※この作品はR-18です。

輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~   作:oosima

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今回、ギリシャ神話では最も昼ドラ的要素が少ないあの子(の同位体?)が、ノクターンらしい展開に入ってしまいます。


038 密着とはドキドキが色々高まりやすいし…

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国南部 海岸地帯 ???○

 

「……んん? こ、ここは…?」

 

 アマゾン国の海岸でヒュドラが襲い掛かってから数時間後、神族の逃亡少年ゼウスもとい同国客将魔術師のユピタは暗く、それでいてぬめっとした湿り気を帯びた肉に包まれているような場所で目を覚ました。

 

「…確か僕は…海岸で漁業や製塩の技術向上のため色々していたら、そこでヒュドラが襲ってきたから何とか退治できそうになったところで―――?」

「ひやう❣❓」

「―――え…!?」

 

 眠りから覚めたばかりで朧げな記憶をユピタが辿っていたその時、彼にとって最近から聞きなれている声が羞恥と艶を帯びた状態で間近から聞こえてきた。

 

「…こ、この声は確か…? とりあえず明かりを…!?」

 

 その声に釣られてユピタが魔術で周囲を痺れさせない程度で小さな雷球を発生させ、暗い視界に明かりを生じさせた。

 

「…ふえぇぇ? あ…ユ、ユピタさぁん?」

 

 そして、明かりが戻ったユピタの視界で真っ先に映しだされたのは、明るい緋色のセミロングヘア―が似合うヘスティアの眠たそうな目を擦っている姿であった。

 そして、ヘスティアとユピタは真正面から抱き合っているような形で密着しており、顔は鼻先が触れそうな距離で近づき合っていた。

 だが、ユピタの意識は彼女の可愛い美貌や、自身の胸にムニュンと押し付けられている彼女の身長に不釣り合いな巨乳よりも、彼女のすぐ背後に広がる赤黒い肉で出来たような壁と自身の背にも伝わるその感触に向けられる。

 

「ユ、ユピタさん? 私達はどうしてこんな所にー? 確か海辺にいたのにー…ここはー…?」

「…あー、多分…あそこで襲い掛かってきた…ヒュドラに飲み込まれた…と思う…」

 

 今の状況に不安と戸惑いを見せるヘスティアに、ユピタは難しそうな顔でここがヒュドラの体内であることを告げた。

 

 

 

 

 

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国南部 海岸地帯○

 

「ユピタ様ー! 何処ですかー!?」

「ヘスティア姉さん! 聞こえたら返事してー!」

 

 ユピタとヘスティアがヒュドラの体内で目を覚まし始めた頃、アマゾン国の海岸部では二人を探してアマゾネス達が大捜索を行っていた。

 

「…まさか、あの子達があの海蛇の怪物に飲み込まれるなんて…」

「占ったらまだ生きているようだし、気配は近くからするのだが…」

 

 その中には逃亡の女神アフロディーテもといアマゾン国の客将魔術師ヴィーナと、同国の魔術師筆頭であるメディアの姿もあり、彼女達のようにユピタの子を妊娠中の女性は熱心に二人を探していた。

 

(…お願いだから早く帰ってきてね。基本不死なのに…それすらも含めて世の中は何が起きるかわからないのを教えてくれたのがあなたなんだから…ゼウス…)

 

 新たな命が宿った自身の腹部を不安そうに撫でながら、ヴィーナはその子の父親の齢に似合わない聡さと強さを信じて、その真の名を心中で口にしながら探し続ける。

 

 

 

 

 

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国南部 海岸地帯 ヒュドラ体内○

 

「…まいったなぁ。ここがあの怪物の体内なら…下手に攻撃なんか出来ない…(怪物が遮断壁みたいになってるのか、あの盗み見ようとしているような感覚はしないけど…)」

「ふぇ? どうしてですかぁ?」

「下手にこの肉を切り裂いたらさっきの毒が何処から漏れてくるかわからない。あの毒はまずい…(知っている限りだけど不死身を持っていた英雄もこのヒュドラの毒にはあまりの痛みでその不死の力を捨てて安楽死を望んだくらいだ…。ましてや今の僕はギリギリ人間の範疇までスペックを落としてあるからどうなるかマジでわからない…)何とかしてこいつに僕らが消化とかされる前に吐かせないと―――」

「あ、あのー…ユピタさーーん…ちょっとーここから出たいのは同じなんですけどー…困ったことがー…」

 

 一方、岩礁の何処かに身を隠して休めているヒュドラの体内に視点を戻すと、ユピタは今の状況の危険さを見抜きつつも脱出の方法を模索していたが、そこでヘスティアが羞恥に頬を赤く染めて潤んだ瞳で顔を寄せてきた。

 

「―――おって…な、何? 何とか魔術による防御で体が溶かされているのは遅らせているけどいつまで持つかわからないんだから…?」

 

 それにユピタは怪訝な顔を浮かべるが、そこで自身の身で今もっとも酷使(?)されているあの箇所が、むちっとした二つの肉の感触でホットドックのソーセージのように挟まれている感覚に気付く。

 

「…そ、その…元気になっている男の子の証が…私の股に…挟まれちゃってるんです…」

 

 恥ずかしそうに俯きながらヘスティアがそう呟いたとおり、密着してくる彼女の身に反応したユピタの愚息が彼女のモジモジとした太腿の間に差し込まれ、竿の途中に彼女のしっとりと消化液以外のもので湿り始めた足の付け根が触れていたのだ。

 

「…こ、この状況で我が肉体は…!」

「お、男の子って凄いですねー…こんな状況でも元気ですー…」

「い、いや! この状況でそんなので褒められても! 言っておくけど男が皆こんなわけじゃないから! す、すぐに身を離すからー…!」

 好色雷神、というより男の性をこの状況でも見せる我が身をユピタは恨みつつ、それに羞恥心とそれ以上の好奇心をわき起こしたヘスティアに却って後ろめたさと羞恥を覚え、どうにか身を離そうとするがヒュドラの体内という極めて狭い場所に閉じ込められているので上手く行かない。

 更に、元から海岸での作業だったので水着という肌面積の多い格好だったのに、意識を失っていた間に消化液で少ない布面積を更に減らされていたので、どうにか身を離そうとしても肉壁の反発力でヘスティアとの密着状態に押し戻され、その事が男根をますますいきり立たせてしまう。

 

「…だ、駄目だぁ…ますます股間に血が集まって頭の回転が鈍くなってぇ―――」

「ジャアアア!?」

 

 その事で思考力が鈍って肉壁との押しくらまんじゅう状態にユピタがのめり込みそうになったところ、体内の異物である彼らの動きで痛みを覚えたのか、ヒュドラが大きく暴れてしまう。

 

「―――えってうわぁ!?」

「ひやぁあ❣❓」

 

 その事で二人の身は体内で激しく身を何度も打ち合うことになり、ユピタに覆いかぶさられる形でヘスティアにぶつかると彼女から何処か甘さと痺れに似た痛みを覚えた短い悲鳴が上がった。

 

「…ううう、まだ毒の方は出てないけど…消化液が増えたのかぬめりがますます強まって…あー、もうほとんど裸だし…肌の方は防御魔術のおかげでどうにか美容液みたいな感じにとどまってるけどーいつまで持つかー…?」

 

 揺れが収まるとユピタは思索を再開させるが、そこで自身のあの一部にここアマゾン国で何度も味わってきた、血が混じるあのぬめりを帯びた肉の感触が襲ってきた。

 

「…う…ウゥーーー…ユピタさん…な、何かー…足の付け根が痛くなってー…けれどー…何かお腹の中にグイって何か入って来てるような感じがしてー…心地いい熱が広がってくるような感じがー…」

「…え、ま、まさかー…」

 

 続けてヘスティアのうなされ始めたような赤い顔に、ユピタが下半身から登ってくる心地よい感触とそれと相反する前世由来の後ろめたさを刺激され、恐る恐る彼女と少し距離を取って下半身に小さな雷球で明かりを生じさせた。

 

「…あ❤️ ユピタさんのが…さっきの揺れで…ヴィーナさんとかみたいに…私の中に入っちゃいましたね…❤️」

 

 小さな雷球に照らし出された二人の下半身は見事に肉の繋がりを果たしており、それを見たヘスティアは口元に手を当てた。

 

「…ご! ごめん! 直ぐに抜くから…!?」

 

 数秒遅れでその現実に追い付いたユピタが慌てて身を離そうとするが、それは腰の上にヘスティアの足を回されて堅く閉じられ、首の後ろに彼女の手を回されてしがみ付かれて阻止されてしまう。

 

「だ、駄目ですよー! 下手に暴れるとヒュドラさんが何をするかわからないです…ううう❣❓」

 

 今の状況の危険さを忘れなかったヘスティアがユピタの下手な動きを封じようとして、その代償に偶然胎内へ入り込んでしまった男根が更に膣奥へ侵入し、熱と堅さをより強く覚えて身がビクンと震えて声の艶を深めてしまう。

 

「…だ、だけど…こんな形でというのは…うぐ…!?」

 

 何故か精神の前世倫理的な部分の反発に押されてユピタは顔を背けるが、それ以上に我が身は男の性以上の何かに突き動かされるように男根へ血をより強く集め、陰嚢はグツグツとした熱を強めているのも覚えてしまう。

 

「…ベ、別にいいですよー。こんな形は確かに変わってると思いますけどー…ユピタさんにならー…」

「…!?」

 

 更に、前世倫理的拒否感は、ヘスティアが潤んだ瞳を添えてその免罪符となる言葉を発したことで急速に薄れ始めてしまい、その事が下半身から昇る肉の悦びをますます強めてしまう。

 

「…白々しいけど、君は初めてだし…優しくするよ…」

「あ…はい…どーも…よろしくお願いしま…しゅアアア❣❓」

 

 結局、ユピタはいつものように愛欲に負けてヘスティアに力なくしがみ付き直し、せめて彼女が苦痛を覚えないようにこの地で磨いてきた性技を丁寧に味わわせ始めた。

 

「…ん…どう? ヘスティア…僕くらいの小さな子である君には…僕のって無駄に大きいから痛くない…?」

「い❣ いいえええぇ❣ い、痛くないでシュウウ❣ う、むしろぉぉニュッニュっと中でぇ動くたびにいいいいぃぃ❣」

 

 数分後、二人はヒュドラの体内という状況もあって激しい動きこそできないが、それ故にユピタが中心となって深く肉の悦びを集中して味わうことに身がのめり込んでいった。

 ユピタにとってヘスティアの胎内は彼女が得意とする火の魔術のように、高熱で揺らめく不定形の火のように熱く、細やかに男根に纏わりついて芯まで焙って活気を与えていくような心地よさがあり、その事とあまり動けないという状況もあって高まり続ける熱に比例して性感が高まって陰嚢は膨らんでいく。

 一方、ヘスティアにとっても自身に初めて捻じ込まれた男根は自身にまるで元からあったもののような一体感を覚えさせ、肉壺の肉襞と男根の凹凸は坩堝へ混ぜ込まれて熱され一つに溶けていくような灼熱の快楽へ変わり、ユピタのしがみ付きながら動きの幅が大きい肉の掘削を求めるようになっていた。

 激しさはないが深みを増していく肉の交わりが経過するたびに、ユピタの身から火花に近い稲妻状の魔力が、ヘスティアの身から青白い焔に似た魔力が生じ出し、肉の混ぜ合いが回数を重ねるたびにそれらも大きくなっていく。

 

「…ヘスティア! 僕もぉ…もうぅ…!」

「い! いいでシュウウ❣ わ、私もおおおぉ❣ お腹の中が火傷しそうな感じがアアア広がってぇ…❣❓」

 

 そして、二人がこの中での交わりで珍しくパンっとした肌を打ち合う音が生じるレベルで深くつながったその直後、意識だけでなくその身がまるで爆ぜるような閃光に包まれた。

 

 

 

 

 

 ○神代 黒海某沿岸 アマゾン国南部 海岸地帯○

 

「…あの者の気配が近づいてきたな。占いで何度調べても間違いない。そろそろ見つかるはずだがー…!?」

 

 一方その頃、メディア達はユピタの魔力の気配や占いに従って、海岸部の岩礁が多い場所を進んでいたが、そこの一角で稲妻や青い焔を伴った大爆発が起きた。

 

「!? この爆発の感じは…!?」

 

 それにヴィーナが驚きつつも何かに気付いた顔を向けた直後、彼女の眼前に焦げ付いたヒュドラの頭がドサッと落ちてきた。

 

「これはあの海蛇の怪物の頭! それならあの爆ぜるような火元にはー…!」

 

 続けてその爆発の理由に確信を抱けたヴィーナは他を置き去りにして爆発現場へ駆けつけた。

 

「…ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇ❤️」

「…ふぅぅぅぅぅぅぅぅ~~~…あー、一先ずはすっきりしたからまたとりあえず脱出の方法をー…あれ? いつの間にかもう外に…!?」

 

 一方その爆発が起きて今は煙が立ち込めている現場では、極みの余韻に入ってアへ顔を晒しているヘスティアと、それを守るように抱きしめているユピタの戸惑っている姿があったが、周囲の煙が薄まっていくと後者はある影を見やる。

 

「…あ、ヴィーナ…良かった。そっちも無事だったんだ…!?」

 

 煙が晴れて見えたその人影の正体にユピタが安堵を覚えるも、その彼女が目を細めながら近づいてくるとその気が荒れた感じに高まっているのに気づく。

 

「…え…あー…この感じ…久々にー…怒ってま…!?」

 

 その感じにユピタが久々に怒りを、特に今もっとも親しんでいる女性のそれを珍しく抱かれているのに気づいた直後、その頬は久々にヴィーナの手で思いっきり赤い手形を付けられた。

 

「…当たり前でしょう! 世の中では何が起きるかわからないのが教えた君が…それを悪い意味でまたやったんだから…!」

「…ごめん…」

「…私もまだまだだけど…君もお父さんになるんだから…もっと自分の身も大事にして…!」

「…ごもっともです…ごめんなさい…」

「…………」

 

 それから小さくキッとした目つきだが目じりに涙を湛えたヴィーナの顔を間近に見せつけられて、ユピタは普段の彼女のおちゃらけぶりとは真逆な真摯な怒りに謝るしかなく、ヘスティアは二人の間にある深く確かな信愛の繋がりを感じて羨望の念を抱いた。

 

「…とりあえず、細かいお叱りの方は他の人にしてもらいながら並行して謝罪周りに出ようか」

「そうね。私もそういうので長くネチネチとしたのはするのもされるのも嫌いだから、皆に謝りながらしてちょうだい。あなたも歩ける?」

「は、はい!」

 

 そして、ユピタは身に付いた砂や煤を落としながら立ち上がり、ヘスティアもヴィーナの手を借りて立ち上がると、三人は確かな足取りで後から追い付いてきた捜索隊に合流した。




次回、今回は色々心配かけたユピタがそのお仕置き(?)を受けるのが中心となります。
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