佳樹エピソード、冒頭だけ出来上がったので投稿。
俺、こと温水和彦は文芸部の部長という肩書はあるもの華奢で普通なモブA、なんて卑下する自己紹介は一周回って俺スゲーな主人公のテンプレートだと気付いた。やめよう、自己評価なんてモノローグに書くことすら恥ずかしい、所詮自分語りなのだから。
なので、客観的に見た事実を並べよう。
自分、温水和彦、高校二年生、文芸部の女子三名と肉体関係を持ってしまっている。まるでエロゲの主人公の様に
テキストを進めるだけで、簡単に性行為に到達してしまう。
接触のハードルも低く、手をつなぐどころかその手は今も人の性器に触れているし、俺も意志とは関係なく触ることを強いられている。
……くちゅ……ちゅ、れる
「ん……ぁ、ぁあ……ぁっむ、んぅ、っむ……ぁ、っちゅ、れる……ちゅ、ちゅぁ……あぁ♡……ん、んんッ」
……くちゅくちゅ、ぬりゅぬりゅッ♡
褥、唇と唇を押し付け合い、舌と舌を絡め合う。混ざる唾液は交換して、時に奪い合って、息をすることもおざなりになるぐらい夢中で互いを刺激し合う。
小鞠知花のキスは、小さくて柔らかくて、だけどすごく執拗に責めてくる。甘えてくるキスに、こちらも応じて舌を出す。
小鞠の舌は、とても愛らしくて、触れ合うと快感を伴うから
「ぁ……ぁ、ん……ぁ、ん♡……んむ、んぅ……んぅ、ううぅ♡」
囀る声は、官能的に
啄む唇は舌を挟んで離さない時もある。手練手管に快楽のカードを切ってくる。
どこにそんな引き出しがあるのか、小鞠の愛らしくも苛烈なキス責めにこちらはもう、限界が近づいている。
……くちゅ、ちゅこちゅこ、くちゅくちゅくちゅッ
「ん……ぁ、いいぞ……出して♡……ん、ぁ、キスしながら……ん、んぅ♡……ぁ、射精、して♡……温水の、ちんちん♡……射精、して♡」
「————」
制服を着たまま、性器だけを出している俺に小鞠はキスと指先で快楽を注ぎ込む。
互いに触れ合いながら、キスでさらに快楽を増幅させる。先走りと小鞠の唾液で潤滑油を塗布しされた性器の先、亀頭とカリ首に小鞠の細く小さな手が乱暴に責めをくれる。
キス、手コキ、まるで恋人のするような愛撫。
されるがままではなく、それも相互に、だからこれは愛撫だと理解してしまう。理解して、納得して、欲してもう止められない。
……ふにゅ……くにゅ、クリクリッ
「んんぅッ……ぁ、乳首……ぁ、弱いッ♡……ぁ、んぅ、んぅううぅ、んあぁああんッ♡♡」
……くりゅ……くくッ
小鞠の口から甘い声が、湿り気を帯びて零れた。恥じらい染まる顔、取り返すように仕返しのキスが激しくなる。
頬の裏、歯茎、執拗にそして執念深く口内に小鞠のディープキスが襲い掛かる。小さく愛らしい舌を目いっぱい使って、キスに蕩けるのは互いになるように、激しく求めて、責めて、甘えて
「……ッ……ぁ、んぅ……ぁ、来て……して、もっと……乳首、ん、ンんッ♡……ちい、さいけど……きもちい、からッ……かわいがって、欲しいッ……キス、欲しいッ♡……もっと、これ……触りたい、ちんちん好きッ♡……ぁ、んぅぁ、ああぁあッ♡……ぁ、来る……くる、来るッ♡……温水、温水ッ♡♡」
……くちゅ、くちゅれりゅ、じゅるじゅるじゅるッ
……カリカリカリッ
……ちゅこちゅこ、くちゅくちゅくちゅくちゅッ
三重に音が折り重なる。
密着して、小鞠と奏でる性行為の音、それはさらにペースを上げていって
息も乱れて、熱くなって、互いに、互いに激しさのギアを壊れんばかりに前に倒していく。
「————ッ」
爆ぜる、そう形容すべき何かを体内で感じた。自分と、相手、互いに互いの内を理解しあった。
共鳴して、快感が溢れだす。
「ん、んんぅうううぅうッ♡♡……ぁ、ぁあ、おおぉ、っく……んぅ、ンンンンンンッ!!??!」
悶絶、悲鳴のような喘ぎはキスで塞いで外に聞かれないようにした。
涙目で、快感に悶える小鞠は今も俺のモノを手に握っている。その手の中で、溢れ出る精液を掴んで保持してくれていた。
小さな胸も、快感で浮き出る汗でじっとり湿った心地で、けど硬さを帯びた乳首は手の中で主張して微弱な痙攣を指先に伝えている。
「……ッ……ぁ……ぁ、あぁ♡」
触れる全て、感じる全て、絶頂で蕩けた小鞠知花の生々しい魅力を、俺は正面から受け止めた。
「……ぁ……ぁ、んぁ……ん、んんッ♡」
……くちゅ、ぴちゅぴちゃ……ちゅぱ
「ん……ぁ、小鞠……ンッ」
「ぁ……ん、んッ♡……ぁ、あぁ♡……ぁ、へへ……いっぱい、出てる♡……精液、いっぱい♡」
キスを終えて少し離れた。
場所は、自分のベッドの上。
上半身のみ裸になった小鞠が、俺が出したそれを大事そうに手に収めて、そして視線を向けていると思ったら
……くちゅ……ちゅるるッ♡
「!」
「ん……ぁ、ん……れる、っく……ん、んく」
出した精液を、丁寧に舌ですくい取って、咀嚼。
そして、嚥下。舐め取り、味わって飲み込む。そんな所作を繰り返す。
「……み、見ても、わけないからな」
「いや、要らないから……その、飲んでどうぞ」
「精液飲めなんて指図して、おまえ……す、スケベかッ」
赤らめた顔で、いつもの小鞠節を繰り出す。
なんというか、こういう時でも小鞠は小鞠なんだと安堵すら感じてしまう。
「ねえ、ぬっくん♡……檸檬お姉ちゃんにもわけてよ」
「ねえねえ、温水くん♡……八奈見ママにも飲ませて欲しいんだけどな~」
「ふ、二人共……そういうのは、止めてくれ……小鞠も引くなッ」
土曜日、温水家の部屋にていつもの様に文芸部女子三人が集まり、エロゲのハーレムエッチ宜しく、まさにハーレムなエッチをしている。
裸の八奈見さん、下着姿の焼塩、半脱ぎの小鞠。
部屋に来ておもむろに脱いで、そしてダラダラと性行為ありきの日常を部屋で送る。何をしていても、常にこの体のどこかは誰かの柔らかい場所、濡れた場所に接していて、快感が付きまとう。
「舌、出して、温水君のお口おいしそう♡……ほんと、これをダイエットメニューにしたいぐらい♡」
「温水……さ、触って欲しい……ここ、もう濡れて……我慢、出来ないッ……あ、あとで……お返しに、その……い、いっぱい……パンパン、していいからッ♡」
「ん、じゃあ私は……ぬっくんのいい匂い、いっぱい嗅ぎたい♡味わいたい♡……フェラチオ、したげるね~♡」
ぬちゅり、くちゅくちゅ、じゅるじゅる
手に、口に、性器に、常に誰かの熱と柔らかさと卑猥さがある。
隙無く暇なく、八奈見さんと焼塩と小鞠、三人の性行為が付きまとう。
可愛くて、エッチな、三人の女子相手に、もうこれ以上を考えると現世の幸運過剰使用で来世が怖くなるレベルだ。
にも、関わらず。
最近では、また別の問題が生じている。
〇
~夜~
ベッドシーツがいくらなんでも綺麗過ぎた。部屋の匂いにしても、常に清潔なぐらい。すぐに除菌シートで汚れを拭けることに疑問を持たなかったのは、やはりできの良すぎる妹との暮らしで麻痺していたものがあったのだと感じる。
「……佳樹」
「かまいません、お兄様のお世話をすることが佳樹にとって何よりも嬉しい事なのですから」
清潔なベッドシーツを撫でながら、そう答える。
兄に対していつものことながら献身的過ぎる。
「……大丈夫ですよ。音は立てていません、それに……二人の部屋にはスピーカーを設置して一定以上の音を聞こえないようにしています。扉にも防音措置を施してますから聞き耳をたてられても問題ありません」
「そ、そうなんだ」
「廊下に赤外線センサーも付けています。それとこれは過剰かもしれませんが、部屋に置いた盗聴器……いえ、スマートバグで寝息を立てているかがスマホのアプリで表示されています。」
「……佳樹……朝雲さんとは、少し距離を置いた方が良いかもな」
「え~、まだハッキング技術に関してはもっと尋ねたいことがいっぱい……けほんけほん」
妹よ、その域払いは手遅れが過ぎる。火葬後の心臓マッサージぐらい手遅れだ。
「……まあ、今は大丈夫ということです。」
……ギシ
「———」
「お兄様、良い匂いがします……ん……ふふ、素敵な匂い♡」
「……くすぐったい、から」
隣に寄り添う佳樹を押しのける。顔の位置を腕に置いて、妥協点で腕に抱き着くまでに抑えた。
最近の夜は、本当にスキンシップが激しい。
「……ずるいです。皆さん、お兄様といっぱい仲良くして……佳樹ばかり気を使って、休みに出かけるのはもう嫌です」
「その……それは、申し訳なく思ってるから。うん……だから、土曜日に皆」
「休みの日に、皆さんとエッチをするのは……もう、止められない習慣なのですね」
「……い、言わないで……その、不可抗力なんだ」
壁のタペストリーを眺めながら、腕に絡みついて甘える妹の熱を感じ取る。
妹は変わらず妹のまま、家族として常に身近で寄り添って、兄を慕い世話を焼いて甘えもする。
しかし、あの日からは佳樹は変わった。いや、佳樹は変わっていることを気付かせない努力を止めた。
「……小鞠さんとのキス、とっても素敵でした」
「ぁ……そっか、そうなんだ。俺、上手とか下手とか、わからないから」
「小鞠さんだから、というのは失礼ですが……小鞠さんとお兄様の逢瀬は、まるで自分がそこにいるように感じられます。」
「……」
「ふふ、お兄様、お兄様♡……大丈夫です、佳樹はほんの少しの嫉妬があるだけ……あとは、いつものお兄様を愛おしく思う普通の佳樹です。何も変わりません、何も♡」
頷き、額を胸にこすりつけてくる。
なでなでを要求していると思って、その綺麗な黒髪を軽く撫でてやる。触り心地の良い、するするした質感に撫でる手は滑り落ちてしまいそうだ。
良く丁寧に表れて、普段しない高級そうなシャンプーの匂いまで漂う。
服だって、いつものパジャマではなく。
それはどこで買ったのかと思いたいぐらい、スケベなスケスケのベビードールだから
気合が入っているのだと、馬鹿でも朴念仁でも理解できてしまう。
「……お兄様♡……今宵も、口止め料を頂きますね♡」
「お、お手柔らかに」
あの日、妹は全てを知っていたと俺は知った。
まるでエロゲのハーレムライフを送る日々において、妹という存在に何もおきないわけがない。
認めたくはなかった。だけど、納得してしまえるだけの予感はあった。
でも、それでも
「お兄様……大丈夫です、口だけで佳樹は我慢します♡……佳樹は、良い子ですから♡」
俺の妹がこんなにエロイわけがない、と思うこともむなしく
「……大丈夫です。お兄様は、楽にしていてください♡……佳樹にお任せして、佳樹のお口に甘えていいんですよ♡」
「八奈見さんほどではないですが、私も好きです♡……焼塩さんのように激しくできませんし、小鞠さんの様に口も舌も小さいですけど……それでも精一杯、心地よくなるようにご奉仕ししてさしあげます♡」
「だから……お兄様♡」
優しく、その手が肩を押す。
ベッドに寝て、枕で角度を上げた視界に、見降ろす先に佳樹がもうスタンバイを終えている。
艶やかに、肌をさらしているその姿で、ズボンの起伏に一礼。あどけない眼を妖艶な目付きにして、布越しに淡い接吻を置いた。
先が感じて、あれだけ昼間に三人と乱れたにもかかわらず急ピッチで血を巡らせる。
勃起のスイッチを入れられてしまった。
「……ふぇらちお……佳樹のふぇらちおで、心地よく寝ちゃってください♡……おやすみなさい、お兄様♡」
「————ッ」
部屋の明かりが消える。
秘密を知ってなお、秘密を保持する佳樹から提示された一つの条件、それは自分に寝かし付けを手伝わせて欲しいとのこと。
安心してください、何も過ちはおかしませんから、と
手も使いません。服も脱ぎません、使うのは……この
「……ぁ、れぁ……おふひと、ベロで♡……ごほうひ、ひへひゃひはへまふ♡」
奉仕をしてさしあげる、その言葉を終わりに佳樹は何も話さない。
聞こえるのは、淫らな口淫の音色だけ
……くちゅ……じゅる、れりゅくちゅ
……ちゅぷ、ちゅぷ、ちゅぴッ……くちゅ、れるれるッ♡
…………ちゅる、ちゅ……じゅるるッ♡♡
次回に続く
今のところはここまで、続きはまたしばらくしたら
佳樹編はお口エッチ特化です。妹とおマンコエッチしたら過ちになってしまうので、合法的に進めます。い、ま、の、と、こ、ろ、は
読了感謝です。この話が良かったら感想、評価などいただけましたら幸い。モチベ上がって日々の励みになります。