突然ですが、八奈見さんの母乳をテーマにしたお話が書きたくなったので最新話更新。
母乳がテーマ、今年も負けヒロインのえちえちなお話をいっぱい書きたい。書ける限り
赤子の泣き声が聞こえた。
赤ん坊を寝かせる冊付きのベッド、そしてガラガラ音が鳴る吊り下げのおもちゃがある。
いくつもの玩具の形のガラガラが空を舞うようにしているが、どうもデザインが古い。塗料が所々剥げているし道化のデザインもデフォルメされていないわりとリアルな感じだ。
愉快で奇妙で、いっそ子供を怖がらせるのではないかと思ってしまうようなそれらに反応が困る。白塗りで真っ赤な髪、赤と黄色のストライプ、なるほどハンバーガーのチェーンが彼を起用しなくなったはずだ。
…………?
おかしい
なぜ自分は今赤子向けの商品を観察して品評しているのか。
というか、この視点はおかしくないか?
「さて、旦那も見送ったし……授乳、そろそろしといたほうがいいかな?」
「ねえ、おなかちゅいた?」
「おなかちゅいたバブちゃんは手を上げて~♡」
……————ッ
見上げる景色にぬるりと人の顔が表れた。
見覚えはある、というか声で分かった八奈見さんだ。いや、八奈見さんなのだろうか。
……色々と、大きい
ダイエットに失敗していたとしてもそのサイズ感はおかしい。
自分の知っている八奈見さんよりも今見上げている八奈見さんはずっと、そのサイズが違う。部分的な比重ではなく、全体的にそのサイズが異様だ。
というか、この視点を持ってしまっている俺が異常なのか
……なんか、うすうす思ったけど
「よしよし、いいこいいこ♡」
「ほんと、君は静かな赤ちゃんだね。達観しているところはお父さん譲りかな?」
抱き抱えられてしまった。迫る腕、持ち上げられてより近づいた八奈見さんの顔
明らかに大きく感じるのは、俺が小さいから。
……やっぱり俺、赤ん坊になってないか??
あうあうとろれつの回らない声も、視界の端に見えるちんまりとした手も、全て自分の物。
見えるもの、聞こえるもの、鏡なんて見る必要もなく自分の矮小さと危うさを正しく推測できてしまう。
まず間違いなく、この身はおしめを必要としている身だ。
「あぁ、泣いちゃって……よしよし、大丈夫だからね~バブちゃんお利口だね~」
……————ッ
身動きできない、というか動かしているなんて感覚は無い。ただ、されるがまま無抵抗、金縛りにあったみたいに俺は動けずにいる。けど、ばたばたうごめく手足の感じはわかる。
乗り移ってしまったのか、もしかしたら転生したら赤ん坊だった件?
俺は八奈見さんの子供として生まれ変わってしまったのか??
「はぁい、バブちゃんご飯飲もうね♡……ん、と」
……ぶるんッ
出た、その乳房は見覚えがある。
形も良く、程よく実ってそして弾力もある。姫宮さんに比べて大きくないと認識している八奈見さんのそれは、決して卑下していいモノではないと俺は知っている。
見て、触って、口にしているから。
健康的な肌色に薄紅の乳輪、そしてツンと前に突き出るその頂点に何度視線を奪われたことかわからない。
人妻になってなお、その果実は魅力的だ、見るだけで唾液が湧いてしまう。空腹で胃が痛くなる。
「あはは、そんなにほちいの?はいはい、今あげるからね~」
……むにゅ、ぷるん
顔に触れた。弾力と柔らかさが釣り合う最上のクッションが顔を包み込む。息を塞がないように慎重に抱きかかえる八奈見さんは、身を揺らし、ずらし、抱える位置を調整して
その先端を、雫が滲み出ている薄紅の吸い口を、この視点の持ち主である体の口にあてがった。
感覚は溺れ、だけど何かを飲んでいる自覚はある。
吸い付いて、舌で押して、懸命に吸い上げているその液の味はいったい
……八奈見さんの、母乳ッ
それはいったい、どんなッ
「よちよち……良い子だね、いっぱい飲もうね~♡……私の、おっぱい♡……八奈見杏菜のおっぱいミルク、たっくさん飲んで大きく育ってね♡
」
……——————ッッ
どんな、どんなッ
〇
「————ッ!?」
……ドサッ
「————……」
天井なんて見ていない、抱きかかえてくれた誰かもいない。
今認識できるのは、床に突っ伏すようにしてそして下半身もだらりとベッドから滑り落ちている、そんな自分の体。
手足は長い、いやこれが本当の尺度だ。
筋肉も骨格も十分に成長して、出来上がり始めている男子高校生の体を今自分は所有している。
「————……」
覚めた、いや冷めたと言うべきか
いつも通り、佳樹に管理されているせいで規則正しく目が覚めている。
寝起きは爽やか、そして今しがた見ていた夢は消えてしまうだろう。
それでも今はまだ起きたばかりで、映像は残っている。だけど続きは無い、夢落ちなのはいいが、なんというか
「よし、落ち着こう……ん……今に始まったことじゃないんだ。夢見が悪い、イヤ良すぎることは」
思い返す。
ここ、最近のことだ。八奈見さんと一線を越えてしまって、そう八奈見さんと偶然にも一線を越えていわゆるセフレ的な関係を築いてしまって
それからなんやかんやあって、結局文芸部の三人と関係を経てしまった自分にとってこんな夢はよく見てしまう。だから、今更な話だ。
「……三人のせいだ、俺が助平なわけじゃない。」
そう、卑猥な夢を見るのは自己責任ではなく他責。なんだったら被害届を出せる立場にある。
なにせ、毎日性的な営みを重ねて日々も重ねるのがここ最近の自分が送る学生生活、否、学生性活なのだから。
そんな状態なら卑猥な夢を見るのは当然なこと。学校で起きた行為がフラッシュバックして、夢でまた負けさせられるなんてことも多い。
だから考えないようにした。どうせすぐ消えるのが夢、そういえばこんな夢を見ていたなと、後になって思い返すが寝つきが良い俺は夢を泡沫に消化してしまうだろう。
……はぁい、おっぱいでちゅよ~
「……ッ」
まだ消えない。
いや、すぐに消えるはずだ。
次回もお楽しみに
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