~日曜日~
「檸檬ちゃん、小鞠ちゃんには変なことしちゃダメ、って言ってなかったっけ……ん、よいしょ」
……むにゅ、ずりゅんッ
「言ったかな?……あぁ、言ったかも……ん……はい、おっぱいどうぞぬっくん♡……ん、でも今の私たちって小鞠ちゃんだけハブいちゃってるし、仲間外れは良くないよ」
「……ん、んッ♡……それは、まあそうだけど……小鞠ちゃん、エッチなことって興味あるのかな?」
「あれ、でも小鞠ちゃん……なんか恋愛の話いっぱい書いてるみたいだし、人並みにはあるんじゃない?」
「……あるかもだけど、男の子同士のいちゃいちゃなんだよね。確か、読んだことないけど……この場合、温水君が女の子になるしかないかな?……ん、女装作戦、しちゃう?」
「あ、いいね……私、お古いっぱい持ってくるよ♡」
……ちゅっぷ、コク
「…………ッ」
……ぬっちゅ、ぐちゅ……ずりゅんッ
「ん……ねえ、温水君はどう?……カジュアル系?コンサバ?」
「……ん、っむぐッ……ぷはッ」
息継ぎがやっとできた。いきなり焼塩の乳汗の匂いが肺に侵入して、そして息をする場所を膨らみの先がすっぽりと塞いできた。谷間の間から覗く焼塩は、少しだけ申し訳ないような顔をしている。本当に、少しだけ
「……ぁ、あ……っく……ぁ、ああッ」
……くっちゅ、ぬちゅッ♡
「ん……どったの、温水君♡……おっぱいの中、そんなに気持ちいの?」
「————ッ」
柔らかい刺激が性器を襲う。二人が暢気に昼トークで花を咲かせて女子力を高めながら、一方でその露になった胸は娼婦的な力を超絶に高めている。
相談をするために集まったはずなのに、どうしてか結局こうなってしまった。
リビングのソファに腰かけて、座った自分の前に上半身裸になっている八奈見さんがいる。そして、まるでそういうお店の接待するお姉さんの様に密着して右に位置する焼塩、当然のように上は全部脱いでいて右手を掴み胸に押し当てている。
概念でしか知らない。おっぱいパブなる大人たちの社交場では、もしかしてこんな光景が見られるのだろうか。
だとしても、そんな光景は家族団らんの場所でしていいわけがない。しかし、言ってきく二人でもない。
悲しいことに、二人の腕力に負けて服を脱がされてしまっているのだから。
「ねえ、温水君……黙ってるけどさ、どうなの」
「え、あ……だから、小鞠に……その、知られたらさ、良くないよ」
「ん……あ、そっちか……パイズリの方を聞いたんだけど」
「あの、さ……今日は、小鞠のことついて話をするって集まったじゃん。なのに、なんで……ぁ、っがッ」
……じゅる、ぐちゅりゅ、ぬりゅんッ♡
……むにゅ、ぱっちゅ、ぱちゅぱちゅぱちゅッ♡
「…………ぁ、っく……ぁ、っが……ぁ、っむ」
「はいはい、おっぱい吸おうねぬっくん……檸檬お姉ちゃんのおっぱいどうぞ♡」
以前に朝雲さんと中学校に潜入した際に演じた姉弟ごっこ、それが焼塩に伝播して妙に好んで使いたがる。
檸檬お姉ちゃんと呼ぶまで止めないし、呼んだら呼んだで催促してくる。つまり、逃げ道が無い。
「そ、それ……その遊び、ちょっと……良くな、んッ」
……くちゅ……ちゅっぷ
「わかってる……ちゃんと気を付ける、はい相談終わり。だから、今はちゃんとエッチしよ♡」
「そうそう……温水君、そういうとこだよほんと」
「————ッ」
有無を言わせない二人の責め。塞がれた口では物理的に言論の自由は消失。
うごめく下も唇も、焼塩は喜んで胸を前に突き出し撫でる手で頭を引き寄せる。上手に吸って偉いと、本気で思っている。
「……いいよ……八奈お姉ちゃんのおっぱいで、出しちゃえ」
「ん……ぁ、っく」
顔の前で形を変えながら存在感を放つ。
膨らみはただただ暖かく、そして顔で感じる質感に母性を得てしまう。
出るものは無くても、付いてくる硬い先端に口が開いてしまう。
「ん……ほら、吸ってよ……乳首、くすぐったいから気持ちよくして欲しいな♡」
「!」
……ふにゅ、むにゅんッ
強く、また一段と強く顔を引き寄せる。
日焼けしている褐色肌の、日焼けをまぬかれた秘するべき柔肌。
褐色の肌が嘘のように真っ白で、そして先端はとてもきれいな桜色をしている。
八奈見さんの大きなサイズに負けず劣らず、焼塩の胸も心を乱して正常のままで居させてくれない。
「温水君……おっぱい吸って黙っちゃったね。かわいい♡」
……むにゅん……ずりゅ、グチュンッ
「……ッ」
「ん……いいよ、甘えて……甘えて勃起して硬くなったおちんちん、わたしがすっきりさせてあげる♡……おっぱい、大きいからいっぱい擦ってあげられるしね♡」
「……ぁ、っく……んン————ッ」
塞がれた。
膝立ちになって顔を抱きしめて、何度も何度も頭を撫でてくる。
「ん……ぁ……んッ……おっぱい、気持ちい♡……吸われるの、好き♡」
焼塩の声が、徐々に湿り気を増していく。
弾む声で、何度も何度も体を擦って口元に膨らみが当たってくる。
「……ぬっくん♡……ぁ……おっぱい、きもちいい♡……ぁ、パイズリ……後で、私もしたいな♡……ねえ、次私ね、八奈ちゃん」
「いいよ、二人でいっぱい練習しよっか……パイズリ、私も気持ちいかも♡」
……くちゅ、ぬちゅ……ぐちゅ、ぬちゅぐちゅ、ずりゅんッ♡
「……おっぱいで……硬くて熱いおちんちん挟んでさ……こうやって、揃えて持ち上げて、落としてッ♡……すると、なんだかおっぱいまで気持ちよくなっちゃう♡……ぁ、いやらしいことしてるってすごく実感しちゃう♡」
「うん、見てて思う……濡れちゃうね、おまんこ♡」
「うんうん……おっぱい感じて、おまんこ濡れてきちゃった♡……ショーツ、ダメになっちゃった♡温水君のせいだね」
……ッ……ぐちゅ、ずりゅ、じゅるるるぅう
「!?」
いきなり舐められた。そして吸われた。
乳房の摩擦で包皮を剥かれ剥き出しになった先に、八奈見さんの舌と唇がいっぱい触れてきた。吸って擦って、突いて、舐めしゃぶって、そのまま
……ぱちゅ、ずりゅずりゅッ
「……ぬっくん……八奈ちゃんのおっぱいとお口、エッチだね♡……気持ちいいなら、いいよ……出しちゃえ♡」
…………ぐっちゅ、くちゅぬちゅ……ずりゅん、ずりゅッずりゅッ!!
パイズリフェラ。得意の口使いと豊満な乳房の暴力が性器に襲い掛かる。密着して逃げ場が無くて、一番敏感な場所に何度も何度も刺激が降ってくる。入ってくる
息が正常に出来ない。
情けなくて悔しくて、それでも声が出てしまう。負けた悲鳴を聞かれてしまう。
「……ッ……ぁ、あああぁッ!」
頼る場所は、目の前の膨らみ。
美麗で控えめなその膨らみに顔を預けていっぱい擦り当てて、そして胴体に手を回して抱き寄せた。
「……ん……いいよ……びゅっびゅするまで、おっぱいに甘えていいよ♡……檸檬お姉ちゃんがついてるぞ~、がんばれがんばれ~~♡♡」
「————ッ」
擦り当ててくる膨らみの瑞々しい心地、耳元に注ぎ込まれる焼塩の甘いエチュードボイス。
本当に自分が弟で、何も出来なくて、頼らないと生きていけないとすら思えてしまう。そう勘違いしてしまう。
二人の乳房で、心がダメになって、形を崩す。
「ん……じゅるぅ……っく……ぁ、あぁ♡……ダメになっちゃえ♡……ほら、八奈見お姉ちゃんのおっぱいで、ずりゅずりゅッ♡……ぐちゅぐちゅッ♡♡……ぁ、ほら♡……精液出る、出しちゃう出しちゃう♡♡」
「いいよ、出しちゃえ~♡……ぬっくんお漏らししちゃえ♡お姉ちゃんたちのおっぱいに甘えて出しちゃえ♡」
「————ッ————ッッ」
出る、その言葉に体は即従った。神経が焼かんほどに信号を送りつけて、体のポンプに無理強いを強いる。
熱い、疼く。上下に左右違いに何度も圧迫と摩擦を与えてくる八奈見さんの胸の中で、勢いよく精液を出してしまう。
「……ぁ……来た♡」
「!?」
出る、そう思った時にはもう八奈見さんは口を開けて谷間に見える先を咥えてしまった。
カーペットにもソファにも卓上にも、汚れは一滴たりともこぼれない。
「……ん……出る、出てる♡……ほら、おっぱいに甘えながら息整えよっか。陸上部女子が上手な息の仕方教えてアゲル♡」
「ん……んん、っく……こきゅ、っくッ♡♡…………ッ……ッ♡♡」
…………びゅる……びゅくくッ
「深呼吸して、ほら……おっぱいに息吹きかけながら……吸って、吐いて……ゆっくり息して……お漏らししよっか♡……カズくん♡」
「!?」
……びゅる、びゅくくッ
「ん……ンんッ……っく、ぁ……あぁ、いきなり出た……もう、杏菜お姉ちゃんはびっくりしちゃったよ。ふふ、怒るよカズくん♡♡」
「……ッ……二人、共ッ」
止めて欲しいなんて聞いてくれない痴女同級生は、結局最後まで姉のフリを続けた。
同年代なのに、この扱い。
年齢を一つか二つ奪われてしまった気分だ。危うい、危惧してしまう。
佳樹と二卵性双子になってしまうかもしれない。
〇
~月曜日~
日曜日、心配事を相談するはずが結局二人のストレス発散姉弟ごっこで日を消化してしまった。
小鞠に付いて関係を秘匿するべきという内容は理解してもらえたが、まあ実際具体的に何をするかまでは話は進まない。いや、行為を控えようとは言うべきなんだろうけど、二人は絶対に飲まない。飲むのは人の色々ばかり
小食なのに、栄養不足で最近辛い。かといって一気に大量の食事を出来るほど胃袋は八奈見さんじゃないから。
最近、間食が増えた。
「美味しい……青のり味」
「チーズも乙なものですよ」
書店に行く道中の中、フードトラックで売っていたちくわスティックを紙コップから一本かじってみる。
美味しい。志喜屋さんの青のり味も美味しそうだ。
「美味しいけど、重い……温水くん……持ってて」
口元に油と青のりの粗相を飾って、愛らしくもどこか艶やかな印象を与えてくる。女性の口が淫らな場所にしか見えない俺はきっと重症なのだろう。
「ちくわですよ、そんなに胃もたれします?」
「ちがう、手に持って重い……歩く速度、遅くなりそう。」
先輩が今より遅く歩いたらより屍になってしまうだろう。
誤って警官に撃たれたらいけない。女子の荷物は持たなければ、佳樹に言われた通りに実行した。
本当に少し足取りが軽くなった。
前に進んでいく志喜屋さん、けど急に立ち止まってこっちを振り返り見る。首を斜めに曲げて
「……温水くん、何処に行くの?」
「書店です……たまたま学校帰りに遭遇したら何故か付いてきて一緒にちくわを食べている志喜屋先輩」
「……うん……一緒にちくわ食べてる……チーズ、頂戴……交換」
駅前で偶然相対した志喜屋さんは相変わらずいつもの調子だ。紙コップに刺さったちくわをトレードし合う。
ほんと、なんでこんな普通に学校帰りの買い食いをこの人としているのか。天愛星さんが見たら少々面倒な状況だ。
目撃しただけでこっちは呼びかける意思はなかった。けど、見つけた志喜屋さんはまっすぐにこっちに近づいて手を掴んで、そして人の進む方向に付いてきた。
本人としては、先輩として後輩と楽しく遊んでいる、みたいな気持ちなのだろう。感情は死んでいるけど
「……で、何、買うの」
「まあ、好きなラノ……小説をいくつか」
「……お金、あるんだ」
「小遣いの範囲ですよ……とりあえず、10冊ほどまとめ買いするだけです」
「……無断でバイトは、ダメ」
「してないです。ただの親のきまぐれです」
俺が接客業をしているなら今よりもっとコミュニケーションが取れていることだろう。想像できないけど、したいとも思えないけど。
けど、確かにバイトをしていると思われる程度に今は余裕がある。
実際、八奈見さんに貸し付けを問題なくできる程度には懐が温かい。
「……へぇ、宝くじ……当たったんだ。良いね」
「親が、ですけどね……それも少額」
少額とはいえ高校生には目眩がする額だった。
今朝、配当金を頂いて佳樹も俺も地に足が付かなかった状態だったわけで。
ちなみに佳樹も佳樹で買い物に出かけている。なんでも必要な機材があるとのこと、朝雲さんとも相談して何かを買いまとめるらしい。
頼むから朝雲さん、妹に変な知恵を吹き込まないで欲しい。
「お小遣い……なら問題ない」
「ちなみにバイトだったら、どうなってました?」
「……欲しいのある、おごって」
「家が太いって言ってませんでしたっけ」
「うん、だからおごってもらわなくても大丈夫……ちゃんと、後日生徒指導に、報告」
恐ろしい、もしバイトで懐が潤っても決して志喜屋さんの前では顔に出さないことにしよう。
「……しないから安心して……大丈夫、信じるから」
「はぁ……信じて貰えてうれしいです。ほんと」
「……怒って、る?」
「揶揄われたらそんな反応もします」
「ごめん……でも、反応見たかった。かわいい、から」
「……ッ」
急に、ここ最近の八奈見さんや焼塩みたいなことを言い出した。
どうしてみんな男である自分をかわいいだのと言って見下ろしたがるのか。
「……お金いっぱい持ち歩くの、不安感じる。だから……温水くん、態度に出てた……それが、ちょっとおもしろかわいい……見ていたい」
「うれしくないです……というか、人間観察なら他でしてください」
「君がいい……君じゃなきゃダメみたい」
歌の名前にしてもいいぐらいすごく素敵なセリフだ。
だが、悲しいことにそこに恋愛感情は乗っていない。
「とりあえず……まあ、いいか……付いてくるならちゃんと歩いてください。ほら、もうすぐ着きますよ」
促す、しかし足取りは相変わらず重いというかスローというか、本当に見ていて危うい。
歩く死人と見間違えて車が突っ込んでしまいかねない。まあ、この人なら案外生きてそうと思えてしまうけど
「……歩道、気を付けて……じゃないとほら、あの子供みたいに手を上げて渡らせますよ。」
「小鞠ちゃん」
「……いや、違和感はないけど流石にランドセルを背負ってませんよ小鞠は」
「小鞠ちゃん、だよ……ちゃんと三人いる、女の子と、男の子と女の子のセット」
「分裂しませんよ、小鞠はちゃんとホモサピエンスでX染色体の持ち主です。Y染色体は……あ、あるッ」
日曜日の街で、見かけたのは学校の先輩、そしてさらに二人
小鞠家の幼い子供たちを目撃してしまった。信号待ちしている三人、そして今小さい二人の手を握る小さな小鞠がこちらを一瞥
「げ、温水ッ」
「……」
「小鞠ちゃん……こん、にちわッ」
無論、この次に響いたのは幼子二人の悲鳴であることは語るまでもない。
次回に続く
以上、次回小鞠エロゲヒロインに進展あり。志喜屋先輩はまだまだ先の出番なので待機
感想頂いてモチベ上がって感謝感謝。小鞠ちゃんのエッチ化がどうなることか、色々と楽しみにしていただけてなにより。
最近やっと原作を読破したのでね、解釈を守りつつ小鞠ちゃんのエチエチをちゃんと伝えたい。
続きもお楽しみに