夏休みその後~家の女全員をお嫁さんにして子作りをする少年の話~ 作:XX(旧山川海のすけ)
僕は部活で野球部に入ってる。
別に強豪じゃない。
野球が好きだから入った。
そういう男子の集まりだ。
なので、対外試合でも本気度が強豪校とは違う。
朝練に次ぐ朝練。練習に次ぐ練習。
敵の研究に余念なく、いかにして地区大会を突破するか?
そんなことに情熱を燃やすガチ勢じゃないんだよね。
そりゃ出来れば勝ちたいけど、そのためにプライベートの時間を全て野球に注ぎ込むとか。
そういうのじゃない。
あくまで常識的な範囲内で頑張って、それで試合して。
勝てたらいいなぁ。
その程度。
今日はそんな僕の部活の、日曜日の試合日で。
応援に来てくれていた。
「ユウちゃん頑張って!」
「お兄ちゃん頑張って!」
「ユウちゃんなら勝てるよ!」
……僕の奥さんたちが。
表向きはママ、妹、お姉ちゃんであるので、家での呼び方は封印なんだけど。
黒いオータムコートに、白いシャツ、そして黒いジーンズの春子。
ジーンズ生地の上着とスカート、そして桃色のシャツを着てるユイ。
黒いセーラー服姿の夏美。
3人が石のベンチに座って応援してくれている。
3人の夫として、僕は戦わないといけない。
……まぁ。
3人と夫婦としてエッチ……セックスしたことで、僕は大きく成長を遂げたんだけど。
春子をお嫁さんにしたことで、僕は学校の定期テストで100点を余裕で取れるようになった。
夏美をお嫁さんにしたことで、僕は◆学生の体力測定の世界記録を更新した。
ユイをお嫁さんにしたことで、僕は1秒を1分に感じられるようになった。
そのせいで。
僕はバッターボックスの場に立つ。
バットを右手に、真っ直ぐにピッチャーを見つめる。
ピッチャーは……焦っていた。
他の選手はヘボなのに、僕だけレベルが違うから。
僕は慣らすように数回素振りして、構える。
さあ、どうする……?
ちなみに対戦しているのは、地区大会優勝候補の強豪。
僕の学校のチームはヘボなので、いくら僕だけレベルが違うからといって、敬遠できない。
あのヘボチーム相手に、敬遠した。
その事実が多分、耐えきれない屈辱なんだと思う。
でもさあ……
僕の打席だけ、ストライク球を投げた瞬間必ずホームランされてたら、自信無くすよね。
強豪校のエースピッチャーのはずだから。
さあ、どうする……?
ピッチャー、第1投。
フォームで分かる。
……ボール球だ。
やれやれ。
ピッチャー、第2投。
フォームで分かる。
……またボール球だ。
やれやれ。やれやれ。
ピッチャー、第3投。
フォームで分かる。
……これもボール球だ。
やれやれ。やれやれ。やれやれ。
そして運命の4投目。
僕は「とうとう敬遠か?」と半ば諦めていたけど。
フォームを見て、気づいてしまった。
ああ、こいつ……
全力で投げる気だ。
全力の……ど真ん中ストレートを……!
見抜いた僕は、集中する。
僕には1秒が1分に感じられる。
つまり僕には、全ての速度が60分の1になるってことなんだ。
◆学生の野球で、ストレートの最高速度が150キロだそうだけど。
今の僕にはその60分の1……2.5キロだ。
……徒歩より遅い速度。
よって
カキーン、と。
僕は彼の球をホームランした。
ガックリ項垂れ、悔し涙を流すピッチャー。
「キャー! ステキー!」
「お兄ちゃーん! 抱いてーッ!」
「ユウちゃんカッコイイよー!」
同時に奥さんたちの声援。
……フゥ。悪いね。
これが負けられないものを持っている男の差だよ。
某少年格闘王も、彼女とセックスしてパワーアップしたわけですので自然な展開です。
(飽き果てるまで喰らわせつつも、足りぬ牝であれ!)
本作を読んでいただき感謝です。
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