その日の授業を終えた惇は
惇「ボーデヴィッヒさん。」
ラウラに話し掛けた。
ラウラ「足立か。私に用か?」
惇「ああ。今度の学年別トーナメントのタッグなんだけど、誰と組むか決めた?」
惇は、ラウラにタッグの相手は決まってあるのか尋ねた。
ラウラ「いや、特に決めてないな。」
ラウラは、決めてないと言い
ラウラ「だが、お前と組んでみたいな。」
ラウラから惇と組みたいと言ってきた。
惇「え?」
これには、流石の惇は目を見開き驚きの表情を浮かべた。
ラウラ「お前のISでの戦いぶりを実は動画で見たのだ。加えて、普段の行動を見ていた。その2つを見て確信した。お前は強い。客観的に見て、教官に匹敵するかそれ以上の力を持っている。」
ラウラ「私のレーゲンは主に中遠距離メインでな。お前との相性は良いと思う。それに、私のAICだと、バディのフォローが必要でな。」
ラウラ「これは1対1なら効果はあるが、複数相手だと面倒だ。それで、私のフォローをしてくれる相手を求めていたのだ。」
ラウラは、自身のISであるシュヴァルツェア・レーゲンの装備AICを活かせるパートナーを求め、そのパートナーが惇なら良いと思ったのだ。
惇「成程・・・実は俺も、君にパートナー相手を頼もうと思っていたんだ。」
ラウラ「そうか。なら話は早い。早速提出するとしようか。」
惇「そうだな。ああ、これからバディだ。俺の事は惇と呼んでくれ。」
ラウラ「なら、私の事はラウラで良い。では、行こうか。」
惇の言葉を聞き、ラウラは早速申請書を提出しようと言った。
その際余談だが
ラウラ「惇みたいな人をサムライと言うのであろう!やはり日本のサムライは素晴らしいな!」
惇「あ、ああ・・・ありがとう・・・」
ラウラは、侍について熱く語り、惇は少し顔を引き攣らせていたのだった。
その後、互いにISを展開して模擬戦を行った。
最初にラウラのAICを体験してみて
惇「これがAIC・・・確かにスゲー!」
ちょっと興奮していた。
だが
惇「ハァッ!」
ズバッ
ラウラ「何!?」
AICを一刀両断し、流石のラウラも唖然とした。
ラウラ「AICをその刀で斬るとは・・・面白いものだな!」
しかし、ラウラは面白そうに笑みを浮かべ、模擬戦を続けた。
その結果は、引き分けだった。
惇「ああ!ダメだったか・・・」
ラウラ「私もだ。しかし驚いたぞ、まさかAICを斬り捨てるなど初めてだ。」
ラウラ「やはり惇は、現代日本に生きるサムライだ!」
ラウラは、AICを一刀両断で切り捨てた惇に興奮し、現代の侍だと言ったのだ。
惇「あ、あはは・・・それはどうも・・・」
惇は、そんなラウラに少し苦笑しつつも会話を楽しんだのだった。
一方箒は
箒「簪。今度の学年別トーナメントだが、私と組まないか?」
簪にパートナーを頼んでいた。
簪「うん、良いよ。私も、箒と組みたいと思ってたんだ。」
簪は、すぐ了承し
箒「そうか。なら、早速申請書を提出するとしようか。」
簪「うん!」
2人で申請書を提出しに向かった。
この時
簪「ねぇ、箒。」
箒「ん?」
簪「最近篠ノ之博士とはどうなの?」
簪は箒に束とは最近どうなのか尋ねると
箒「姉さんとか?たまに電話したりするぞ。大切な家族と他愛もない話をするのが、こんなに幸せだとは思わなかったな・・・」
箒は、他愛もない話をするがそれが楽しいと言った。
簪「そっか・・・私も・・・お姉ちゃんと話すの楽しいな。」
簪も、楯無と話すのが楽しいと言った。
実を言うと、惇と箒が初めて簪と対面して以来、簪は楯無と話し合ったのだ。
この時、楯無は何故簪にあのような事を言ったのか、全て話したのだ。
全てを聞いた簪は、楯無を許し、それからよく話すようにしたのだ。
因みに彼女のISである『打鉄・弐式』は、話し合って以来吹っ切れたのか、本音や色んな整備科の人達に協力を頼み、今完成に近付いているのだ。
箒「そうか・・・後は簪のISが完成するのを待つだけだな。」
簪「うん・・・」
箒の言葉に、簪は笑みを浮かべたのだった。
そして、互いに別れた後、箒は剣道場に向かい、あの日本刀『緋宵』を使っての練習をした。
箒「ハァッ!エイッ!」
凛々しい掛け声と共に剣道場の真ん中で緋宵を使って、周りにある巻藁を斬り捨て
カチン
最後に血振りをして鞘に納めた。
この時の彼女の練習風景を見ていた剣道部含め多くの者は共通して思う事があった。
「日を重ねるごとに太刀筋が鋭くなってる。まるで女剣聖のようだ。」
「剣を振るう姿は、日に日に増す美貌と組み合わさって、非常に絵になる。」
など、箒の剣の腕と加えて増していく美貌を褒め称えている言葉だった。
そんな声に驕る事無く、箒は更に腕を磨き続けた。
箒(例え訓練機の打鉄でも、使い方次第では専用機に負けない力がある!)
箒(先日の合同演習で、山田先生がそれを体現してくれた!)
箒(私にも出来るか分からないが・・・出来る事をやるだけだ!)
箒は、決意の言葉を内心言うと
箒「ハァッ!」
居合抜きをしたのだった。
そして、練習を終えた箒は、部屋に戻ると
箒「惇は・・・まだ帰ってないのか・・・」
惇が、まだ帰っていない事に気付いた。
すると
箒「んっ・・・」
箒は、部屋で1人唇を人差し指でなぞり始めたのであった。
連続投稿出来ました。
それぞれの話、上手く書けたかな・・・?
それでは、また。