輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国辺境 某山岳地帯 某山村○
「甘いわねー♪ まーた凄い発見しちゃったのねー♪」
アマゾン国の辺境に位置する深い山林の一角で、本来ならこの地にはまだ存在しないはずのそのサトウカエデの森の中で、美の女神アフロディーテの人に姿を偽ったものである女魔術師ヴィーナが、大人びた成熟な美と少女のような可愛さが同居した笑みでメープルシロップを口元に運んでいた。
「…喜んでいただいて幸いだけどさー、身重の状態でそんな初めて目にしたもんだろうものをパクパク口にされると父親として何と言うかー…」
「あら♪ 本当に赤ちゃんにわるいものなら君が止めてくれるんでしょ♪」
(…相変わらず口に運ぶ姿まで美しくも可愛らしい…それで却ってむかつきつつもそれ以上に可愛く見えて…)
その姿に、この地におけるメープルシロップ発見者である神族少年ゼウスもといアマゾン国王宮客人魔術師ユピタはジト目を向けていた。
「あれー? こんなところで何してんのー?」
「何か木にぶら下げてるけどどうしてー?」
二人のそんな微妙な空気などお構いなく、村の子供達がこの場へ無邪気な様子で雪崩れ込んできた。
「…え、ちょっと何でこの場に…?」
「あー、村の方での話し合いはアマゾネス達がずっとしてて退屈になったからこの子達と一緒に遊んでたのー。それでー君の匂いが良いそれと一緒にしてきたから探してここに来たってわけ」
「相変わらず見た目は大きいのに中身は子供っぽいというか…?」
それにユピタが戸惑っていると、その彼の手にあった方の鍋が急に引っ手繰られた。
「…ん? なにこれー…いい香りがする…って美味しー!」
「甘くておいしいよー!」
「えー! マジで!」
そして、その中にためられていたサトウカエデの樹液の美味を子供の好奇心で知ると、あっという間に群がりだして次々と口へ移し始めた。
「こらー! まだ(人間基準での)毒見はしてないんだから口に運ぶのは止めなさーい!」
「うわー!」
「あのお兄ちゃんが怒ったー!」
自分より見た目も中身も幼い子供達が地味に危ない行為をしだしたのにユピタは声をつい荒げ、それに驚いた子供達は散らばるが何名かの男の子はヴィーナの豊かな胸の谷間へ逃げ込むように彼女へ抱き着いた。
「あーもーもうムスコが硬くなりがちな男の子って意外と頭も固いもんだから困ったものでしゅねー。よちよち」
「うえー、怖いよー(…にやり)」
ヴィーナの豊かな胸とその温かな手に撫でられる感触に、抱き着いた子供は口ぶりこそ怯えた体をしているが、流し目で他所の方向へこっそり向けられる表情は非常にゲスイものをしていた。
「(…うっわー、どっかの父親を窯ゆでで処刑された海賊船育ちの若様みたいな顔をしてるー。世界が変わっててもこういうのは同じなんだなー…)まーいーや、じゃー僕は人数が増えてきたし毒見の魔術で調べながら他にもないか調べるか…」
「あ、じゃー私も一緒に調べるわー。皆ー悪いけど離れててねー」
「えー!? もっと触れさせてよーお姉ちゃん…!?」
それにやや呆れて意識を仕事の方へユピタが向けると、ヴィーナもそれに興味を向けてその女体の感触を惜しむ子供達を離れさせるが、そこで彼女の掲げた手から巨大なシャボン玉がプゥっと生じて彼女の身を浮かせ始めた。
「これで浮かべば高い方の幹にも同じ仕掛けをしやすくなるでしょ」
「「「「「!!!???」」」」」
そう自慢げなヴィーナの言葉に男の子達は無言の衝撃を受け、彼女の身が徐々に浮き始めるとお互いに顔を寄せ合って小声を交わし始めた。
(お、おい! あの人も飛べる魔術を使えるってことは…!)
(あ、ああ…あのまま浮かび続けると…下の方の腰布も上に上がるから…!)
(だ、だとしたら…その中身も…おおお! 遂に見えそうだぞぉぉ!)
野郎の欲望をこの時代にしてもあまりに早く露わにしていくその短くも濃い言葉のやり取りの果てに、男の子達は上を向きながらぷかぷかと樹上目がけて浮いていくヴィーナの真下へ我先にと無言で群がっていく。
(うオオオオオ! 遂に見えるぞおおおお! 太った母ちゃんたちと違う超極上な女体の神秘がァアアアア…!?)
そして、声こそ出してないが鼻血が噴き出そうな勢いで頭上を見上げた男の子達だが、その彼らの眼が映し出した現実は甘くはなかった。
「…あ、ごめんなさい♪ こっちの方の中身はそうたやすく見せるつもりはないの♪ 見たかったらこの子以上に立派な男の子になってから来てね♪」
その下からの幼くも熱い視線に気付いたヴィーナのロングスカートの中身は、半ズボン形式のボトムで、男の子達が望むものは全く晒していなかった。
「…いや、ヴィーナ…その言い方はこういう場ではちょっとま―――」
「「「「「きいいいいいいいいいいイイィいいイイィ!!!!」」」」」
(―――あ、やっぱり…)
そのやり取りをヴィーナに片手を掴まれて共に引き上げられていたユピタは嫌な予感を覚えるが、背中に突き刺さる幼くもそれ故に混じり気のない憎悪や敵意を宿した視線の群れに振り向くことができなかった。
「…さーてと、君がしたみたいにこの辺りで幹に傷をつけてー…?」
だが、そんなやり取りなど構わぬ様子でヴィーナがサトウカエデ樹液回収を始めようとしたその時、急な突風がシャボン玉を押し流し始めて彼女の身もそれにつられ始めた。
「あ、この吹き方はまずい…早く何かに捕まらないと…!?」
その風の強さにユピタは急いで近くの枝に捕まろうとするが、その前にヴィーナの身と共により早く流され始めてしまう。
「お!? おねーちゃーん!?」
「こっちはそんな心配しなくていいわ! すぐに戻れると思うからあなた達は早く村に戻ってねー!」
それに驚く男の子達の前で二人の身は急速な勢いで風に流されていき、追いすがる彼らの視界に入らない森の奥まで流れてしまう。
「…あー、またしても…いいところで風向きが変わって触れずに終わるなー。仕方ない、こういうことにまで魔術に頼りたくはないけど…?」
数分後、素手でその辺の枝葉に掴もうとして悉く失敗する状況にじれったくなったユピタは少し魔術を用いようとするも、そこで急に身が止まってしまう。
「あ、やだーこれ割とお気に入りなのにー」
どうやらそう文句を言うヴィーナの衣服のあちこちに枝葉が引っかかったことでストップが掛けられたらしい。
「まー、止まれたんだからあんまり文句は言わないようにしよう。幸いにも樹上で止まったままだし、一つずつ離して下に降りよう…!?」
だが、ユピタが慎重な動きで枝葉を外そうとしたその時、二人の身を樹上につなぎとめる浮力の要であったヴィーナの巨大シャボン玉がプスッと枝に刺さってパンっと割れてしまった。
「あべし!?」
「あう!?」
当然、不意打ちとなったので二人は重力に引かれて真っ逆さまに落ち、うつ伏せで地面に叩きつけられたユピタの後頭部にヴィーナの豊かで美しい尻が不時着した。
「…いててて、人の基準というのは本当に痛い…ちょっと!? そっちは二重の意味で大丈…ぶ!?」
「あたたたた…だ、大丈夫よー。外部からの害に対する小規模の結界はお腹には常にかけてあるから、今くらいのじゃーどうってことないわ…ただー…」
顰めっ面を浮かべつつも今この場で我が身よりも一番大事な命を気遣うユピタだが、その上で立ち上がったヴィーナの姿に言葉が止まってしまう。
「こうなったら私のお腹の中の子じゃなくて君の足の付け根にぶら下がってるその愚息君の方が心配かも♪」
そう言って舌を小出ししながら苦い笑みを浮かべているヴィーナは、枝葉による引っ掛かり多数と落下の勢いのために衣服や引き裂かれて生まれたままの姿にして美の極致の一種というべき己が裸体を晒してしまっていた。
「…あーうん、とりあえずー着替えをーーっと…」
「あー大丈夫、周囲に材料があるからねー、えい♪」
それを見てユピタが魔術の背嚢から代わりの衣服を取り出そうとした時、ヴィーナは周囲の草花や蔓を見回して、それらに細やかで美しい無数の泡を吹きかけた。
すると、泡は周囲の草花や蔓を取り込んで切り取り、彼女の身へ戻って細やかにそれらを加工していってその玉のような肌へ張り付かせていく。
「ほら、これで完成♪」
「おおー、原理は今わかってる魔術的見地からしてもよくわかんないけど器用だねその泡」
数十秒後、両脇を見せるグラビア表紙のグラドルみたいなポーズを決めたヴィーナの女体は、植物を細かく裂かれて繊維状にされた後に細かく編み込まれて葉や花を思わせる意匠も施された薄くロングなインナーグローブやガーターベルト付きストッキングに四肢などを覆われて、彼女の艶美と健康美を併せ持った女体の魅力を更に見せていた。
「…で、一部の手抜きなのか拘りなのかわかんない箇所を除けば…」
その器用な魔術使用にユピタは素直な賞賛を浮かべつつ、ヴィーナの乳房の先端や淫裂などを隠しているのは花弁を原材料に形作られたシール状の独立したハート形刺繍であることに頬を赤くしつつもジト目を浮かべた。
今現在のヴィーナの格好にはユピタの前世で言う二プレス要素も混じっていたのである。
「あら、でも君の
「そう言う前からヴィーナの
当然、そうなればユピタのジト目に相反してその愚息は衣服の上からでも身の小ささに不相応すぎる隆々ぶりを衣服越しに示し、それを受けてハート状刺繍に隠されたヴィーナの淫裂から既に滲み出ていた愛液はその量を増して僅かな隙間より漏れ出てその太ももを伝いだしていた。
「…まー、この衣装もまだ途中だし、ただ残りを織り込むのも芸がないと思うのよねー。それにーこの子達からさっきの蜜をタダで貰うのも悪いし…君の雄蕊と私の雌蕊でお礼に高め合った力を分け与えない?」
周囲を取り囲むサトウカエデの群生林に薄朱色を帯びた微笑みを浮かべたヴィーナに反応してか、彼女の女性器を隠すように張られていた二プレスが縦に薄っすらと裂かれてその秘部を晒した。
「…ああ❤️ 良いいいぃ❤️ やっぱりぃあなたのガァァ…❤️」
数分後、ヴィーナはサトウカエデの大木の幹にしがみ付いた状態で、何度見せても男を魅せることはあっても飽きさせはしない艶を帯びた蕩け顔を浮かべていた。
「…気配を遮る術も掛けてあるけど…あんまり羽目を外さないでね…ん!」
そのヴィーナの逆V字に大きく開いた足の付け根をグチュグチュと男根でかき乱し、大きく形良い尻を掴んでいるのは当然ユピタであった。
二人がパンパンと腰と尻を打ち合うたびに、その近くの草は青々としていって蕾を付けていき、それは周囲へ伝っていっているように周囲のサトウカエデの木々も近い順から青々とした葉の量を増して樹皮に瑞々しさが増していっている。
「…ああ❤️ 見てぇ…この子達も元気になって触れてるだけでトクントクンって中の蜜が脈打つまでに増えて元気になって…ん❤️ それと君の愚息君と遊んでるようにお腹にいるこの子もなんか元気さが増してるような…ああ❣」
パンパンと大気ごと振るわせるような尻を打たれる音とともに、我が子と木々が自信を通して伝ってくる愛しい男の力を吸って元気になっていく感覚に、ヴィーナは快楽だけでなく深い慈母の微笑も生じさせるが、そこで子宮に負担を掛けない程度に強めの大きくも熱い肉の杭の衝撃が沁み込まされてきた。
先ほどまで甘く呻くようなものだったヴィーナの嬌声に、竪琴の弦を強く引っ搔いたような鋭さと大きさが加わり、それにつられて周囲の木々や草花の蕾は膨らみを増していく。
それらから伸び出る見えない糸を上乗せしたかのように、ヴィーナの薄桃色だった淫裂も艶ある赤みを増して赤薔薇のようになって溶かし飲みほしてくるような蕩けを増しつつ、細胞の一つ一つが吸い付いてきて陰茎ごと陰嚢を飲み込んで種を奪わんとしているような吸引力を示していった。
「っ! ヴィィィィィ…ナァ!!」
ユピタがそれらに引き寄せられるように腰を一際強く白桃のような尻にパアンと気勢よく打ちつけた直後、その無数の糸のように細かい肉襞が男根の細胞の隙間に縫い込んで陰嚢を直に絡み取ってきたような極みと共に、白濁を引き上げられた。
「アアアァアアアアアアアアアアァアア❣❣」
それを胎奥で浴びせられたヴィーナは、豊穣の洪水をぶちまけられて沁み込んでいく大地のような充足感ある極みに押し上げられ、その嬌声が号令であるかのように彼女の身を介して伝ってきた力の奔流をもって周囲の木々や草花は満開にその花々を咲きほこらせ、二人を祝福するかのように光を帯びた鱗粉も迸って二人とその周囲を彩った。
(…あの子がレアの言っていた息子のゼウス君か…。この子達に負担にはならないように深く沁み込ませてきた力から感じて見ても…、確かに興味深い記憶を持っているようね。記憶の女神としてみたら危うさも感じとれるけど…本人もそのようだし…)
その様子を雄々しさが増したサトウカエデの一本の影より、二人が掛けた外部からの侵入を防いで認識を書きかえる結界の内に入っているにもかかわらず、フードを深くかぶった一人の女性が二人には気づかれずその姿を見守っていた。
次回、今回出てきた新たな男キャラ達の間で生じる不穏な流れと、そんなの関係ないって感じの美の女神様のムフフ方面での活躍が中心になる予定です。