※この作品はR-18です。

ISーもう一人の男性操縦者   作:ホークス馬鹿

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82話です。


82話

実習が中止となり、皆旅館に戻った。

専用機持ちメンバーは、旅館の1番奥に設けられた宴会用の大座敷で集められた。

そこには、即席の機材や設備が揃っており、即席の司令室のような形になっていた。

因みに先程

 

一夏「俺も参加する!」

 

一夏も参加すると言い

 

千冬「お前は部屋に戻れ!」

 

千冬は戻るよう言った。

 

一夏「何でだよ千冬姉!?」

 

千冬「織斑先生だ!!いい加減にしろ!!お前は専用機持ちではないんだ、今すぐ部屋に戻れ!!」

 

一夏「け、けど・・・!」

 

千冬「言う事聞かないのなら、身柄拘束で学園に強制帰還させるぞ!!」

 

千冬も流石に激怒し

 

一夏「っ!・・・分かったよ!」

 

一夏は部屋に戻ったのだった。

 

千冬「ふぅ・・・見苦しいところを見せてすまない。では、現状を説明する。」

 

千冬は目を閉じて深呼吸をし、改めて冷静になり説明を始めた。

 

千冬「2時間前、ハワイ沖で試験稼働にあったアメリカ・イスラエル共同開発の第3世代型のIS『銀の福音』、通称『福音』が制御下を離れて暴走。監視空域より離脱したとの連絡があった。」

 

千冬の話に、皆真剣な表情で聞いていた。

彼女達は、正式な国家代表候補生である為、こういった事態に対しての訓練も受けており、特にラウラは代表候補生以前に軍人でもある為、真剣そのものの眼差しだ。

惇も、皆と比べてまだISを乗りこなした時間は短いが、それでも皆と同様真剣な表情だ。

 

千冬「情報によれば、無人のISという事だ。」

 

惇「無人・・・」

 

無人と聞き、惇はポツリと呟いた。

 

千冬「その後、衛星による追跡の結果、福音はここから2キロ先の空域を通過する事が分かった。時間にして50分後。学園上層部からの通達により、我々がこの事態に対処する事となった。」

 

千冬「教員は学園の訓練機を使用して空域及び海域の封鎖を行う。よって、本作戦の要は専用機持ちに担当して貰う。」

 

千冬の説明を聞き

 

惇「ちょっと待って下さい。何で俺らが対応しなきゃなんないんすか?これはアメリカとイスラエルの問題なんだから、俺ら無関係の者達が首突っ込めばメンドーな事になるんじゃ・・・」

 

惇は何故自分達が対処しなきゃならないのか尋ねた。

 

千冬「足立の言う通りだ。しかし、福音は現在音速飛行中で向こうにある他のISが追っても間に合わないそうだ。」

 

千冬の回答を聞き

 

惇「それ・・・要は俺らにやらかしの尻拭いさせろって事っすよね・・・」

 

惇は、少し目付きを鋭くしながら言った。

皆も同意見なのか、揃って頷いた。

 

千冬「私も同じ気持ちだ・・・だが、既にその2国からIS委員会と学園を通して私達に指示が来ている・・・やむを得ん・・・」

 

千冬は、命令に従わざるを得ないと言い

 

「「「・・・」」」

 

惇含め、皆は何も言わなかった。

 

千冬「それでは作戦会議を始める。意見がある者は挙手するように。」

 

千冬の言葉に

 

セシリア「はい。目標ISの詳細なスペックデータを要求します。」

 

まずセシリアが挙手し、福音のスペックデータを知りたいと言った。

 

千冬「分かった。だが決して口外するな。もし情報が漏洩した場合、諸君には査問委員会による裁判と最低でも2年の監視が付けられる。」

 

千冬の厳しい言葉に

 

セシリア「了解しました。」

 

セシリアは承諾し、開示されたデータを見て皆と話し合った。

 

セシリア「広域殲滅を目的とした特殊射撃型・・・私と簪さんのISと同じく、オールレンジ攻撃を行えるようですわね。」

 

鈴音「攻撃と機動の両方を特化した機体ね、厄介だわ。しかも、スペック上では私の甲龍を上回ってるから、向こうのほうが有利・・・」

 

シャルロット「この特殊武装が曲者って感じはするね。連続しての防御は難しい気がするよ。」

 

惇「よく分かんねーけど、このデータって格闘性能が詳しく出てねーな。」

 

簪「確かに・・・もしかしたら追加されているのかも・・・」

 

ラウラ「ああ。全くの未知数だ・・・」

 

皆それぞれ、福音のデータを見て思うところを話し、どう対処するか考えた。

すると

 

惇「・・・どこかに誘導して、俺達全員で一気に攻撃するっつーのはどうだ?」

 

惇が、福音を倒す作戦を話した。

 

ラウラ「どういう事だ、惇?」

 

これに、ラウラがいち早く反応した。

 

惇「ああ・・・良いっすか?」

 

千冬「構わん。遠慮せず自分の意見を言え。」

 

惇「うっす。例えば、俺達をABCと3チームに分けて、例えばAチームがどこか無人の小島で待機して、BチームはAチームの後方で待機する。そしてCチームは福音をAチームがいる場所まで誘導して、到着したところを俺達で一気に攻撃するって言う感じだ・・・」

 

惇の発言に

 

ラウラ「成程・・・悪くない・・・」

 

ラウラは頷いた。

他の皆もラウラと同様の反応を示した。

 

惇「メチャざっくりっすけど、良いっすか?」

 

惇は、改めて千冬に聞いた。

 

千冬「・・・成程・・・良いだろう。足立の作戦を採用する。チーム分けは、私達が決める!」

 

千冬「チームを発表した後、すぐに出撃する!!」

 

千冬「それから、もし身の危険を感じたらすぐに撤退するように!!皆の命が最優先だ!!万が一の為に、山田先生を中心とした後詰部隊も編成する!!」

 

千冬「山田先生、お願いします。」

 

山田「了解しました!」

 

千冬「各自、直ちに準備に取り掛れ!!」

 

「「「はい!!」」」

 

こうして作戦が決まり、各自準備に取り掛かった。

しかしこの時、この作戦会議を密かに聞いていた者がいた。

 

??「これはチャンスだ・・・ここで俺が福音とやらを倒せば、千冬姉も皆も俺を認めてくれる・・・!」

 

??「アイツを見返す事が出来るし、何より・・・箒が絶対俺に惚れ、目を覚ましてアイツから離れて俺に靡いてくれる・・・!」

 

??「そうだ・・・俺が・・・俺が絶対正しいんだ・・・!!」

 

??「待ってろよ箒・・・必ず・・・必ず目を覚ましてやる・・・!」

 

??「お前は・・・俺の物だ・・・!」

 

その者は、濁った目で呟きながら実習で使う打鉄とラファールがある倉庫に向かったのであった。




投稿出来ました。

福音ですが、このお話では無人とさせていただきます。

原作通りのを求めていたら、大変申し訳ございません。

後・・・中々読みにくい内容かもしれません・・・。

特に作戦内容・・・分かったかな・・・?

もし分かりにくかったらすいません・・・。

それでは、また。
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