輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国辺境 某山岳地帯 某山村付近森林地帯○
「…くっそー! あのヴィーナって姉ちゃん全然見つけらんねー!」
「おい! しっかり探せよ!」
「さもないとあのユピタってくそチビ男と二人っきりの時間が増えちまうだろ!」
愛と性の女神アフロディーテもとい女魔術師ヴィーナと神族の少年ゼウスもといユピタが森の中で逢瀬をまた重ねてから数十分後、前者の方にこの神代にしても幼さには不相応な情欲を焚きつけられてしまっていた山村の幼い男の子達は、彼女に良いところを見せようとその言葉を無視して捜索を行っていた。
「お、おい…早く帰ろうよぉ。最近はケンタウロスの連中を近くで見たって話も聞くしいぃ…」
「ヴィーナさんも大丈夫だから早く帰ってって言ってたし…」
「馬鹿言うんじゃねえ! あんだけ上玉の姉ちゃんを置いていけるかぁ!」
「そうだぁ! 俺達があのおっぱいをはじめ極上な女体をものにするんだぁ…!?」
危険性を訴える声もあったが、娯楽も乏しく命の危険など身近なこの時代ではあまりにも早く目覚めさせられた欲望に突き動かされる意見に押され、男の子達は必死に捜索を続ける。
「おい! あそこで茂みが動いてるぞ!」
「もしかしたらあの姉ちゃんが茂みに引っかかって動けなくなってるかも!」
「よし! それじゃーさっそく行くぞー…!?」
そんな中、男の子達は自分たち以外の人の気配を感じてさっそく食いついたが、その喜色は正体を目にした瞬間からあっという間に消えた。
「ん? 何だぁ? 普通の人間のガキかぁ?」
「ち、アマゾネス共に比べれば安くなるけど奴隷としてなら他のものとより多く交換できる」
「さっさと捕まえようぜ」
男の子達が茂みの向こうで見つけてしまったのは、ユピタが現れてから凶報続きで機嫌を悪くしているケンタウロス達であった。
「「「「「ギャアアアアアアアアアアアァアアアア!!!!」」」」」
「あ! 逃げやがったぁ!」
「待てゴラァ!」
当然、命も含めて身の危険を覚えた男の子達は涙と鼻水に悲鳴を撒き散らしながら逃げだし、それをケンタウロス達は追い出した。
当然、人間の子供の足と馬脚では速度にけた違いの差があったため、数十秒と掛からず男の子達は全員が捕まった。
「…うえええ、母ちゃん…」
「お前が見栄を張るからこんなことにぃぃ!」
「何だとテメエだって…ぶげ!」
「やかましいぞガキども!」
「おい、売りものなんだから傷を付けんじゃねえ」
「ひ、ご、ごめんなさい…」
捕まった男の子達は泣きじゃくったり、責任を押し付け合ったりするが、ケンタウロス達に物理込みで怒鳴りつけられると委縮して黙り始めた。
「さー、さっさと群れの本隊に戻ろうぜー」
「あー、あんな化け物じみたガキみたいなのにまた襲われたらたまんねえからなぁ…!?」
その子供達を黙らせるとケンタウロス達は忌々しそうな顔でその場を後にするが、そこで彼らの頭上をパチパチっとした音を添えた鋭い光が照らし始めた。
「「「「「ギャアアアアアアアアアアアァアアァ!!??」」」」」
ケンタウロス達はそれに嫌な予感を覚えて頭上を見上げたその瞬間、彼らに稲妻が降り注いでその身を閃光で包み込んで悲鳴を上げさせた。
「…ふー、怪しい電磁波や気配を感じたから駆けつけたらやっぱりケンタウロスだったかー。ちょっとー大丈夫ー?」
十秒後、意識を保てている者達がいなくなったその現場に、茂みをかき分けてユピタが姿を現した。
「…あ、あうぅぅ…おっぱ…」
「ヴィ…ヴィィィィィナ…ねえちゃ…」
当然、その現場ではケンタウロスだけでなくその手に捕まった男の子達も同じく気絶した状態でおり、煤だらけになって白目を剥いた状態ながらその口からは欲望駄々洩れなうめき声が漏れ出ていた。
「…ねえさあ、さっきこっちが落とした雷は加減、特に子供には障害とかが出ないように調整したし、そっちも回復系の魔術は使えるけど、やっぱ別の方法でも行けたんだしここまでしなくてもよかったんじゃない?」
「うーん、こっちが注意したのにそれを聞かずにこんな危険な目に遭ったのを考えるとこれでも優しい方だと思うけど? それに子供の内からこれくらいの経験をしとけば危ない真似はよほどのことがない限りしなくなるでしょ」
それに心配そうなユピタに対し、同じ茂みから出てきたヴィーナが穏やかな笑みを浮かべつつも遠慮のない言葉を吐いてみせた。
その後、気絶している間にケンタウロス達は縛り上げられて離れた地に飛ばされ、子供達も魔術で傷のない状態まで治癒され、その作業の間にユピタが魔術の念話で呼び寄せたアマゾネスと村人達に救出された。
それから村に帰った後でユピタ達はサトウカエデとメープルシロップという特産品を見つけたことと、ケンタウロスから男の子達を守ったとして深く感謝されたが、男の子達はその注意も聞かずに危険な目に遭ったことでこっぴどく村の親達に叱られた。
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国辺境 某山岳地帯 某山村付近湖沼地帯○
「…ふう、昼間に見つけたサトウカエデとメープルシロップの説明や案内で疲れた…水浴びして身を冷やすのは気持ちいいなぁ…」
山村に戻って感謝された後、日が沈んで星が輝きだした空の下で、ユピタは村の近場にある、澄んだ湖面に月が映し出されている湖に浸かっていた。
「あら、それだけ君が昼間にやった仕事はここの人達にとっても嬉しいってことだったでしょ♪」
その近くには同じく水浴びしているヴィーナの姿があり、二人の身は生まれたままの姿を湖面に映しだしていた。
当然、ユピタの見た目の小ささと若さに不相応な男根はムクムクと反応して潜望鏡のように水面から突き出ていた。
「おい、少しは遠慮しろ愚息」
「あら、魔術使えばへなへなに出来るでしょうにしないあたり、あなたもあれだけじゃ足りないってことでしょ♪ 私もそうなんだし…❤️」
神話原典において好色最高神の名をほしいままにした己の身体にユピタはジト目を浮かべるが、ヴィーナはからかいつつもその身を優しく抱きしめて再び情愛に身を委ねようとし始めた。
「待って、昼間にしたばかりなんだからいつもみたいなのだと遠慮するよ」
「…ふーん、いつものと違ってたらいいってにも聞こえるわねー…あ」
その柔らかくも優しい熱を宿した感触にユピタは愛欲の高まりを覚えつつも遠慮しようとするが、そこでヴィーナの目に日中でのやり取りで得られたあれが多く入っている大きな木桶が止まる。
「そーだ♪ 発見と子供達を助けた功労で大目に私たち用でもらえたこれでー…」
「え…どうするつもり…」
ヴィーナが湖から出てその木桶を手に取ると、ユピタの前でそれを自身の頭上で逆さまにして、その中を満たしていたメープルシロップを盛大に浴びた。
「…ちょ! 悪ふざけには度を越して…!?」
この時代では極めて大きな価値を持つ甘味料を盛大に無駄遣いする行動にユピタはしかめっ面になるが、ヴィーナの身を頭髪から濡らすはずだったメープルシロップは触れる寸前で何本にも別れ、彼女の周囲で螺旋を描くように回ってから、その素肌に纏わりついて形を変えていく。
「…はい♪ “甘き踊り子”の完成ー♪」
数秒後、ヴィーナはメープルシロップを魔術で操って形や性質を変えて衣服とし、踊り子のような格好となった。
「…本当にまあ、情欲を煽ることに関しては天才的というか…」
そうジト目を浮かべているユピタだが再び頬に赤い朱色が浮かんでいるように、何度見ても飽きる気配のないヴィーナの美の女神を秘した肢体は今でも新たな魅力を発していた。
薄い琥珀色のメープルシロップでつくられた踊り子の衣装は、半透明状であったのでその四肢を薄く包むロングソックスやグローブはその美しい白き素肌に包まれた四肢をエキゾチックに見せ、豊満な美乳を包み込むブラも薄っすらとその先端の蕾を透けて見させ、足の付け根を守る前がV字で後ろがTバックで前側に暖簾のような布が付いているショーツ部分もクパッと薄開きしている淫裂を星の光の下でも見せていた。
「あら❤️ あなたの息子君も元気になったじゃない❤️」
「うお」
当然、ユピタの愚息は脳の制御を振り切って隆々とした雄姿を取り戻し、それを見たヴィーナの指先からメープルシロップの一部が触手のように伸び、男根に薄く纏わりついてコンドームのような状態で張り付くと、それを基点にヴィーナは彼を岸まで引っ張り戻した。
「どっちみち、二人で使うには多く貰いすぎたし、これくらいは昼間に頑張ったご褒美として使っても良いでしょ♪」
そう笑顔で鼓膜を甘く溶かしてきそうな言葉を掛けつつ、ヴィーナは仰向けになったユピタの上でシックスナインにて跨った。
「…ふふ❤️ 君のこれも普段とは違う甘さも加わっていい感じ…あ❣❓」
薄い琥珀色に塗られて月明かりで薄っすらと輝いて見える巨根に、ヴィーナがうっとりとしてその舌先で先端を舐めようとしたところで、自身の淫裂より傷口に沁みるそれに近くもそれにはない甘い鋭さを交えた刺激が、背筋を駆け上がってくる感覚を覚えて短くも鋭い嬌声を上げてしまう。
「…こんな風に使われても元は高値が付く品ですから、遠慮なく一滴も残さず味わわせてもらいますよ…ん」
「…ああ❤️ もう…普段はお堅いのにやる時になると本当に積極的なんだか…はむぅ❤️」
自身に先駆けて愛撫を始めたユピタにヴィーナは困った風な笑みを向けつつ、その薄桃色の美麗な唇を大きく開いて彼のメープルシロップに包まれた巨根の先端を咥えこむ。
そうして、人の姿に身を偽る二人の若き神族の男女による淫靡な水音が風に揺れる水面のそれに混じる形で周囲の大気を静かに震わせるようになった。
「…ふアアァ、甘さが増して…ああ!」
「ちゅううううう❣ 君のこれもおおいつもよりいい逞しさとぉそれに秘められた優しさがぁぁまして…あむぅ❣」
いつも通りの互いの強さと芳しさを保つ陰部に新鮮な甘みが加わり、両者はそれに吸い尽くされそうな勢いで唇と舌を相手の足の付け根へ伸ばして、互いの快楽をより深くから引き出し合っていく。
その激しさが増すにつれてユピタの舌からパチパチとした電流が迸って淫裂をびくびくと震わせて蜜に甘く焼けたパン菓子のような香りと味を生じさせ、それで貪られるような感覚を増す淫裂に押されるように、ヴィーナはその甘き蜜のブラで包まれたままの豊満な美乳を彼の男根への責めに加えさせた。
両者の快楽に対する飢えは陰部だけでは足りなくなり、より互いの身体を密着させて肌を擦れ合わせ、蜜と汗の混じる柔肌もまた貪られるように唇で吸われて舌で舐め上げられていった果てに、ブルリと互いの身体は極みの気配を感じとった。
「あっぐぅぅゥウゥウゥウゥ!!」
「むゥウゥウゥウゥゥウゥウゥウゥゥウゥウゥウゥゥウゥウゥウゥ❣❣」
互いの足の付け根より白濁や潮の始まりが間欠泉のようにピュッと噴き出ると、両者の唇は目の前の足の付け根にはその性の噴出口へ強く縫い付けられるように被せられ、そこを基点に極みの証の奔流は相手の胎内へと洪水の如き勢いで雪崩れ込みだした。
がくがくと震えながらこすれ合う肌の内側で、相手の性の奔流は臓器を流れる血潮と直につながったような一体感が溢れて且つ深い極みを上げていき、両者は体内からそれに破裂させられて魂がその勢いで星々の世界へ上がったような極みに押し上げられる。
「…ぷっはあああああ、ひたすらに…甘くて…けれども嫌にならない…深みが…」
「ぷっはぁ…❤️ 君のこれもぉ…いつもの苦さと今回の甘さが…まるで交わった男の子と女の子のような絶妙な相性でぇ…❤️」
そのまま互いの中では永遠に等しい極みの世界が過ぎ、現実の時間でもがくがくと互いに崩れ落ちそうな震えの果てに、足の付け根がようやくカクカクと震えを小さくしていくと、互いに足の付け根から離れて深い愛欲に浸り合った顔を向け合った。
当然、互いの肉体はそれで満足し合っているわけがなく、ヴィーナの淫裂は潮を飲みつくされた後も愛液をトロトロに垂れ流し、ユピタの男根はビキビキと表面を走る青筋の数と力強さを更に増していた。
「…ねぇ❤️ 今度はお互いに下のお口で…❤️ お腹のこの子ももっと元気になって更に欲しがりだして…❤️」
「…うん、口では味わえない更なる深みとこの蜜を…」
その互いの溢れるメープルシロップを纏わりつかせた陰部を、ユピタとヴィーナは鼻先と共に近づけ合った。
「…こちらの見立てよりも知恵と実力に器を宿しているわね…。更にあれでまだ伸びしろの限界が見えない…ぁ」
湖を囲む大木の一本の影より、嘗てサトウカエデの森より二人の日中での交わりを見守っていたフードの女性がそれも見ていたが、彼女の背後に酷い疲労が残る足取りで別の人物が現れた。
「…こっちはどうにか…はぁ…あの人に力づくで抱かれていた時の終わり…眠りかけていたあの人の陰部に…メティスの薬を沁み込ませた私のあそこを被せたことで…、吐き出させることに成功して、あの人の方がそれに気づかずにすぐ寝着いた直後にこの子達を大急ぎで…アルゲース兄さんとあの子が作った魔法の袋に入れて脱出に成功したわ…。はあ…おかげでこっちは何度も吐き出したり、眠りそうになったけど…どうにか…」
その女性が担いでいる大きな背嚢は、中に誰かが入っているかのようにもぞもぞと蠢いていた。
「…そう、だったらこっちもあの子達には気づかれていないわ。あの二人も若さ相応以上の体力とそれ以上の技と力を身に付けているようだけど…あの様子じゃ今晩中に交わりに満足して眠りに付くだろうから…。私が人払いの術を掛けて誰にも邪魔されないようにしてあの子達にも味割の後の眠りが覚めるまでは気付かれないようにするわ。それで寝ている間に貴方が言っていたあの男の子の邪魔そうな記憶を…」
「…ありがとう。この子達を…あの子の
担いでいた女性であるレアはフードの女性の言葉に安心したかのように、その背嚢を庇うように倒れて眠りに付いた。
次回、ギリシア神話ファンなら欠かせないキャラたちが、いくつか原典とは違う形で登場する予定です。