簪と本音らとの楽しい食事を終えた惇と箒。
簪「それじゃあ、また。」
惇「ああ。」
本音「また後でねー。だーちー。しののーん。」
箒「うむ。」
簪らがその場を後にし
惇「俺らも戻るか。」
箒「そうだな。」
惇達も、教室に戻ろうと食堂を後にした。
その後も、ISに関する事を山田先生が優しく丁寧に教え、皆も真剣に授業を聞き、纏めていた。
一夏(や、ヤバイ・・・全然分からん・・・!)
・・・若干1名は、授業についていけてないのだが。
そして、放課後となり、惇は自主練に向かった。
すると、そこにいたのは
惇「・・・箒?」
箒がそこにいた。しかも、打鉄を身に纏っていた。
箒「やあ、惇。」
惇「え?てか、何で?」
惇は、箒がいる事に驚いていた。
箒「驚かせてしまってすまないな。訓練機の貸出し予約が取れてな。私も、ISを動かしてお前と剣を交えたいと思ったんだ。」
箒は、貸出しの予約が取れたのと、ISを纏いながら剣を交えたかったと言った。
惇「成程・・・」
惇は、箒の理由を聞き納得した。
実を言うと、この貸出しの予約で書類を提出した際、少しこのようなやり取りがあった。
数日前
箒「こちらを宜しくお願いします。」
箒は、訓練機の貸出しの予約用紙を係員に見せた。
「はい。えっと・・・」
係員は、用紙を丁寧に確認すると
「篠ノ之・・・箒さん・・・」
箒の名字を見て表情を僅かに変え
「あなたが篠ノ之束の妹なのね。」
箒「はい。それが何か?」
「あの篠ノ之束の妹なら、こんな用紙を提出しなくても名前だけ言ってくれればいつでも貸してあげるわよ。」
束の妹と知り、名前を言えば、自由に貸しても良いと言った。
しかし
箒「すいませんが・・・私は篠ノ之箒です。そのような特別扱いをしないで下さい。」
箒「あくまで一生徒として、私を見て対応して下さい。」
箒は特別扱いをせず、1人の生徒として対応するよう、係員に凛とした態度で答えた。
「け、けど・・・あなたは・・・」
しかし、それでも係員は食い下がったのだが
箒「どう言おうと、私の意見は変わりません。それでも私を特別扱いしようとするなら、織斑先生に報告しますよ。」
諦めないなら千冬に報告すると言うと
「・・・分かったわ。」
係員は諦めた。
この時、他の生徒達も一連のやり取りを見ており
(((篠ノ之さん・・・凄いな・・・)))
箒を尊敬の目で見たのだった。
現在
この時の事を思いだした箒は
箒(あの様な特権・・・私はいらない・・・)
箒(私は・・・篠ノ之箒だ!)
自分は篠ノ之箒という1人の人間だと心の中で呟くと
箒「惇・・・始めよう。」
惇「ああ。」
打鉄の近接ブレードである日本刀『葵』を抜き、構えた。
惇も、『打鉄・改』を展開すると
ガキィン!!
『村正』を展開し、互いの刃が激突したのであった。