悪徳プロデューサーへの転生 ~バッドエンドを回避するため枕営業させていた彼女たちに優しくしていたら、いつの間にか好意を寄せられてました ※ただし枕営業は辞めません 作:柊咲
──数日後。
普段と何も変わらない日常。
いや、少なからず変化はあったか。
「……ねえ、聞いた。加藤さん夫婦離婚したんだって」
「加藤さんって、アイドルグループのマネージャーと社長秘書の?」
「そうそう。しかも旦那さんの方、退職したんだって」
「え、急に?」
「んー、急でもないんじゃない? 旦那さんの方は例の不祥事を起こした張本人だし」
「あー、レイニー・キャッツの。あの件って表では不問みたいな扱いだったけど、やっぱり水面下で何かしらあったんだ」
「ねえ。あんな損害出しておいて何のお咎めもなしだったもんね。みんな変だなって噂してて」
「しかも加藤さん、社長の前では低姿勢なくせに裏では『これも今までの俺の会社への貢献かな』とか後輩に調子いいこと言っててさ。少しスッキリしたんだよね」
「私も。クビになって少し清々してる。あっ、でも眞由美はちょっと可哀想だけど……」
「旦那さんが不祥事を起こしてから毎日のように社長に呼び出されて、たぶん小言貰ってるんだろうね」
「さっきも社長室に秘書三人はいっていったけど、きっと眞由美さんだけ残されるんだろうね」
「そうそう。でも、眞由美さん最近は少し明るくなったよね。仕事に真面目なのは変わらないけど」
「確かに。というか、すっごく綺麗になったよね。前まで黒髪を後ろで縛った……ちょっと言い方あれだけど、地味な優等生って感じだったけど」
「眼鏡も黒から赤にして、髪色も茶色にして。もしかして男ができたとか?」
「えー、じゃあじゃあ、離婚したのもその男のためとか? まさかー。少しイメチェンしたとはいえ、さすがに性格まで簡単に変わらないでしょ」
「だよねー、さすがにドラマの見過ぎかあ」
「あっ、もしかしたら社長の愛人になったとか? 一ヵ月前から執拗に社長室に呼び出されて調教されたとか?」
「もう、今度はAVの話? そういうの朝からやめてよー」
「あはは、ごめんごめん」
会社内で噂する者もいたが、それも数日──いや、数時間ほどで収まった。
洋一郎の退職。眞由美のイメチェン。
そんな夫婦の変化なんて、大きな会社にとってはどうでもいいこと。
……まあ、離婚した眞由美が悲し気だったらもう少し話題にも出たかもしれないが。
「──では、本日のスケジュールは以上となります」
「そうか、ご苦労。もう下がっていい」
「かしこまりました、では」
「ああ、眞由美は残ってくれ。例のアイドルグループの件で聞きたいことがある」
「かしこまりました」
三名の秘書からの様々な報告を受けると、俺は眞由美だけを引き留めた。
二人の秘書がお辞儀して部屋を出ると、眞由美は相も変わらず無表情で立っていた。
変わったのは地味な黒縁メガネを赤い色気のあるメガネにしたのと、就活生みたいな後ろで縛った黒髪から茶髪に変えたことぐらいか。
「例の洋一郎が担当していたアイドルグループ。あれの調整は順調か?」
「はい。最終オーディション合格者5名には既に通達済みです。それと数週間の合宿を経て、センターを決める過程をドキュメンタリーとして撮影することも説明済みです」
「そうか。その合宿については俺も同行する、日程調整は任せる」
「かしこまりました」
手短なやり取りで要件は終わった。
だが、眞由美は俺が許可するまで部屋を出ない。
「来い」
「はい」
短いやり取りをすると、眞由美は俺の側まで来る。
座っている回転イスを横に回し、両脚を広げる。
「失礼します」
眞由美はそう言うと、俺の目前で膝を突きズボンのチャックを下ろしていく。
ジジジッ。
静かな部屋にチャックを下ろす音が響くと、まだまだ硬くなっていない肉棒を取り出す。
「そういえば、京香とは上手くいっているのか?」
肉棒に舌を這わせ、手で扱く眞由美に問いかける。
「れろ、ちゅ、れぇろ……はい、京香さんにはとても良くしていただいています。それに私の知らないことも色々と教えていただきました」
眞由美と新たな契約を結んだ次の日から、眞由美は俺が所有する新しい家に住むこととなった。
そしてちょくちょく、仕事の延長線上として家に呼び付けていた。
その時に、家政婦として雇っている京香とも顔合わせさせた。
自分以外の愛人と初めて顔を合わせた眞由美は驚いていたが、京香に関しては驚くこともなく「また旦那様が新しい女を捕まえたのですね」とニコニコしていた。
そんな感じで顔合わせをした日から数日、どうやら京香と眞由美は上手くやっているようだ。
「京香には、どんなこと教えてもらったんだ?」
「ん、ちゅ……主に、性行為の所作を。今までの私が、あまりにも無知だったことを痛感しました」
「まあ、京香が出来過ぎていると言えるが。ということは、京香に先生になってもらっているわけか」
「はい。他にも料理なんかも教えてもらっています。今度、一緒にお出掛けする約束もしました」
「ほお」
気付いたら勃起させられていた肉棒を、眞由美は水音を響かせてしゃぶりつく。
言われてみれば確かにフェラも上手くなった気もするが、あの一ヵ月の契約期間で十分すぎるほど上達していたからわからない。
ただまあ、これから二人が仲良くなればなるほど新しい楽しみが生まれる。
「じゃあ、今日の夜にでも二人同時に楽しませてもらうとするか」
「ん……っ♡」
頭を撫でると、眞由美は頬を赤く染める。
「……社長がお望みなら、私は」
「お前だってしてみたいだろ、三人で」
「私の奉仕は京香さんの足下にも及ばないと思うので、少し不安です。が……三人でというのは興味あります」
「ふっ、すっかり変態になったな。そういえば、京香から学んでいるということはあいつの好きなプレイも知っているんだよな?」
「え、京香さんの……? いえ、そこまでは」
「尻穴だ。あいつは尻穴をこれで突かれるのが好きなんだよ」
「え、あ、お尻の穴を……社長の、モノで?」
戸惑う眞由美の尻を撫でると、想像したのか彼女の全身がぶるっと震える。
「今夜な」
そう問いかけると、眞由美は「はい、楽しみにしております♡」と小さく頷く。
これからも楽しめそうだと笑みを浮かべる。
それから、眞由美の朝の仕事にもさせている社長への口淫奉仕をたっぷりと堪能した。