輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○???○
(…ここは、何処なんだろう…?)
地下迷宮でヘラから放たれた強烈な閃光で意識が遠のいたユピタが次に目を覚ました時に見た風景は、紀元前であるはずの今の自分が生きている世界には似つかわしくない、様々な文字や画面が空中に浮かぶ、無機質だが高度な技術を感じさせる研究所の一室で、その中にある鏡に映し出されていた自分の姿はなぜかモザイクやら靄が酷く掛かっていて見えない状態にあった。
「…何とかここまで来たか…しかし、まさか発見された時も驚いたというが…」
「…この子達の“オリジナル”も…我々の祖先…聖書でいう“アダム”を始めて造り出した時も…同じ気分だっただろうか…」
「だ、だが…これは“…の領域”をやはり犯すものではー…!?」
「そのようなことは今現在の問題を解決できて余裕が取り戻してからしろ」
「ああ、まずはこの成功品を…“フラスコ”から出せ…」
そうして多くが朦朧としている視界の中で、ずっと時々ノイズがかかる会話をしている研究者と思わしき人々が計器を操作していくと、ユピタの視界そのものが大量の泡で埋め尽くされていき、再び意識が遠のいていく感覚を覚えていく。
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王都 王宮○
「…ううぅ…(泡に視界が埋め尽くされたと思ったら…つぎはその隙間から強い光がー…今度はいったいなんだ―――)」
「ああああぁぁぁアア❣ みんなが言っていた通りぃ本当にすごいよぉこの子ぉ❣ 寝ていてもぉ❣」
「―――あ…」
その泡が薄まっていって今度は強まった光の果てにユピタが見たものは、アマゾン国の王宮の天井を背景に激しく身と翼を揺らして嬌声を上げているケライノの艶のある姿で、視界がはっきりしていくにつれて下半身より何度も親しみつつも新鮮味のある快楽が立ち昇ってきた。
「…あ❤️ 起きたんだねユピタ君♪ 何かあのへんな巨大スライムに君とヘラちゃんが攫われた後で皆で探したんだけどー、迷宮のまだ調べてなかった区域から轟音と揺れがしたんで来てみたらー、酷く荒れてた部屋とその中で目を回している煤だらけのヘラちゃんとなんか不思議な女の子、それと大やけどを負ってる君を発見して皆でここまで運んで手当をしてたんだよねー。ヘラちゃんと新しい女の子の方はすぐに目を覚ましたけどー何が起きたのか記憶が無くて…。君も火傷の方は凄い勢いで治っていったけど何日も目を覚まさなくて…それでー色々試してみたら性器を通じて魔力に干渉する術だと普段のに近づくいていくのがわかったからー、種を欲しがってる子達への男の仕事をしてもらいながら治療を進めていくことになってー…あん❤️」
「…アア、なるほど…(だんだん思い出してきたぞー…確か、あのチーズやマヨネーズを生産するために家畜化したけれど脱走したスライムに捕まってー、それで搾精されまくってたらそれを吸収した巨大スライムはあのスライム美少女みたいになってー…それでヘラから強烈な閃光が出たけどそれが多分魔力の暴走みたいな感じだったんだろうなー…で、それで寝ている間にどれくらいの子が僕の子をまた身籠ったんだろう…)」
明瞭さを取り戻した視界に映し出された雄々しき愚息を伝い、それを加え込むケライノの青黒いビキニパンツ風羽毛のセクシーショーツのように曝け出された淫裂の甘くも強烈な締め付けを味わいつつ、ユピタは嫌な意味で慣れた地味な胃痛で意識もほぼ取り戻していく。
「…でも、それにしてもケライノさんの顔にはー…快楽も強いけどー…何か僕に早く目覚めてもらわないと困るって色も浮かんでるけどー…」
そのため、巣の頭脳自体が出自のためか非常にいいユピタは今のケライノの感じに違和感を覚える。
「…アア❣ それがぁ昨日に入ってきたばかりの報せなんだけどー…ケンタウロスの大軍がここに近づいてきてるんだよー…んん❣」
「…何だって?」
ケライノが腰を動かして嬌声を交えながらも理由を答えると、ユピタは驚きつつも納得がいく。
ユピタとヴィーナがこの地に来てから、彼らがもたらした知識や技術でアマゾン国は大きく発展していっているが、それで元からこの地では略奪を生活の主体とする亜人種ケンタウロスの欲望を刺激し、その襲撃の頻度を増やしていったのだ。
「…今までの襲撃は君たちが教えてくれた魔術や道具で撃退してこれたんだけど…んん❣ どうやらそれを恨んだ多くのケンタウロスの部族が手を組んでここを目指して攻め込もうとしてるみたいでぇ…アアぁ❣❓」
「…そうだったのか。だったら急いで詳しい話を聞いて対策を進めないと…ぉう!?」
これまでの経緯から、今の人生で最大規模の争乱が近づいてきている気配を感じ取ったユピタは大急ぎで身を起そうとするが、それは亀頭をしゃぶり溶かすような強い締め付けで甘く押さえつけられてしまう。
「ああもうう❣ 急ぎたいのはわかるけどぉまだ日数もあるから…ここを半端なままで帰らないでくれよぉ❣ あむううぅ❤️」
『おい親父殿! このまま出ても儂はあんたのボトムに巨大なテントを張って場が締らなくなるぞい! 儂の子を早くこの姉ちゃんにも仕込んでやれ!』
「…あーうん、僕も愚息がこのままだと飛び出てもあまり締まらないだろうし…」
そして自分に豊かな巨乳を押し付けながら、自らの胎内を甘く焼き溶かして崩していくような男根をなるべく長く深く味わおうとするケライノのディープキスによる追撃も合わさり、ユピタは脳内に響く愚息からの訴えも重なって今は同位体同様の強い性欲に身を正直に委ねた。
(…はあ、あの迷宮で…あの時に何が起きたんだろう? あの大きなスライムが消えたかと思ったら…目が覚めたらもうここの人達に既に助けられた後で…、それでスライムは消えてて代わりに何か体が透けて見える不思議な女の子と…火傷で包帯を巻かれているユピタさんを目にして驚いたけど…何か、今度は戦争が近づいてきてるって皆がピリピリしだしてるし…。ユピタさんは早く目を覚まさないかな…?)
十数分後、王宮内の廊下の一室を粥など消化に良い料理などを手にヘラが歩いていた。
(…それにしても、あのユピタさんが…ここの女の人達の求めに応じて種を貰うことなんて…、別に私には関係ないのに…特にその場面を見てる時には嫌な感じをするのは何故なんだろう―――?)
「アアアァア❣ やっぱりすごいよぉ君のぉ❣ ポダルゲがぁぞっこんになったのもわかるよおおおお❣」
「―――う…!?」
そのヘラが今回の目的地に近づいたところで、今回はケライノの嬌声と肌を打ちあう音がその鼓膜を震わせてきた。
(…こ、これって…やっぱり―――)
「やっぱりユピタ君はぁここもオトコだよぉ❣ 優しいだけじゃなくってぇぇ甲斐性も雄としてもおおおお❣」
「…まあ、何度さ…こう…ケライノさんみたいに綺麗なお姉さんや可愛い子に種を求められてもさ…男としては嬉しいというか…役得というか…。生まれる子供達が不幸にならないように色々準備はしていってるつもりだけど…あむ」
「やっぱりぃ君はぁ僕が今まで見てきた男の中でぇ最高の男だよぉ❣ 普通の男はやりたい盛りだけどその後のことなんか知りたくないってのが大勢なのにぃ❣ ちゃんと後のためのこともぉいろいろしてるしいいぃ…アアぁ❣ 今さっきの強い一撃がアアアァア❣❓」
(―――い…そうだよねぇ…)
それにヘラが嫌悪と羞恥で顔を赤くしながら粥を落とさないようにそっと床に下ろし、目的地の部屋の中を扉の隙間を介して覗くと、そこには駅弁スタイルで激しく交わるケライノとユピタの姿があった。
ユピタは(この世界での実年齢に比しても)小さな身だが、その神族の出自からくるハイスペと過去の冒険などで鍛えて付いた美麗な筋肉で構成された身は、豊満な見た目に相反して軽量とはいえ自分よりも長躯なケライノを抱き上げて激しく揺さぶり、繋ぎ目からジュボジュボと淫靡な水音を添えた淫液の雫を大量に垂れ流しにしていた。
ヘラはそれにいつも通りの軽蔑と、それ以上の羞恥を帯びた興味を強く生じさせてドアの隙間からまた情事を盗み見しだした。
そこにはスライムが自分とユピタを誘拐し、目の前で彼を凌辱しだした時のような強い拒否感というより、またかというなぜか慣れた感じのする諦観と自分ももしもこうなった時のためにという妙な期待感があった。
「んんん…ケライノさん…体が軽いだけじゃなくって柔らかいね…アアぁ」
「アアアァア❣ ユピタ君のとおおお私の中のおおお触れ方がまた変わってぇぇええええええ❣❓」
(うわぁぁ! ケライノさんの足があんなにも開かれてぇ…あの人のここはぁこういう風になってるの…!?)
そうして盗み見られていることに気付いているそぶりを見せない二人の情事は、ケライノがユピタに片足を大きく上げられてY字バランスになったことで、二人の淫肉が激しく交差する繋ぎ目が見やすくなったヘラはもじもじとしだして、衣服越しながら自分のそこへ指が近づき始める。
「…たたた大変です―――! 近づいてきているケンタウロス達ですが更なる後続がぁーーーー!?」
「…え…あぶぶーーーー!?」
故に、背後にある窓から見える空からポダルゲが大急ぎの様子で飛び込んできたことには、彼女の尻をその背に猛烈な勢いで受け、痛みを覚えながら扉を押しのいけて部屋の中に入るまでは気づけなかった。
「ひやああああ❣❓ 何いいいいィィィィアアぁアアアァア❣❓」
「うぬわあああああ❣❓」
そうして自室に勢い良く飛び込んできたヘラとポダルゲに、驚いたユピタは反射で飛び退くがその弾みで男根はより深く且つ不規則に子宮口へ突き刺さってしまい、それに乱入からの驚きも加わったポダルゲは心臓が止まりそうな極みの感覚を覚えて嬌声を上げ、それで狂った竜巻のように猛烈且つ甘美な吸引力を生じさせた肉壺にユピタは白濁の噴火を生じさせてしまった。
「…きゅううううううぅ~~~…」
「…ぁいたたたたたた…あ! 意識が戻ったんですねユピタさん! 大変なんです! ケンタウロス達がすごい大軍でこちらに近づいてきてー…あ」
十秒後、部屋への乱入で舞い散った埃が地に戻った頃、目を回してるヘラの上でポダルゲが旧法を伝えようとするも、そこで今この国で最も頼りになる男と姉の痴態に気付いて顔を赤くした。
「…えーーっとポダルゲ、内容が内容だから急いで報せないとって気持ちはわかるけど…落ち着かないといろいろ危険だから…君も僕なんかにはもったいないくらいに良い子なのに…その僕の種で身重になってる一人なんだから…」
「…ふあああああああ❤️」
「…あ、はい…どうも…お見苦しい所をお見せしました…」
その今この場で最も見苦しい状態なのを自覚しつつもユピタは、だらしなくも淫蕩なアへ顔を晒しているケライノを介抱しながらもポダルゲを注意して彼女を落ち着かせた。
次回は、近づいてくる新たな戦いに備えるユピタ達の動きが中心になります。