※この作品はR-18です。

ISーもう一人の男性操縦者   作:ホークス馬鹿

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18話です。

遅れましたが、今年もよろしくお願いします。

どうぞ。


18話

クラスメイトの本音と、水色の髪をして、メガネをかけた大人しそうな女の子に会った惇と箒。

 

??「本音。『だーちー』と『しののん』って?」

 

その少女は、本音が言った言葉に首を傾げて尋ねると

 

本音「足立惇だから『だーちー』でぇ、篠ノ之箒だから『しののん』だよー。」

 

惇と箒の渾名だと言った。

 

??「また勝手に人の渾名をつけて・・・」

 

少女は、本音に呆れ顔を浮かべつつ

 

簪「私は4組の更識簪。日本の代表候補生をしてるの。」

 

自己紹介をした。

 

惇「俺は足立惇だ。宜しく。」

 

箒「私は篠ノ之箒。宜しく頼む。」

 

惇と箒は、簪に自己紹介をした。

 

惇「そっか・・・どこかで見た事あると思ったら、生徒会長の更識楯無だ・・・」

 

すると

 

簪「それ、私のお姉ちゃん・・・」

 

簪は、自分の姉だと惇に言った。

 

箒「成程な・・・言われてみれば、確か更識生徒会長に似てるな。」

 

箒は、納得しつつ簪の顔を見た。

 

簪「あ、あんまり見ないで・・・恥ずかしい。」

 

簪は、顔を赤らめながら箒に言うと

 

箒「ああ、すまない。気を悪くしてしまったな・・・」

 

箒は、苦笑いを浮かべながら謝罪した。

 

惇「ところで、更し・・・」

 

簪「苗字で呼ばないで!」

 

惇「うおっ!?」

 

箒「何だ!?」

 

突然の簪の叫びに、惇と箒は驚いた。

 

本音「かんちゃん。いきなり大声上げちゃったらビックリするよー。」

 

本音は、そんな簪を嗜めるように言うと

 

簪「ご、ごめんね・・・急に怒鳴っちゃって・・・」

 

簪は、シュンとした表情で謝った。

 

惇「いや、大丈夫だ。ちょっと驚いただけ。」

 

箒「ああ。私も大丈夫だ。」

 

惇と箒は大丈夫だと言い

 

箒「それで、ええっと・・・」

 

簪「簪で良いよ。」

 

箒「そうか。では簪、お前は、姉に何か劣等感を抱いているのか?」

 

箒は、簪に尋ねた。

 

簪「えっと・・・どうして?」

 

簪は、動揺するかのように目を泳がせると

 

箒「いや、特に確証は無い。ただ、お前のその過敏な反応・・・明らかに姉に対して何か後ろ向きの感情を抱いてると感じたんだ。」

 

箒「こうして今話したばかりの関係で、まだ友達では無いが、話してくれないか?」

 

箒は、簪に優しく問いかけた。

 

簪「えっと・・・実は・・・」

 

簪は、惇と箒に姉の更識楯無について喋った。

 

惇「成程・・・」

 

箒「それで、簪は今、自身のISを自らの手で作っているのか・・・」

 

簪「うん・・・」

 

簪は、姉の楯無と比較され、強烈なまでにコンプレックスを抱いていることを語った。

そして、自身の専用機ISである『打鉄弐式』が、一夏がISを起動してしまい、その影響で一夏の『白式』の開発とデータ収集が優先され、その後の全国の男子が起動できるのかの調査で、惇がISを起動し、そのイレギュラーで尚更完成に時間が掛かった。

そして、姉の楯無が独力でISを完成させたので、それを模倣して自身も独力で完成させようとするも、上手く行かず四苦八苦する日々を送っているのだ。

すると、惇が突然立ち上がると

 

惇「すまない・・・」

 

頭を下げ、謝罪の言葉を述べた。

 

簪「え・・・!?」

 

本音「だーちー・・・!?」

 

簪と本音は、惇の行動に驚き

 

箒「・・・」

 

箒は、惇の行動に驚きを見せず、冷静に見た。

 

惇「調査という命令とはいえ、俺が偶然起動してしまったことで、君に迷惑を掛けてしまった・・・」

 

惇「俺が・・・ISを起動しなければ・・・君の専用機は・・・」

 

惇は、言葉を詰まらせながらも、命令でやったとはいえ、ISを起動させてしまった事を簪に深く謝罪した。

 

簪「あ、頭を上げて足立君!私は・・・あなたを責めてないし、恨んでもいないから・・・!」

 

簪は、惇の謝罪に驚きつつも、決して恨んでない事を言った。

 

惇「本当にすまない・・・」

 

惇は、頭を上げたが複雑な表情を浮かべたままだった。

 

簪「えっと・・・足立君のIS・・・私のISと似てるけど、ちょっと違うね。」

 

簪「機動性と攻撃性を兼ね備えた物で、細かい動きも出来る優れもの。」

 

簪「極めつけは・・・あの太刀だよ!妖刀みたいな雰囲気だったけど・・・太刀筋といい、とても凄かった!!」

 

簪は、惇を元気付けようとしたのか、惇のIS『打鉄・改』を賞賛し始めた。

 

惇「えっと・・・簪・・・?」

 

箒「と、とにかく落ち着くんだ・・・」

 

惇と箒は、そんな簪の姿に少し驚き

 

本音「かんちゃん。ちょっと落ち着こうー。」

 

本音が、簪に落ち着くよう言うと

 

簪「あ・・・ご、ごめん・・・」

 

簪は落ち着き、恥ずかしそうに顔を赤らめ、俯いた。

 

惇「はは・・・ありがとう。」

 

簪「え・・・?」

 

しかし、惇は笑みを浮かべ、簪にお礼の言葉を言った。

 

惇「お陰で少し気が楽になったわ・・・」

 

簪「良かった・・・」

 

簪も、先程とは打って変わって良い笑みを浮かべた。

 

本音「かんちゃん・・・」

 

その笑みは、何か憑きものが取れたような笑みだと本音は感じた。

 

箒「改めて簪・・・今日から宜しくな・・・友として。私は箒で良い。」

 

簪「うん。改めて、宜しくね箒。私も簪で良い。」

 

箒は、改めて友達として挨拶を交わし、手を差し出すと、簪も手を出し、握手を交わした。

 

惇「俺も、惇で良い。改めて宜しくな、簪。」

 

簪「うん。改めて宜しく、惇。」

 

惇も、簪と握手を交わした。

そしてその後、互いに友として楽しく食事をしたのであった。

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