着替え終わった惇は、スタジオの椅子に腰掛けていた。
惇は、カジュアルスーツを着ており、どこか結婚式で新郎が着るような衣装だ。
惇(これ、あんま慣れねーな・・・箒は一体どんな衣装を・・・?)
しかし、普段から着ない衣装である為、少し居心地が悪そうだった。
その時
「お待たせしました!篠ノ之さん入りまーす!」
通路のメイク室からスタッフの声が聞こえた。
箒「こ、これは・・・似合っているでしょうか?」
そんな事を言いながら現れた箒。
惇「あ・・・」
その格好は、淡い赤色をしサテン生地のマーメイドドレスを着こなし、ドレスと同じ色と質をした肘まで隠れる長手袋も着用していた。
また、彼女は普段化粧をしていない謂わばスッピン美人なのだが、プロのメイキャップによる薄化粧でより綺麗になっていた。
その姿は、恋人の贔屓目抜きで非常に美しく、とても色っぽかった。
「「「・・・」」」
惇だけじゃなく、一部のスタッフも、更に増した彼女の色気溢れる美貌に惚けた表情を浮かべていた。
「そ、そんな事ないわよ!超似合ってるわよ!!今までそのドレスを着た人の中で1番よ!!」
渚子は、周り同様箒の美貌に惚けていたがすぐに持ち直し、彼女を褒めた。
箒「あ・・・」
そんな言葉を聞き、箒は長手袋に包まれた両手を組んで惇を見た。
惇「ああ・・・めっちゃ似合ってる・・・スゲェ綺麗・・・」
惇は箒の美しさにドキドキしつつも、素直に綺麗だと言った。
箒「じ、惇も似合っているぞ・・・その・・・凄くかっこいい・・・」
箒も、綺麗な笑みを浮かべながら惇のスーツ姿を褒めた。
惇「あ、ああ・・・あんがと。」
惇は、少し照れるように顔を背けた。
「・・・ハッ!いけないわ!危うく忘れそうだったわ!」
同時に、渚子は再び惚けていたがなんとか切り替わり
「はーい、それじゃあ撮影を始めるわよ!サクサクいっちゃいましょう!」
撮影がスタートした。
この撮影だが、ISのモデルとしては勿論だが、結婚式をテーマにというのも兼ねており、その為2人にはそのような格好にさせていたのだ。
そんな中で撮影が進み
「足立君。篠ノ之さんともう少しくっついて。」
渚子の要望に応え
惇「よっと・・・」
惇は箒の方へより場所を詰め、互いの腕が触れた。
箒「んっ・・・」
これに箒は、頭を下げて惇の左肩に置き、手を握って指を絡めた。
惇「箒・・・」
惇は、箒の行動に少し驚きつつもすぐに応え、恋人繋ぎをしながら前を向いた。
「うんうん!良いね良いねぇ!!凄く大人っぽくて綺麗よ!!」
そんな2人に、渚子のシャッターを押す音がより増えた。
すると今度は
「それじゃあ次は・・・足立君、篠ノ之さんの腰を抱いて。」
腰を抱くよう言い
惇「はい。」
惇はすぐ返事をし、箒と目が合った。
すると、箒は握ってた手を解き、立ち上がった。
惇も立ち上がり、彼女の後ろから腰を抱き寄せた。
箒「あ・・・」
その行動で、箒の口から色っぽい声が漏れた。
惇(なんか・・・いつもより色っぽくて・・・スゲェ緊張する・・・)
惇は、いつも以上に色っぽい箒を近くに見て緊張していた。
そして、箒は右手を動かして惇の右肩に添え、左手は抱き締めてる腕に添えた。
そのまま撮影が再開し
「良いね良いねぇ!はい次篠ノ之さん、足立君の首に腕を絡めて。」
次は箒に惇の首に腕を絡めて抱き締めるよう言い
箒「んっ・・・」
箒は躊躇わずに惇の首に腕を絡めた。
惇は、そのまま箒の腰を抱き、見つめ合うような格好になった。
この時の箒は、最初と比べて非常に淫靡になっていた。
惇「箒・・・」
惇は、そんな彼女を見て自然と笑みを浮かべた。
箒「あ・・・」
箒は
箒(ああ・・・キス・・・惇と・・・キスしたい・・・)
トロンとした表情になり、顔を近づけてキスしようとしていた。
そのままキスしようとしていたその時
「うん!良いのが撮れたわ!」
惇「んっ・・・」
箒「ンアッ・・・?」
惇は箒の雰囲気に気付きつつも場所が場所なのですぐに離れ、箒は蕩けた表情のまま何が何だか分かっていなかったが
箒「ハッ!」
すぐに何か察し、恥ずかしそうに顔を背けた。
「お疲れ様!2人とも本当にありがとう!パパッと着替えちゃって!あ、その服はあげるから持って帰っちゃって!」
そして、渚子は鞄を持って撮影スタジオを後にした。
惇「・・・とりま帰ろっか。」
箒「ああ・・・そうだな・・・」
惇達は、照れ臭そうな笑みを浮かべながら言うと、それぞれの更衣室に向かったのだった。
着替えている中惇は
惇「フゥ・・・」
惇(今日の箒・・・いつもよりメチャ綺麗だったな・・・箒・・・)
惇(ヤバい・・・マジどんどん好きに・・・さっきもキスしかけた・・・)
衣装の影響か、箒がいつもより綺麗に感じた惇。
益々彼女の事が愛おしくなっていた。
そして、ドキドキしたまま更衣室を後にした。
一方の箒は
箒「・・・」
更衣室で1人、先程の撮影を思い出していた。
箒(今日の惇・・・凄く格好良かった・・・惇・・・)
箒も、惇がいつもより魅力的に感じ、首を絡めていると益々愛おしくなり、キスをしたくなってしまった。
そんな中で撮影が終了してしまった為、彼女として非常にもどかしい感覚になった。
箒「んっ・・・」
その為、箒は自身の唇を指先でなぞり始めた。
箒(惇・・・惇・・・キス・・・キスしたい・・・蕩けたい・・・)
なぞればなぞる程、益々欲求が深まり、同時に淫靡な表情になっていった。
箒(だ、駄目だ・・・!我慢しなければ・・・)
しかし、何とか踏みとどまり、更衣室を後にした。
その帰り道
惇「しっかし・・・俺らスゲェ体験したな。」
箒「そうだな・・・ある意味新鮮だったな。」
2人は写真撮影で使った衣装が入った紙袋を持ちながら歩いていた。
惇「でも・・・今日のお前・・・スゲェ綺麗だった・・・また好きになった・・・」
すると、惇が今日の箒の姿を見て綺麗だと感じ、より好きになったと言った。
箒「惇・・・」
箒は、惇の突然の告白に驚きつつも
箒「私も・・・今日のお前が・・・凄く格好良かった・・・愛しくなった・・・」
惇の事がより好きになったと言った。
惇「箒・・・」
箒「惇・・・」
2人は、互いを愛しく見つめ合った。
そのままキスするかと思いきや
惇「もう少し我慢しよっか・・・」
惇は、箒の頬を撫でて言った。
箒「んっ・・・では・・・この衣装を着て・・・愛したい・・・」
箒は、今日使った衣装を着て愛したいと言い
惇「じゃあ俺も・・・そうしよう・・・」
惇も同様に着ようと言った。
箒「うむ・・・」
箒は柔らかい笑みを浮かべて返し、手を繋いだのだった。
そして、学園に到着して部屋に入ると2人は早速着替え
「「んっ・・・」」
部屋の真ん中で愛しく抱き合いながらキスを交わしたのであった。
投稿出来ました。
箒の衣装ですが、2番目の衣装にしました。一応貼っておきます。
https://themhrshop.thebase.in/items/55453918
長手袋も、一応貼ります。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%82%89%E3%81%8D%E3%82%89%E3%81%B7%E3%82%93%E3%81%B7%E3%82%93%E4%B8%B8-%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%AB-COS-015/dp/B0CPSHJ346/ref=asc_df_B0CPSHJ346?mcid=07a281117f9e3eb3b3a94d61056f8bf6&tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=707465519407&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=7254149166178847258&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=m&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009329&hvtargid=pla-2281357242603&psc=1&hvocijid=7254149166178847258-B0CPSHJ346-&hvexpln=0
互いに派手目の色ですが、一応淡い赤色という設定にしました。
1番目と3番目を望んでいた方には大変申し訳ございません。
因みに主人公君の衣装は、本当にカジュアルな新郎のスーツをイメージして下さい。
それでは、また。