※最新話をお間違えなく
これにて、「次同じ事したら“これ”だからね」をする八奈見さんのお話は終わりとなります。
エピローグとおまけ、お楽しみあれ
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……——————
湯に浸かっても狭い。慣れ親しんでいる我が家の浴槽に狭いもなにも無いけれど、二人で入っているなら当然だ。そんなのは義務教育の過程ですぐに卒業すべきこと、でも中学までは佳樹が入ろうとしていたなぁ
「へぇ、佳樹ちゃんは可愛いね♪」
「……母さんたちが止めたのは、正しかった」
言えない、決して言えない歪んだ俺達の関係。そこに佳樹がいることは当たり前の様で当たり前ではない。
濁したまま、判断基準に麻痺を患わせたまま治さない。すべてをモラトリアムで言い訳して、得られる快感に身を委ねている。
退廃した青春、エロゲ―の様な倫理観に違和感を抱きながらも、今も顔を包む柔らかさと暖かさには逃れがたいものがある。
「ん……あ、んぅ♡……吸って……好きなんでしょ、我慢しないで♡」
「——……八奈見さん、むぐッ」
「ほら、吸うの♡……今の温水君は私の赤ちゃんみたいなものなんだから♡……吸ってもらわないと、おっぱいが困るから♡……吸って、飲んで♡……甘えて欲しい♡♡」
……むにゅ……むにゅんッ……ぷるん、にゅるるんッ♡
「ん、ぐ!」
顔の前で揺れる。滑らかで弾む質感、けど柔らかさが顔をしっとり包み込む。生きた感触、造形では決して再現できない本物感触が顔の前で暴れている。
先端に吸い付けと、唇や鼻先を擦り何度も強要してくる。
「わ、わかった……わかったから……吸う、吸えばいいんだよね……八奈見さ、ムグッ!?」
「————ッ♡」
有無を言う口に栓を差す。
湯に沈まない大きな果実、その先端が舌先をくすぐり、歯もこじ開けてきた。
出るものは何もない。だけど、一度吸う感覚を思い出せば口も喉も勝手に動く。
恥ずかしい行為を辞められないでいる自分が情けない。
……むっにゅ……むにゅ、ぬるん♡
「――――ッと」
明かりはついたまま。湯気は立つども視界は良好。
間近で見上げる八奈見さんは、ひどく艶やかに、笑みを見せる。
「あぁ……やっぱり、これッ……これこれッ……んぅ、んふふ♡……温水君、私のおっぱいに吸い付いてるッ♡♡」
「————ッ」
「これがいいの、これを見ていたの♡……この距離感で、ずっと♡」
恍惚な笑みを浮かべ、大事なモノを失くさんとする様に人の頭を抱きしめてくる。
押し付けて、舌先に膨らんだ乳首を擦り当てながら、状態を揺らしてさらに密着。
太腿の上に乗る八奈見さんのお尻が、更に前に。
「良いよ、しちゃお♡……このままおマンコとおちんちん、繋げちゃおうよ温水くん♡……その方がさ、温水くんだって気持ち良いでしょ♡」
「ん、んむ……ん、っぱ……あ、いや……それは」
「入れたくないの?……温水くん、私のおマンコ嫌いだっけ?」
「……ッ」
「おマンコ♡……マンコ、おマンコ♡……私、八奈見杏菜の同級生おマンコ♡♡」
……ザァァ……ザザァアアア
荒れる。湯船の湯が継ぎ足される傍から排水溝へと流れ出ていく。
対面座位で繋がったまま入浴を続けようなんて、提案する八奈見さんに俺は上手く頷けない。
嫌だからではない。
「ねえ……温水君、どうして?」
「その……いっぱい、出して……その、えっと」
「固くしてるのに?」
……ぬちゅ……くちゅ……ぐッ
「うッ」
押し付けられる。
性器は固く上に立ち、まるでそびえたつポールダンスの棒だ。そこへ、八奈見さんは自身の穴を押し付けてくる。主張を続けいるのだ。
微かに生えた八奈見さんのアンダーヘアーが、性器の根元にこすりつけられているのを感じるのが、気を変にさせられる原因だろう。
でも、だけど
「いいよ♡……我慢なんてしないで、さっきとおなじだから♡」
「嫌でも……たぶん、俺からは出来ない。すぐに、漏れるとおもう」
「うん、敏感なんだよね♡……知ってる、私がそうしたんだし♡」
「だから、満足はさせられない。俺ばかり情けなく出してばかりなんて、男の俺ばかり都合の良い営みなんて八奈見さんに申し訳……あ、っく……っが、あぁあッ」
……ぬりゅ……ぐちゅ、ずりゅりゅッ」
「いいよ、こっちのことは心配しないで♡……激しく動かなくてもさ、おマンコで直に感じられたらそれだけでいいの♡……私は、満足できちゃうから♡」
……ぐっぷ……ぬりゅ……ぐちゅぬちゅッ……ずっぷ、ずぷぷッ
「!」
「ん、入った♡……あは、あはは♡……結構、硬いね♡……うん、いい子♡」
「————ッ」
……びく、びくびくッ
「良い子だから……すぐに漏らしても良いよ♡……温水君、私のおマンコで、無責任楽々中出し射精しちゃお♡……ほら、出せ、出せ♡……びゅるる~♡♡」
「い、い……いいッ」
「うんうん……んふふ♡」
……ぐっちゅ……ぬりゅ、ぐちゅッ……ずっぷ、ぐちゅ、くちゅ……くちゅ……くちゅ♡
…………————ッッ
熱が抜けていく。抜けた傍から、八奈見さんの熱が入ってくる。
等価交換、渡した分だけ見返りがある。
動かないで、ただ抱きしめられて甘やかされているだけなのに、こんなに都合がよくて良いのか
これでは、本当に赤子だ。何も出来ず、何をするにも助けを借りないといけない。息を吸うのさえ
「良いよ……射精していいよ♡……子宮に、飲ませて♡……ほら、お口は、こっち♡……キス、させて♡」
「————……ッ」
息の吸い方は、八奈見さんが教えてくれる。
キスで舌を巻き取られ、呼吸を繰り返す。八奈見さんの息遣いに合わせて、舌をどけて口の隙間から息を得る。
八奈見さんの混じった息を肺に巡らせて、何も生じないわけがない。
「……うぅ……っく……あぁッ」
「ふふ、熱いし……ちょっと、苦しい♡……おちんちん、硬くしてエッチ♡……射精、またでちゃうね♡……お漏らしみたいに、びゅるるって♡」
「……ッ」
射精量はそこまで、皆に絞られる日々でこの体は軟弱なまま射精量ばかりを鍛えてしまった。
八奈見さんと繋がったまま、湯に浸かり抱きしめられて乳を与えられて、そして後頭部を撫でられる。
そんな状態、こちらから激しく腰を動かすことは出来ない。なのに、なのにまだ陰嚢は呻き声を上げて情けない吐露を繰り返す。
「これ、駄目になるッ……ほんとに、駄目になって……死ぬッ」
「あはは……大丈夫、不安にならないでよ。こんなの、いつものことじゃん♡」
そこに疑問を向けるべきなのに、ほんとに俺達は麻痺してしまった
「良いんだよ、温水君♡……今、私が温水君に跨ってさ、おマンコでおちんちん抱っこしてるだけ♡……たまたま、射精したら子宮に精液が入っちゃうだけ♡……事故、偶然、おわかり?」
「……ッ」
そんなわけがない、破綻しかしていない理屈に、俺は首を頷いてしまった。
与えられる感触に顔を預けて、甘い切っ先に舌を向ける。
八奈見さんの乳房に吸い付く行為が、もう我慢できない。
もっと、欲しくなるッ
「ん……いい子♡……いい子♡……吸うの上手♡乳首、気持ちよくなってきた♡……ありがとね♡」
「……ん……っくッ♡」
撫でられる。撫でられて、耳奥に甘いささやきを注がれる。反響する浴室で、まるでASMRを全身で体験しているみたい、いや、まさにそうなのだろう。
八奈見さんは傍にいる。傍にいて密着して、甘やかしながら搾り取ってくれる。
ASMRの距離感で、ずっと俺を甘やかし続けてくれている。
「イっちゃえ……ん、おっぱいに甘えながら出しちゃえ♡……撫でてあげる、頭撫でてあげるから♡」
「……ねえ、我慢しないで♡」
「八奈見ちゃん特製の、おマンコおむつにビュッビュ……し~て~♡♡」
……ビクッ……びくく、ビュルルッッ!?
「んぅ♡……ぁ、出た出た♪」
……ちゃぷ……ちゃ……ぁ、ザザァ
湯が溢れる。
足される湯が零れ出て、恥かしい液も何もかもを洗い流し、排水溝へと捨て去ってくれる。
だけど、恥じらいの全てを取り去ることは出来ない。内から生じるこの衝動は、身体の持ち主である自分にさえコントロールできない。
……ぐちゅ……ぬりゅ……ずっぷ……ぐちゅ、ぐちゃりッ♡
「あ♡……あぁ、ンぅ♡……あぁ、少し動くね♡……良い所、擦り当てたくなってきた♡」
「いいよね、犯しても。お願い♡……出来るだけ、甘やかしてあげるから、それともまた……私のおっぱいで“これ”、しちゃおうか?」
「いいよ、どっちでも……甘いのも、責めるのも……全部、全部してあげる♡……温水君には、特別♡……許してあげる、受け入れてあげる♡♡」
……ぐっちゅ……ずちゅ……グチュ……ぐちゅぐちゃッ
火照る熱も、何もかも、湯で拭い去っても消えない。
熱に浮かされ乱れた八奈見さんが、ずっと張り付いて離れない。満足を知らず、欲に溺れて甘さを施したくてしかたがない。
こんなにも優しいサキュバスがいると、感嘆するべきか
「……」
考えが、徐々にまとまらなくなる。体を置いて、意識ばかりが先行して、分離し掛けている。
逃れられないから、この身は既に八奈見さんの所有物だ。
好きに貪られて、飽くなき欲を満たす為に使われている。
「可愛い♡……なになに?甘えてるの?……ん、とろんとしてていいね♡……おいしそう♡……ん、可愛い顔、もっと見せて♡」
「……私を見て♡……八奈見杏奈を、ずっと見てて♡……他の子も見て良いけど、ちゃんと振り返って、ついでにキスでもしてくれたら嬉しいかな♡」
「温水君♡……唇、閉じてないじゃん♡……あ、んぅッ♡♡」
……じゅる……くちゅ……ちゅ……んちゅ、れるれう、じゅるッ♡
上も下も繋がって、人肌の温度で融解していく。
別に、驚愕するべきことでもない。
八奈見さんと過ごす時間に湯の熱が加われば、こうなる流れはむべなるかな。
「……————ッ」
八奈見さんの“これ”を受けてしまったのだから、こんな結末はむべなるかなら、むべなるかな……
「次また同じことをしたら“これ”だからね♡」
「?」
「ふふ、言ってみただけ♡……でも、華恋ちゃんみたいに私も言うかも♡だって、“これ”をする女の子なんだしさ♡……ね、温水君♡♡」
fin
〇
翌日、原因不明の疲労を理由に温水和彦は学校を欠席する。
放課後、八奈見杏奈と他文芸部の皆が挿し入れの菓子を持ってきた。箱入りアイス10本のアイスバーを温水含めた6人で分け合った。
五本のアイスを食べた八奈見杏奈がその次の日体調不良で学校を休んだ。
異常な出来事を経た後も、日常は滞りなく過ぎていくのだと、一日ぶりに学校へ向かう温水は噛みしめたのだった。
「部長さん、八奈見先輩の具合はいかがでしたか?」
「うん、それだけど……まあ、苦しんでるみたい。結構無理してたのかな」
「アイスの食べ過ぎで、ですか?」
「え、あぁ……うん、そうだな。食べ過ぎは、良くないな」
「果たしてそれだけ体調不良に、長湯の後に裸で長時間そのままで過ごしたりしていて……結果風邪をひいていたのが原因、だとか」
「えっと、それはどうだろう……八奈見さんの風呂事情なんて、俺にはよく」
「ふふ、ですよね……まあでも、部長さんみたいに一日で回復すればいいですね、ふふふ♪」
何がおかしいのか、口元を隠す小さな素振りすら男の庇護欲を煽る、いつもの白玉後輩の姿を見て温水は視線を受け流す。
視線を活字に戻し、できるだけ違和感なく部屋に静寂を戻さんとした。
だけど、白玉リコは活字を読むよりも、温水の回答を欲した。
「白玉さん、俺はその……偶然風邪を引いただけ、だから、さ」
放課後の部室で、二人きりがきっと良くない。
鍵は開いている。何時だって脱出できる。だけど、今ここは尋問室も同然になっているから、俺の行動が何かを肯定しかねない。
そして、何かとは
「部長さん、私は……何も言いません」
「……白玉さんの口は堅い、って意味?」
「いえ、口はきっと柔らかいです♡……あ、秘密は守りますけど、はい。そういう意味ではなくて、感触の話です。私の口は、きっと誰よりもプルプルで柔らかいはずですよ♡」
頬に手を当て、顔のラインを隠すしぐさのまま
白玉さんは、朝の朝食を答えるぐらいの感覚で、言葉を続けてきた。
「八奈見先輩、小鞠先輩、焼塩先輩、佳樹ちゃん……皆、やわらかったですか?」
「……————」
動揺が音に乗る。パイプ椅子の金属がきしむ音を漏らし、崩れかけるバランスが床にあからさまな音を響かせた。
目を向ける。
されども、白玉リコなる後輩は、ただただ優しく笑っていた。
「秘密を暴くことはしません。私は、皆さんに助けられて今ここにいます……ふふ、退学にならずに済んだ、という意味を含んでいると思うと、少し笑っちゃいますね♪」
「……し、し~ッし~ッ」
「大丈夫ですよ、誰にも聞かれていません……ここ、意外と良いんですね。聞かれたくないことをするのに、都合が良い♪」
……ガタ
「!」
立ち上がった。静かに、慌てることなく。
向かい合って座っていた、白玉さんは窓から入る日差しの側を迂回して、俺の元へと向かってくる。
ゆらゆら歩いて、つまずくように頭を下げた。
「……こんなことをしても、きっと人には聞こえない」
「!!」
膝を付いて、俺の膝に手を添えて、まるで家臣が仕えるべき主に礼を示すような仕草。
だけど、その顔はにやけて、まったく敬意を示していない。むしろ、伽を行う女中の様に、淫らに舌を出して、主の盛りを誘っている。
「舌を出して、ぺろぺろ……れろれろ♪……部長さんも、ちゅっちゅ、チュパチュパ♪……ふふ……楽しそう、楽しそうです♡」
「白玉さん……お、落ち着いて」
「はい、落ち着いています♡……ふふ、すみません揶揄ってしまって、ごめんなさい♪」
両手を合わせて、頭と一緒に斜めに傾けて愛らしく謝罪。計算なのか自然なのか、判断なんてつかない。。
乱れた鼓動が判断能力を狂わせる。きっと、今の自分は隙だらけ、だからだろう。
「……気持ち、わかっちゃう♡」
「し、白玉……さ、ん」
少しだけ、また近づいてきた。
膝を付く姿勢から立ち上がる。
椅子に坐した自分の前で、白玉さんは立っているのだ。だから、見下ろす位置にその愛らしい目も潤った唇も置かれている。
動揺なんて、欠片も無い。
余裕で優雅なまでに
白玉リコなる後輩は俺の首に手を置いて、滑る手付きでそっと顎をなぞる。
肌を伝う指先が登り、唇の位置を捕らえた。
「?」
おかしい、どうしてと、温水は体にかかる奇妙な金縛りを理解できないまま、氷と化していた。
石でもなく、あくまでも氷。そう形容するのがふさわしい。
白玉リコであるなら、氷にされることこそが相応しい。
「こんなにも、受けに弱いなんて……部長さんはエッチです」
「私、我慢していたんですよ……ずっとずっと、我慢を続けてきた」
「だけど、限界が来てしまった。以前にもありましたね。よくご存じでしょう、私を助けてくれた部長さん♡」
…………————ッ
「!?」
キスをしない。
白玉リコはキスをする距離を作るお膳立てまでしたのに、直前で避けた。
なぞった感触だけを残し、微かに付く唇の湿り気だけを指先で奪い取る。
取ったそれは、俺の見ている前で白玉さんは自身の唇になぞり、塗るように当ててみせた。
「今は、これで我慢します♡……今は、今だけは♡」
「————ッ」
つわぶき高校一年、文芸部所属、白玉リコ。
八奈見さんと同じ背丈で、でも体は華奢。かといって、そのラインは女性らしさが無いなんてことはなく、きっと抱きしめれば柔らかく手放すことを惜しんでしまう。
愛らしさが自然に染みついた、男を惑わす天の授かりもの。
「……白玉さんッ」
ある事件を終えて、彼女は開き直り、悪さをすることを学習した。
恐れるより、後悔するより、大胆を重ねて悪い遊びに身を投じる。
モラトリアムを言い訳に、きっと、彼女もまた
Fin
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白玉リコ編開始
以上、読了感謝です。甘やかしれくれる八奈見さんは最高。
そして、次回からは白玉リコ編の始まりです。天愛星ちゃんのお話は原作がアレでアレ過ぎてアレだから仕方なく延期。
書けそうな話から書きます。
※白玉リコは原作7巻から登場するキャラ
ネタバレ避けては書けないキャラなので、本二次創作を読む前に予習もかねて原作読むことを推奨します。避けて書くのは無理です。無理無理無~理無理
日々同人ASMRのお仕事をする合間を縫って、本作も進めていきます。次回の投稿をお楽しみに。