悪徳プロデューサーへの転生 ~バッドエンドを回避するため枕営業させていた彼女たちに優しくしていたら、いつの間にか好意を寄せられてました ※ただし枕営業は辞めません 作:柊咲
「どうも~、はじめまして♡ カレンと申しまぁす♡」
「え、あ、その……加藤、洋一郎です。……社長、えっと」
「あれ、お兄さん緊張してます? 身体とか、すっごい硬くなってますよ~」
カレンと名乗るコンパニオンがぴったりと洋一郎の隣に座り、明るく笑いながらボディータッチをする。
肩を触り、そのまま両手を洋一郎の太股に添える。
洋一郎が全身をビクっと反応させると、カレンはすぐこの男の扱い方を理解したようだ。
「あれ、あれれ、もしかして勃ってます~?」
「た、たたた、勃ってなんかないですよ!」
「うっそだ~」
「ちょ、やめっ!」
肉棒を確かめようとすると、洋一郎は「止めてください!」みたいな雰囲気を出す。
この二階席にいる者は全員、会社では上の立場の人間だとコンパニオンにも知れ渡っているのだろう。
まあ、洋一郎に関しては俺が呼んだだけのあれなのだが。
その誤解を解いたら速攻で捨てられそうなので言わないでおくとする。
「そいつは初心だからな。もう少し優しくしてやってくれ」
「はーい……って、わあ! 社長さん大胆ですねぇ♡ しかもすっごい大きい♡」
洋一郎を刺激しつつも俺にまで狙いを定めてきた。
「目の前で社長さんのあんな凄いモノを見せつけられたら、洋一郎さんもこんなになっちゃいますよね~♡ でもあれぇ、その子ってうちのコンパニオンじゃないですよね?」
「ん、ああ、こいつは俺の女だ。いつもいろんな世話をさせているんだ」
「へえ、社長さんのお世話ですか……いいなあ、カレンもお世話したいなあ♡」
明らかに俺のこと──というより、金持ちだと狙いを付けているのがわかると、眞由美の肉棒を握る手に力が入る。
まるで奪われたくないと言わんばかりの反応だ。
「さて、どうするかな……」
眞由美の頭を撫でる。
「俺はこの女で満足しているからな。特にこいつのフェラは極上だ、なあ?」
今まで命令しなければ肉棒を舐めることも、ましてや咥えることもしなかった。だがそう褒めた瞬間、眞由美は肉棒へと顔を近付け、
「……れぇろ♡」
根本からゆっくりと舐め上げる。
「毎日、毎日……たっぷり調教させたからな」
「あらら、対抗意識燃やすのに上手く利用されちゃった」
カレンが笑いながら言うが、眞由美は無視してシャワーも浴びていない蒸れた肉棒を咥え込む。
旦那の目の前ということも、ちゃんと意識させてやらないとな。
「どうした、こいつのフェラをじっくり見て」
「えっ、あ、いやその……す、すみません」
「おいおい、まさか女が男のモノを咥えているのが珍しいとか言うんじゃないだろうな」
誰だって目の前でいきなりフェラしはじめたら見入るだろう。わかっている。ただこう聞いたのは、単純に洋一郎と眞由美の性生活に話を持って行きたいだけだ。
「えっと、実は妻に……眞由美に、今までフェラしてもらったことないんです」
「そうなのか。頼んでも断られるのか?」
「ええ、まあ……真面目なタイプなので、たぶんそういうことが嫌いなんだと思います。あはは」
「それは残念だな。こんな風に、音を立てながらしゃぶってもらえないなんてなあ」
本当に残念だ。
毎日のようにフェラさせているうちに、今ではしっかりしゃぶり方も覚えたというのに。
唾液で溢れた口内で肉棒を包んで、歯を当てないように頬を窄めて、そこまでしろと命令しているわけでもないのに舌までねっとり絡ませてくる。
お前の奥さんは、すっかりペニスをしゃぶるのが大好きになったというのに。
「本当に残念だ」
頭を撫でてやると、喉を鳴らしてあふれ出た唾液と我慢汁を喉に流す眞由美。
「えー、洋一郎さんかわいそう。じゃあ、カレンがおフェラしてあげますね~♡」
俺には相手にされないと判断したのか、カレンはソファーから降りると洋一郎の目前で膝を突く。
「はい、どうぞ♡」
「え、あ、あの、カレンさん!?」
「ん、お口どうぞ♡ 洋一郎さんのおちんぽ、突っ込んでいいですよぉ♡」
さすがの対応力だ。
草食系男子の洋一郎の前で膝を突いて口を開けて見せるなんて。
「良かったな、念願のフェラだぞ?」
「社長! じ、自分は、その……」
「ったく、何度も言っているだろ、俺に繕う必要なんてないんだって。ここにお前の妻はいない。安心しろ、このことは内緒にしてやる」
「社長……」
「もう、洋一郎さんのおちんぽ早くちょうだぁい♡」
ここでやっと吹っ切れたのか、洋一郎は立ち上がり慌ててベルトを外す。
まるでしょんべんが漏れそうな男の子が、便器の前で慌ててチャックを下ろそうとしているようで笑えてくる。
「カレンさん、カレンさんっ!」
「はいはい、慌てないでくださぁい♡ カレンのお口マンコは逃げませんか……ら?」
と、洋一郎ががちがちに勃起したイチモツを取り出し、カレンの顔の前に勢いよく突き出す。
満面の笑みだったカレン──だが、洋一郎の肉棒を見て言葉に詰まらせる。
「ほ、ほら、しゃぶってよカレンさん!」
「……」
その肉棒は肉棒と呼べるモノではなかった。
例えるならウインナー。強がってみせる小さなウインナーと、吹っ切れて急におらおらしだした洋一郎に、カレンは吹き出しそうなのを我慢してそっぽを向く。
顔を背けたが、俺には笑っているのがわかった。
「ほら! ほら!」
「は、はぁい……」
それを見て、俺は眞由美の耳元で伝える。
「そりゃ、あんな貧相なモノ相手じゃセックスなんて楽しめないな」
フェラを中断して不甲斐ない夫の姿を目にした眞由美は、これ以上は見ていられないと思ったのか、ゆっくりと顔を背けた。