※この作品はR-18です。

ISーもう一人の男性操縦者   作:ホークス馬鹿

126 / 147
最終話です。


最終話

女性権利団体との戦いが終わった。

あの戦いが切っ掛けで各地にいる女性権利団体の残党が次々に逮捕され、今まで行ってきた違法や不正の数々が暴露されていき、世間から猛烈な非難を浴びた。

こうして世に蔓延る女尊男卑の思想は、次第に消滅していったのだ。

一夏の死亡を聞いた千冬は

 

千冬「・・・そうか。ご苦労だった。」

 

ただ一言淡々と述べただけだったが、基地にて回収したISコアの数には流石に顔を引き攣らせていた。

この時基地から回収したISコアだが、全て束に返却したのだった。

その後、惇と箒は努力を重ねて日本代表候補生に登り詰め、そして高校2年になって日本代表となったのだが、この時異例の3人となった。

その3人は、惇と箒、そして簪だったのだが、簪はすぐに代表を降りて姉の楯無の仕事の手伝いをするようになった。

それから3年の月日が流れ、惇と箒は20歳になった。

2人はモンド・グロッソには毎年出場し、その都度対決し『ライバル兼美男美女カップル』という形で皆の注目の的となっていた。

そして、遂にこの時を迎えた。

 

 

 

 

惇「やべ・・・緊張してきたわ・・・」

 

部屋にて惇は1人、4年前に黛の依頼で着たカジュアルな新郎の衣装を纏い、髪型を変えた状態で緊張したままとある人を待っていた。

その時

 

コンコン

 

「新郎様。新婦様の準備が完了しました。」

 

スタッフが、準備が完了したと言ってきた。

 

惇「あ、はい。様子を見る事って可能っすか?」

 

惇は、その彼女の様子を見る事は可能かと尋ね

 

「ええ、構いませんよ。今まで見てきた新婦で1番お美しい方ですわね。」

 

構わないと言いつつ、1番綺麗な新婦だと述べた。

 

惇「あはは、ありがとうございます。」

 

そして、その彼女がいる部屋に向かい、到着すると

 

コンコン

 

惇は扉をノックした。

すると

 

箒『どなたですか?』

 

中から箒の声が聞こえ

 

惇「俺だ。中に入っても良いか?」

 

惇は、入って良いかと尋ねると

 

箒『じ、惇!?ち、ちょっと待ってくれ!!」

 

少し慌てた声を出した。

 

惇「あ、ああ・・・良いが・・・」

 

そして

 

箒『は、入って良いぞ・・・!』

 

中から許可がおりたので入ると

 

箒「惇・・・」

 

そこには、全ての美を体現した美しき女神がいた。

彼女が着ているのは、惇同様黛の依頼で着用した淡い赤のサテン生地のマーメイドドレスを着こなし、ドレスと同じ色と質をした肘まで隠れる長手袋も着用していた。

加えて、4年前と比べてよりグッと美しさが増しており、魔性の如き色香も醸し出していた。

 

「それでは、まだ時間がありますのでお2人仲良くぅ・・・」

 

すると、スタッフが気を遣って2人っきりにした。

その広くなった部屋に、惇と箒の2人っきりになった。

 

惇「あはは・・・2人っきりだな・・・」

 

箒「そうだな・・・」

 

2人は肩を並べながら椅子に座ると

 

惇「束さんから連絡来た?」

 

箒「ああ。さっき姉さんから・・・」

 

束から連絡が来たと言った箒。

その連絡だが、彼女のスマホから着信が来るや

 

束『もすもすひねもす〜!やぁやぁ我が愛しの箒ちゃん!皆のアイドルの・・・』

 

箒「姉さん。もう来年からさんじゅ・・・」

 

束『それ以上はやめて箒ちゃん!』

 

あの挨拶が来たから箒が年齢を言いかけると、束は泣き声で返ってきた。

因みに千冬も束と同い年で、一夏との一件以来、彼女は変わった。

厳しい姿勢は変わらずだが、以前と比べて少し優しさも加わり、しっかり生徒に寄り添い、向き合うようになった。

そこまでやる理由は、本人曰く

 

千冬『私は4人の生徒を導いてやれなかった。加えてそのうちの1人は一夏、私の弟だ。私は、姉として1人の先生として導いてやれず、向き合ってやれなかった。それは他の3人も然り。』

 

千冬『次からはしっかり生徒と向き合い、寄り添ってあげる。それが、私に出来る皆への償いだ。』

 

との事だ。

そんな彼女に山田先生もしっかりフォローし、理想の担任と副担任の関係を築いている。

こうして、彼女は嘗ての過ちを糧に教師の仕事を全うしているのだが未だに相手が見つからず、山田先生とよく酒を飲みながら愚痴を溢しているのは内緒だ。

 

惇「あはは・・・相変わらずだな、束さんは。」

 

箒「ああ。けど、宇宙開発もどんどん進み、姉さんも楽しそうだ。」

 

惇「そうだな・・・」

 

束は、宇宙開発を進めていき、加えてISの当面の課題だった女性しか扱えないという欠点を解消し、男性にも扱えるようになった。

その結果、現在IS学園は男女共学となり、皆が切磋琢磨し合っているのだった。

その時

 

惇「ああ・・・やっぱ・・・お前めっちゃ綺麗だわ・・・マジで世界一綺麗・・・」

 

惇は、彼女の魔性の美しさに見惚れつつも少し照れ臭そうに正直な気持ちを言った。

 

箒「ふふ・・・そんなお前もやっぱりかっこいいぞ・・・」

 

彼の姿を見て、箒は柔らかい笑みを浮かべて答えた。

 

惇「箒・・・」

 

箒「惇・・・」

 

2人は見つめ合ったが

 

惇「それはまだはえーな。そろそろ行こっか。」

 

箒「ふふ・・・そうだな。」

 

2人は皆が待つ会場へと向かったのだった。

会場に入ると

 

「「「おめでとう!!」」」

 

皆が盛大な拍手で迎え、お祝いの言葉を述べた。

その中で2人は手を繋ぎながら歩いていくと

 

鈴音「惇!箒!おめでとう!」

 

惇「サンキュー、鈴!」

 

箒「ありがとう!次はお前の番だな!」

 

鈴音「へへ!」

 

まず鈴音からお祝いの言葉をかけられた。

鈴音はあの事件の後、努力を重ね中国代表にまで登り詰めた。

しかしIS学園卒業後すぐに引退し、今は飲食店で働き始めた。

因みにその飲食店は五反田食堂で、弾と婚約をしたのだった。

 

セシリア「惇さん!箒さん!おめでとうございますわ!!」

 

惇「あんがと、セシリア!」

 

箒「うむ!ありがとう、セシリア!」

 

セシリアは、更なる努力でイギリス代表に登り詰め、射撃に於いて右に出る者がいないレベルになって一躍注目の的となった。

そして、IS学園卒業後は暫く現役だったが、先日引退を発表し、今はオルコット家を継ぎ辣腕を振るっている。

 

シャルロット「おめでとう2人とも!」

 

惇「サンキュー、シャルロット!」

 

箒「ありがとう!」

 

シャルロットは、プライベートでも両親と仲良く家族団欒の時を過ごせるようになったりして距離を縮めた。

ISでもフランス代表に登り詰め、モンド・グロッソでも大活躍だった。

しかし、IS学園卒業後は代表を降り、現在はデュノア社を継ぐ為現在経営の勉強中だ。

 

ラウラ「おめでとう、2人とも!」

 

惇「ああ!ありがとう、ラウラ!」

 

箒「うむ!ありがとう、ラウラ!」

 

ラウラは、ドイツ代表生としては勿論、黒ウサギ隊の隊長として活躍し、部下との交わりも積極的だ。

未だに副隊長のクラリッサから間違った日本の知識を教えられ、時々頭が痛いが・・・。

 

楯無「おめでとう、2人とも!」

 

簪「おめでとう!」

 

虚「おめでとうございます!」

 

本音「おめでと〜!」

 

惇「ありがとうございます!」

 

箒「はい、ありがとうございます!」

 

楯無は、卒業後家を継ぎ更識家の主として奔走し、簪はそのサポートに回っている。

そんな2人を支えているのが、布仏姉妹だった。

そして、式は進み

 

「それでは、誓いのキスを。」

 

2人は、永遠の愛を誓うキスを交わした。

その2人の表情は

 

惇「フッ・・・」

 

箒「んっ・・・ふふ・・・」

 

とても幸せな表情を浮かべていたのであった。




なんとか終える事が出来ました!!

前回の投稿を消した理由ですが、書いててこれは良くない、蛇足になるだけだしあの戦いの後のこの内容のお話は宜しくないと感じ、消しました。
そして、もう思い切って締めようと思い、今回のお話を投稿しました。

戸惑ったと思いますが、お許し下さい。

今回の小説を書こうと思ったきっかけですが、ISの色んな小説を読んでて、ヒロインの中で断トツに箒のアンチパターンが多いイメージがあり(元々原作での人柄と行動に難ありだったので仕方ないですけど・・・彼女だけじゃありませんが・・・)、思い切って彼女をアンチにせずにオリ主のヒロインとして書こうと思ったのがきっかけでした。
しかし、通常で書いててなんだか纏められず、その時にpixivで箒のエロいイラストを見て、じゃあR18指定で投稿してみようと思い、一旦修正して書きました。
しかし、本音を言うと当初は楯無(刀奈)か箒のどちらかをヒロインにする予定でしたが、楯無(刀奈)パターンは纏められなかったので箒にしました。

思い切り蛇足感が半端ないですが、意外と評価が高く、びっくりしております。

長くなりましたが、このような拙作でも、最初から最後まで楽しく読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました!!
また何かの作品でお会いしましょう!!

それでは、さようなら!!

P.S.箒の衣装は、114話の後書きで貼付しましたが、一応貼っておきます。

https://themhrshop.thebase.in/items/55453918

長手袋も一応下記の通りです。

https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3%82%89%E3%81%8D%E3%82%89%E3%81%B7%E3%82%93%E3%81%B7%E3%82%93%E4%B8%B8-%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%96-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%AB-COS-015/dp/B0CPSHJ346/ref=asc_df_B0CPSHJ346?mcid=07a281117f9e3eb3b3a94d61056f8bf6&tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=707465519407&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=7254149166178847258&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=m&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=1009329&hvtargid=pla-2281357242603&psc=1&hvocijid=7254149166178847258-B0CPSHJ346-&hvexpln=0
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。