輪廻の輪の転生ゼウス~前世知識に基づいてギリシア神話で穏便生存(?)ルートを目指したら…~ 作:oosima
○神代 黒海某沿岸 アマゾン国 王都 牧場○
「…豚をあと三頭追加してほしいとー!」
「はいはーい、皆してよく食べるわねー。こっちも大変なのにー」
「いやー、これでもあんた達が来る前よりかは大幅に楽になったっすよー」
アテナ達がケンタウロスの今回の動きに不審を強めていった頃、アマゾン国の牧場の一つでヴィーナは他のアマゾネス達と共に家畜の処理を進めていっていた。
「…でもぉ…頭がこの魔術の始まりなのを考えても…やっぱあんたが一番早くて且つ綺麗ですよぉ…」
その牧場及び家畜の処理場は、そこで働いてなれている人々から何度見ても先進的で合理的であった。
広い牧草地帯は、風力を元にして魔力を精製して牧草の成長を早める魔術符が複数設置され、魔術符やそのからくりが仕込まれている水車が川から水を組み上げて、それら水車と繋がる水路の先にある陶器製スプリンクラーで巻かれて、それらで育成が早められた牧草をもぐもぐと牛や羊に山羊が美味しそうに頬張っている。
鶏舎の方を見やると、鶏達が消毒と洗浄の効果も持たされた魔道符による魔術の泡に乗せられ、鶏達がそれに心地よさそうな様子でポコポコと卵を産んでいき、それらは魔道符で維持されている泡のパイプを通して集められて仕分けられていく。
そして、それらと豚舎の方も含めた牧場全体から出る大量の糞尿だが、この世界では魔道符のカラクリで動く発明されたばかりの掃除機の先端から生じている泡によって床や壁などの洗浄と並行して集められ、満タンになると反対側の泡に集められたそれらは堆肥舎へ集められて纏めて捨てられ、日光を動力源とする魔道符によって発酵などを早められて堆肥にされ、それらは新たな田畑の作物になっていく。
「特にこの辺りはヴィーナさんが色々考えついた泡の魔術のおかげで、前と比べるとこうマジで臭いがめっちゃ減って掃除が楽になりましたよー。以前はやりたくない仕事の一位争いの常連だったのにー。教えてくれてありがとうございますー」
「私の泡がこういうところに一番向いていたのと他にも出来る子がいてくれた方が楽だっただけだから気にしなくていいわよー。まー…こっちはこっちで楽しみがあるしー…」
「ブヒぃ! ブヒぃぃぃ!!」
「ブヒおおおおお!!」
その牧場分野で、豊饒の女神アフロディーテを正体とするヴィーナは一番の貢献人であったが、彼女のここでの二番目の楽しみが鼓膜を震わせてきた。
「…うふふふ~♪ やっぱり~どんな生き物でも新たな命を産むためのこの営みは~飽きないわね~♪」
「今度は豚の交尾をあの異臭や汚れがついててもそれが却って背徳的な色気を覚えさせる顔で眺め出したわ…」
「そう言えばあのユピタ様が来る前は豚小屋と一体で設置されていた便所に入った時、ヴィーナさんも豚に後ろの穴を舐められたけど、その時は妙に色っぽい声を出してたわねー…う❤️ 何か私も…どっちの穴がまたキュンって…❤️」
「あの人がいると動物たちが妙に盛りだすよね…」
「な、何ていうか…あの人のフリフリと揺れる大きくも綺麗な尻を見てると…同じ女なのにすごく色っぽくて艶があるというか…あたしもナニが欲しくなるというかー…ん? この感じはー…」
その楽しみである家畜の交尾にヴィーナがうっとりとして前のめりになり、周囲のアマゾネス達もそれに欲情し始めたその時、パチパチという彼女達にとっては深く馴染んでいる独特の足音が早足で近づいてきた。
「すみません。あのビ…万年発情期お姉さんは今どっちにいますか?」
「今ならそっちで豚の命の営みで尻をフリフリさせてますけど」
「よし、あんがと。このお姉さんちょっと借りてきます」
「いやん❤️ 略奪されちゃうー❤️」
その足音の主ユピタは頬に情欲の朱色を浮かべつつもムスッとした顔で現れ、ヴィーナを脇に抱えてどこかへ魔術で飛び立った。
「…あのさーヴィーナ、この泡を通して作業中に不意打ちしてくるのやめてくれない!?」
そして牛舎の中で、羞恥と屈辱に情欲でまみれたユピタの叫びと共にボトムがパパっと宙を舞うと、彼の股間には細やか且つ大量の魔術の泡で形作られたオナホと、それ越しでも心臓のようにビクンビクンと脈打ちながら雄々しくなっているのがわかる男根が曝け出された。
「何を言ってるのよ❤️ 不意打ちされてるのはこっちも同じー…ああん❣ 急にドクンって中で曲がらないでぇ❤️」
それに対しヴィーナが非難がましくも艶を帯びた半泣き顔で自身のスカートを大きくたくし上げると、そこにはグニグニと動きながら彼女の膣に収まって大きく広げている泡で出来た精巧な巨大ディルドが差し込まれていた。
今現在、二人の股間はヴィーナがユピタの寝ていた間に施した魔術泡製ディルドとオナホに苛まれており(?)、両者の大人のおもちゃは相手のそれとリンクしあっているのである。
「仕方ないでしょ。確かに性愛と豊穣の女神が正体だから家畜との相性が良いのはわかるし、得意とする魔術があそこの清掃に向いてるし、私も動物たちの愛の営みを見やすいから嫌いじゃないけど、やっぱり息抜きが必要なのよ。それにーあそこはしたがる人が少ないくらいの重労働だから体力を保つには魔力が多めにいるしー…、だったらここで一番魔力が多い君にお裾分けしてもらう方が良いでしょ」
「いや百歩譲って理屈はわかるとして結構な頻度で暴れるのは止めてくれない!? こういうのに耐性がメキメキついてるそっちと違ってこっちは料理とか火を扱ってる時には結構危ないんだけど…おおおおお!?」
そのため、ヴィーナの屁理屈にユピタが怒っても彼女が魔術泡オナホを操作するたびに、戦の影響で本能が高まって生殖欲求も比例して上がっていた彼の男根は抗えず、今もブルルルと高性能モーターでも仕込んでるように震えたオナホの不意打ちで彼の身は片膝を付いてしまう。
「…うーん、たしかに疑似とはいえ私の膣を模している以上は今の君でもー仕事しながらだと確かに危なさそうねー身てる感じ…」
「…そ、そんな今更…けれどわかったのなら早く解除して…」
「うーん、私もこれ以上していると後の仕事が余計に増えそうだから解くわー。だけどー、その代わりにー…」
少年のようやく見せた弱みを隠せない姿に、ヴィーナは憐れみを覚えつつもそれ以上に情欲を強めて彼に囁く。
「…ユピタ、私とまた子供を作りましょ❤️」
「…は? 何を言ってるの?」
当然、その内容にユピタは困惑した。
ユピタにとってヴィーナは自分が神族の少年ゼウスとしてまだ暮らしていた頃からの付き合いで、彼女が美と豊穣と性愛の女神アフロディーテとして過ごしていたのも知っている。
最近はお互いの扱いに割と問題は目立つが、彼女は幼少期に初めて会ってから憧れてきたお姐さんでもあった。
故に、呪いのために正式な婚姻を結べなくとも、彼女と互いが初めての相手として結ばれたことと、そのことで自分との子を宿してくれたことは内心ではとても嬉しかったのだ。
「…いやいやいや、ヴィーナと僕との子供ならもうその大分目立ってきたお腹にもういるでしょ。兎じゃあるまいしそんな別の子を妊娠しながらまた孕むなんていくらなんでもー…」
故に、その問いには困惑が自然と口から出た。
「ふっふっふ♪ 心配するのも仕方ないわね…だけど❣ 毎日研鑽を重ねているのは君だけじゃないってことよ❣ はい❤️ これを見てー❤️」
だが、ヴィーナが大きな泡を生じさせて膨らんだお腹に当ててその中にある映像を生じさせると、その困惑と疑問は氷解し始めていく。
「…あ、あれー…これはー…だいぶ人の形をしてるしー…まさかー」
「そう♪ 私の子宮の中でーこの子があなたと私の赤ちゃん❤️ いやー、初めて見た時は尻尾やひれが有ったりして驚いたけどー、この子がこれからあの赤ちゃんになるって不思議な感じー♪」
「凄いなー魔術科学問わず進歩ってー…ん? 何か場面が変わってー…あれ? なんだか丸いのが幾つか見えて来たけどー…? え…まさかこれってー…!?」
途中までは純粋な技術的進歩に感動を覚えるユピタだが、その前世から受け継いだアダルト作品系知識を記憶してくるそれに目がハッとする。
「そう♪ 以前にあなたが魔術の幻術で教えてくれた“赤ちゃんの元”の女の子側の卵よ❤️ ここに来てから暇を見て子宮とかの研究や修行をしてたら、妊娠しながらでも卵を作れるようになったの❤️」
「はぁアア!? それで生理でも起きて赤ちゃんに悪影響が出たらどうするんだ!? 下手すれば流れる可能性だってある!!」
「…そ、そこまで声を荒くしなくていいじゃない…。でも…そこまでこの子を心配してくれて嬉しいわ…。だからーちゃんと対策を考えているわ♪ ほれっと♪」
現代人的価値観が反映されたその怒りに仰け反りつつヴィーナがフィンガースナップをすると、泡の映像に映し出されている彼女の卵子が魔術の泡によって守られるように包まれた。
「私が実用化させた“停止の魔術”を掛けた魔術の泡よ♪ これに包んでおいて子宮の中の隅に移して止めておけば、君の赤ちゃんの種と繋がった後でも成長を止めさせておけば先に育ってきているこの子の邪魔にはならないし、この子が産まれた後で泡を解けば子宮に根付いて普通に育てられるってわけ❤️」
「…ぐふ…本当にそういうところは細かいな…」
ユピタは驚きと安堵で前のめりにぶっ倒れるが、前世のアダルト作品顔負けなヴィーナの超高度エロテク映像もあって、彼女の泡オナホに煽られ続けていた愚息はますます雄々しくなっていく。
「さーさー♪ 私のここもーもう準備万端だから君の愚息君も今の内に大人しくさせなさい❤️ どっちみちこっちにも死者が出たし、ケンタロス軍も大勢やっつけたからには領土も広がるだろうから人手はさらに必要になってくるんだし❤️」
「ブモおお! ブモおおおおお!!」
「…ここで断っても、周囲のそっちの魔力に当てられて発情しまくっている状況からしてあの手この手で押し通されそうだし、まだ仕事も残っているから…大人しくこっちで雄としての仕事を素早くさせてもらいます…」
それを見抜いているヴィーナの肉体が牛舎の柵に胸を預けてその豊かで美しい尻を逆V字に開いた足を支えにフリフリと揺らして、泡ディルド消滅に伴って開放された愛液を滴らせていると、ユピタは周囲の牛たちが彼女に影響されてか次々と交尾しだしている中で、諦めとそれ以上の情欲が混ざり合った顔で彼女の尻をぐわしっと強く掴んで、その泡のオナホから解き放たれた雄々しき巨根をクチュリと淫裂に触れさせた。
「うふふ♪ 強いだけじゃなくって賢さと優しさも併せ持った男の子は大好きよ―――❣❓」
飽きる気配のない熱く逞しい雄花に蜜を滴らせている雌花がクチュチュと自ら被さろうとしたその時、外から何かに踏み揺らされたような地鳴りが襲い掛かってきた。
「―――おっきゃあああああああふうウオオオオオオオオ❣❓」
「おおおおおううぅぅ!?」
その乗っている台ごと揺らされたネズミのような心地でヴィーナは柵から手と胸を外して後ろに倒れてしまい、その勢いでユピタを押し倒してその腰の上に落ちることになったので、当然その淫裂は男根を胎奥まで一気に被さり、子宮ごと揺らす衝撃で甘い悲鳴を上げてしまう。
「…ちょちょっとユピタ! あれだけ私が焦らしはしてたけど結界で赤ちゃんは守れるからってそんな急に突いてこないで!」
「ち、違う! この揺れは外からー…な、何が起きたんだーー…って…あ、あれ!? 抜けない?」
今度は怒られつつもユピタはその理由があるだろう外へ出ようとするが、何故か男根はヴィーナの淫裂から抜けなくなってしまい、仕方なく彼女を抱きかかえながら牛舎の外に出た。
「ビヒイイイイイイイイイイン!!」
「うわー!」
「きゃー!」
「え…!?」
牛舎から少し先に見えるその咆哮と悲鳴が立ち昇る王都の方を見やると、ケンタウロスに似つつも頭部が人間ではなくてサメのように鋭い牙を生やした馬である巨人が、街を破壊していって人々を逃げ惑わせていたのだ。
「…って何あれーーー!?」
「よくわかんないけどあの様子からしてこの国を襲ってるのは間違いない! 僕らも戻ろう!」
「ええ! 帰るべきところを守らなきゃ―――!?」
理由や詳細は不明だが先ほどの戦以上の危機が都を襲っていることを悟った二人は、直ちに戻ろうとするがそこで我が身の異変に気付く。
「―――あ…て…あ? あれ? なんかー…ユピタのこれがー…抜けないんだけどー…?」
「…い、いやー…僕も牛舎から出る時に抜こうとしたんだけどー…何か抜けなくてー…んんんんん!?」
二人で共にどうにか肉体の結合を解こうとするも、亀頭と子宮口はまるで嚙み合ったスッポンのように抜けなくなってしまう。
「…ど!? どうなってるのよこれー!?」
「…ま、まさかとは思うけどー…さっきの揺れで驚いて突っ込んだ時のショックでー…ヴィーナの胎内にある停止の泡が誤作動を起してー…僕らのが最奥まで突っ込んだ状態で停止させちゃったんじゃー?」
「…あ、なるほどーーーーーーーーーー…ってこの状況で何それ―!?」
その推測に二人はとりあえず原因には何とか納得するが、次に混乱と絶望が生じてヴィーナが悲鳴を上げた。
「今の超縛り状態で且つこんな不安定に繋がった身じゃーあんな
「…一番確実な解決法は本来の状態を開放することなんだけど…そんなことしたらあのカニバリDVファーザーに高確率で気づかれるしー…ん?
見た目は静かだが同じようにピンチを感じ取って険しい表情になり始めたユピタだが、間近からやかましくなっているヴィーナの叫びに混じるその単語で何かを思い出す。
「…そうだ。ケンタウロス軍との戦いが最善に近い状態で作戦通り終われたから…、使わずじまいになって…勿体ないから試運転も兼ねて復旧作業で使おうかと思っていたけど…
ユピタが次に視線を向けた先には、アテナと同じく城内の奥にある幾重もの壁や陣幕で隠された
次回、今回は戦闘に入りつつもチョイ役でしかなかった、今回のラスボス(?)の紹介と戦いが中心になる予定です。