠慮させていただきます」
真面目な表情のアマゾネス美女に成人向け漫画などで竿役が浮かべそうな表情を求められ、ユピタは非常に微妙そうな表情で断った。
「ふァアアアア❣ し、子宮がぁ溶けちゃいそオオオオオ❣」
「表情だけでなく腰の動きも器用だな」
「いや、子を産むのに協力してくれって言ったのはそっちだし、それに…まあ男として気持ちいいし…、理由はどうあれ求めてくれる女の子はきちんと悦ばせてあげないと…ん?」
その間もアイマナは蕩け顔をどんどん強めていき、それに応じて半分熱く溶けたようになりつつも締め付けを増す彼女の初心さを忘れない肉壺で、ユピタは男根にそこまで神経をやってないのもあって自然と射精感が立ち上ってくるが、そこで彼らは登っている山道の頂上から目的地の山村が徐々に見えてきた。
「アアアァアア❣ ラ、らめえええ❣ 父様がいるかもしれない村が近づいてるのにイイィいいいい❣ わ、私いいぃ頭がアアアァアアアア❣❣」
久方ぶりに見える自身のルーツの片割れに、アイマナは悦びつつも子作りの最中ということもあって羞恥にも襲われ、声で喉が裂けんばかりの嬌声を背の仰け反りで上を向いた口から解き放った。
「ん」
それにユピタは飛び切りな肉の震えと締め付けというほどの快楽は感じなかったが、自身の手で女にしたばかりの少女が自らの肉体と技で極みに押し上がった事実への素直な喜びと、やはり極みで震える処女卒業後の固さが残る肉壺の蠕動が心地よかったので、普通に子種汁を注ぎ込んで彼女の胎内を満たした。
○ギリシア本土 オトリュス山○
(…よし、ついにここへ戻って来たわね…)
ユピタもといゼウスによって新たな孫になるだろう命が産まれようとしていた頃、彼の母レアは自分達この世界におけるギリシア圏での神族の本拠地があるその山上の異空間に存在する、宮殿の群れに戻っていた。
(…とりあえずあの子が考えた避妊の術をメティスにさらに強化してもらってこの身に掛けてもらった。あの子のあの記憶の方はムネモシュネに頼んであるからいいとして…問題はこの薬をどうやって飲ませるかだけど…!?)
そのレアが豊かな胸の谷間よりある小瓶を取り出したその時、彼女の足首が何かによって強く縛り上げられた。
「…!? これは…!?」
そのままの勢いで宙づりにされたレアの逆さまになった視界が映し出したのは、まるで動物のように蠢く巨大且つ醜悪なまでに細やかな植物の根の群れ。
「…………」
そして、その中心にある闇の奥底に見出したのは、今もっとも不安と期待を抱かせる息子と何処か似つつも、嘗て愛おしく思いながらも今や強い拒絶と一抹の未練を想起させる暗く澱んだ少年の双眸。
「…!? あなた…まさか…その瞳は…ッぐぅ!?」
レアがその瞳に何かを良からぬ意味で悟ったその時、彼女の口は無数の根によって塞ぎこまれた。
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国辺境 某山岳地帯 某山村○
「うわー! 本当に馬に乗って走ってるー!」
「これならどんな大きくて重たいものでも運べるねー!」
レアの身に何者かの魔の手が襲い掛かってから数時間後、その息子であるゼウス改めユピタが訪れた村の人々は、アマゾネスが持ちこんだ馬とそれが人や物を乗せて走ったり、馬車が引かれている光景に興奮していた。
(…よし、掴みの方はOKだな…。人というのは視覚的効果が伴えば精神的に大きく影響を受ける。向こうがあれに気を取られている間に…この村と周りの森のことを調べていくか…)
その様子にユピタは安堵しつつ、今後の関係強化のためにも周囲の状況を調べることにした。
(…ウクライナの沿岸部辺りかと思ったけど…何か植生が色々と違うのが混じっているな。まあ、僕が神族としての力を遠慮なく発揮できていた頃に遠出して回っていた所々もそういう感じは強かったけど…)
数分後、ユピタは山村を取り囲む深い山林の中を歩きながら、植物などを調べていっていたがこの世界で幾度となく覚えたことのあるその違和感をまた感じていた。
(…やっぱり、この世界は古代ギリシア神話に近い並行世界かな…? いや、今はその話はどうでもいい…。あ、この露出している断層は…粘土だから土器に使えるな。今まで見てきたけどこの辺りの器は皆が木製か皮革製だから。これで色々と皆に見せながら作ろうかな…!?)
その違和感で思考を深めかけつつもすぐに振り払い、ユピタは今現在この森で生活などの向上に役立ちそうなものを探して回っていたが、その中には彼の目を丸くさせるものも幾つかあった。
(…え!? 何でこの木がここ…前の世界ではカナダあたりにあるこの木が何でウクライナ辺りだろうここに…!? いや! 神代だからよく似ている別物の可能性もある…調べてみよう!)
ユピタはその中の一つであるその大木の幹を、持ち歩いている魔法の背嚢から取り出した鋼鉄製短剣で幾つかの傷を入れ、そこへ木製の器を紐で縛り付けた。
「…あといくらかしたら村に戻る必要があるからね…。ちょっと魔術で…“時速”!」
そして、ユピタが一応はこの時代の人間にもも出来る範疇で魔術をその幹の傷の個所にかけると、通常よりも大幅に速い速度で樹液が滴りだして器に溜まっていく。
「…よし、これを魔術で毒の有無を調べて…大丈夫か。次に背嚢から鍋を出してそれに集めて…」
そうして集めた樹液を一つの大きな鍋に集めると、ユピタは懐かしそうで且つ期待を静かだが並々ならぬ様子で宿した表情で恐る恐る指を近づけていく。
「あ♪ なにこれ? 甘くておいしいじゃない♪」
だが、ユピタの指がその樹液の水面に触れようとした直前に、別の指がささっとそれに触れて樹液の一部を摘まみ取り、チュっと唇に運ばれて童のように素直な喜びに満ちた声が鼓膜を震わせてきた。
「…そりゃまあ、サトウカエデから集めたメープルシロップですから…」
その味で素直に喜ぶ美の女神アフロディーテが変装した姿である女魔術師ヴィーナに、ユピタは何度も諦めかけた地元有名高級料理店の名物料理の予約をやっと取れたものの、たまたま抽選を当ててさっと食べ始められた友人の姿を見せつけられた時のような凄く微妙な顔を向けた。
最後の所の表現、あの黄色いアフロがトレードマークで体毛を武器に戦う戦士から学ばせていただきました。