悪徳プロデューサーへの転生 ~バッドエンドを回避するため枕営業させていた彼女たちに優しくしていたら、いつの間にか好意を寄せられてました ※ただし枕営業は辞めません 作:柊咲
「ほら、舌を出せ」
そう命令すると、眞由美はゆっくり黒目を左右に動かし周りを確認してから舌を出す。
いつもとは違う控えめな舌だ。
「おい、何を恥ずかしがっているんだ。いつもみたいにもっと出せ」
「で、ですが……」
「命令に従わないつもりか? だったら一階で踊っている男どもを呼んでやろうか。好きに犯していいぞって言ったら、きっと喜んでお前を楽しむだろうな?」
「……ッ!」
普段は地味な黒眼鏡をかけた真面目な女だが、実際は顔も身体もいい。それに今は男を興奮させるチャイナドレス姿だ。
喜んで犯してくれるだろう。
「どうするんだ?」
「……わかり、ました」
優等生が大きく口を開けてだらしなく舌を出す。
そんな敗北感丸出しな顔をされると余計に興奮する。
「これからは最初から言うこと聞くんだぞ」
「れぇろ、ちゅ……あむ、ちゅ、ちゅっ、ぱあ♡」
「嫌がっていたくせに自分から舌を絡めてきやがって。ほんと、お前は口周りを唾液塗れにするキスが好きだよな」
べっとべとに口周りを濡らす濃厚なディープキス。
初めの頃は舌すら絡めてこなかった女が、今は自分から求めてくるようになった。
「ちゅ、はむっ、ちゅぱっ……社長が、こう……しろと♡」
「自分はあくまで命令通りにしているだけってか? はっ、まあそういうことにしといてやる。だったらちゃんと、こっちも命令通りにするんだ」
いつの間にか止まっていた手の動きを催促する。
「は、はい……んっ♡ はあ、んっ、あ……っ♡」
見つめ合いながら手コキさせる。
ゆったりとした上下の動き。
手の平に付いた我慢汁がくちゅくちゅと水音を鳴らす。
その音を聞いて興奮しているのか、眞由美は手コキの動きに合わせるように切ない声を漏らす。
「手で扱いてるだけで感じてんのか?」
「そ、そういうわけでは……」
「じゃあ、なんで喘いでいるんだ。俺のペニスを扱いて興奮してんだろ?」
「……あ♡」
違うと否定しながらも声は我慢できていない。
それどころかゆっくり扱いていた手の動きは、いつの間にか激しく、それも亀頭のエラを重点的に責めるように動かしてきた。
俺の好きな部分を覚えたらしい。
そんな優秀な秘書に俺はご褒美をやる。
「ほら、ここに座れ」
「えっ、社長……あっ♡」
眞由美の身体を持ち上げると、俺に背を向けさせたまま膝の上に乗せる。
「待って、待ってください……そんな、誰かに見られちゃいますから!」
「ああ、そうだな。お前のびしょびしょに濡らしたここ見られるな?」
太股を撫で、そのまま下着へ。
愛液ですっかりびしょびしょに濡らしたそこを指先で刺激してやると、眞由美は顔に手を当て身体を震わさせる。
「あふっ……待って、下ろしてくださっ──ああんっ♡」
「おお、いつもより敏感だな。もしかして、誰かに見られるかもと思いながらされた方が感じるのか?」
「そんな、そんなことっ♡ ああっ、待って、ダメ……ダメですっ、社長♡」
触っていないのに愛液が溢れてくる。
大袈裟なんかではなく正真正銘、この女は危なければ危ないほど感じるらしい。
「ほら、周りの連中もこっちに気付いたぞ?」
「え、あっ、やだ……みなさんに、見られてる……っ♡」
他にも犯っている連中がいるのでそこまで珍しくはないが、それでも注目は少なからずあった。
顔も名前も、ましてや話したこともないジジイが鼻の下を伸ばしながら眞由美を視姦している。
「あのエロジジイにもっと見せてやれ、おら!」
「社長、待って……いやっ、見ないで……見ないで、くださいっ♡」
弱々しい声で懇願しても離れたとこにいるジジイにその声が届くわけがない。それどころかジジイを見ながら言っているんだ、向こうは誘っていると勘違いしてもおかしくない。
「おいおい、そんなエロジジイを見つめながら感じてたら誘われていると勘違いされてもおかしくないぞ?」
「ちがっ、わ、私は、私はぁ……ああんっ♡」
「それとも誘っているのか? もしかしてお前、俺だけじゃ満足できなくて、あのジジイも交ぜてやりたいのか?」
「違いますっ♡」
「おい、顔を隠すな。ちゃんとお前のエロ顔をギャラリーどもに見せてやれ」
笑いながら左右を見る。
エロジジイだけではなく他の男どもも眞由美に視線が向く。
その視線を感じたのか、眞由美は自分の意志とは関係なく腰をびくつかせる。
「イクのか?」
「んっ、あ、あっ、んん、はあ……っ♡」
耳元でそう問いかけると、眞由美は下唇を噛んで必死に堪えた。
口にしなくても何度もイカせた身体だ、わかる。
あとどれぐらい膣内を掻き混ぜてやったら、だらしなく潮を吹くかぐらい。
「イカせてほしいのか?」
「あ、ダメ、あ、あっ、ああ……♡」
どんどんと小刻みに切羽詰まったような喘ぎ声へと変わる。
そして膣内が少しずつ俺の指に絡みついてきた。
このまま何も答えなくても勝手に俺がイカせてくれるとでも思っているのだろう。
だが、
「──さて、そろそろ帰るか」
「……………………え?」
あと数回。ほんの数回刺激したら絶頂していた身体をソファーへと降ろす。
真っ赤に染まった眞由美は理解できず戸惑ったまま、立ち上がってチャックを上げる俺を見つめる。
「どうした、帰らないのか?」
「え、あ……帰る。あっ、はい、帰ります」
いつもならこのままイカされ、そのまま挿入されて何度も犯される流れ。だが一回も射精しないまま帰ることになって、歩き出してもまだ理解が追い付いていない眞由美。
車を走らせてからもこのままホテルに連れて行かれると思っていたであろう彼女。だがそのまま眞由美の家に送ってやると、何か言いたげな表情を浮かべたものの「おつかれ、さまでした……」と、自分では気付いていないだろうがはっきりと悲しがりながら帰って行った。
そして次の日も、また次の日も俺と眞由美はセックスをしなかった。
フェラで射精させることはあっても挿入することはない。それどころか指で虐めてやることもしなかった。
「どういう、ことですか……。何を考えているんですか」
何度かそう聞かれたが、俺は眞由美に考えていることを話してやらなかった。
──そして俺と眞由美が交わした約束の最終日、俺は眞由美をとある場所に連れて来た。