輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○神代 ギリシア クレーテー島 ディクテオン洞窟付近海岸○
「…全く、旅支度の最中にもおっぱじめるなんて…元気があるのはいいことだけどそこに回す時と場所は考えてちょうだい」
「「…ごめんなさい…」」
アルゲースの工房にてファンタジー創作物系衣装ネタで劣情を催した日の翌朝、その件でゼウスとアフロディーテは未だにレアの説教を正座で受けていた。
「まあ、その件については昨晩のうちにあれだけ教え諭したんだからその辺でいいだろう。これだけ準備をこなすのが男だったら当面の心配はいらないだろうしな。アフロディーテも色ボケばかりしているけどいざという時はしっかりやるしな」
「…いや、まあ…それはそうだけど…あまりにも多すぎじゃない?」
その一方で、彼らが集まっている浜辺にはゼウス中心で取り揃えられた装備品が並べられていたが、それは二人で旅を行うにはあまりにも量が多いように見受けられた。
「あー、こちらの分は魔術で即座に組み立て上げられるように出来ている二人用仮設木製家屋の分だから、その分大きくなって…」
「いや、旅をするならあなたが名付けた“テント”で良くない!? こんなの明らかにあの船では載せきれないでしょう!」
「だ、大丈夫だって…そのためにこっちのアルゲース伯父さんと共に用意した魔法背嚢があるんだから。ほれ」
それを絡めてレアの口調が再びきつくなり出すと、ゼウスはビビりながらもすぐにその刺しゅうによる魔術の文様が縫い付けられたバッグの口を開くが、するとそこへ風が集まりだしてそれに乗せられたように装備なども次々と吸い込まれていく。
少しして浜辺の一角を埋め尽くすほどあった旅のための荷物は全て吸い尽くされてしまうが、ゼウス達が用意したバッグは少し膨らんだだけで彼はそれを普通にひょいっと担ぎ上げた。
「これ、ちょっとやそっと入れたくらいじゃそうそう膨らみはしないように色々と魔術を掛けた袋なんだよ」
「…あー、アルゲース兄さんと一緒に何度も調整し合ってたのはそのためだったのね。ませ過ぎ始めたのはあれだけど準備の良さは本当に齢よりもしっかりしてるわ」
それを見たレアの前でゼウスはテキパキと旅支度のための最終仕上げを済ませていき、やがて前世の記憶にある小型帆船式ヨットを元にして、アルゲースと共に前々から少しずつ造船していって近日に完成したばかりの船“
「うわー♪ 白くて綺麗ー♪ 白いくじらさんみたいで可愛いー!」
「あーもーこれじゃーどっちが子供かわからん…まー、そういうわけで、母さんに伯父さん! 行ってきます!」
「男なら女の前で強がりを言ったりしたくなるもんだが…くれぐれも無茶をするなよー!」
「くれぐれも昨晩にて叱った時に打ち合わせした教えを破らないようにねー!」
「お二人ともお気をつけてー!」
「本当に目立つようなことは控えてくださいねー!」
そして、船首に立って歓声を上げるアフロディーテと、それにやれやれとしつつも本心では再びの旅に肉体年齢相応の高揚が巻き起こったゼウスを乗せた白鯨号は出発し、クレーテー島に留まる人々は別れの挨拶を大きく声に出して手を振り続けた。
「…ふう、しかし…行かせてよかったのか? ここはお前の力の効果で…他の神族も含めて外部にはばれにくい土地だろう」
やがて船影が視界では捉えられない遠くまで進んでいったところで、アルゲースが二人の身を案じる言葉を吐き始める。
「…いいえ、夫の嫡子に関わる予言が下された以上、あの人は私の同行を真っ先に調べ始めるでしょう。いくらこの島が結界で隠されているとしても、仕事の都合でこことオトリュスを行き来し続ければいずれここも怪しまれます。そうなる前に、あの子達は正体を隠して人の中に紛れ込ませることが最良でしょうから…」
「それもそうだが…あの二人…特に坊主には色々と工房でも世話になっていたからな。今日からいない分の穴埋めを上手く進めていかんとな―――」
「あーーーーーーーーーー!!??」
二人の身を案じつつもアルゲースはこれまで自身の仕事におけるその存在の大きさを改めて感じ直したりもしたが、そこで水平線の向こう側よりその片割れであるゼウスの雷鳴の如き驚きの声が響いてきた。
「―――あってうおおお!? な、何だぁ!?」
「寝るときに使う木綿の枕を忘れてきたー! あれが一番安眠できるのにー!!」
「「………………」」
それにアルゲースは背が仰け反るほどに驚くが、続けて響いてきたその(肉体年齢的には)齢相応(?)な理由にレアと共に非常に微妙そうな表情を浮かべた。
「…やっぱり、実力や技術はともかく性格的にはまだ故郷からの旅立ちは早かったかしら…?」
「…………」
大声による大気の震えが止むと、レアが後悔を露わにするがそれに対する答えをアルゲースは持ち合わせていなかった。
○神代 ギリシア クレーテー島付近 エーゲ海某海上○
「…ううう、あの枕…最初に収穫した木綿から自分で織ったお気にのものだったのに…」
「あーも―そんなに泣かないのー。枕だけであんな大きな泣き声を出すなんて―…人間達の世界では正体を隠すためにも神としての本来の力をあまり見せびらかさないってレアさんと約束したでしょー」
数分後、船上でアフロディーテは何とかゼウスを宥めて泣き止ませることに成功していた。
「…ううう、アフロディーテ…だってぇ…」
「どうしても眠り辛いってときは私が深く眠れるように手伝うからね。ほら、例えばー…」
大声こそ上げるのは止めたが未だに涙が止まらないゼウスの前で、アフロディーテは一旦距離を取ると船首の方に移動して自身の衣服に手を掛けた。
「君のその激情を私が劣情として吸い上げて疲れて安眠できるようにしてあげるから♪」
そう言いながらスポポーンっと鎧などを脱ぎ去ったアフロディーテが見せた姿は、小さな白く美しい二枚貝と真珠を中心に構成されて陰部だけを隠す面積が少ない貝殻ビキニ水着であった。
「…こんな見え透いた慰めに高ぶるなんて…僕も所詮はあの父と同類ってことかなぁ?」
それを受けてボトムに大きなテントを生じさせてきた己が愚息に、ゼウスは自身の浅ましさを改めて認識して自嘲を浮かべた。
「あ! あーもー君くらいの男の子がそんな難しそうな顔ばっか浮かべなくていいのー! 君くらいの男の子は後のことは後回しにして今は女の子をあんあん喜ばせながら自分も気持ちよくなることに夢中になればいいの―! 出来ちゃっても責任取ればいいだけだし君ももうそれくらいの甲斐性はあるでしょー!」
「あ…あーれー…」
アフロディーテはその暗雲のようにどんよりとしたゼウスの周囲の空気が自身にまで及びそうになると、周囲に泡を生じさせてそれで彼を捕えて強引に自身の方へ引っ張り寄せた。
「…うわー♪ 気持ちいいー! 潮風が体をすり抜けて身が世界と繋がったみたいー♪ 昔に君が語ってくれた船で出会って愛し合った貴族の女の子と画家志望男の子の例の船首での場面に入ったみたいー♪」
数分後、アフロディーテは船首に立って両腕を大きく横に広げた状態で風を感じ、背後からゼウスに抱き留められて支えられている状態にあった。
それは、ゼウスの前世の知識にある大西洋で沈んだあの豪華客船をモチーフにしたあの映画で、主人公と恋人が船首で抱き合っているあのシーンのように思えた。
「あーはいはい、そんだけ大きな体してて子供みたいにはしゃがれてるからそれが海へ落ちないようにしてるこっちの身になってほしいもんですねー」
その映画のヒロイン以上に美しいが中身は全然追いついてないように見えるアフロディーテに、ゼウスは面倒くさそうな顔を浮かべつつも、その面倒を見なくてはいけないのでどんよりとした感じから立ち直っていた。
「でもおかげで君も元気に戻ったでしょー♪ こっちに引き上げられたようにねー♪」
「…まあ、男だから…」
アフロディーテが小悪魔めいた微笑を添えて尻をゼウスの腰にスリスリ触れさせると、ゼウスの愚息もボトム越しながら増々膨張を強めて彼女の下の美尻の合間に割り込んできた。
「じゃー♪ このままだと当分は何事も無さそうだしー昼寝でもしない? けれどー今のままだと君が言ってた枕もないんだから深く眠れなさそうだしー…今は邪魔な精気はこっちで使わない❓」
「………………」
その尻肉に汗も纏わせて男根に沁み込ませるように押し付けてくる感触に、ゼウスは媚薬をアフロディーテに刷り込まれているような錯覚を覚えて、それで濡れたボトムを無言で下ろした。
「ふあああああああああ❣ 良い❣ 良いわああああああ❣ 船の揺れも加わってぇぇより胎の中がァアアアア❣」
数分後、アフロディーテは船首にある鯨を模した装飾に抱き着いてその豊満な美乳を擦り付けて、その汗をしみ込ませながら波が船に当たる音をかき消す勢いの嬌声を上げていた。
「…アフロディーテも初めての船旅だからって…初めから上げ過ぎだよ…ンン!!」
一方のゼウスはその彼女の尻を背後から掴んで左右に大きく開かせ、クパァっと開いた淫裂に散々煽られてマックスモードと化した巨根を捻じ込んで、彼女に美と愛欲の女神としてふさわしい劣情に染まった姿を晒させていた。
「…だってぇええ…今までクレーテーへ行くときにはああ空を飛んでたか水面の上を歩いてきたからアアアァ❣ こうして落ち着いてゆったりとおお水の上をおおおお進むなんてのは無かったんだものぉおおおお❣ 何かぁぁそのせいかあああ海を深く感じてぇええ❣❣」
そのゼウスに言葉からも攻め揚げられている効果もあるが、生まれて初めての船旅で初めての船上セックスという状況はアフロディーテの心身にも浅くはない影響を与えているようだった。
海原に落ちたゼウスの祖父神の男性器とその周囲に生じた泡から生まれたという特殊な出生が関係してか、アフロディーテの胎内は普段に比べても深みを増して、ゼウスの雄々しくなり続けている男根に内部で蠢かれてもより奥深さを増して、二人の意識がより深い深海へ引きずられていると思わせるような快楽を味わわせていた。
その一方で、アフロディーテの胎内は肉襞の一つ一つ一つが、船に進まれて生じる海面の白い泡のように、互いの淫肉が蠢くたびにプツプツと生じてパチパチとはじけるような快楽を双方に与えていく。
「…あああ❣ まるでぇ海の一部になったみたいイイィ❣」
そうして胎内から細胞が細かくはじけていくような快楽にアフロディーテは喜びを更に上げていき、それに釣られるようにして彼女の身は選手の鯨風装飾を這うようにして登っていく。
「…アフロディィィィィ…テェ! 僕も…もうそろそろ!!」
一方のゼウスも彼女の這いあがっていく女体に釣られて男根を伸ばされていき、彼女の尻に回されていた手はいつの間にか彼女の足首を掴むようになり、船の揺れと彼女の登り上がった女体に釣られたような胎内の揺れの上昇によって、雄の性が引き上げられていって陰嚢がグツグツと原初の煮えたぎった海のような熱を生じさせ始めていた。
「イイぃ❣ 良いのおおおおおお❣ ゼウスぅぅぅぅぅ❣ 私にまたあの濃くてねっとりとしたのをたくさんちょうだ…アアァアアアアアアアアアアアアァアア❣❣️」
それをいつ甲板から空へ打ちあがってもおかしくないような肉の突き上がりで感じたアフロディーテは、狂ったように色欲で染まった瞳で見下ろした直後、一際強い波が船に当たって大きく揺らし、その煽りで大きく肌が船首の装飾の表面をずり下げたアフロディーテは、自ら肉の穂先に子宮口を穿たれる結果となり、脳天まで穴が開いたような甘くもすさまじい衝撃を覚えてそれを嬌声にも上乗せした。
「んんんんん!!」
だが、それでゼウスもアフロディーテの急にずり下がってきた淫肉で男根の表面を舐められ削られて神経をむき出しにされ、その神経という糸で陰嚢ごと綱引きでもされたような衝撃で白濁の大噴火を噴出させられた。
「…アアアアアアアアアアァアアアア❤️ しゅ…しゅごいいイイイイイイイイイイィ…❤️」
一人で先に肉に喜びの極みに打ち上げられていたアフロディーテは、今度はそうして宙に浮いていた所で高く打ちあがった子種汁という白波に飲み込まれて捕まり、それと共に海中へ引きずられて深海へ落ちていくような快楽の極みに意識が沈んでいくような心地を味わった。
「…ふうぅウゥ、初めての船上での交わりという高揚もあってか…、いつも以上に出て汗も相応に流れたな…愚息もまだ元気だけどこれなら落ち着かせられそうだし…?」
極みの落ち着きと共に長大化した超巨根も普通巨根サイズへと近づきだし、アフロディーテもアクメ顔を晒しつつも甲板へ尻が戻って白濁の水溜まりを生じさせ始めたところで、ゼウスは周囲が何か薄暗くなり始めていることに気付く。
「…あ、あれは…!?」
ゼウスが顔を上げると、まだ遠目にだが黒く巨大な雨雲がこちらに向けて近づきつつあって太陽も遮り始めているのが目に映った。
次回、ギリシア神話原点の方でゼウスと所縁のある女神の一柱が登場する予定です。