人生をやり直せることになったので、未来の知識でチートします!! ―産まれ直して人生逆転― 作:読人不識
第十四話 プロ ♡
1987年 4月上旬
マエストロが育成部門の総指揮を取り出してから2年近く経ち、ボクは小学三年生になった。
彼は僕が知っている未来のサッカーの情報と、彼独自に発展させたトータルフットボールの理論を融合させ、時代を超越した新時代のサッカーを、売読の育成世代で実践し、子供達の意識改革とチームのスタイルの土台からの変革を行っている。
それはどのようなスタイルかと言えば? ピッチにいる全ての選手が守備をしに走り、ボールを奪ったらどこからでも攻撃を始められ、選手が次々に位置を入れ替え、数的優位を作り出す。フィジカル的な負担は大きいが、組織で守って組織で攻める、この時代流行り始めたゾーンプレスやゾーンによる守備の先を行く、まさに僕がいた時代のサッカーを今の時代に適応させたサッカーだった。
この画期的なサッカーは、高い基礎技術、走り回れる走力と持久力、柔軟な戦術理解等、要求される水準が非常に高く、それまでの売読の個人技主体のサッカーとは相性が悪く、育成年代の好成績に対してトップチームの選手からは受けが悪かった。
曰く「こんな疲れるサッカーをしなくても国内なら勝てる」という大人たちが大半だったが、意外にも帰化手続き中のカリオカは「オマエ達、今まで日本のサッカーで、アジア勝てなかったダロ!」と前向きに受け取っていた。
カリオカが何故帰化申請を決断したか? と言えば、日本サッカーは86年のワールドカップアジア予選にも敗退した事により、井ノ本会長の号令一下、日本サッカー協会はプロ化を決定したのである。
僕が本来いた歴史では86年ワールドカップ予選敗退の後、協会内のゴタゴタで何年も時間を無駄にした経緯があったのだが、ここでも歴史が改変されている。
日本サッカー協会は官僚的な体質で、事なかれ主義で、前例踏襲主義な為、ボク自身はあまり好きではない、だがこの時代にはそれを良しとしない、自浄作用を働かせている人もいるようだから、組織の事は気にせず、ボクは選手としての力を伸ばすことに注力すれば良いというのはありがたい。
そして日本中が好景気に沸く中、来年の秋からJリーグが秋春制でスタートする。
理念としては地域密着型だが、企業の支援を公式に認める形でスタートするようだ。
それにより売読クラブは団体名を「東京売読ヴェルデ」と改称し、松本安太郎を監督に、マエストロをヘッドコーチ兼育成総監督に戴き、現役選手やユースからの昇格組とプロ契約を結んでいる。
そしてボクとお姉ちゃん達はマエストロの太鼓判を頂き、U-12リーグとU-12全日本選手権のメンバー候補に入った。
普通は小学六年生がメンバーの主力で、五年生で出場するのにも飛び抜けた実力があることが前提とされる中を、ボク、サキ、グレッグ、シン、ホコリは小学三年生でメンバー入りの候補に挙げて貰った。
いくらボク等の技術が高く、サッカーIQが高くとも、20分ハーフの合計40分をマエストロの求める運動量で走り回るのは無理がある。
だが、いざという時の切り札として、または奇襲として使うのならありなのかもしれない。
マエストロは育成年代の選手に過剰な負荷を与えるトレーニングをすることを嫌うが、彼の求めるサッカーは元々負荷が高いので、嫌でも体力が付く。
そのおかげでお姉ちゃんは今では五年生なのにスタメンでありチームの柱だ。
ボクと同世代のスクールの子供達にもマエストロの目指すサッカーは浸透しているし、日本のサッカーの発展は思ったより早いのかもしれない。
一方でボク等は売読入団の時の契約で、ホコリのお婆様が運営する聖武蔵野学園に特待生として入学した、お姉ちゃんも転校してきた。
だがボク等の入学時に共学化されただけあって、同級生は圧倒的に女子が多い。
サキもシンもグレッグも別のクラスだったが、ホコリだけは同じクラスで、彼女が睨みを利かせているお蔭で発情したメスガキの群れに襲われずに済んでいる。
その甲斐あってかお姉ちゃんも最近ではホコリの事を認めているし感情的にも受け入れられるようになってきた。
「さて、そろそろかな?」
「みきちゃん、何のこと?」
バレェ教室からの帰り道、いかがわしい事を考えて、思わずつぶやいた言葉を聞いて、ボクの顔を横から覗き込み、お姉ちゃんが問いかける。
「ん~、ホコリがメンバー入りしたらボクのモノにしてあげようかと思ってね」
「そう、みきちゃんはとうとうあの子を受け入れてあげるのね……」
「不満?」
「そうじゃないけど、あたしだけのみきちゃんじゃなくなるんだなぁって思うとちょっと寂しい…」
「ボクと同じ血がつながってるのはお姉ちゃんだけだよ」
そう言ってボクはセラに口づける。
唇を触れ合わせるだけの軽い口づけ。
それでも彼女は気分が上がったようで。
「ありがと、みきちゃん…♡」
と言って、僕を抱きしめ、今度は深い、お互いの口中を舌で弄り合う様な口づけを交わすのであった。
翌日
「あたしがメンバー入りしたらご褒美に処女をもらってください」
校舎裏にボクを呼び出したホコリが、真っ赤な顔で瞳を潤ませながらそう告白する。
ボクはしばし考えるふりをしてから
「それはボクのモノになるって事でいいんだよね?」
「はい、ホコリはミッキーだけの女になりたいです♡」
「じゃあボクの女になれるなら、あの綺麗な
「そ、それは……」
「出来ないな「出来ます!!♡」」
ボクが出した無茶な条件に対し、ホコリが食い気味に承諾する。
「じゃあここに誓いのキスをして」
そう言ってボクは半ズボンのジッパーを下げパンツの中から小学生離れした大きさの15㎝を超えるズル剥けチンポをホコリに見せつける様に出す。
それを見たホコリは一層肌を火照らせ、生唾を飲むとボクの前で両ひざをつき、
「
と宣誓してボクの亀頭の先、鈴口に口づける。
ちゅっ、ちゅっと何度か亀頭にキスをしたホコリはたまらなくなったのか? 舌で亀頭を舐るが、ボクはそんな彼女の両脇に手を差し伸べて立ち上がらせ、
「柴門美樹生は、咲希誇を妻の一人とし、生涯愛することを誓います」
と宣誓して彼女の唇に優しく軽いキスをする。
感極まった希誇は、感激の涙を流しながら僕の首に抱き着き、無我夢中といった有様でボクの唇を貪り口内に舌を入れ弄る。
ボクも彼女を抱きしめその舌に自らの舌を絡める。
夢中でお互いを貪り合っていたボクたちは、予鈴の音とともに顔を離す、二人の口を繋ぐ唾液の橋がきらりと光ってやがて途切れる。
けどぼくたち二人の縁は途切れない事をお互いが確信している。
もっとしたくなる気持ちを抑えながら
「本番はスタメンになってからね」
そう希誇を制すると、ボク等は手を取り合って教室に向かうのだった。
よろしければ、評価、感想などの応援お願いいたします。