一夏に質問しても良いかと聞いた束。
一夏「は、はい・・・お願いします。」
一夏は、戸惑いつつも良いと答えた。
束「まず1つ目の質問・・・お前にとってISって何?」
1つ目の質問に一夏は
一夏「そんなの簡単です!それは、『力』ですよ!!」
迷いなく答えた。
束「・・・その力で何がしたいの?」
一夏「皆を守り、欲しい物を手に入れる為に、立ち塞がる奴や邪魔する奴、そして目障りな奴を叩き潰すんです!」
一夏の答えに
束(皆を守る・・・その「皆」に何で相手は入ってないんだよ・・・と言うか、具体的に誰なんだよ「皆」って・・・?欲しい物って箒ちゃんだよね・・・物扱いするんじゃねーよ・・・!)
束(それと・・・目障りな奴って、おそらく十中八九じゅー君が入ってるだろ・・・!私の大切な義弟を目障りって・・・!)
束は、内心怒りで煮え滾っていた。
それでも、怒りをグッと堪え
束「・・・じゃあ2つ目。弟君の白式は専用機になるんだけど、専用機の意味は?」
2つ目の質問をした。
一夏「また簡単な質問ですね。そんなの、その願いを叶える為に必要な普通の量産機より遥かに強い道具ですよ。だからこそ、白式を強くして下さい!」
一夏の質問の答えを聞くたびに、列に並んでいた惇を含めた専用機持ちの表情は険しさを増していった。
箒(一夏・・・姉さんのISの思いを・・・その意味を履き違えるとは・・・!)
とりわけ一夏と同じ皆の前にいる箒は、怒りで今にも彼に殴りかかりそうな雰囲気を出していた。
束「・・・そっか。」
一夏「まだ他にありますか?」
束「いや・・・もう無いよ。」
一夏「では・・・強化してくれるんですね!」
一夏(やった!俺の回答が良いと・・・!束さん分かってくれた・・・!これで俺は・・・!)
一夏は、束が自分の白式を強化してくれると思い、恍惚な笑みを浮かべたが
束「何気持ち悪い笑みを浮かべながら勘違いしてんだよ!お前如きに強化なんてするわけないじゃん!」
一夏「なっ!?」
束は、そこらにあるゴミを見るような目で強化しないと言い、一夏は驚愕した。
一夏「な、何でですか!?俺はしっかりちゃんとした答えを言ったじゃないですか!どこが間違ってるんですか!?」
一夏は、納得してないと言わんばかりに叫ぶように言った。
束「全部だよ!全部!全部100%の大間違いだよ!」
束「お前はISを『力』だと言った。そして、皆を守り、欲しい物を手に入れる為に気に入らない奴らを叩き潰したいって言ったよな?」
一夏「それの何が悪いんですか!皆を守る為に・・・!」
束「その『皆』ってのは相手も入ってるんじゃないのかよ!何で叩き潰すんだよ!」
束「お前がやろうとしてる事は、ただのガキの我儘なんだよ!!欲しい物を手に入れたくて、逆らう奴を黙らせたくて癇癪起こして暴れる唯のガキと同じだよ!」
一夏「っ!?」
束「お前がどのような考え価値観を抱こうがそれはお前の自由だよ。けど、人を傷つけ、そこにISを持ち出して・・・最低な行為だよ!」
一夏「お、俺が最低・・・?俺が最低だと・・・?」
束の言葉に、一夏はショックを受け
束「今の発言はそう受け取れるぞ。ちーちゃんはどう思う?」
束は、千冬に意見を求めた。
千冬「同感だ。」
一夏「ち、千冬姉!?」
一夏は、千冬は自分をフォローしてくれると思ったので、束と同じ答えだと言われ更にショックを受けた。
束「ISを己の下らない欲望や暴力に使う道具としか思ってない奴に、強化なんてごめんだよ。」
一夏「・・・」
束の更なる言葉に、一夏は益々ショックを受けた。
束「2つ目の質問は・・・そうだな・・・箒ちゃんに聞いてもらったらどう?」
一夏「え?」
箒に聞けと言われ、一夏は箒に目を向けると
一夏「っ!」
その箒は、いつになく怒りの表情で一夏を睨み付けていた。
一夏「ほ、箒・・・何で・・・そんなに怒って・・・?」
一夏は、何故箒がそんなに怒ってるのか分からなかった。
箒「一夏・・・貴様は専用機は普通の量産機より遥かに強い道具だと言ったな・・・」
一夏「あ、ああ・・・言ったけど・・・それが何だよ?」
箒「ふざけるな!専用機は、貴様の都合の良い『道具』じゃない!!」
一夏「な、何だと!」
箒「当たり前だろう!貴様の質問の答えを聞いて理解した!貴様はただ己の下らない我儘を通したくて仕方ない。その為のISだと思っているんだ!」
一夏「く、下らない・・・だと・・・!」
箒「確かに貴様の言う通り、専用機は量産機より強い。けど専用機というのは・・・自分自身の努力や実力を認めて貰った者だけが国や企業から許される物であり、努力の結晶だ。」
箒「そんな・・・誇りある専用機を・・・貴様は姉さんに強化を頼む以前に努力したのか?」
一夏「そ、それは・・・」
箒「してないだろう!貴様がISを練習する姿を見た記憶が無いし、聞いた事も無いぞ!」
箒「加えて、貴様のこれまでの言動や行動を振り返っても、専用機持ちに全く相応しくない!」
一夏「な・・・な・・・!」
箒の怒りの涙を浮かべながらの言葉に、一夏は何も言い返せなかった。
そんな箒の怒りの涙に
セシリア「箒さん・・・」
シャルロット「・・・」
ラウラ「箒・・・」
専用機持ちは胸を当てて見ており
ポンッ
箒「っ!」
惇「箒・・・もう良い・・・」
惇に至っては、列から出て箒の肩に手を置き、落ち着かせた。
箒「・・・すまない。」
惇の言葉に箒は頭が冷え、涙を拭いて凛とした姿勢になった。
すると
「篠ノ之さんの言う通りだよね!」
「何の努力もせずに自分の我儘や気に入らない連中を潰したい理由で専用機を強化して欲しいって、何様なんだろうね!」
「織斑君がそんな人だったなんて・・・篠ノ之さんの方がまだ専用機を持つに相応しいよね・・・」
「篠ノ之さん可哀想・・・」
周りの生徒は、先程のやり取りを見て一夏に対する非難を始め
一夏「くぅっ!」
一夏(アイツら・・・女の癖に・・・!)
その声は一夏にも届いており、陰口を言った女子達に対し苦虫を噛んだような表情を浮かべた。
千冬「・・・織斑。自分の列に戻れ。」
そんな中、千冬に戻るよう言われ
一夏「あ・・・ち、ちふ・・・」
一夏は千冬に何か言おうとしたが
千冬「戻れ。」
一夏「・・・はい。」
千冬の有無を言わさぬ迫力に何も言えず、列に戻った。
この間
「「「・・・」」」
周りの一夏を見る目は、非常に冷たいものであった。
投稿出来ました。
かなり改悪させまくった内容なので、胸糞悪いと思います。
お許し下さい・・・。
それでは、また。