鈴音が、一夏と決別した翌日の朝。
山田「皆さん、明日からゴールデンウィークに入ります。それが明けると本格的にIS実習も始まりますので、事故や病気に気を付けて下さいね。」
「「「はーい!」」」
山田先生が、朝のHRを行っていた。
そして
山田「それでは、朝のHRを終わります。」
山田先生が、HRを終え、教室を後にした。
すると
「そう言えば気になったんだけど・・・」
「ん?何?」
「織斑先生、昨日からあまり喋らなくなったね・・・」
「そう言われてみれば・・・」
クラスの皆が、千冬があまり喋らなくなった事について話し始めた。
「今なんて、山田先生が取り仕切ってたもんね。」
「授業も殆ど山田先生が担当してるし・・・もう山田先生が実質担任だよね。」
「でも、山田先生って、優しいし授業も丁寧に教えてくれるから、とても分かりやすいよね。」
「確かに!」
最早、クラスの担任は実質山田先生になっていると言いつつ、山田先生の教鞭は良いと言った。
実を言うと、先日のクラス対抗戦後の管制塔であった話し合いの一件以来、千冬と山田先生との間に少し溝が出来てしまい、目を合わせる事も無くなった。
加えて、楯無と千冬との間にも溝が出来てしまっていた。
惇「皆が言うように、確かに織斑先生、昨日殆ど喋らなかったな・・・山田先生と目も合わせねーし・・・」
箒「そうだな・・・確かに千冬さんと山田先生、目を合わせてなかったな・・・」
セシリア「私と惇さんが管制塔を出てから、一体何があったのでしょう?」
惇達も、千冬と山田先生との間に何かあったと感じていた。
そして、その日の授業も、山田先生主導で進められ、放課後となった。
惇「さて・・・行こっか、箒。」
箒「ああ。」
惇は、箒と一緒に教室を後にした。
惇「なぁ、箒。」
箒「ん?何だ、惇?」
惇「明日からゴールデンウィークだけど、なんか予定ある?」
惇は、箒と一緒に歩いていて、彼女にゴールデンウィークの予定を尋ねた。
箒は、口元に指を当てて考えると
箒「いや・・・特に無いな。」
無いと答えた。
惇「そうか・・・良かった・・・」
箒「?」
箒は、何故惇が良かったとホッとした表情を浮かべたのか疑問に思うと
惇「ああ・・・実は・・・」
惇は、箒の耳元に近付き喋った。
その内容は
箒「ね、姉さんが・・・私に!」
束が、箒に会いたいという事だった。
惇「ああ。昨日の夜お前が風呂入ってる間に電話かかってきて・・・お前に会って謝りたいって言ってきてな・・・」
惇「昨日のうちに聞こうと思ったんだが・・・時間が時間で・・・すまん。」
本当は昨日のうちに相談しようとしたのだが、遅い時間だった為、後になってしまったので謝った惇。
箒「良いんだ。私は気にしてない。私も、姉さんに会いたいと思っていた時だったんだ。」
箒は、別に気にしてないと言いつつ、ちょうど束に会おうと思っていたと加えた。
惇「そうか!それじゃあ・・・」
箒「ああ。姉さんに会いに行こう。」
箒は、束に会おうと言った。
惇「分かった。では早速、束さんに連絡するよ。」
箒「ああ。」
そして、惇は束に連絡し、会う約束を交わしたのだった。
セシリア「さてと・・・明日も奉仕活動ですわ・・・簪さんも、無理に手伝わなくても良いんですのよ?」
セシリアは、先日の一件による罰で奉仕活動を行っており、この時に簪が彼女の奉仕活動を手伝っていたのだ。
簪「良いの。私がやりたいと思ってるんだから・・・」
簪は、別に無理してやってるわけでは無く、やりたいからやってるだけだと言った。
セシリア「ふふ・・・ありがとうございます。」
セシリアは、気品に溢れる笑みを浮かべながらお礼を述べたのだった。
一方、一夏はというと
一夏「・・・」
少し元気が無かった。
その理由は
一夏(何でだよ・・・何で・・・鈴は・・・)
鈴音に関する事だった。
昨日、鈴音に絶交だと言われ、今朝
一夏「お、おはよう、鈴・・・」
鈴音に挨拶したが
鈴音「何、『織斑君』?馴れ馴れしく名前で呼ばないでくれないかしら・・・」
鈴音は、無表情で他人のような態度で言われ
一夏「な、何で・・・?」
一夏は戸惑いを隠せず
鈴音「そこ、退いてくれないかしら?」
そんな一夏にお構いなく、鈴音は冷たい声で退くよう言われ
一夏「い、いや・・・鈴・・・!」
一夏は負けずに鈴音に言おうとしたが
鈴音「・・・退け!」
鈴音が少しドスの聞いた声で言うと
一夏「っ!」
一夏は退いた。
鈴音「・・・」
そんな一夏に対し、鈴音は冷たい目で見て、その場を後にしたのだった。
一夏(何で・・・何で何だよ、鈴・・・何でそんな酷い事出来んだよ・・・)
一夏(それに、皆を守るの何が悪いんだよ・・・)
一夏は、何故そんな態度が取れるのか、皆を守るのその皆は誰だと言われ、しっかり答えたのに何故悪いのか分からなかった。
一夏「何でだよ・・・」
その呟きに答える者は、誰もいなかった。
そして、ゴールデンウィークを迎えたのであった。
投稿出来ました。
少しオリジナルのお話を入れました。
上手く書けたか分かりませんが・・・。
それでは、また。