惇と一夏の手合わせが終わった翌日。
ゴールデンウィークが終わり、再びIS学園に日常が戻って来た。
セシリア「奉仕活動期間、手伝ってくれてありがとうございますわ簪さん。」
簪「ううん。気にしなくて良いよセシリア。私がやりたくてやっただけだから。」
奉仕活動が終わったセシリアは、手伝ってくれた簪にお礼を言い、簪もやりたくてやっただけだから気にしなくて良いと返した。
セシリア「ふふ・・・では簪さん。また。」
簪「うん。またね、セシリア。」
そして、2人はそれぞれのクラスに別れたのだった。
暫くして
山田「皆さん、おはようございます。席に着いて下さい。」
山田先生と千冬が、教室に入って来た。
そして、皆が席に着いたのを確認すると
山田「さて、今日から本格的な実戦訓練を開始します。訓練機ですけどISを使用しますので気を引き締めて下さいね。各自のスーツが届くまでは学校指定の物を使って貰いますが、それを忘れたら見学となりますので注意して下さいね。」
本格的にISを操作する事を言った。
山田「それでは織斑先生、お願いします。」
そして、千冬に話を振ると
千冬「では諸君。まずHRを始める前に今日からこのクラスに転校生が2人やって来る。」
転校生が2人入って来ると発表した。
これに
「「「えええ!?」」」
皆は驚きの言葉を放った。
惇(2人?何でウチのクラスに2人も入れるんだ・・・?)
惇は、何故転校生2人を1組のみに入れるのか不思議に思っていた。
そんな中
千冬「入れ。」
千冬が、教室のドアに言うと
??「失礼します。」
??「・・・」
その転校生2人が入ってきて、1人は金髪で、もう1人は銀髪で眼帯をしていた。
千冬「2人とも代表候補生で、専用機持ちだ。仲良くしてやってくれ。」
千冬が仲良くしてやってくれと皆に言うが、皆が気にしたのは金髪の子だ。
惇(男子・・・か?)
そう、その子は男子だったのだ。
そして
シャルル「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れな事も多いかと思いますが、皆さん宜しくお願いします。」
その金髪の少年、シャルルは貴公子と呼ぶに相応しい気品のある笑みを浮かべながら自己紹介をし、一礼した。
その時
「お、男・・・?」
誰かがそう呟くと
シャルル「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて本国より転入を・・・」
シャルルは同じ男子がいると聞いて転入をしたと言う途中
「「「きゃあああ!」」」
シャルル「え?」
「男子!3人目の男子!」
「しかもウチのクラス!」
「美形!守ってあげたくなる系の!」
「地球に生まれて良かったー!」
クラス全員の黄色い歓声が響いた。
惇「・・・」
そんな中、惇はシャルルの姿をジッと見ており
箒(男子・・・なのか?)
箒は、シャルルが本当に男なのかを疑っていた。
そんな中
山田「皆さんお静かに。まだ自己紹介が終わっておりません。」
千冬「騒ぐな。他クラスはまだHR中だ、静かにしろ。」
千冬と山田先生は、まだ自己紹介が終わってないのと、あまりうるさくすると、他クラスに迷惑が掛かるから静かにするようにと言い、皆静かにした。
そのもう1人の銀髪の少女は、左目に眼帯をしており、軍人のような雰囲気を醸し出していた。
??「・・・」
その少女は、皆が騒いでる中でも無口だったが
千冬「・・・挨拶をしろ、ラウラ。」
千冬に挨拶をするよう言われると
ラウラ「はい、教官。」
佇まいを直してしっかりと返事を返した。
そんな様子に
千冬「ここではそう呼ぶな。もう私は教官ではないし、ここではお前も一般の生徒だ。私の事は織斑先生と呼べ。」
千冬は呆れ笑いを浮かべながら注意したが
ラウラ「了解しました。」
少女、ラウラは変わらずの態度だった。
そして
ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」
彼女、ラウラ・ボーデヴィッヒは自身の名前を言ったが
ラウラ「・・・」
その先は何も喋らず
「「「・・・」」」
周りも、続く言葉を待っていたが変わらなかった為
山田「以上ですか?」
山田先生が確認で聞くと
ラウラ「以上だ。」
と返した。
すると
ラウラ「む?」
ラウラは、ある1点に視線を向けると、そちらに向かって歩いて行った。
その1点は
ラウラ「・・・貴様が、織斑一夏か?」
一夏だった。
一夏「ああ、そうだけど?」
一夏は、そうだとラウラに返したが
ラウラ「・・・そうか。」
ラウラは唯、そう一言言うだけですぐ踵を返したのだった。
一夏「?」
一夏は、何が何なのか分からなかったが
箒(あの目・・・恐らく・・・)
箒は、ラウラの目を見て彼女が一夏に対しどう思ったのか察したのだった。
そして
千冬「ではHRを終わる。今日は2組と合同で、IS実習を行う。各人はすぐに着替えて、第2グラウンドに集合。それから織斑と足立。」
一夏「はい?」
惇「何すか?」
千冬「デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子同士だ。解散!」
千冬は、惇と一夏にシャルルの面倒を任せ、山田先生と一緒に教室を後にしたのだった。
シャルル「君が織斑君と足立君?初めまして。僕は・・・」
シャルルは、まず前列の席にいる惇と一夏に挨拶をしようとしたが
一夏「ああ。良いから良いから。とにかく移動が先だ。」
一夏は遮り
シャルル「っ!?」
シャルルの手を取って教室を出ようとした。
惇「織斑は先に行っててくれ。」
しかし惇は、一夏に先に行ってくれと言った。
一夏「・・・分かった。」
これに一夏は、一瞬苦い顔をしたがすぐに切り替え、シャルルと一緒に教室を後にした。
そんな様子を
「「「ハァ〜・・・」」」
女子達は何か想像を膨らませていた。
・・・何を想像してるんだ、君達は?
そんな中
惇「どうした、箒?」
惇は、箒に話しかけた。
一夏を先に行かせた理由は、箒が惇に目配せをしたのだ。
それに気付いた惇は、一夏を先に行かせたのだ。
箒「なぁ、惇。」
惇「ん?」
箒「シャルルって子だが、彼は・・・」
箒が、シャルルの事を疑っていた。
その事を察した惇は
惇「確かに・・・なんか気になるな・・・3人目が出たなら、ニュースになってるんじゃねーかなと思うんだけど・・・」
箒「うむ・・・」
確かに気になると言ったが
惇「兎に角、今は後だ。早く着替えねーと、織斑先生に怒られちまう。」
箒「ああ、そうだな。」
今は着替えてIS実習に行こうと言ったのだった。
因みに余談だが
惇「まぁ、制服の下に着てるから、脱ぐだけなんだがな。」
箒「まぁ・・・そうだな・・・」
2人とも制服の下にISスーツを着ていたのであった。
連続投稿出来ました。
あの2人を登場させました。
少しオリジナリティを加えましたが・・・どうだろう?
それでは、また。