大きな爆発音と衝撃が、アリーナ全体に走った。
セシリア「何が起きましたの・・・?」
箒「襲撃なのか・・・?」
簪「分からない・・・」
箒達は、突然起きた事に戸惑っていた。
惇「一体、何が起きたんだ・・・?」
惇も同様で、戸惑いを隠せなかった。
彼らだけじゃない。
「何・・・?」
「攻撃が逸れたの・・・?」
「地震・・・?」
観戦してた周りの子達も、同様だった。
管制塔では
山田「システム破損!何かがアリーナの遮断シールドを貫通してきたみたいです!」
千冬「試合中止!鳳!織斑を連れて直ちに退避しろ!」
緊急事態を知り、鈴音に退避指示を下した。
それと同時に
「な、何よこれ!!」
「出れなくなったわよ!!」
観客席の扉が、全てロックされ出れなくなってしまい、生徒達がパニックを起こしていた。
惇「コレは・・・ヤベェな・・・!」
セシリア「ええ。皆パニックを起こしておりますわ・・・!」
その状況が悪いと感じた惇は、スマホを取り出し、電話を掛けた。
その相手は
千冬『私だ!何だ、足立!』
千冬だった。
何故彼女の番号を知ってるのかと言うと、クラス代表決定戦の後、千冬から謝罪と同時に何かあったら掛けるようにと番号を交換したのだ。
惇「織斑先生!扉がロックされて開かなくなっております!何とか出来ませんか!!」
千冬『何!?』
扉が開かなくなっていると聞いた千冬は、電話越しながら驚きの言葉が聞こえた。
千冬『山田先生!』
山田『駄目です!システムがハッキングされてて、復旧に時間が掛かります!』
山田は、扉のハッキングから復旧するに時間が掛かると言った。
惇「なら・・・扉を破壊します!」
それを聞いた惇は、扉を破壊すると言った。
千冬『何!?・・・いや、それしか無いか・・・』
千冬『分かった!緊急処置として、許可する!』
千冬は、驚いたがそれしか無いとすぐ冷静になり、惇に許可を出した。
惇「良いんですね?言われなくても勝手に壊すつもりでしたけど?」
惇は、良いんだなと確認を取ると
千冬『構わん!責任は全て私が取る!それと・・・出来れば鳳達と合流して欲しい・・・』
責任は全て取ると千冬は返し、鈴音達と合流してくれと言った。
惇「・・・分かりました。」
惇は、千冬の気持ちを察し、了承した。
そして、スマホを切ると
惇「箒!セシリア!簪!今から扉を破壊する!その後、俺はすぐにアリーナに向かう!」
セシリア「分かりましたわ!」
簪「うん!」
セシリア達にアリーナに向かおうと言った。
箒「私は、皆と一緒に避難する!だから・・・!」
箒は、皆と避難すると言い、途中で言葉が途切れたが
惇「戻るから・・・な?」
惇は、箒の頭を優しく撫でて返した。
そして、惇は部分展開をし、村正を出すと
惇「今から扉を破壊する!皆は下がれ!」
皆に下がるよう指示をしたが
「ちょっと!そこ早く退きなさいよ!私が先に避難するんだから!」
「何よ!私が先よ!!」
皆我先にと争っており、指示を聞いてなかった。
その時だった。
バシュ!
「「「っ!!」」」
彼女達の足元に、何かしらのレーザーが掠められ、皆一斉にレーザーが出た方向を向いた。
その先にいたのは
セシリア「皆さん!落ち着きなさい!!」
ブルー・ティアーズを部分展開していたセシリアがいた。
セシリア「いつまでも我先にと自分勝手に振る舞い、争っていては、避難出来ませんわ!!まずはひとまず落ち着き、私達の指示に従いなさい!!」
セシリアは、皆に毅然とした態度で言葉を発した。
それに、皆一同に落ち着き
セシリア「さぁ、惇さん!」
惇「ああ!」
ズバッ!
扉を破壊した。
そして
セシリア「さぁ、皆さん!2列にお並びになりなさい!誰か怪我してる方はいませんか?もしいたら、その方を最優先に列の前に移動して下さい!」
セシリアは、皆に避難指示を下していった。
そして、惇はそのまま直ぐに鈴音達がいるアリーナに向かったのだった。
一方、鈴音は
鈴音「何よ、一体・・・っ!」
突然の出来事に戸惑ったが
『警告!ステージ中央に熱源!所属不明のISと断定!ロックされています!』
鈴音「惚けてる場合じゃないわね・・・どうにかして切り抜けないと・・・!」
所属不明のISが中央におり、攻撃されそうになっているとの知らせが入り、直ぐに切り替えた。
それと同時に
千冬『鳳!織斑を連れて直ちに退避しろ!』
千冬から退避の指示を聞き
鈴音「今所属不明のISにロックされましたので、避難は非常に難しいです!急ぎ、救援をお願いします!」
鈴音は、避難は難しい状況であるため、救援要請をお願いした。
千冬『・・・分かった!それまで奴が観客席を攻撃しないように引き付けておいてくれ!それと・・・織斑の事も宜しく頼む!』
千冬は、それまで観客を襲わないよう引き付けておくよう指示した。
鈴音「分かりました!一夏も何とか避難させます!」
そして、通信を切った鈴音は
鈴音「さてと・・・一夏は?」
一夏の様子を見に直ぐに撃墜された場所に向かったが
鈴音「うわっ!」
謎のISが、鈴音にビームを放った。
驚いた鈴音だったが、咄嗟の反応で躱すと
鈴音「喰らいなさい!」
龍砲を発射し、謎のISにダメージを与えた。
その隙に
鈴音「起きなさい、一夏!」
直ぐに一夏の元に到着し、声を掛けた。
一夏「うっ・・・」
すると、一夏は目を覚まし
一夏「何だ・・・俺は一体・・・って、何だコイツは!?」
最初は惚けていたが、謎のISを見ると直ぐに驚きの表情に変わった。
鈴音「気がついたのね!状況が状況だから簡単に説明するわね!試合は中止!今攻撃してきた相手は敵で、メチャクチャ強い!だから、私が時間を稼いで奴を引きつけるから、アンタはピットに避難して!」
鈴音は、早く避難するよう一夏に言った。
しかし
一夏「逃げるって・・・女を置いてそんな事出来るか!俺も戦う!」
一夏は、一緒に戦うと言い始めた。
鈴音「アンタこそ何言ってんのよ!アンタのシールドエネルギーは残り僅かなのよ!戦う事が出来ないアンタは足手纏いなの!だからさっさと逃げて!」
鈴音は、一夏に再度避難するよう強く言ったが
一夏「嫌だ!女を置いて逃げるなんて、男じゃない!だから、俺も戦う!」
一夏は女の子を置いて避難するのは男じゃないから残ると返した。
一夏(女に守られるなんて・・・男として最悪だ!せめて・・・鈴を守らなきゃ、男じゃない!)
加えて内心、女の子に守られるのは自身のプライドが傷付くと思ったのだ。
鈴音「別に私も最後までやり合うつもりは無いわ。さっき千冬さんに救援要請をお願いしたの!その救援が来たから直ぐに私も避難するから・・・っ!」
そんな一夏の気持ちを察した鈴音は、一夏にますます幻滅しつつも、救援が来るまで何とか持ち堪えるから、その救援が来たら直ぐに避難するから逃げるよう伝えてる途中
鈴音「一夏!」
敵ISからビームが放たれ、鈴音は咄嗟に一夏を庇い伏せた。
とは言え、完全に避ける事が出来ず、シールドエネルギーを消耗した。
鈴音「くっ・・・!早く避難しなさい、一夏!見ての通り、敵は出鱈目な攻撃力を持ってるわ!今アンタがアレを喰らえば、直ぐにあの世行きよ!だから、早く逃げなさい!私が何とか時間を稼ぐから!」
鈴音は、顔を歪ませながら一夏を説得するが
一夏「嫌だ!俺は男なんだ!そんな・・・女に守られて敵に背を向ける卑怯者になんて・・・俺はなりたくない!」
一夏は聞く耳を持たなかった。
鈴音「だーかーらー!今はそんな事言ってる場合じゃないでしょう!」
一夏「うるさい!俺は残る!残ると言ったら残るんだ!そして、皆を守るんだ!」
鈴音も次第にイライラし始め、再度説得するが、一夏は皆を守るから残ると頑なに避難を拒んだ。
その時だった。
惇「2人とも、大丈夫か?」
惇が、『打鉄・改』を身に纏いながら2人の目の前に現れたのであった。
投稿出来ました。
ちょっと、強引に纏めた感がありますが・・・読みにくかったらお許し下さい。
それでは、また。