惇と箒は、浴衣に着替えて篠ノ之神社の夏祭りを堪能していた。
惇「神楽舞、お疲れ様。」
箒「ああ、ありがとう・・・」
惇「スゲェ様になってて・・・なんつーか・・・メチャ綺麗だった・・・」
惇は、素直に綺麗だったと言い
箒「そうか・・・」
惇「勿論・・・今も綺麗だぞ・・・」
今も綺麗だと加えると
箒「う、うむ・・・!」
箒は、顔を赤らめた。
すると今度は
箒「お、お前も・・・浴衣姿似合うな!普段も今も格好良くて良いぞ!」
箒も、惇の姿を見て格好良いと返した。
惇「そうか・・・突然あの人からこれ着てって言われちったから着てみたんだが・・・」
惇は、雪子から渡された浴衣だった為、似合ってるか微妙だと思っていたが
箒「何を言ってるんだ!本当に似合っている!うん!」
箒は、お世辞抜きで似合っていると言ったのだった。
惇「さ、サンキュー・・・」
惇は、少し照れるような仕草を見せると
惇「んじゃあ、早速色々見て回ろうぜ。」
手を差し出した。
箒「うむ。一緒に楽しもう。」
箒は、惇の手を握り返し
惇「んで、最初はどこ行く?」
一緒に回ったのだった。
その道中、惇はたこ焼きを買い
惇「んっ・・・このたこ焼き美味ー!」
舌鼓を打っていた。
すると
惇「ほら、箒も。」
1つ爪楊枝で刺すと、箒の口に持っていった。
箒「どれ・・・んっ・・・うむ、確かに美味しいな。」
箒も、美味しいと言う反面
箒(これは・・・間接キスだな・・・けど・・・今更何も恥ずかしがる事は無い・・・)
箒(私達は・・・愛し合う関係なのだからな・・・)
間接キスだと気づいた反面、お互い何度も愛し合ってる関係だから、恥ずかしがる事は無いと思っていた。
惇(今の間接だけど・・・別に恥ずかしがる必要ねーな・・・)
惇も気づいていたが、箒同様別に恥ずかしがる必要無いと感じていた。
その時
惇「ん?」
惇が、何かを見つけた。
箒「どうしたんだ、惇?」
箒が気づいて声をかけると
惇「あそこにいる子・・・鈴じゃねーか?」
惇が鈴音ではないかと言い指をさした。
その先に目を向けると、確かに鈴音がおり、その隣には
惇「彼って・・・」
箒「うむ・・・そうなんだろうな・・・」
バンダナを巻いた赤髪の少年がいて、仲睦まじそうに話しながら回っていた。
その様子に、惇と箒は全てを察し、その場をすぐに離れた。
そして、暫く回っていると
惇「もうすぐ花火の時間だな・・・」
花火が打ち上がる時間が近づいており
箒「それなら・・・私が知っている秘密の場所があるのだ。」
箒が、花火を見るに相応しい秘密の場所があると言い
惇「へぇ・・・気になるな。」
惇は気になったので
箒「なら・・・ついてきてくれ。」
箒は、惇の手を引っ張って歩いたのだった。
そして
箒「ここだ。」
秘密の場所に到着した。
その場所は
惇「スゲェ・・・」
神社裏の林で、暫く歩くとある一角だけ天窓のように空いている箇所があるのだ。
目の前に見える夜景は勿論、これから上がる花火の風景は非常に絶景で美しい。
箒「変わってないな、ここは・・・」
そう、目を細めながら景色を見る箒。
その姿は、夏の夜空と夜景に照らされてまるで絵画から飛び出たかのような美しさだった。
その姿に見惚れた惇は
ギュッ
箒「あ・・・」
つい抱き締めてきた。
突然の事に、箒は少し驚いたが
箒「んっ・・・」
惇「っ!」
彼女も、惇の背中に腕を回し、抱き締めてきた。
こうして、互いに抱き締め合った形となり
惇「悪い・・・お前が綺麗で・・・好きで・・・たまらなくなって・・・抱き締めたくなった・・・」
箒「んっ・・・良いんだ・・・私も・・・こうしたい・・・」
愛おしく囁いた。
そして
「「んっ・・・」」
そのまま互いに唇を重ね合い
ドーン
それと同タイミングで花火が打ち上がり、2人を照らしていった。
惇「んっ・・・愛してる・・・箒・・・」
箒「んっ・・・私も・・・愛してる・・・惇・・・」
2人は互いに愛の言葉を囁き合いながらキスを交わしていったのであった。
投稿出来ました。
夏祭りに関するお話を書きました。
現実は、とっくに終わってますけど・・・。
そ、それでは、また。