※この作品はR-18です。

悪徳プロデューサーへの転生 ~バッドエンドを回避するため枕営業させていた彼女たちに優しくしていたら、いつの間にか好意を寄せられてました ※ただし枕営業は辞めません   作:柊咲

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第41話 イギリス人美女の為に多くのコンドームを集めて

 

 

 耳を疑った。

 セシリーは今なんて言った?

 

 

 

「聞き間違いか。すまないが、もう一度言ってくれるか?」

「もう、ちゃんと聞いてないとダメじゃない……」

 

 

 

 今度は俺の耳に唇を触れさせながら、温かい吐息を吹きかけ話す。

 

 

 

「夜にね、クラブを貸し切って乱交パーティーをするの♡」

 

 

 

 どうやら聞き間違いじゃなかったようだ。

 非現実的なことを聞き、俺は大きくため息をつく。

 

 

 

「それは合法なのか?」

「さあ、どうかしらね。でも現役の警察官も参加するから合法じゃないかしら」

「そ、そうか……すまない、詳しく聞かせてもらえないか?」

 

 

 

 おかしな話だが、男として興味がないわけじゃない。

 

 すると、セシリーは俺の腕を谷間に挟みながら、左手でパンツの上から股間を撫でる。

 

 

 

「男は自分の肉体を観客にアピールして、観客の女は参加者でいい男がいたら、これを、パンツにこうやって……挟むの」

 

 

 

 セシリーは連絡先が書かれたコンドームを俺のパンツに挟む。

 だが挟んだだけで、すぐに抜き、自分のパンツに挟む。

 

 

 

「これが『夜に抱いて』のメッセージ。で、このコンドームを渡した女性を男性が気に入ったら夜にクラブでセックスができる。もちろん、いろんな人がいる前で自分だけが独占できるというわけよ」

「……他の女性からもコンドームを貰っていたらどうするんだ?」

 

 

 

 女性が気に入った男性参加者にコンドームを渡すなら、人気があれば大勢から貰う場合もあるだろう。

 ざっと見渡しても、このビーチには男性よりも女性の方が多い。

 つまり男一人に対して女性は複数人なのか? と疑問に思ったが、どうやらそうじゃないらしい。

 

 

 

「そんなの決まってるじゃない。その夜に相手できるのは男女ともに一人だけ。選ばれなかった男女は黙って見てるしかないの。ねっ、優越感に浸りながらセックスできるの想像したら……興奮してきたでしょ?」

 

 

 

 セシリーはパンツの中に手を入れる。

 勃起した肉棒を握ると、妖艶な笑みを浮かべた。

 

 

 

「ふふ、レイカが言っていたけど本当に凄いわね。長さも太さも硬さも、とっても素敵。それにわたし、指で触ってもわかるぐらい血管が浮き出てるペニスって大好きなの♡ なんだか獣みたいで、とってもそそられる……♡」

 

 

 

 慣れた手付きで肉棒を扱かれる。

 

 大勢がこちらを見る。

 男は股間を膨らませ、女は頬を真っ赤にさせる。

 大勢に見られながらの手コキは、いつも以上に興奮する。

 そしてそのことに気付いているのか、セシリーは誰にも聞かれないほど小さな声で囁く。

 

 

 

「……ほら、興奮してる♡ でも、本番はもっと興奮するわよ?」

「そうなのか?」

「大勢に見られながらするのよ? その中にはあなたに抱かれたかった女も、わたしを犯したいと思った男も見てる。どう、想像しただけで興奮してくるでしょ……?」

 

 

 

 どれほどの優越感を得られるのか、想像しただけでどんどん昂っていく。

 

 だが、セシリーは手コキを止めて俺から離れる。

 

 

 

「でもわたし、一番魅力的な男性しか興味ないの」

「それは優勝したら、というわけか?」

「いいえ、そうじゃないわ。別に屈強な男に抱かれるのは好きだけど、この大会で優勝したからってあっちも凄いってわけじゃないもの。だ・か・ら♡」

 

 

 

 セシリーは周囲に見られながら、はっきりと興奮していた。

 

 

 

「この会場の誰よりも多くのゴムを集めてきて。もしできたら、わたしの方から懇願するわ……わたしを抱いてください、ってね」

 

 

 

 なるほど、大勢の女に選ばれた男に抱かれたいというわけか。そしてそんな誰もが求める男を自分が独占したいと。

 元から自尊心やプライドが高そうな女だと思ったが、想像以上だ。

 だがそういう女も悪くない、むしろそういった女を屈服させる方が楽しい。

 

 

 

「ああ、わかった。それじゃあ夜を楽しみにしている」

「ふふ、自信満々ね。期待しているわ、ダーリン♡」

 

 

 

 頬にキスをされ、立ち去るセシリー。

 多くの男性が視線を送るが見向きもせず、声をかけられても手を振るだけで足を止めることもしない。

 澄ました態度だと言われるかもしれないが、そんな態度を取っていても多くの男性が彼女を抱きたいと後ろ姿を追いかける。

 

 いい女の特権だろう。

 

 

 

「楽しくなってきたな」

 

 

 

 まさかこんなイベントが待っているとはな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──結果から話せば、俺はこの会場で一番多くのコンドームを手にした。

 

 というより、セシリーとの今朝の絡みを大勢の女性が見ていて『あの男から声をかけられても見向きもしないセシリーが熱い視線を送っていた相手』だから、何もしなくても注目を浴びたといった感じだ。

 

 よくわからないけど人気者だからいいな、みたいな。

 

 

 

「なんだか肩透かしだな」

「ふふ、どんな理由があったとしてもあなたが一番だったのだからいいじゃない」

「だがな……」

 

 

 

 ボディビル大会も優勝できなかったしな。

 

 

 

「ダーリン、こっち向いて」

 

 

 

 夕焼けが沈み辺りが暗くなった砂浜。

 大勢の参加者が目的地へ向かう中、セシリーに止められた。

 正面に立ち、彼女はコンドームを俺のパンツに挟む。

 

 

 

「過程がどうであれ、あなたが魅力的なのは間違いないの。だから、わたしを抱いて?」

 

 

 

 上目遣いで囁くその言葉を聞いた瞬間、下がりかけていたテンションが勢いよく上がる。

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