脱衣所にて、かつて住んでいた家を懐かしむ箒。
箒(ここも変わってないな・・・)
そして、この家を離れ家族がバラバラになった理由を思い出した。
箒(姉さんがISを作って・・・家族がバラバラになり、ISを、姉さんを恨んだ事は1度では無い・・・)
束がISを開発した事がきっかけで家族とバラバラになり、苦労した事から何度も束とISを恨んだ箒。
しかし
箒(もしISを作らなければ、惇と出会う事は無かっただろう・・・こんな風に・・・愛し合うは無かっただろう・・・)
ISで惇と出会え、恋に落ち、こうして愛し合う仲になった。
加えて、束と再会し、束の本当の気持ちを知り、仲を取り戻した。
紆余曲折あれど、こうして今があるのだ。
左手薬指にはめてある指輪を見るや
箒「ふふ・・・」
箒は、うっとりとした笑みを浮かべた。
そして、その指輪をつけたまま浴室に入り、身体を清めた。
箒「ふぅっ・・・」
何年ぶりかに入る湯船に浸かり、気持ち良さそうに息を吐く。
キメの細かい美しい肌がお湯を滑るたび、じんわりとした心地良い安らぎが全身に広がる。
そして、再び左手薬指の指輪を見て
箒「んちゅ・・・」
キスをし始めた。
箒(惇・・・愛しい・・・愛しくて・・・たまらない・・・惇・・・)
その度に、更に惇に対する愛しい思いが湧き上がり、表情もより色気が増していき
箒「はむ・・・んちゅ・・・チュパ・・・」
指を咥え、舐め回していった。
箒(ああ・・・この指が・・・惇のオチンポだと思うと・・・美味しい・・・なんて美味しいんだ・・・)
箒「んっ・・・レロッ・・・チュル・・・」
思えば思うほど止められず、このまま理性を無くすかと思いきや
箒(はっ!な、何をしてるんだ私は!!今日は巫女としての責務を果たさねばならないんだぞ!!雑念を消さなければ・・・!!)
すんでのところで理性が踏みとどまり、風呂から上がったのだった。
「よし、と。これで準備万端ね。」
風呂から上がった箒は、雪子と共に神楽舞の格好に着替えていた。
純白の衣と袴の舞装束に身を包み、金の飾りも装った。
普段からどんなに綺麗な女優やアイドルでさえも霞んでしまう程の美貌と色香を誇っているので、舞装束に身を包んだ箒は、まるで天界から舞い降りた美しい舞姫のようだった。
「うん!箒ちゃん凄く綺麗よ!!」
そんな美しい姿に、雪子は益々笑みを浮かべた。
箒「ありがとうございます。」
すると、雪子が祭壇から宝刀を持ってきて
「これと、そこの扇を持って少し舞ってみて頂戴。練習も兼ねてね。」
少し練習を兼ねて舞ってみせてくれと言った。
箒「そうですね。では・・・」
箒は、刀を腰帯に差し、扇を持った。
そして、閉じた扇を開き、それを揺らしながら舞い始めた。
練習とはいえ、神楽を舞う箒には本番さながらの雰囲気を纏い、周りがシンとなった錯覚を覚える。
扇を左右へと揺らしながら、腰を落としての一回転で刀を抜き放った。
それらの様は、まるで剣の巫女と呼んでも過言では無い凛々しさと気品を感じ、美しかった。
箒「・・・以上です。」
舞い終わった箒を見て
「素晴らしいわ箒ちゃん!!舞の練習はちゃんとしてたのね!」
雪子は、感動したかのような表情を浮かべた。
箒「え、ええ・・・まぁ・・・一応巫女ですから・・・」
そんな雪子の満面の笑みに、箒は照れ臭そうに言った。
そして、時間になり
「さあ!頑張ってね、箒ちゃん!」
箒は、神社の舞台袖から現れたのだった。
その瞬間、篠ノ之神社に静寂が生まれ、皆一同に箒の美しさに見惚れ
惇「・・・」
惇も例外では無かった。
そんな中で、箒は刀を抜き、扇を使って舞を始めた。
その華麗な舞は、月明かりもあって、まるで別世界だ。
そして、舞が終わり、箒は舞台袖へと引っ込んだ。
「お疲れ様、箒ちゃん!」
舞を終え、箒は着替えていると、雪子は労いの言葉をかけた。
箒「ありがとうございます。」
「本当に綺麗だったわ!」
箒「あ、あはは・・・」
雪子の興奮ぶりに、流石の箒も顔を引き攣らせた。
そして
「それじゃあ、シャワーで汗を流してきて。その間に私、浴衣を出しておくからね。」
箒「え?」
「足立君と楽しんでいきなさい。」
雪子はそう言いながら、箒の背中を押したのだった。
シャワーでさっぱりした箒は、浴衣に着替え、後にした。
そして
惇「・・・そんじゃあ、行こっか。」
箒「う、うむ・・・」
2人は、手を繋いで歩いた。
因みに惇も、黒の浴衣の格好をしていたのであった。
投稿出来ました。
生で見たら凄いんだろうな・・・箒の神楽舞は・・・。
それでは、また。