臨海学校2日目。
今日から本格的な実習の始まりとなる。
皆それぞれ各自決められたグループに分かれて、ISの各種装備試験などを午前中から丸1日行われる。
当然ISを稼働する為、全員ISスーツ姿だ。
惇が所属するグループは、セシリアと鈴音、箒に簪といったメンバーとなった。
惇「朝からずっと実習って、聞いただけでも嫌になんな・・・」
箒「仕方があるまい。これは実習だからな。」
惇「そうなんだよな。やんねーと、成績に思いっ切り直結するし・・・」
鈴音「そうそう、やるしか無いわよ。おまけに私達の担当教師が・・・」
セシリア「織斑先生ですわ・・・」
簪「お姉ちゃんも去年織斑先生が担当だったって聞いたな。」
箒「そうだったのか・・・」
鈴音「どのくらいだったか聞いた?」
すると、鈴音が千冬の実習はどれ程厳しかったか聞いたかと尋ねたが
簪「それなんだけど・・・」
回想
楯無「簪ちゃん。明日の臨海学校、楽しんできてね。」
簪「うん。2日目の実習は大変だと思うけど、頑張るよ。」
簪「お姉ちゃんは、去年の臨海学校での実習の担当は織斑先生って聞いたけど、どうだったの?」
簪は、何気なく尋ねると
楯無「ああ・・・うん。厳しかったわよ・・・とっても・・・アハハ・・・」
楯無は、苦笑いを浮かべながら目を逸らして答えた。
簪「厳しかったって、どれく・・・」
楯無「それ以上は聞かないで!」
簪がどの程度厳しかったか尋ねようとするも、楯無は強硬に拒否したのだった。
回想終了
簪「と言った感じで聞けなかった。」
簪の言葉を聞き
鈴音「な、何よそれ・・・生徒会長が言いたくない程って、どんだけヤバいのよ・・・」
鈴音は顔を引き攣らせた。
箒「まぁ鈴。ココはしっかり受けないと駄目だぞ・・・」
惇「確かに・・・」
惇(あの楯無さんがビビるって、どんだけだったんだよ・・・まぁもしかしたら、ちょっとふざけていたからそれに灸を据えようとしたのかもしんねーし・・・)
惇(これは聞かないでおくか・・・)
惇は、楯無がそこまで怯える程なのかという反面、当の本人が調子こいてたからお灸を据えたのではないのかと思った。
すると
千冬「静かに!これより実習を始める!」
千冬の声が響き、皆ビシッとなった。
その時
セシリア「織斑先生。始める前に聞いても宜しいでしょうか?」
セシリアが千冬に声を掛けた。
千冬「何だ?」
セシリア「何故織斑さんが私達と同じグループにいるんでしょうか?」
セシリアが、何故自分達のグループに一夏がいるのか尋ねた。
惇(そういや、何でかココにいるんだよな、織斑は・・・)
惇も、何故一夏がいるのかずっと気になっていた。
すると
一夏「何故って、ココは俺の班のメンバーだろうが?」
一夏が、自分もこの班のメンバーだと返した。
この発言に
鈴音「アンタ何寝ぼけた事言ってんのよ。この班は事前に決められたグループよ。アンタの班は別よ。」
鈴音「早く戻ったらどう?自分の班に。」
鈴音は自分の班に戻るよう言った。
一夏「何言ってんだよ!ココは俺の班だ!」
しかし、一夏は自分の班だと強く返し
一夏「なぁ箒!お前もそう思うだろう?」
箒に同意を求めた。
彼が自分の班だと言う理由。それは
一夏(箒がいる班なんだぞ・・・別の班に戻るなんてごめんだ・・・!)
一夏(もし箒と一緒だったら、目を覚まして俺に気が向くはず・・・その時あのエロい身体は俺の物に・・・!)
箒と一緒にいたいからと、彼女の身体目的という理由だ。
しかし
箒「早く自分の班に戻れ、一夏。」
その対象である箒から返ってきたのは、冷たい声と表情だった。
一夏「なっ!?」
一夏は、何故そのような態度を取られるのか分からず戸惑っていた。
箒「決められた班に戻れと言ったんだ。周りに迷惑を掛けるな。」
そんな一夏に、箒は戻るよう言った。
しかし
一夏「な、何でそんな事言うんだよ、箒!」
一夏は箒の言葉に耳を貸さなかった。
簪「・・・」
簪は何も言わなかったが、その目はどこか怒りを通り越して呆れていた。
千冬「ハァ・・・」
千冬は、頭に手を当てて呆れた表情を浮かべつつも
千冬「放っておけ篠ノ之。相手にするだけ時間の無駄だ・・・」
箒「はい・・・」
無視するよう言った。
一夏「なっ!?千冬姉!?」
千冬「織斑先生だ!!もう何度言えば理解出来る!!」
一夏「うっ・・・!」
千冬「織斑・・・このグループにいたいなら勝手にしろ。ただし、今日の実習の評価は0だぞ。」
千冬は、好きにしろと言ったが、実習の成績は0にすると言った。
一夏「な、何でだよ!?」
千冬の発言に一夏は、驚き表情を浮かべた。
千冬「何をそんなに驚いている。お前のやっている事はサボりと同義だ。サボる生徒を評価する教師がどこにいる?」
千冬「早く元の班に戻れ。」
千冬は、早く戻るよう言うが
一夏「違う!俺はサボってない!ちゃんと自分の班にいる!」
一夏は聞く耳を持たなかった。
千冬「・・・もう良い。そんなにこの班に居たいなら好きにしろ。だが、さっきも言ったように実習の評価は0だからな。」
千冬「お前達も、アイツの相手をする必要は無い。何か言ってきても無視しても構わんからな。」
そんな一夏に、千冬は呆れながら無視し、実習を始めようとした。
千冬が言わずとも、皆は勿論一夏を相手にするつもりが無いようだ。
一夏「クゥゥッ・・・!!」
一夏は怒りで顔を歪ませつつも、未だに戻る事はしなかった。
惇(いや怒るんだったら自分のグループに戻れよ・・・メンドクセー・・・)
そんな彼に、惇は内心愚痴っていた。
千冬「さて・・・先ずは・・・」
そんなこんなで改めて始めようとしたその時
ピリリリ
千冬「ん?」
山田「あら?」
千冬と山田先生のジャージのポケットの中にあるスマホから着信音が流れた。
2人共スマホを取り出すと
千冬「っ!」
山田「これは!」
少し驚いた顔をしつつもすぐに厳しい表情に変わり
山田「織斑先生!」
千冬「ああ!実習は中止!今すぐ旅館に戻れ!専用機持ちは私と一緒に!」
実習の中止を言い、加えて専用機持ち達は全員千冬と共に来るよう命じたのであった。
投稿出来ました。
上手く書けたかな・・・?
ちょっとオリジナリティも加えているので、読みにくいと思いますが、お許しを。
それでは、また。