輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王都 城下町付近農業試験場○
「…海底にあるオピオン国からの品が届いたよー」
「そっちの車にはユピタ様が発見して名付けたメープルシロップを入れた壺を乗せてー」
超巨大スライムにより海界の一角にあるオピオン国が襲撃されてから一週間以上が立った後、その影響で海岸の迷宮にある地下洞窟を通って同国と繋がったアマゾン国は交易が活発になっており、周辺の服属させている通常の人間族も大勢集うようになっていた。
「…いやー、初めは海岸にある迷宮で濁流にのみ込まれた時はどうなるかと思ったけど…まさかあの迷宮を広げている一因にもなっていたあのスライムが暴れたおかげで、その迷い込んだ先にあった海界の国と今の家があるこの国が繋がって自由に行き来できるようになるなんてー…」
その光景を王都の近くの平野や森を切り開いて作られた実験場も兼ねている農園に建てられた櫓の上より、神族の逃亡少年ユピタを正体とするアマゾン国王宮付き客将少年魔術師ユピタは穏やかな表情で見守っていた。
「ユピタ様ー! あなたが新たにお連れしてきたあの動物が新たな動きをー!」
そのユピタの元に、故郷を追われて同じくこの国で客人として保護されつつも空からの警戒や伝令役として活躍している、背から翼を生やした美しい女性の姿をした飛行可能の種族ハルピュイアの王女ポダルゲが空から寄ってきた。
「わかったー。すぐに行くよー」
ユピタはすぐさま櫓の上から数メートル下の地面まで飛び降りると、その事など答えていない様子でこの地に建てた畜舎の一つに向かった。
「…コケー」
「コッコー」
数十秒後、ユピタとポダルゲが着いたその畜舎の中には、それまでこの地には居なかった家畜の一種である“鶏”が集まっていた。
「…うわー、何と言うか不思議な生き物ですねー。鳥なのに空を飛べないなんてー」
「ああ、まるでメディア様に絵付きで教えられた魔物のコカトリスを小さくしたようで可愛いな」
「そうか、色々と新しい魔術を教わったからそれを生かして一旦戻った故郷から分けてきてもらって良かったよ」
その鶏たちをポダルゲやアテナといった女子達は手に取って可愛がる姿を、ユピタは可愛いと思いつつも、鶏たちをここへ持ち込んだ経緯を思い出した。
(…故郷クレーテー島を出た時は動き回りたがる動物は連れてこれなかったけど、あのオピオン国と周囲の海を繋がる大きな海流みたいな水の魔力の流れなら、あの盗み見てくるような気配も阻害されるから、あそこで水の中をよりうまく速く進められる魔術を習ってその海の海流状の魔力の流れを泳ぎ通って、一旦故郷に戻ってこの鶏達を連れてきて成功だった。何故か島をこうして出る前の各地をあちこち旅してまわっていた時期に見つけた時は、あまりにも前世の現代の品種に色々と近かったのが不思議だったけど、鶏自体も美味しくて他にも羽毛は防寒具の素材など衣服にも大きく使えるし。何よりもー…)
「あ! ユピタ様ー! この子も“卵”を産んでますよー!」
この地へ鶏達を持ち込んだ経緯からその使い道にユピタの思考が広がると、その理由の一つがアマゾネスの少女の一人の手で見せられた。
(…そう、鶏の利点は長く毎日にわたって卵を産んでくれること。卵自体が栄養価高くて鶏さえいれば手に入りやすくなるし、食品以外にも薬や他の使い道が色々とあるしー…)
「…んー、とりあえず今日は籠三つ分くらい集まったし、とりあえず今日は大事なお客さん来ているからユピタ君が教えてくれたお菓子を作るとしようか」
そこで籠の中に詰められた状態で、この地で育てられた作物の一種である小麦を用いて更に魔術で発光までさせて、ユピタの記憶にある白いパンに近くなったパンを手にデメテルもまた姿を現した。
「…おお、これはこれは何と美味な…!」
「そこまでお気に召されれば光栄です。オピオン国大神官長殿」
数時間後、アマゾン国の王宮で女王アウラを始めとする同国要人達は、オピオン国から来た
「…どうやら好評ですね。あなたが持ち込まれたあの異国の菓子は…」
「…向こうも気に入ってくれて安心だね。(異国の菓子と言っても子供でも簡単に作れる料理だけど…)…甘いものは本能的に誰もが求める味なのもあるけど…成功だね“フレンチトースト”は…」
それを警備兵に混じってユピタ達は見守っており、彼らの視線の先にはその手で作られて事前に味見と魔術による毒見もしたフレンチトーストが要人達の手に取られて口元へ運ばれている光景があった。
今回のフレンチトーストは、アマゾン国とオピオン国の交易の交渉を上手く進めるためにユピタがアイディアとして出したもので、今現在のこの国でも取れる小麦によるパン、今回にて軌道に乗り始めた鶏の卵、砂糖の代わりにアマゾン国の辺境の村で採れるメープルシロップを用いて作られたものだ。
「このような品が採れるなら貴国との交易で我が国の民も大いに潤うでしょうな」
「いいえ、海産物でより良いものが採れる貴国にそこまで言われるのならー…」
そのユピタの甘き策が功を奏してか、アマゾン国とアピオン国の間での貿易交渉は、初日の内は順調に進んでいった。
「…ふえー、国同士の話し合いをするからそこで出すのに適したご馳走を生み出せと言われた時はドキッとしたけど…この時代は料理の種類や質は前世に比べてあれだからそこまで難しいものにならずに済んでよかったなー…」
本日の外交交渉が終わった後の夜、そのために準備した施設である鶏舎にユピタは腰を下ろしてホッとした表情を浮かべていた。
「…凄いですねユピタ様、戦いも魔術も上手いだけじゃなくこんな“農業”って新しいものを始めてしまうまで頭が良いですからー…“完璧超人”ってこういう人を言うのですね…」
「いや、僕の方は教えてくれたりした人が色々教えてくれたのが上手くいってるだけだよ…」
「そこまで謙遜しなくても良いと思いますけど、ユピタ様は謙虚さも併せているのが良いですね…」
自分を前世で暇を持て余して色々ネットを漁って調べたカンニングチートと、偶々この世界で生まれ持った少年ゼウスというチートが合わさったのが大きいと考えるユピタは周囲からの賞賛を冷静に遠慮するが、それが周囲には謙遜に移って今は大向け行為を増させている要因になっていた。
「こけけーーーー!!」
そのユピタにポダルゲがまた感謝と敬愛の念を強めていると、鶏舎の中より鶏の鳴き声が聞こえてきた。
「ッ!? 何ですかこの悲鳴のようなものは!? 鶏さん達どうしましたかー…!?」
ポダルゲは何か只ならぬ気配を覚えて鶏舎の中に飛び込むが、その原因を目の当たりにすると目が丸くなって頬が急速に赤くなっていった。
「…あ、こっちもこっちでよろしくやり始めた感じだね。まー、アマゾネスの皆も新たな国と繋がったことで新しい男との出会いが増えてそれに慣れて行動を深め始めた頃合いだし…」
遅れて入ってきたユピタが頬を掻いて苦笑しながら見たその理由は、鶏達の交尾している姿であった。
「…アア! ピュリア殿…! 戦場にも出ているのが信じられない美しい身だ…!」
「…ンンンン❣ 海の中にある国にこんな逞しい男がいたなんて…アアァ❣」」
そして、周囲の物陰や茂みでは、交流が始まってオピオン国から来た人々の内、男達が意気投合したアマゾネス達と共に大人な夜をよろしくやり合っていた。
「…そ、そう言えばー…まだ私の同胞が見つかっていない状況は続いていますし、最悪の事態を想定してー…私も早く血筋を増やしていかないといけませんね。この前の迷宮の時はスライムなる樹液のような魔物の横槍で成りませんでしたけど、ここ王都なら安全ですからー…部屋に戻って…!?」
我が身の内側の熱を久々に焚きつけられたポダルゲが顔を赤らめつつも足の付け根をモジモジとさせた時、今現在にてもっとも気になる男の腕が背後から腹部へ回されてしまう。
「…う、うん…けど、ごめん…僕もー…今回の交渉のための準備で色々時間を潰されまくってー…子作りの方は休業状態だったからー、久々に嗅ぎ付けたその匂いでー愚息がーまたー…」
自身の下半身の浅ましさを覚えつつもユピタは自身のボトムを突き破らんばかりまでそそり立った男根に引っ張られるように、ポダルゲの背にのしかかって布越しだが肉の槍を彼女の尻へ挟み込んでスリスリと擦り始めた。
「…う❤️ 実を言うとー…私もこの数日の間はモヤモヤしててー…❤️ 今の鶏さん達の交わりで限界ギリギリまで達していたので…もう私も…だからー…優しくお願いします…❤️」
自身の羽毛の生え際を動かして構成された天然の白きビキニパンツ越しに、その逞しさを感じさせてくるユピタの男根に、ポダルゲも処女ながらその初々しい故に歯止めが利きづらい愛欲に身を押され始めた。
「…う…く…あむ…」
「…はむ❤️ ちゅ…ううぅぅ…❤️」
数分後、ポダルゲは鶏舎の柱に背を預けた状態で、向かい合って肌を密着させているユピタの優しくも丁寧なキスを味わわされていた。
両者の口と舌が浅くも長く触れ合って唾を混ぜ合わせ合っているのと並行して、ユピタの男根は器用に動いて、ポダルゲの羽毛天然ビキニパンツのクロッチ越しに彼女の淫裂を撫で擦り、クチュクチュとした水気を増させて、そのクロッチ越しでわかるまでに薄くだが淫裂は開くようになっていた。
「…あ、あのユピタさん…その、もうそろそろいいですか…❓ まだ…人気は近づいてはいませんけど…いつ来るかわかりませんので…❤️ あなたのそれもお辛そうだし…❤️」
その男根とそれに焚きつけられている子宮双方の熱に引き寄せられるように、ポダルゲは自身の足の付け根を覆い隠している羽毛の生え際をずらして、その無垢さを思わせる淡い陰毛に包まれつつもそれとは相反する淫靡な愛液を滴らせている、薄く開いた淫裂をチュパッと見せた。
「…ああ、あまり痛いのが長く続かないように一気に行くよ…ンン!」
「ンンンンンンーーーーー❣❓」
それを亀頭の鋭敏な性感で真実と悟ったユピタは一気に腰を突き出し、ポダルゲは自身の肉壺を貫いた男根の逞しさとそれが齎す痛みと熱さを伴った独特の感覚で、歯を食いしばって背を大きく仰け反らせて翼をばたつかせた。
「……ンン…君の中は…まるで獲物をシッカリとつかむ鷲や鷹のような力強さで締め付けながら…まるで空高く飛んでいるそれらのように男根を上へ引き上げるように奥へ奥へと導いてきて…君の方は?」
「…は、はい…❤️ 最初にあなたの雄の証の亀頭が…私の口を潜り抜けた時は皮が破り抜けられたように痛かったですけど…それもすぐに熱い心地よさに変わって…ど、どうぞ動いて…❤️」
「…うん、だけど無理はしないでね…痛くなったらすぐに言ってね…ンン!」
「ぅゥウゥウゥウゥ❣❓」
そうして魔術で正体を隠してスペックダウンしているとはいえ神族の男根がハルピュイアの淫裂に深く埋め込まれている感覚を両者はしばらく味わい合った後、ユッサユッサと静かで大人しく腰が動き始めた。
「…アアァ❣ ユ、ユピタさぁアん❣ あ、あなたのガァァ中でぇぇ形をはっきりと感じ取れるようになってぇええ❣」
それでも数分が経過する頃には、人間よりも丈夫な種が多い亜人の一種であるハルピュイアの特性が生かされてか、ポダルゲの身はまだ拙いがユピタに合わせるように身が大きく揺れるようになり、長く引き締まった白い足はユピタの腰の裏に回され、更に背より映えている大きな双翼もそれに加わって彼の背を包み込んだ。
「……んんん! ポダルゲ…君のこの翼…独特な感じがして…宿っている力にも…!」
一方のユピタも自身の背を包み込むポダルゲの翼の感触にくすぐったさを覚えつつ、それからまるで空へ高く飛び立って進めていっていくような力が我が身に伝えられるような感覚を覚え、快楽もそれに釣り上げられるように上昇していくのを感じた。
「…ユ、ユピタ様ぁアアアア❣ も、もうゥウウウゥウお腹の中からアアアァ何かが上がってきそうでぇええぇぇぇぇ❣❣」
「…ああ、いっていいよ…僕もそれに合わせて注ぎ込むから…ンン!!」
それ以上の勢いでポダルゲの身は内側から上がり続ける淫熱で嬌声を我慢できなくなり、今宵の交わりで最も男根が彼女の子宮口を突き上げた時に、肉壺がまるで獲物の肉を啄んで喰い上げる猛禽類のような力強さで男根を締め付けながら共に上がり、それに比例するようにまるで鈴口から大きくも殻のない卵がキュポンとひねり出されたような大量で粘度の高い子種汁が噴出させられた。
「…え!? この声…もしかして…あの子の…この近くで生きて!?」
「ア、アエロ様!? で、でもこの声って何か艶をー…?」
そして、それに突き上げられるようにポダルゲの口より放たれた極みの嬌声は高く広く大気を振るわせていき、アマゾン国の近くの上空を飛んでいた複数のハルピュイアを驚喜させつつも戸惑わせた。
次回、ポダルゲの同族枠で新キャラが登場する予定です。