ふたなり女に抱かれるクラインの話 作:一般的ふた男好き
近頃噂になっているVRゲームがある。十八歳以上が対象の一人用、というMMO全盛期において珍しいスタイルのそれは、その珍しさだけではない理由で密かに話題になっていた。
曰く、これまでのVRとは全く異なる性体験ができるとか。
曰く、他では味わえない超常的な快楽を得られるとか。
要はエッチなゲームであるのだが、それだけで話題になるほど環境は甘くない。ローグライトゲームとして歯応えのあるダンジョンやシステム、そしてパートナーとなるサポートAIがあってこそ名をあげている作品だ。
(だからエロ目的じゃねえし……ゲームとして面白いって話だからやるだけだし)
誰に聞かせるでもなくそう言い訳しながらクラインは買ったばかりのそのゲームを起動した。ちょうどセールでランキングにも入ってたし、とキャラを作っている最中もつい理由をつけてしまう。
「あ、これパートナー側もキャラクリすんのか」
パートナーを好みの女性型にするのだってモチベーションのためだ。プリセットの美女から細かく調節し、良い感じの造形ができたことに満足する。プレイスタイルに合わせて黒髪ロングの和風美人だ。
これも全てはゲームを楽しむため。エッチを期待してではない……と言い切ると嘘になるが。男なんてそんなもんだろ、とクラインは唇を尖らせる。
(彼女持ちには分かんねーだろうな)
ほんの少しだけ虚しい気持ちになりながらクラインはプレイを開始した。今は目の前のゲームを真剣に遊ぶ時間だ。
「お、結構良い感じだな」
さすがに大手が出しているゲームには及ばないが、解像度は上々だ。特に街を歩く人の質感は自然そのもので期待も高まっていく。軽く操作を確認しながらチュートリアルを進めれば、クリエイトした『パートナー』が姿を現した。このゲームの基本的な遊び方は、人型ロボットである『パートナー』とバディを組んでダンジョンへ潜ることだ。そこで素材を集めてパートナーを強化し、さらに深層へ潜っていくローグライトアクション。パートナーには高性能なサポートAIが組み込まれており、ダンジョン内での行動や集めた物で多様に性格や見た目が変化するらしい。クラインは購入前に読んだ紹介文を思い返した。サクサク楽しめる暇潰しに丁度いいゲーム、と言ったところか。エッチのエの字も出てこないことには少し疑問を覚えつつ現れたパートナーに手を差し出す。
「俺はクライン。よろしくな、『アルマ』」
アルマ。それが此度のパートナーの名前だ。ランダムな候補から選んだものだが、ゲームの雰囲気に合っていると思っている。呼ばれた女性は上品な礼で挨拶を返した。
「よろしくお願いいたします、マスター」
「クラインでいいぜ」
「はい、クライン様」
アルマはどうにも堅苦しいパートナーだった。まだ打ち解けるだけの時間もないからな、と一人納得し、彼女を連れてダンジョンへ向かう。もちろん武器には刀を選び、アルマには後方支援を任せるよう設定した。新しいゲームにワクワクしながら一歩を踏み出す。
そんな二人を影から見やる存在になど、気付きもせずに。
「支援頼む!」
「はい!」
迷宮の旅路は順調だった。VRでの戦闘に慣れたクラインの一撃は迷いがなく、MMOの経験値がサポーターを活かす。アルマのAIも優秀で、ダンジョンの階数が増すごとに二人の息はピッタリと合うようになった。素材集めも順調だ。一度変なアイテムを引きアルマがしょうもないダジャレばかり言うようになったりもしたものの、深い階層も無理なくこなせる程度に強くなっている。目に見える成長とそれでも飽きのこない難易度のダンジョンは、ゲーマーとしてのクラインをのめり込ませた。
「今日はこの辺にしとくか」
「そうですね、ユニークな装備も試せましたし」
当初の目的などすっかり忘れ、勝利の余韻に浸る。軽くグータッチをして撤退することにした。思えば油断があったのだろう。あと一歩で安全地帯に繋がる部屋、という時に突然それはやってきた。
「アルマ!」
咄嗟にパートナーを突き飛ばし、襲いかかってきた紫色の触手を切り捨てる。見たことのないモンスターだ。
「クライン様!」
離れた場所からアルマが叫ぶ。彼女の視線はクラインの後方に向いていた。刀を振り抜きながらそちらに向き直る。
「あら、惜しい」
そこには金髪の美女がふわふわと浮かんでいた。それは背中に悪魔の翼を生やし、グラマラスな体のラインがよく分かる際どい服を着ている。ギリギリを覆う布は艶めかしく輝き、先だけ膨らんだ細い尻尾が揺れていた。
「な、なんだ!? こんなの見たことねえぞ!」
「私ってとってもレアなの。はじめまして、冒険者さん。サキュバスのリリンよ」
サキュバス。それは二つの意味で男の夢である。淫らな夢で男を惑わす悪魔、そしてエロスの擬人化的存在。当然クラインも知識として知っており……だからこそ、動揺した。
このゲームには、サキュバスなどいないはずだからだ。
もちろんクラインはこのゲームのすべてを知っているわけではない。ただこんな強烈なモンスターがいたら、誰かが話題にしているはずなのだ。情報が上がってこないはずがないのだ。なのに、彼女はここにいる。当たり前のように敵としてクライン達と向かい合っている。
その悪意と戦うには、一瞬の隙は命取りだった。
「うおっ!」
「きゃっ!」
先ほど切り捨てたはずの触手が伸び、瞬く間にクラインとアルマの体を拘束してしまう。そのままずりずりと引きずられ、二人は部屋の端と端へと引き離された。
「ふふ、捕まえた」
夢魔は赤い唇をつりあげてにんまりと笑う。パチン、と指を鳴らすと部屋の真ん中に透明な壁が現れた。分断された、とクラインの背を冷や汗が伝う。打開策を練るより早く触手が体を這い回り、腕を縛って吊り上げた。全体重がぐっと腕にかかる。ゲームなので痛みはない、しかし完全に動きを封じられた状況は彼を焦らせるには十分だった。
「アルマ、大丈夫か!? クソッ、手ぇ出したらただじゃおかねえからな!」
返事はない。壁の向こうは触手型モンスターに埋め尽くされ、パートナーの姿はすぐに見えなくなってしまった。ザリザリとつま先で床を蹴りながらクラインはサキュバスを睨みつける。
「何か勘違いしてるみたいね」
その目の鋭さも意に介さず、彼女は指揮棒を振るかのように指を動かした。触手は従順に従い、クラインの首へと巻き付き締め上げる。さらに触手が纏う淡い光に全身を覆われてしまった。
「あっ…が、あぐっ!」
(なんだこれ、なんか、吸われっ…)
首を絞められる苦痛はシステムが和らげてくれる。しかし体の内側から何かを奪われる感覚はダイレクトにクラインを襲った。徐々に力が入らなっていくと共に危機感と焦りが高まっていく。
「離せっ、このっ…!」
「良い精気♡あなた童貞でしょ」
「うるせっ…ん、んん、ン゙〜〜〜ッッ!?♡」
言い返そうと開いた口が女の舌に犯された。ぞりぞりと上顎をなぞられ、舌を絡め取られ、溢れ出る甘い液体を飲まされる。長すぎる舌に喉奥をくすぐられても本来感じるはずの吐き気すらない。それがゲームだからなのかを判断する余裕はクラインの中に残っていなかった。
(なんで、なんでこんなっ)
あまりの理不尽に薄く涙が浮かぶ。ずるりと舌を抜いたサキュバスは唇を濡らしてどこか無邪気に微笑んだ。
「あっちのパートナーともしてないなんてね。珍しいわ」
それは考えないようにしていたことだった。このゲームが十八歳以上対象であること、そして例の噂。R-18要素として手近なのは間違いなくパートナーである。クラインも最初はアルマに粉をかけていた。彼女の堅い態度と冒険を続ける内に芽生えた信頼がそれ以上のことをさせなかったのだが。
「使ってないなら、意味ないでしょう?」
感じた悪寒に思考が戻ってくる。力の入らない足が虚しく宙をかく。そんな微かな抵抗を無視し、サキュバスはクラインの体をからなぞる。女の指が触れるたび装備が壊れ、最低限の衣服すら消えていった。
「な、何する気だ……」
恐らくそういうことだ、と察せないほど初心ではない。けれど一方的な暴力でしかないこれは、クラインの夢見たものとは程遠かった。腕を縛る触手がギシリと鳴り、浮いた体が揺れる。女の指が臍のあたりで止まると不意に強く押し込まれた。
「ぐっ……あ、なに、なんだっ!?」
サキュバスの瞳が紫色に光り、同じ光がクラインの腹部に紋様を描く。その意味は分からなくとも、決定的な何かが起こったことを本能が理解した。それはあの二年間を過ごしたサバイバーとしての経験から来ているのかもしれない。
(まずいまずいまずい! これ以上はヤバイ!)
ログアウトしようにもぎっちりと触手が絡みついた腕は指一本動かせず、この段階では強制ログアウトも期待できない。弱々しくも必死にもがくクラインを前に、サキュバスはケラケラと笑った。
「今付けたのは、五回射精したら女の子になっちゃう刻印♡面白いでしょ」
「は、はぁっ!?」
言葉の意味が分からない。目の前にいるこれは人間とは違う、真に怪物なのだ。薄っすら赤くなっていた顔から血の気が引いていく。最早弄ばれるだけとなったクラインの頬を女のほっそりとした指が撫でた。
「いっぱい気持ちよくなってね、クラインくん♡」
それはまさしく、悪魔に相応しい微笑みだった。
「あっ、や、んぁっ! 変なとこ、触るなぁっ…!」
サキュバスの尻尾が竿に絡みつき、くちゅくちゅと淫猥な音を立てる。決して単調にならない動きはさすがサキュバスと言ったところか。不埒な手は玉を揉み、会陰を撫でて確実にクラインの性感を高めていく。
「やめろってぇ…あ、んン゙っ!?♡」
絞り上げるように締めつけられ体が跳ねる。そのままカリや亀頭をぐりぐりと擦られると先走りが溢れ出した。このままでは射精してしまう。それは駄目だと頭では分かっているのに、クラインは次第に抗えなくなっていることに気がついた。
だって気持ちが良いのだ。恥ずかしくて悔しくてたまらないのに、ゾクゾクするほどの快感が体を火照らせる。ふと脳裏にこのゲームにまつわる噂話が浮かんだ。他では味わえない超常的な快楽。それがもしこの状況を指しているのなら。
「くっ…♡ん、う、あぁっ…♡」
(出したい、もうイきたい!)
しかし何を考えようと全てが射精したいという欲に塗り潰されていく。出してはいけないと自身に言い聞かせるほど追い詰められる。
「そろそろかな?」
女の攻めは容赦がなかった。これまで絡みつくだけだった尻尾の先がぐぱぁと開き、たっぷりと粘液を垂らす。中には細かな触手がびっしりと生えていた。それが何に使われるかは一目瞭然だ。
(あ、あんなの無理だっ!)
粘液がクラインの陰茎を濡らし、ぴと、と尻尾の先と亀頭が触れる。そこからは、一瞬だった。
「ひぃっ、あ、あぁ〜〜〜〜ッッ!!??♡♡♡ぁ、だめ、だめだっ!!♡♡やだ、きもちい、やらぁっ…!!♡♡♡」
じゅぽんと肉棒が包みこまれ、中の触手で撫で擦られる。チカチカと目の前が瞬き、気付いた瞬間には尻尾の中に精を吐き出していた。あまりの快感に腰が揺れる。続けざまに鈴口を弄りまわされ、クラインの口からは悲鳴のような嬌声がひっきりなしに飛び出した。
「んあ゛ぁぁっ♡イッた!今イ゛ッだがら゛ぁっ♡♡チンポ擦んなっ!♡♡お゛、あ゛~~~っ!♡イく、またイくっ♡♡イ゛ッ、あ゛〜〜〜〜!!!♡♡♡お゛っ♡♡ぅぐ、ん゙ぅ〜〜〜!!♡♡♡」
「イってすぐはきついよね、でもこんなんじゃすぐメスになっちゃうよ♡」
腹部から全身に熱が回る。外側と内側から同時に体を変化させられる、ギシギシと軋むような苦痛。そしてそれを上書きする悦楽。頭の中はもう真っ白になり、クラインは与えられる刺激のままに鳴くことしかできなかった。
「クライン様!」
そう呼びかける、パートナーの声を聞くまでは。
「あ、あるま……??」
二人を隔てる透明な障壁の向こう。すべての触手を切り倒し、モンスターを消滅させたアルマがこちらを見ている。自分の手が傷つくことも構わず激しく壁を叩き、必死に呼びかけていた。
「大丈夫ですか!? アルマがすぐに参ります!」
「あら、思ったより……まぁいいわ」
サキュバスは触手を動かしアルマの前にクラインの体を持ってくる。その顔はすっかりとろけてしまっていたが、彼女を見た瞬間大きく目を見開いた。瞳に光が戻り、無駄と分かっていても逃れようと暴れだす。
「ふふ、やっぱりパートナー持ちはこれが良いわね」
後ろに回ったサキュバスがクラインの太ももに手をかけ大きく足を開かせる。続いて彼女が服を脱ぐと、赤子の腕ほどもある巨大な男性器が現れた。ビキビキと血管が浮き上がりグロテスクなそれをクラインの股に擦りつける。今から入れるよ、と見せつけながらぴとりと尻穴にあてがった。
「な、なっ!? いやだっ! 離せっ……アルマ、見るな……」
そのままめりめりと肉を割って熱いペニスが押し入ってくる。生身なら到底耐えられないだろう太さのモノに突然犯され、クラインはたまらず悲鳴をあげた。
「あ゛、あ゛、あ゛ぁぁぁっ!! ぬけ、ぬけよぉっ!」
男なのに、女の股から生えた陰茎に貫かれている。女の指は太ももに食い込み、目の前の相棒に結合部を見せつけている。馬鹿になりかけた頭のままだったらまだマシだったのに、悲痛な顔でこちらを見るアルマがいるから。その目が何度も飛びかける理性を繋ぎとめる。
(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……!!)
痛みがないのが逆に辛かった。痛ければまだ暴力に耐えるという形でプライドを守ることができた。でもこれは駄目だ。太い陰茎で中を満遍なく擦り上げられると痺れるような感覚が走り、それを『気持ちいい』と体が勝手に認識してしまう。
「あ゛っ♡お゛っ♡やめっ、んぅっ!♡見るなっ♡見るなぁっ…!♡♡」
途端に自分がどうしようもなく淫らな生き物になってしまった気がして、クラインの目からはボロボロと涙がこぼれ落ちた。簡単には泣くまいと思っていたのに、揺さぶられるたびに床へと水滴が落ちていく。
「処女喪失おめでとう♡今度はこっちでイかせてあげる♡」
「ん゛ぉっ♡あっ、あ、そこぉ♡だめだっ♡♡へん、へんになるからぁっ!♡♡♡」
ビリビリと襲い来る快感に対抗しようにも結果として弱点を教えるだけとなった。同じところを執拗に穿たれそれを悟る。どう足掻いても敵わない相手に、最初から敗北は決定していたのだ。
「非処女ケツマンコの中キッツ♡もっと緩めてよ」
アルマの前で敵に従いたくなんてなかった。しかし臍の下をぐっと押され固くなったクラインの体は、手が離れて弛緩すると共にペニスを飲み込んでいってしまう。
「ひぃっ!!♡♡んっ♡あ、あっ、だめ♡♡全部、ぜんぶはいって、やっ、ああ゛ッ!!♡♡♡」
ずっぽりと深く繋がったままゆさゆさと揺さぶられる。強すぎる快楽に、パートナーが見ていることすら興奮の材料に変えられてしまった。相棒の目に映る結合部は極太の肉棒を受け入れ歓喜にひくついている。まるで最初からこのために作られた体であるかのようだ。
「んぅ〜〜〜〜!♡♡ちんぽっ♡奥まで♡いっぱいきてるっ♡♡あ、ぐ、ひぁっ♡だめ、ちんぽが、あ、お、お゛〜〜〜〜ッッッ♡♡♡」
奥を突かれながら陰茎を触られるともう無理だった。内側から押し出されるように射精し、また身体中にあの熱が回る。三回の射精を経て顔や体はつるんとして丸みを帯び、胸も男とは思えない曲線を描いていた。
「やだ、こんなっ…♡♡い、あっ、あぁぁぁっ!!♡♡なんでっ♡なんで、ログアウトできなっ…あっ、んあっ!♡♡」
嫌なのに。こんな屈辱ないはずなのに。心臓が痛いくらいに跳ねているのに、強制ログアウトが機能する気配もない。クラインは成す術もなくただただサキュバスの暴虐を受け止め続ける。
「お゛っ♡んんぅ♡は、ひぃっ♡」
一旦足を下ろされるも挿入されたまま胸を揉まれ、乳頭には触れないようねっとりと周りを嬲られる。尻尾の先から溢れた粘液を塗り込まれるとじんじん疼き、クラインはまるで自ら刺激を求めるように胸を突き出した。
「おっぱい好き?」
背中に当たるのはサキュバスの豊満な胸。この凌辱が始まる前なら好きだと言えていたのに、今の彼は震えながら俯くことしかできない。
「ふ、ぁ…♡いや、いやだっ…!」
「好きかどうか聞いただけなんだけどね? ほら男の人って好きな人が多いじゃない?」
それとも、と嘲るように笑いながらサキュバスは耳元で囁く。
「もう女の子になっちゃった? 触られるの、想像しちゃったの?」
これまでわざと放置していた乳首をきゅっと摘む。ひっかき、抓り、強く押し潰すとクラインの体がガクガクと震えた。
「あっ、あっ♡あぁぁっ!!♡♡だめ、指だめっ♡♡イくっ!♡♡男なのにっ♡♡胸でイっちゃ、んっ、あ、んン゙〜〜〜!!♡♡」
ぴゅる、と弱々しい四回目の射精。腹部に着けられた刻印が輝き、クラインの体を変化させていく。「あと一回だね♡」と告げられるカウントは絶望そのものだ。
面影はあるものの完全に女性的になった顔立ち、突き上げに合わせてたゆんと揺れる大きな胸。ハート型の刻印を着けられた腰は細く引き締まり、サキュバスの肉棒を咥え込む尻もすっかり丸くなっている。クラインに残された男の部分は最早陰茎だけだった。
「あ…あ、そんな……」
本当に女にされている。そうまざまざと実感させられ震える体をサキュバスが柔らかく抱きしめた。
「こっちもかわいいわ♡」
その声色だけはひどく優しい。しかし女の尻尾は再びクラインの男性器へと近付き、さらなる絶頂を呼び込もうとする。
「あ゛っ!♡ひ、ぐっ!♡♡ちんぽっ♡中入って、なに、やだ!♡♡やだぁっ♡♡」
今度は包み込むのではなく、先を当てた状態で細い触手が飛び出し尿道を塞いだ。みち、ぬち、じゅぽ……入り込んだものが行き来するたび、強い射精感に襲われながらも達することができない。拷問のような尿道責めにクラインは咽び泣くことしかできなかった。
「クラインくんが自分で女になりたいって言うまで射精できないようにしてあげるね♡だからイきたくなったら言うんだよ♡」
「ぉ゙、あ、ん、ン゙〜〜〜!!♡♡そんな、ぁ…♡」
私優しいでしょ。心の底からそう思っている声音で告げたサキュバスは、刻印によって形成された子宮の裏側にペニスを押し当てる。腰を回すように動かし、じっくりと中の抵抗を楽しむ。時にトントンとリズミカルにピストンを繰り返すとそれに合わせて甘ったるい声が漏れた。
「あっ♡あんっ!♡あっ…あぅ、ふ、ぁ、んンっ♡」
「ほらアルマちゃん、ご主人様がメスになるとこちゃんと見てあげて♡」
「クライン様……」
「あるま、見るなっ♡♡こんなっ……いやだっ!!♡♡」
あれだけ必死だったアルマも今は茫然と壁に手をついている。その顔に興奮が浮かんでいるのも、
「んお゛っ!!??♡♡なに、なに、なんかクるっ♡イけないのにっ♡あ、あっ、へんなのクるぅぅっ♡♡いや、いやぁっ♡♡や、あ、あ゛ァ~~~~~~~ッ!!??♡♡♡」
先ほどまでより浅いところをごりごりと抉られ、クラインは射精できないままに絶頂した。彼本人は知らない知識だが、前立腺を執拗に嬲られたことによるドライオーガズムを迎えたのだ。
(メスイキは無理かと思ったけど)
獲物の思いもよらない才能にウキウキとしたサキュバスはまだ絶頂から戻ってこないクラインの体を好き放題いじくりまわす。乳首を引っ張りカリカリと擦ったり、ペニスの位置を思い知らせるように腹側からぐいぐいと押したり、中と会陰と尿道側からの三点で前立腺を責めたてる。しばらく続けていると、びくびくと体を震わせ喘ぐクラインの声にすすり泣きが混ざり始めた。
「やだやだっ♡♡もうやだぁ……っ!!♡♡なん、でも、ぉっ♡なんでもする、からぁっ♡♡おわらせて、イかせてっ、イかせてぇっ♡♡あ、あ゛、あ゛~~~~~ッ!!♡♡♡ちが、ちがっ、そっちじゃな、あっ♡んン゛ぅ~~~~~っ!!!♡♡」
メスイキを覚えさせられた体はごちゅん!と突き上げられただけで達してしまう。体をのけぞらせ舌を突き出しイく姿に最初の勇ましさはない。一突きするごとにぎゅううと締め付ける中はまるでもっともっととねだっているようだ。
「アルマちゃん、どうしたらいいか教えてあげたら? そうね、そうしたらこの壁、解除してあげる」
「ッ……!?」
「あるまぁ…♡♡おれ、も、なんもわかんねぇよぉ……たすけてっ……♡♡」
庇い守ろうとしていた相棒に縋るほどクラインは余裕も思考も失っていた。とろとろに蕩けた顔と甘い声で頼られればアルマは答えずにはいられない。それが彼にとって良い結果をもたらさないとしても。
「……クライン様が『女の子になりたい』と……言えば……」
「良い子ね、はい」
震える声でサキュバスの要求を繰り返せばこれまで二人を隔てていた壁が消える。急いで駆け寄るも、もうクラインの瞳にアルマは映っていなかった。ゆっくりと、しかし自ら腰を振り、サキュバスチンポに媚を売り始める。その卑猥で淫蕩な姿を目に焼き付けながらアルマは自らの股間に手を伸ばした。
「は、ひぃぃっ!!♡♡わか、わかったぁっ♡♡なる、なるっ♡♡女になるからっ♡♡あ、お゛、お゛~~~ッ!♡♡ふかっ、お゛っ♡深いのクるっ♡♡んあ゛~~~~ッ!!♡♡♡」
「もっと上手なおねだり聞きたいなぁ」
「むり、できないっ♡♡できないっ!♡ゆるしてぇっ!♡♡」
「クライン様」
アルマがクラインの頭を抱き寄せ、彼にだけ聞こえるよう何事かを呟いた。言われたクラインは首を振り何度も「むりだ」「できない」と繰り返していたが、再び奥を突くと「わかった」と涙ながらに頷いた。本気でお願いする気になってくれたらしい。
「あっ♡は、んっ、あぁっ♡♡♡サキュバスちんぽでっ♡お゛っ♡んぁっ…♡♡おれのことっ♡♡メスにしてください♡♡おねが、んぁっ♡♡お、お゛♡おねがい、しますぅぅぅっ!♡♡♡」
百点満点のメス堕ち懇願だ。自ら奥まで咥えこもうと腰を落とすクラインの姿はいじらしいほどで、もう少し虐めようかと思っていたサキュバスも流石に合格を出さざるを得なかった。というよりもエロ過ぎて我慢ができなくなったのだ。
「よくできました♡ご褒美あげる♡オス失格アクメでかわいい女の子になろうねっ!」
ちゅぽん、と尿道から触手が抜かれる。同時に奥の奥……結腸の入り口まで陰茎をはめ込まれ、濃くて熱いザーメンを大量に吐き出された。クラインはたまらず喉を傷めるような激しい嬌声をあげる。出された精液を奥に塗り付けるように激しく突き上げられての絶頂。ぴゅ、ぴゅ、と断続的な射精を繰り返すたびに男性器が縮んでいき、同時に形成された女性器の一部として吸収されてしまう。
「ん゛お゛ぁぁぁぁっ♡♡お゛っ、あ゛ぁ゛~~~~~っ!!♡♡♡ひ、ぃ、ん゛ン゛~~~ッ!!♡♡♡」
できたばかりの外性器とほぼ完成していた膣がつながり、クラインの体は完全に女性のそれとなった。細い腰とは対照的な豊かな胸とむっちりした尻、どこもかしこも柔らかそうな肢体に最早刀使いの戦士だった男の名残はない。劣情を煽る蠱惑的な女体がそこにあるだけだった。
「ああ゛……あ、ぁ……おれ、もう……」
「女の子になっちゃったね、おめでとう♡」
ずるりと陰茎の抜かれた尻穴から精液が零れ足を伝う。クラインはぼんやりした頭で股を探るサキュバスの指を感じていた。深い絶頂の余韻で拒絶することもできないまま片足を持ち上げられ、恥ずかしいところを晒される。
「じゃあこっちの処女も……あ、そうだ、アルマちゃんにあげようかな?」
「……は、ぇ?」
「ごめんなさい、クライン様、ごめんなさい……」
そんな状態でも謝りながらスカートをたくし上げるアルマから目が離せない。すると服の下からバキバキに勃起して先走りすら溢すたくましい陰茎が姿を現し――
「クライン様の処女、ください」
できたばかりの女性器に擦り付けられたその瞬間、クラインの意識はぶつんと途切れた。
「……はっ、あ、あ……きょ、強制ログアウト……??」
ふわ、と意識が浮上し、クラインは仮想現実から戻ってきた。もっと早いタイミングでできただろ!と声を荒げそうになるのを必死に抑え、深く呼吸をする。それからそっとズボンの中へ手を差し込んだ。
「ついてる……そ、そりゃそうだよな!」
一安心したら体から力が抜けた。なんとも自堕落な休日だが今日はもう寝てしまおう、とアミュスフィアを片付け改めて体を横たえる。酷い目にあった、もうログインするもんか。そう独り言ち、ゆらゆら夢と現を揺蕩い始める。
サキュバスが『夢魔』と呼ばれていることすら忘れたままで。
もしかしたら続きやおまけを書くかもしれません。