輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王都 城下町付近某所○
「うんしょ、うんしょ」
「こっちはこれくらいでいいー?」
「良いと思うけどー…うう、臭いがきつい…」
アルテミスが神族の少年もとい少年魔術師ユピタを狼から救って数十分後、ユピタ達は馬や車などを用いて何か悪臭を放つものが詰まった壺を多く運んでいた。
「…あちこちの家で各々捨てていた灰や屎尿を集めさせるなんて…あんた今度は何を考えているわけ?」
「…だーかーら見ればわかるって…あ、着いた」
その車の一つに乗るユピタは同乗しているアルテミスに軽蔑や困惑に不審がないまぜになったいかがわしいものを見る顔を向けられているが、彼らが着いたのは王都城下町の川に近いが洪水の心配は少ない場所であった。
「あ、ユピタさん達も着いたー」
「ユピタくーん、こっちも準備は出来てるよー」
そこにはデメテルも混じっている一団がいて、彼女達は木製や先端に石器が填められた鋤やスコップを手にした様子で、周囲にはいくつもの大きな穴が無数に開けられていた。
「さー、皆ーこの壺の中に入ってる皆の家庭から出た灰やら屎尿を穴の中に入れて上から土を被せてー。あー、壺まで穴に入れたり壊さないようにしてねー。今後も同じ目的で使うんだからねー。それと屎尿と灰などの比率は間違えないようにねー」
「はーい」
「…えーーっと、今度は何をするつもりなのー?」
「見ればわかるって言ってたけどー…」
「ううう…臭いよぉ」
「それ言わないでよぉ、こっちまで臭くなるじゃない…」
そして、ユピタの指示にアマゾネス達は女性の性分から当然の不平不満を言いつつも、これまで彼が積んできた実績に対する信頼を支えにしぶしぶ進めていき、やがて幾つも土が盛られた箇所が王都と川辺の間の土地に出現した。
「よし、メディアさん、ヴィーナ、デメテル行こうか」
「ああ、
「他の子達にも持たせているわよ」
「こっちも大丈夫だよー」
そうして生まれた盛り土の上にユピタ達は、何故か日本語で“発酵促符”と書かれた札を各々持った状態で立った。
「…よし、それではー…“人々の生の営みから出た残滓たちよ、その時を早めて新たな生の苗床となるべし”!!」
そして、ユピタが札を盛り土の土肌にその札を張り付けて、この地の言葉ではないものでその魔術の詠唱をすると、札はほのかに光りながら地面へ吸われるように消えた。
「…うーん、見た感じは変わらないけど…」
「土が温かくなってる感じが…」
見た感じだと変化はないがこの神秘が色濃く残る時代故の感性でアマゾネス達が何かを感じて土をペタペタと触っていると、そこで新たなものが盛り土の上へ運ばれていく。
「さー、次はまだ実がならないドングリの若木をまた土を盛って植えてー。足りない分はさっき塩水につけてきちんと沈んだことで種が詰まっているのが証明されたドングリを置いて土を被せて植えるんだ」
そして、新たなユピタの指示もアマゾネス達は黙々とこなして終えると、ユピタ達は次に“成長促符”と日本語で書かれた札を取り出し、ドングリの若木やドングリが植えられた地面に貼った。
「…さあ、これだけの数で一気にやるのは初めてだけどー…“新たな実りを宿した者達よ、我らから出た生の営みの残滓をもってその身を大きくすべし”」
ユピタ達がそう言いながら札に手をかざしてそう念じると、また札は若木や地面に吸われるようにして消えていき、残されたものがほのかに光り始めて猛烈な変化を見せた。
「うわ! 若木が見る見る内に育っていって…!」
「植えたドングリもすぐに芽吹いてすごい勢いで…」
「うわぁ! 十何年以上も掛けて育ったような大きさに…」
「あー! しまいにはドングリが芽吹きだしたわー!」
そして、驚喜するアマゾネス達の前で王都城下町と川辺の間に、ドングリなど食べられる実をつけた樹木で構成された小さな森が出現したのだ。
「…まさか、魔術をこのような方向で用いようとは…札を作る時はどの子も酷く疲れたし…、札をこの場で使った者達も一労働を終えた様に肩を落としているが…」
「で、でもー、どっちも凄いですよー。実のなる樹の成長を早めたり—…」
「誰でも魔術を扱えるようにできる道具や方法を考え出したりとかー」
「ユピタさん凄いです!」
食糧事情がユピタの前世と比べていろいろ厳しいこの時代で、大きな偉業を成した彼にアマゾネス達は素直に褒めだした。
「…すごいっちゃ凄いけどさー、この札の原料が焚き木にも家とかにも使えないクズ木を色々やって作った布擬きみたいなのでー、ドングリの木を大きくしたものなのが屎尿だと思うとさー…」
「「「「「……………」」」」」
だが、すごそうなものを見つつも微妙に認めたくないという表情でアルテミスがそうぼやくと、周囲は忘れたかそうしようとしていたその事実を思い出し、微妙な沈黙に陥った。
「…それを言うんだったらさー、君が笑顔で駆け回ってる野山だって獣達から出る屎尿や死体に枯葉が腐って出来た土で覆われてるんだけどねー。これに嫌そうな顔を浮かべるんだったらもう野山へ狩りに行くときもその顔をしなくちゃいけないよー。言っとくけど君から出てる分も含まれてるからねー」
「ああぁ!?」
「ちょっと二人とも落ち着いてー!」
「二人とも若い身や小ささに比べて力が強すぎる!」
それにユピタはドアップ顔で嫌みを遠慮なくぶつけ、迫られたアルテミスは米神に青筋を浮かべて睨み返して、周囲は慌てて止めだした。
「…あーー、最後の最後で何で言わなくていいことを言うのかなーぁのアルテミスって子? うんことかおしっこなんて毎日出るけど皆が処分で悩むし、それを上手く再利用して食い扶持に増やそうって計画なのにー…」
数時間後の夜になって住民の多くが寝静まった頃、新たに生まれたドングリ中心の果樹園で、ユピタはこの世界の魔術と前世は農家だったことや大学などで学んだ色々な知識を組み合わせて生まれたそれらを大事そうに触れながら愚痴っていた。
(…今迄みたいにその辺に穴を掘って埋めたり、川に流すよりも堆肥代わりにもなる今の方が段違いに良いのに文句を言うんじゃ…まー、転生する前の現代に比べればまだまだだけど―――)
「うっわー! こんな短期間でここまで依り代が育つなんて凄いー! あの子の方も味見したいわねー!」
生き残りのためもあるとはいえ、この世界で世話になっている人々の生活水準を良くするための努力に付けられた文句へ、ユピタが愚痴りながらドングリの森の中を歩いていると、聞きなれない声が鼓膜を震わせてきた。
「―――おって誰? 僕もここの皆全員と話ししたわけじゃないけどここの住民じゃないのはわかる…!?」
ユピタがそれにムカッとして顔を振り向けると、そこにいたのは彼の予想をから外れる存在がいた。
「あ、いたー♪」
そんな軽い様子でユピタに振り向いた声の主は、健康的に引き締まりつつもこの森の豊かな恵みと比例しているような曲線、特に胸部でそれを現した裸体を晒し、羊のようなモコモコとした白い短髪をして、人懐っこい笑みを浮かべた可愛い系の美少女であった。
「…えっとー、とりあえずアマゾネスではないのは…その頭から山羊みたいな角が生えているからわかるけどー…誰?」
「あ、そっちがすごい勢いで育ててくれたおかげでこの森から形としては生まれたばっかのニュンペーだよー。名前はまだないよー♪」
但し、ユピタが口にした通りそのニュンペーらしい美少女は人間でないことは明白で、戸惑う彼に美少女はキャピキャピした様子で近づいてきた。
「…あーうん、とりあえず感じ取れる力からして君がこの森の力から生まれたニュンペーなのはわかる。けれどそれが何のために姿を現してー…?」
神秘が色濃く漂うこの時代で、そのある意味での極致に生まれなおした身ゆえにユピタは素直に受けれつつも一応の問いをするが、誕生したばかりの山羊の角を生やしたニュンペーは彼の前でグイっと大きく姿勢を落とし、同時に布が勢いよく肌を滑り落ちる音が空気を震わせた。
「うわー♪ 移される前の森の中でまだ形を成せなかった頃に盗み見てた頃も大きく見えてたけどー、こうして間近で見るとすっごいわー♪」
そのニュンペーがユピタの前で膝をついて姿勢を大きく下げ、彼のボトムと下着をずり下げて、まだ血を集めてはいないが人間の大人のそれを優に凌ぐ男根を観察しだしたのだ
「見た目はともかく今の姿に生まれてからの時と中身は幼いのにすっごく性に積極的だね…」
「あら、微妙そうな顔をしているけど怒らないのね」
「まあ、ここでの生活で似たようなかもっと過激なお誘いを何度も受けているし…その後は気持よくさせてもらっている身だから強くは言えないし…」
それに眉をハチの字にしてジト目になりつつも頬を薄朱色に染めているユピタは、これまでのアマゾネス生活で付いた耐性から、若干の諦観を混ぜた雄としての小さくない期待感からムクムクと愚息を大きくし始めた。
「じゃー、私も大丈夫ねー。それじゃー、私も初めてだけどー君達があの山の森の中で見せてくれた時のを真似してー、ここで形を取れるまで一気に育ててくれたお礼をー…?」
ニュンペーはそれに嬉しそうな様子で鼻先に触れそうなところまでまでそそり立った亀頭に拙いが躊躇いのない様子で自分の唇を被せようとするが、そこでユピタが彼女の肩を掴み上げて視線の高さを強引に自分と同じまで引き上げた。
「待って、ここまで早く交わりに入るってのは何度もしてるからもう別に構わないけど、さすがに
「あれ? あれって何?」
「名前だよ」
「名前ぇ? 私、生まれたばっかのニュンペーだからそんなのないよ」
「じゃあ、決める。君の名前はシュリンクス。シュリンクスだ」
「…え??」
それから投げかけられたユピタの問いに、山羊の角を生やしたニュンペーは初め訝しむが、彼が一方的に口にしたその名前は彼女の心を何処か震わせた
「とっさに頭に浮かんだ名前だけど、無いよりかは良いでしょ?」
「シュリン…クス…」
ユピタが口にしたその名は、彼は何故か母レアと共にいた謎の女性によって記憶から消されているが、原典で彼の同位体であるはずのゼウスが設けた息子かもしくは孫の一人が追いかけまわしたニュンペーの一人の名で、それが今ここにいる山羊の角を生やしたニュンペーの美少女には何故かしっくりと感じられた。
「…ふァアアアア、夜になって小腹が空いちゃったなぁ…あの子の所に行けば何か貰えるかな~?」
ユピタがドングリ中心果樹園で新たな女性との出会いを果たして十数分後、デメテルがそこへ少しふらふらとした足取りで近づいてきた。
「お家の方にはいなかったし…気配は昼間のうちに出来たあの森から漂って来てるけど―――」
「アアアァ❣❓ ら…めええええええええええぇ❣❓ あ、足がァアアアア溶けてぇええ消えちゃううゥウゥウゥウゥ❣❣」
「―――ぉ…!?」
空いている小腹にも急かされてドングリ果樹園の中に入ったデメテルだが、そこで何処か発情期の羊に似た聞きなれない女性の嬌声が響いてきた。
(…う、また誰かがユピタ君に子供を求めているのかなぁ…。けれど…何か今までうっかり出くわしたり、そのままの勢いで盗み見ちゃって来たのとは違うようなぁ…!?)
ユピタと出会ってから何度も彼と他の女性達の子作りを見てしまっているデメテルだが、今回その鼓膜を震わせてきた嬌声はそれまでのそれらよりも彼女の好奇を強く刺激し、彼女の身は恐る恐るだが音のしてくる方角に向けて歩を進めてしまう。
「ヒャアアアァアアアアアアアアァアア❣❓ ら、らめエエエエエエエエええええええええ❣ もうゥウゥお腹の中がアアア潰れひゃううううぅ❣❣」
そして、デメテルが忍び足でドングリ果樹園の中を進んでいくと、ドングリの木の一本にしがみ付いた状態で、シュリンクスという名を貰ったニュンペーが足を大きく開けたいわゆるY字バランス状態で嬌声と愛液を垂れ流しにしていた。
「…んん! そういうシュリンクスの中こそ…交わり自体をするのは初めてというのが信じられないくらい…キュウキュウに絞めてくるよ…ンン!」
そのシュリンクスの片足を掴んで持ち上げ、白き羊毛のような陰毛に包まれた桃色の淫裂を雄々しすぎる男根で貫き、一筋の破瓜の赤い血とそれ以上の愛液を掻き回しながら引き出しているのは、当然ここアマゾン国で唯一の男であるユピタであった。
(…な、何で? こんな場面…あの子に助けられてから何度も目にしてきているのに…今回のは…何故か、強く惹かれるんだろ…!?)
デメテルは木陰からその情事にこれまでなかった深度で魅入られてしまい、足の付け根はモジモジとし始め、恐る恐るとした動きだが指先がそこへ柔肌を這うようにして近づき始める。
「っ!!」
「メエエエエエエエエエエエエエエエエェ❣❣❓❓」
そして、デメテルの指先が彼女のまだ男を知らない淫裂へ触れそうになったその瞬間、ユピタはシュリンクスの尻に最も強く自身の腰を打ち付け、その大きい衝撃を乗せた快楽の槍に彼女は子宮口をこじ開けられ、彼から解き放たれた白き種の雨で胎奥に無数の穴を開けられたように生じた極みの悦びを喉が裂けんばかりの嬌声で表した。
「❣❓」
それを木陰の中で見せつけられた次の瞬間、デメテルは指先がクリトリスに触れてしまってビクンと電流に身を走られたような震えに包まれた。
「…ふアアァ❤️ ユピタのおおぉ…まだ大きいぃ…❤️」
「…ん…君の締め付けもまだまだキュウキュウと絞めてくるし…もっと行こうか…」
「…うん❤️ 来てぇ…えええめええええ❣」
そうして、デメテルが木陰の中より過去にないレベルで魅入られだしていることに気付かないまま、ユピタとシュリンクスは肉の交わりを深め合うことに再起動した。
次回以降も、しばらくはこうして大人な夜も交えつつ、この時代の技術水準でも出来る段階から、主人公による内政チートや技術チートによるアマゾン国の変化が中心になる予定です。