性教育の実践課題を出された佐々波カツキは、課題の相手として、幼馴染の水無月愛梨にお願いすることに。

緊張する二人も課題のため、教科書に沿って、お互いに恥ずかしいことを乗り越えていくのだが……

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性教育の実践課題を出された佐々波カツキは、課題の相手として、幼馴染の水無月愛梨にお願いすることに。
緊張する二人も課題のため、教科書に沿って、お互いに恥ずかしいことを乗り越えていくのだが……


 
※本作は女性(愛梨)視点です。
※本作は投稿サイトのノクターンノベルズにも掲載しています。


性教育の実践課題に幼馴染を誘ったら、そのまま恋人になってイチャイチャする話

 

 

 

「久しぶりだね。2人で帰るのは」

 

 

「あ、ああ。そうだな」

 

 

 小学校を卒業して2年。幼馴染のカツキとは、少しずつ会話をすることが無くなってきた。中〇校に入って、なんとなくぎこちなくなってしまって。昔は放課後も一緒に帰っていたのに、今じゃ挨拶をする程度。男子と女子がわかれて過ごすのが普通になってしまったから。それともカツキが変わってしまったからかな。

 

 久しぶりに2人で進む帰り道。周りの視線を気にしたのか、今日は抜け道で遠回りだ。

 

 

 何だか変な気分だ。ドキドキ? ワクワク? ソワソワ?

 

 多分全部だ。昔みたいな距離感じゃないけど、すぐそばにカツキのいると懐かしくて安心する。

 

 でも昔と違ってカツキの方が背が高い。身長は中〇生になってから抜かされて、今じゃ私が見上げる方に。

 

 変わって無いようで色々変わっちゃたんだね、カツキ。

 

 

「そういえば、今日の数学の宿題。結構難しそうだったけど、あとで一緒に勉強しない? 愛梨は数学得意だろ?」

 

 

「そう? あれくらいなら20分で終わるよ」

 

 

「そ、そうか。さすが愛梨だな」

 

 

 突然宿題の話を振ってくるカツキ。褒められてちょっと嬉しい気分。でも、カツキが言いたかったのは数学の宿題の話じゃないはずだ。でなきゃこんなにも緊張してるはずがない。

 

 何だかじれったい。緊張を抑えつつ、私から話を切り出す。

 

 

「それも大事だけど、また今度でいいよね? ……それより今日は保健の課題をしないといけないし。今日カツキの家で大丈夫?」

 

 

「っ! ああ大丈夫大丈夫! 今日はお母さんもお父さんも遠くに出掛けてるから」

 

 

 同窓会があるんだって。と上擦りながら教えてくれた。

 

 同窓会か。カツキの親は、高校で出会って、交際。大人になって結婚したって聞いたことがある。

 

 やっぱり憧れる。お互いに好きになって、そのまま結婚。マンガや小説だとよくあるけど、現実ではほとんど聞かない。私もいつか彼氏できるのかな?

 

 

 カツキを横目にそんなことを考えていると、抜け道を過ぎた。もうすぐカツキの家だ。

 

 

 すると、カツキが少し心配そうな顔で

 

 

「それで、保健の課題についてだけど……本当に俺でいいのか?」

 

 

「まあ正直な話、すっごく混乱してる。課題とはいえあんなことしないといけないし」

 

 

 そう言えばカツキは深刻そうな顔になる。でも、と私は話を進める。

 

 

「でもまあ、私はちょっと安心してるよ。カツキが相手ならまあいいかなって」

 

 

 カツキから視線を逸らす。多分私は変な顔をしている。ドキドキで頭がどうかしそうだ。

 

 そしたら横からカツキが、俺も愛梨で良かった、なんて言って。

 

 

 ああー、絶対私変な顔になっちゃってる!

 

 

「っ、早く行こっ!」

 

 

 心臓の高鳴りに身を任せ、カツキの手を無理やり引っ張り、私はカツキの家へと走った。

 

 

 

 

 

 

「お、お邪魔しまーす」

 

 

 そう言って緊張しながらカツキの部屋に入る。昔と変わってないカツキの部屋だ。ベッドに勉強机にマンガが並べられた本棚。ゲームをしまった箱。少し違うのは、部屋が綺麗なこと。昔ならカツキの部屋は確実に散らかっていた。そしていつもカツキのお母さんに小言を言われてたっけ。

 

 

 昔と同じように床のカーペットに座る。カツキの部屋に私ひとりだけ。この後、私とカツキが、その、色々しちゃうんだ。そう考えると羞恥で顔に熱が溜まる。

 

 膝を抱え、悶々としていると、カツキが部屋に入ってきた。

 

 

「はい、お茶とオレンジジュースで良かったよな?」

 

 

「ああ、うん! やっぱりオレンジジュースが一番好き」

 

 

 昔みたいにオレンジジュースを用意するカツキに返答する。

 

 私、なんか変だ。もっと冷静に、クールに。

 

 

 ごくごくと勢いよくオレンジジュースを飲む。

 

 カツキがそれをにこやかに見ていた。

 

 

「ん? どうかした?」

 

 

「いや、変わって無いなって思って」

 

 

 オレンジジュースの一気飲み。

 

 

 そう言われて気づく。もう中〇生だし、はしたないかな。でもまあカツキだし、いいか。

 

 

「いいじゃん。オレンジジュースおいしいんだもん」

 

 

「もんって……他所では止めとけよ」

 

 

 あきれ顔のカツキ。それに私は何故かフフッと笑う。

 

 

 すると、さっきまであった緊張した空気がスッと引いた気がした。何か昔に戻ったみたいだ。

 

 

「久しぶりだね。カツキとこんな風に話すの」

 

 

「そう? いや、そうか。中〇生になってから俺ん家に来るのは今が初めてかもしんない」

 

 

「そっかあ。2年ぶりなんだね。でもこの部屋全然変わって無いよ?」

 

 

「いやいや、新しいゲームソフトが結構増えたんだぞ?」

 

 

 そう言ってガサゴソとゲームの箱を見せてくる。そうじゃなくてさ、もう。

 

 

「それよりもさ、先にやることあるから。ゲームはまた後でしようよ」

 

 

 カツキは慌てて手を止め、わかった、と箱をしまう。

 

 

「それにしても、保健の課題かー。こんなのあったなんて私知らなかったよ」

 

 

「え? ああそうだな。俺も最近になるまで知らなかったし」

 

 

 確か2,3年前に中〇校で始まったって話を聞いた、ような気がする。記憶が曖昧でよく覚えてない。

 

 こんな恥ずかしいこと、何で忘れちゃってたんだろう?

 

 

「突然のことだったしな。昨日の授業で突然言われたけど、誰も知らなかったみたいだし」

 

 

 そうそう。保健の授業で先生が、男女の身体……性についての話をして、その、子供の作り方とか、説明したりして、最後に課題を出したんだっけ?

 

 思い出そうとするけど、頭がモワモワとして何も思い出せない。でも課題が出たのは確信している。これだけは間違っていないはずだ。

 

 それで、その日の放課後にカツキに課題の相手を頼まれたんだ。相手をどうやって探そうか悩んでいたからカツキから声をかけてもらってとても助かったけど、うまくできるか心配もある。

 

 でも課題だし、カツキもいるし、変に誤魔化せない。

 

 もう逃げられない。覚悟を決めないと。

 

 

「じゃあそろそろ始めよっか? このまま話ばっかりしてるといつまでたっても始められないし」

 

 

「お、おう。……そうだな。じゃあ始めるか」

 

 

 私がついに話を切り出すと、カツキも覚悟を決め、学校用バッグから教科書を取り出した。

 

 

 ページ数は100にも満たないような薄い本。ちょっとエッチだけどまじめな表紙、そこには、『中〇生から始める 初めての性教育(実践編)』と書かれていた。

 

 

 初めてエッチな本を読む気分だ。実際えっちだけど、これはあくまで教科書だし。

 

 

 カツキが私の前で表紙を開く。中身はマンガでわかりやすい。そして、私たちはこの内容の通りに実践する。それが、今回の保健の課題だ。

 

 

『まず始めに、キス』

 

 

 教科書の最初のページには、キスについて書かれていた。私が読んでいるマンガのような優しいキスじゃない、大人のキス。その方法が詳細に書かれていた。

 

 

 とっさにカツキの方を見ると、顔が真っ赤だ。すると、私の視線に気が付いたのか、目が合う。合ってしまう。

 

 

 ーーーーっっ!!

 

 

 私、きっとカツキと同じくらい顔が真っ赤だ。

 

 

「な、なんだよ。これくらい知ってただろ。何恥ずかしがってるんだよ」

 

 

「そう、だけど……恥ずかしいじゃん」

 

 

 もじもじとする私に、真っ赤なままのカツキが顔を近づけてくる。

 

 あっという間に視界がカツキだけになって、あと少し、ほんの少しだけ前に近づくと唇が触れる。

 

 目と目がこんなにも近くで互いを見ている。ハアハアと興奮の息が混ざり合う。

 

 なんだか心がムズムズとして、よくわからないけど我慢できなくなった私は、最後の一線を超える。

 

 

 んっ

 

 

 初めてのキスは音がしなかった。わずかに息を鳴らした声にならない音が、一瞬響く。

 

 唇に柔らかい感触。ゴムみたいに柔らかい。でも、暖かくて、ドキドキして、気持ちがいい。

 

 

 すると、私の口の中にヌメヌメとした柔らかいものが入ってきた。

 

 

「んんっ!」

 

 

 突然の舌による蹂躙に抗議しようと思ったけど思い出す。これは教科書通りにしているだけだ。教科書には大人のキスの方法が絵で詳しく書いてあった。お互いに舌を絡ませ合い、相手を受け入れていることを行動で示す。

 

 だから私もカツキを受け入れるように舌を絡ませる。 んっ。

 

 

 くちゅくちゅと、にゅるにゅると、口も舌も合わせていく。互いの熱が回るように伝わって全身が熱くなってくる。頭も熱さでフワフワして、ドキドキして、気が付けば私は両手でカツキを抱きしめていた。

 

 それに対して、カツキも私に手を回す。

 

 

 ぎゅっと身体が合わさる。カツキの心臓の音が聞こえるような気がした。ドキドキして、なんだか嬉しい。私と一緒だ。でも、私の心臓の音が聞こえてしまったらと思うと気恥ずかしい。

 

 その気持ちでいっぱいで、私のおっぱいがぐにゅりと当たっていることには気が付かなかった。

 

 カツキはそのせいでドキドキしてたみたいだけど。

 

 

 こんなに抱きしめられるのはいつぶりだろう。私もカツキも小学校にいく前のころ、こうしてカツキに抱きしめられたような気がする。

 

 ああそうだ。私がお母さんもお父さんも用事で出かけるから、カツキの家に泊まった時のことだ。寂しくて泣いて、カツキのお母さんを困らせたときに、カツキがぎゅーーとしてくれて。そのまま気が付いたら一緒に寝ちゃったっけ?

 

 でもあの時とは違って、今は安心よりも興奮でいっぱいだ。私がカツキを受け入れて、カツキも私を受け入れて、心も体も強く繋がったはずなのに、なぜだかドキドキが止まらない。

 

 

 

 

 何分経っただろうか。5分、いや、実際はそこまで経ってないかもしれない。

 

 すっと唇を離す。お互いのよだれが口元に垂れて、なんか変な気分だ。これがムラムラするってことなのかな。

 

 

 はあ、と息をつき、呼吸を整える。カツキも同じみたいだ。でも考えてることはきっと一緒。

 

 だからカツキは私の想像通り、教科書の次のページを開いた。

 

 

『お互いに裸を見せ合う、触り合う』

 

 

 どきっと心臓が高鳴る。私の下着は今のキスで、興奮で湿っている。正直恥ずかしい。でもそれはカツキも同じだ。カツキのズボンを見ると、大きく膨らんでいるのがわかる。

 

 私の視線に気が付いたのか、視線を逸らされた。

 

 

「……」

 

 

「ねえ、カツキ?」

 

 

「なんだよ?」

 

 

「課題なんだから、早く続きしよ?

 

 

 ……私も同じだから」

 

 

 何が、とは言わなかったけどカツキがバッと私の下のほうに視線を向ける。目力がすごい。

 

 でも、不思議と不快な気はしなかった。きっとさっきのキスのせいだ。

 

 

「そうだな。早く課題を進めないと、まだやることは沢山あるんだし」

 

 

 そういうと覚悟を決めたのか、カツキがガバッと服を脱ぎ始めた。手慣れたように、上着を脱ぎ、上半身が裸になる。

 

 私はあっけにとられながらもカツキの身体から目を離せなかった。

 

 

「なんだよ? これくらい水泳の授業で見たことあるだろ?」

 

 

 その通りなんだけど、何故か視線が吸い寄せられる。私ってこういうのが好きだったのかな?

 

 

「私のことはいいから、続けて、ね?」

 

 

 釈然としないような顔をしながらもカツキはついに下着のみに、そして最後の一枚を、と思った時だった。

 

 

「次は愛梨の番だぞ」

 

 

 ええー? と抗議するも、聞いてはくれない。楽しみにしてたのに。とポロっというと、エッチめ、と言われた。ちょっとむかつく。

 

 

「全く、しょうがないなー」

 

 

 そんなことを言いながら服のボタンをぽつぽつと外していく。カツキは私に手の動きを凝視している。

 

 それを内心ニヤニヤしながら脱いでいき、上半身下着のみとなった。

 

 

 んっんっと言いながら手を後ろに回し、ブラを外そうとすると、視線が胸に刺さっているのがわかる。カツキを焦らして遊びつつも、ついにブラを外す。

 

 

「うわあ」

 

 

 感心したような声を出すカツキ。まだそこまで大きくはないが、クラスの中では結構大きい方だと思う。

 

 私のちょっとした自慢でもあった。

 

 カツキの方を見るとパンツが大きく盛り上がっている。私はそれを指して

 

 

「エッチめ」

 

 

 と言い返す。

 

 

「うっ……でも、愛梨のおっぱい、すごいから」

 

 

 言い訳になってない言い訳を聞きつつ、私は下の服も脱ぐ。

 

 そして、ようやくお互いパンツのみの姿になった。

 

 

 

 

 

 

「じゃあはじめよっか」

 

 

 そういって、私はカツキの胸板や腕を触る。

 

 ごつごつしてる。というと、カツキはそうかな。と不思議そうな顔をしていた。

 

 

「それはカツキが男子だからそうおもうだけだよ」

 

 

「じゃ、じゃあ、女子は柔らかいのか?」

 

 

「当たり前じゃん」

 

 

 カツキに私の腕を触らせる。するとおおー、と謎の感動をしていた。

 

 ぷにぷにと二の腕を触られる。もう少しダイエットした方がいいかも、なんてひっそり思っていると、

 

 

「お腹もさわっていい?」

 

 

「いいよ。でも太ってるって言ったら絶対許さないけど」

 

 

 許可を出すと、遠慮がちにお腹が触られる。カツキの温かい手のひらがお腹を覆う。そしてむにゅむにゅとこねるようにいじられる。お腹なんか大したことないと思ってたのに、これ結構恥ずかしい!

 

 それでカツキはお腹を触りながら、こんなに柔らかいのになんでこんなに痩せてるんだ? なんて言って。

 

 ちょっと嬉し恥ずかしな気分だ。

 

 

「ちゃんと運動してるからでしょ。これくらいふつうだよ」

 

 

「そんなことない。愛梨みたいにスタイルいいやつなんてめったにいないよ」

 

 

 多分だけど、と小さく付け加える。多分とか言わなくていいの!

 

 そうしてお腹を触られていると、ついに遠慮しながらもカツキが切り出した。

 

 

「それで、愛梨。お腹の次なんだけど、その、上の、おっぱいも触っていいか?」

 

 

「う、うん。だって教科書にも書いてあったしね」

 

 

 この課題は元々そういうものなんだから、おっぱいを触られるのも当然のこと。すこし恥ずかしいけど、そう言い聞かせる。

 

 

 じゃあ、と遠慮がちに、ゆっくりとカツキの手が触れる。そして、包むように揉み始めると、うおおおーと声を上げるカツキ。

 

 

「そんなに嬉しいの?」

 

 

「女子にとっては普通のことかもしれないけど、男子にとっては大きな夢なんだ!」

 

 

 そうかな。なんて考えている間もカツキは手を止めない。そして、カツキはその先端を触り始めた。

 

 

「ひゃん!」

 

 

 つい声を出してしまう。慌ててカツキは手を離し、ごめん、痛かったか? と聞いてくるが違う。

 

 

「突然触られたから、ちょっと反応しただけ。優しくなら触ってもいいよ」

 

 

 そういう課題だから。そういうと再びカツキがおっぱいの先端を優しく触り始める。 んっと思わず反応してしまうけど、カツキは手の動きを止めない。

 

 

「どうだ? 痛くないか?」

 

 

「んっ、大丈夫。そのまま続けて」

 

 

 カツキがくるくると、さわさわと刺激してくる。一人で触ったときと全然違う。友達に聞いて、ちょっと試した時は、特に何も感じなかったのに、カツキに触られると、ピリピリして、じんじんして、お腹が熱い。

 

 

 次第に声が抑えられなくなる。カツキもそれを楽しんでいるのか手を止めない。

 

 

「どうだ? 気持ちいいか?」

 

 

「わかんない。なんかピリピリする、んっ」

 

 

 未知の感覚に振り回されていると、カツキの手が止まり、あっと声がでる。

 

 

「ごめん、愛梨。俺もそろそろ限界だから」

 

 

 突然手をとめたカツキは、そういうとパンツに手をかけてするすると足から引き抜く。

 

 当然そこには、大きく膨れ上がったカツキのものがあった。

 

 

「うわああ」

 

 

 グロテスクだ。棒のようなものがびくびくと動いているし、肌とは違って真っ赤だ。そして、つるっとした先端。今まで見たことがない形状にそんな感想が出る。でも何故だろう、視線はそこから外せない。

 

 意識をそこに取られていると、

 

 

「愛梨も見せてくれよ」

 

 

 次はお前の番だと言うように、私に迫る。混乱していた私は、素直にうなずいてパンツを脱ぐ。その時、パンツとあそこに粘液が糸を引いていたが、その時の私は気が付かなかった。

 

 

 ぽいっとパンツをなげる。すると、

 

 

「次は、お互いの、性器を、その、触るって書いてるから……今度は愛梨が触ってくれないか?」

 

 

「う、うん」

 

 

 大丈夫。教科書にも男の人のものの触り方は書いてあったし。確か、手のひらで包むように、優しく握るんだっけ?

 

 

「これでいい?」

 

 

 カツキからは、同意の返事をくれた。私は教科書通りゆっくりと上下に動かす。

 

 

「うう、ああ。気持ちいいよ、愛梨」

 

 

 カツキが気持ちよくなってる。でも私は今このおちんちんに夢中だ。あれだけグロテスクと思ってたのに、何故か興味を惹かれる。手で上下に動かすと、カツキが興奮の声を出す。

 

 まるでカツキを操っているような気分。このおちんちんを触っている間、私はカツキを完全に支配しているかのような気分だ。これがすごくドキドキする。

 

 

 手の動きを変え、おちんちんの先端をゆっくり触ってみると、カツキはあっと声を出す。どうやらここは敏感らしい。その後もあの手この手で動きを変えカツキを翻弄する。翻弄できる。

 

 この征服感が私の心をうずうずと高鳴らせる。エッチなことなのに楽しい。ゾクゾクする。

 

 

 でも、私はそこで手を止める。こちらを見てくる子犬のようなカツキの視線にゾクっとする。でも、これ以上は良くない。

 

 

「次は私の番。それに、最後までしちゃいけないって教科書にも書いてあったし」

 

 

 おかげで私はこんなに焦らして楽しむことができた。教科書を書いた人に感謝しないと。

 

 

「でも」

 

 

「駄目。ほら、早く」

 

 

 悶々としたカツキを急かすと、しょうがないと言いたげに私に近づく。

 

 私は教科書通り、両脚を開いてカツキを待つ。

 

 

 ……あれ? これって今から私があそこを触られるってことだよね?

 

 

 カツキを焦らすことしか考えてなかった私は、いまさらながらそんなことに気が付いた。

 

 カツキを見ると、やり返してやる、と言わんばかりにニヤニヤしていた。

 

 

 あっ、しまった。

 

 

 時すでに遅し。とっくの前にじっとりとしていたあそこに、カツキがぴたりと指で触れた。

 

 

「っっ!!」

 

 

 突然の刺激にびくりと全身が反応する。身体中に電気が流れたような感覚だ。いつもはこんなに感じないのに、私、何か変だ。

 

 一方カツキは、私の反応に満足げな顔をして、そのまま指を動かす。

 

 

「あっ、ん」

 

 

 声が出てしまう。カツキに聞かれてしまった。今更かもしれないけど恥ずかしい!

 

 

 でもカツキは、私の声を聞いてより一層指で刺激してくる。

 

 

「んっ、ああ、あんっ」

 

 

 恥ずかしい、恥ずかしいのに何故か声が止まらない。調子を良くしたカツキはペースを上げる。

 

 何でこんなに、できるの!? カツキだって初めてのはずなのに!

 

 

 私が不思議に思っていると、今度は、一番敏感なところをなでるように触る。

 

 

「ひゃんっ!!」

 

 

 さっきまでとは違うじくじくとした刺激に無意識に声が出る。

 

 でも私は、そんなことに気づかないくらい快感に囚われていた。

 

 慌ててカツキを止めようとするも、さらに敏感なところを刺激していく。

 

 

「ひゃあ! あんんっ! だめええ!」

 

 

 さわさわと撫で、くるくると指で焦らす。腰のビクビクが止まらない。

 

 ジンジンと、お腹が、あそこが熱くなり、興奮が増していく。

 

 するとカツキは、すでにぐしょ濡れになっていた下の割れ目も片方の手でじゅぷじゅぷと攻めてきた。

 

 

 ぴちゃぴちゃと粘り気のあるいやらしい音に私の喘ぎ声がカツキの部屋に広がっていく。

 

 カツキの両親がいない時でよかった。じゃないと恥ずかしくて死んじゃうよお!

 

 

 だんだんと興奮が、熱が高まってくる。カツキも私の様子に当てられておちんちんが大きく膨らんでいた。

 

 このままいけば、きっと、もっと気持ちよくなれる。でも、それじゃ駄目なんだ。

 

 私は、残っている理性を使い、カツキを止める。

 

 

「カツキ、一回、止まって?」

 

 

 両手でカツキの手を抑えると、はっとして動きを止めた。

 

 

「ごめんカツキ。でもこれ以上されちゃうと、私止まらなくなっちゃうから」

 

 

 そう言って私は教科書を手に取る。教科書には、互いに触り合うことは大切だけど、最後、その、つまり、絶頂まではしてはいけない、と書いてあった。

 

 

 私は無言で教科書を指差し、それを伝える。言葉にはできなかった。だって恥ずかしいじゃん!

 

 

 私の無言の指摘に数秒後に気づいたカツキを見て、私は教科書のページを開く。最後の課題のページだ。

 

 

『本番、お互いの性器をくっつける』

 

 

 当然というか、わかっていたことだけど、いざここまでくると緊張する。でも、これまでの課題を乗り越えたおかげだろうか、私たちに最後の課題を止めるという選択肢は思い浮かばなかった。

 

 ついにしちゃうんだという緊張。どうなるんだろうという好奇心。大丈夫かなという不安。そして、さっきよりすごいことになっちゃうかも、という快感への期待。

 

 

 色んな感情がぐるぐると頭の中を駆け巡る。逃げる気はない。でも、最後への一歩が中々動かない。

 

 

「緊張してるのか?」

 

 

 ふと、カツキに問いかけられる。その声は、こちらを気遣うような雰囲気で。

 

 

「……うん。そりゃあね」

 

 

 なら、と言うカツキを制止して私は話を続ける。

 

 

「覚悟はしてた。確かに突然のことだったし。こんなことするなんて思ってなかったし」

 

 

「でもね。ちょっと楽しみだったんだ。久しぶりにカツキとこんなに話したりして、昔みたいに遊んだりできるかななんて考えてたりして」

 

 

「でもやっぱり、昔と違って、カツキは大きくなってるし、私だって変わってる。こんなにおっぱい膨らんでなかったし、カツキだって」

 

 

「でもカツキは昔みたいに、ちょっと抜けてて、心配性で、でも私のこと気遣ってくれて、変わって無いんだなあーって安心してる」

 

 

「だから私、最後までちゃんとするよ。でもごめんね? 私、何か緊張しちゃって動けないから。

 

 

 だから、カツキ、私を抱きしめてくれないかな? 昔みたいに」

 

 

 そうすれば、きっと緊張なんてなくなっちゃうから。

 

 

 そういうと、カツキがぎゅっと抱きしめてくれた。優しく、締め付けないように腕を回して密着する。胸からドクドクと、心臓の音が聞こえる。そして何より、肌のぬくもりが私の緊張を溶かしていく。

 

 

 さっきまでの興奮の熱とは違う、別の何かが、あったかいものが心臓からあふれ出す。心の中で底に沈んでいた温かくて心地よい何かが、全身に広がった。

 

 

 ああ、これはきっと……。

 

 

 その答えに気が付く前に、温かさが頭の中を埋め尽くした。

 

 

 

 

 しばらくして、私の緊張が完全になくなった。むしろふわふわとして身軽だ。

 

 

「うん。ありがとう。もう大丈夫だから……しよっか?」

 

 

 その言葉の直後、私は抱きしめられたままベッドに倒された。洗濯したばかりなのか柔軟剤の香りがする。そしてわずかにカツキの匂いも。不思議と不快じゃない匂い。

 

 

 そして、カツキは限界と言わんばかりの表情だ。それが嬉しい。課題とはいえ、私が求められて、必要とされている。そう考えると自然と笑みがこぼれる。

 

 

「じゃあ、挿れるからな」

 

 

 今回の課題ではゴムは使わない。だって課題にはゴムを使えとは書いてないからだ。先生に渡された薬も飲んだから、もうカツキを止めるものは何もなかった。

 

 

「うん。その、初めてだから……よろしくね」

 

 

 その言葉を最後にカツキがおちんちんを私のあそこに、ぴたっとくっつける。

 

 そしてゆっくりと私の中に侵入してきた。

 

 

「……んっ、うう」

 

 

 異物感がすごい。思わず声がでると、カツキが動きを止めこちらを心配してくる。私はそれに構わず、カツキに止めないよう伝える。

 

 

 さらにぐっと推し進めてくる。すると、途中で動きが止まる。そこは一番抵抗が強いところだ。

 

 

「いい……から! 私のことは、気にしないで!」

 

 

 それがカツキを後押しした。ぐっとおちんちんを押し出して、その先に進む。

 

 

「いっ……!!」

 

 

 びりびりとした痛みが全身を走り、思わず口を押える。カツキに心配させたくない。だから歯を食いしばって衝撃を耐えていた。

 

 でも意外なことに痛みはスッと引いていく。1分ほど経つと、すでに痛みはほとんど消えていた。違和感は相変わらずだけど。

 

 

「大丈夫か?」

 

 

 声をかけるカツキ。さっきまでの痛みに耐える様子を見ていたので、私の痛みが引いたことに気が付いたのかもしれない。

 

 

「う、うん。もっと痛いのかなって思ってたけど、今はもう大丈夫。心配し過ぎだったのかも」

 

 

「教科書にも書いてたけど、個人差がかなりあるらしいし、愛梨はあまり痛くない方だったのかもな」

 

 

 ちょっと嬉しそうに言うカツキ。私もほっとしている。

 

 

「カツキ、もう大丈夫なはずだから、動かしてもいいよ?」

 

 

 私が許可を出すと、ゆっくりと腰を動かしていく。わずかに痺れるような痛みが残ってるけど、さっき痛みと比べたら、ほとんどないのと同じだ。

 

 

「ううっ!」

 

 

 ゆっくりと上下の動かすと、カツキがうめき声をあげる。その顔は、快感に耐えられないと言わんばかりだ。

 

 

 私も次第に痛みが引いてきて、今度は、別の感覚が、ムズムズする感覚が、お腹の方から湧き出てくる。かゆみのような感覚。でももっとこれがほしい。

 

 そう思っていたら、カツキが弱々しく声を出す。

 

 

「ごめん、愛梨。俺、もう限界!」

 

 

 そういうとおちんちんを奥に出し入れして、ビクンと大きく震えた。そして、奥から温かい感覚が広がる。

 

 

「へ?」

 

 

 気が付いたときにはカツキが限界を迎え、私の中にどくどくと、たまったものを吐き出していた。

 

 カツキはこらえるような顔で私を抱きしめる。腰をぐっと押し付けながら。

 

 

 

 

 

「はあ、はあ」

 

 

「落ち着いた?」

 

 

 もう出し切ったと思われるタイミングで私は声をかける。

 

 

「ああ、ごめん。もう大丈夫」

 

 

 そういうとカツキのものが、私の中から引き抜かれる。

 

 

 うわああ

 

 

 いまだにビクビクと動くカツキのおちんちん。私が手で触ってた時よりは小さくなっているけど、依然大きなままだ。そして、カツキが出したものと私のもので、にゅるにゅるとテカっていた。

 

 いままでなら気持ち悪いと思っていただろうそれも、今はとても愛おしく思える。

 

 

 こんなの私の中に入ってたんだあ。

 

 

 指よりも大きなそれが入っていたことに驚きを隠せない。はわわ、と見ていると、股に違和感が、

 

 

「うおっ」

 

 

 興奮したようにカツキが歓声を上げる。

 

 カツキの視線の先には、私のあそこからドロドロと白く泡立った粘液が流れていた。

 

 

「うわああ、こんなの出してたんだね」

 

 

 そう言って指で精液をすくう。つっと糸を引き私の指に引っ付く。ちょっと温かい。

 

 そういっている間にも中から粘液が垂れてくる。

 

 

 私はカツキにティッシュを持ってこさせて拭いていく。シーツはもうどうしようもないけど。

 

 

「男子ってこんなに出すんだね」

 

 

「いや、いつもはこんなには出ないはずなんだけどな」

 

 

 照れくさそうなカツキ。やっぱり本番、セックスだから、いつもより出ちゃうのかな。こんなの何回も出されたら、確かに妊娠しそうな気がする。

 

 

「でも、カツキ。もうちょっと我慢できなかったの?」

 

 

「いや、正直愛梨の中、こんなに気持ちいいとは思ってなくて、それに、その前から手でずっと触ってたから、元々限界が近かったんだよ」

 

 

 私が悪いと遠まわしに告げるカツキ。でも、私だって、その、まだしたかったのに。

 

 早く元気にならないかな、とおちんちんをぐにぐにと触る。

 

 

「まだふにゃふにゃだね」

 

 

「一回出したら、そんなにすぐには戻らないから」

 

 

 へえーそうなんだ。だったらもっと刺激しないと。

 

 

「おい、ちょっと待って。今、敏感だから」

 

 

 いいことを聞いた。それならすぐに大きくなっちゃうはず。

 

 私は手をしゅっしゅっと動かす。粘液のおかげで滑りがよくて初めてのときよりも早く動かせる。そして、棒の部分だけじゃなく、下の袋を揉んでみたり、先っぽを包んでみたりと、教科書に書いてあったことを試してみる。

 

 

 効果は抜群だった。

 

 

 カツキは女の子のような声をあげ、止めるように言ってくる。でもだんだんとおちんちんが硬くなってきた。そして、カツキがそろそろ限界かもってところで、私はようやく手を離す。

 

 

 すでにおちんちんは元通りだ。

 

 

「愛梨」

 

 

「ごめんね。でもこんなに大きくなったし、気持ちよかったんでしょ?」

 

 

 そうだけど、と納得のいかないようなカツキ。やりすぎちゃった?

 

 

「それで、どうかな? ……続きできそう?」

 

 

 私は再びベッドに倒れこみ、足を開く。それにカツキの視線が吸い寄せられる。

 

 さすがにちょっと大胆だったかな? 恥ずかしくなってきた。

 

 

「俺は大丈夫。じゃあ始めるぞ」

 

 

「うん。来て」

 

 

 そういうと再びカツキのものが中に入ってくる。

 

 

「んっ」

 

 

 さっきと同じ異物感、あんなに大きなものが入ってたら当然だ。

 

 

「あっ」

 

 

 でも、さっきとは違って痛みはない。そして、それとは別の感覚が湧き上がってくる。

 

 ぐっとさらにおちんちんが侵入する。すると、かゆみのような、ムズムズとしたもどかしい快感が頭の中に駆け巡る。

 

 

「あっ、あっ、ん」

 

 

 気が付いたときには、私はエッチな声を出していた。でも快感でいっぱいだった私には、恥ずかしいなんて考える暇はなかった。

 

 

 じゅぷ、じゅぷ

 

 

 ゆっくりと進んで奥まで到達したカツキは、出し入れするような、擦るような動きを始める。

 

 

「んんっ、あん、ああっ!」

 

 

 その動きに大きな声を上げる。

 

 今の私はきっと、エッチなマンガに出てくる女の人みたいなことになってるはずだ。エッチな声を上げて、顔を真っ赤にして、いやらしい表情をしている。でもそれを止めようとは思わない。だってこんなにも気持ちいいんだよ? あんな風になっちゃうのは仕方がないよ。

 

 私がうずうずとした快感に翻弄されていると、その様子にカツキも刺激されたのか、私の中でおちんちんが一回り大きくなった気がする。

 

 

「カツキぃ。もっと、してっ」

 

 

 快感で恥ずかしさを忘れていた私は、素直に欲望をぶつける。

 

 それに応えて、より一層腰の動きを強くするカツキ。

 

 

 ペースを上げたおかげか、ぱんぱん、と腰がぶつかる度に音がする。私の身体がまるで楽器みたいだ。でも出てくる音は、じゅぷじゅぷ、ぱんぱんと生々しいものばかり。でも嫌じゃない。カツキが私を求めていて、気持ちよくなって、私も気持ちよくなる。セックスってこんなに幸せなんだ。

 

 

「あああっ、んっ、カツキ、私の中、気持ち、いい?」

 

 

「ああ、すごいいい! めっちゃ気持ちいい! 愛梨は?」

 

 

「あんんっ! 私も、一緒、だよ……んっ」

 

 

 だから遠慮しないで。そう囁くと、カツキがぐっと私を抱き寄せて、唇が重なった。

 

 

「っっ!! んっ」

 

 

 そして当然のように舌が入ってくる。それに私も舌を重ねる。

 

 ぐっちゅぐっちゅと上も下も繋がっている。さっきまでとは違う、暖かく包むような快感が全身を巡る。頭は沸騰したように熱くなり、顔が惚けていく。

 

 何も考えられない。そんな最中、カツキが唇を離す。あっと寂しい声が出てしまう。

 

 

 私は、物欲しげな顔でカツキを見る。でもカツキはそれに構わずこちらをじっとまじめに見つめてきて、

 

 

「愛梨、好きだ」

 

 

 

 

 ええええええええええ!!??

 

 

 沸騰していた頭が爆発する。でもカツキは余裕をくれない。返事をさせないかのように、再び唇を、舌を合わせてくる。

 

 

 っっ………!!!!!!

 

 

 上の口が気持ちよくて、下からもきゅんきゅんとした快感が止まらない。頭はぐるぐるして、何も考えられない。どうしよう、どうしよう。

 

 

 カツキになされるままにされていると、ふと顔を離し、動きを止めた。

 

 そして、こちらを真剣に見つめてくる。

 

 私はよくわからないけど、気恥ずかしくて目を逸らす。

 

 

「愛梨」

 

 

 名前を呼ばれて、ビクッと反応する。きっとカツキのおちんちんにも反応したからバレちゃってる。

 

 

「……何?」

 

 

「えっと、いや、その、何か言ってほしいかなって」

 

 

 困り顔のカツキを見て少し頭が落ち着いた。いや、全然平気じゃない。今だって頭はぐるぐるしてる。でも、カツキが何を聞きたいのかはわかる。

 

 

 でも、私はカツキのことどう思っているんだろう?

 

 

 そう自問自答してると、頭が鮮明になってきた。昔のカツキ。今のカツキ。幼馴染のカツキ。

 

 色んなカツキが脳裏に浮かぶ。

 

 

 うんうんうんと、一人の世界に彷徨って、かなり時間が経ったような気がする。

 

 

 そして、ふとカツキが覚悟をしたように声をかけてきた。

 

 

「あーー、ごめん。課題中なのに変なこと聞いて。何か、つい、出ちゃったというか、一旦わすれて――」

 

 

「カツキ」

 

 

「は、はい!」

 

 

 カツキがこちらを振り向いた瞬間、私は、手を回し、抱き寄せ、

 

 

 

 そして、その唇を合わせた。

 

 

 

 10秒くらいだろうか。ぷはっと唇を離した私は目を逸らさずにカツキと向き合う。

 

 

「私も好き」

 

 

 静かに、力強く宣言した。

 

 

 

 本当は分かっていたような気がする。今日、初めてキスしたときから、いや、この課題に誘われて、その返事をしたときからきっと私は好きだったんだと思う。それまでは曖昧な、友達のような好き、だった。でも、あの時、私の中に別の好きが生まれた。

 

 ちょっと抜けていて、こんな時に告白するような馬鹿だけど、私に気を使って、心配してくれて、ちょっとかっこいい。そういうカツキが好きなんだ。

 

 

「っっ!!」

 

 

 カツキがガッツポーズをする。でも、その顔はへにゃとしていた。それを指摘すると、愛梨だって、と言われた。いいじゃん。嬉しいんだもん。

 

 きっと私はカツキ以外には見せられないような顔なんだろうが、カツキ相手だから問題ないのだ。

 

 

「じゃあ、続き、始めるぞ」

 

 

「うん」

 

 

 私の返事を聞き、再び腰を動かすカツキ。

 

 

「あああっ♡」

 

 

 変な声が出ちゃう。さっきまでとは違う、でもさっきよりも気持ちいい。喜びとか嬉しさと快感が合わさって、頭がおかしくなりそう。

 

 それはカツキも同じみたいで、とりつかれたように私の中を刺激してくる。

 

 

「んんっ♡ ああん。あぁあぁん♡♡」

 

 

 声が止まらない。ダメ! これ、ほんとにおかしくなっちゃう。

 

 でもカツキはリズムよく私を責め立てる。

 

 

「愛梨、好きだ。愛してる!」

 

 

「っっ!! 私も、好き! 大好き!!」

 

 

 こんなこと言われたら、私もっと喜んじゃう。お腹がきゅんきゅんってなって、ぎゅーーっておちんちんを絞るように密着してしまう。それにビクビクするカツキの表情が、なんていうか、すっごいドキドキする。好きだ。私、カツキのこと好きなんだ!

 

 

 でも、カツキは私に負けないようにあの手この手で責め続ける。すると、

 

 

「あああああっ♡♡」

 

 

 突然の大きな刺激がやってきた。そして、それはすぐに再びやってくる。

 

 

「んんんんっ♡ 何、これ。やあっ♡♡」

 

 

「っ、愛梨、ここが気持ちいいんだな?」

 

 

 カツキは私の中の特に敏感なところを見つけたみたいだ。嬉しそうなカツキだが、私はそれどころではない。

 

 

「ひゃああ♡ そこおお♡♡ 駄目、なの……あああああ♡♡」

 

 

 調子を良くしたカツキがどんどん攻めてくる。一方私は抵抗を試みるが、快感が大きくて抑えることができなかった。過去に感じたことが無いほどの快感。そんなところをずっと刺激されていると、もう限界に近づいてきた。

 

 

「カツキ、んっ。もう、私……あんんんっ♡♡ イきそうっ」

 

 

「わかった。俺も、そろそろ限界だから」

 

 

 ペースを上げるカツキ。ぱんぱんという音が強くなり、私の喘ぎ声も大きくなっていく。

 

 私は、腕をカツキに回して抱き寄せると再度唇を合わせた。

 

 じゅるじゅるとお互いの唾液を交換し合う。それがとんでもなく気持ちいい。とっても危なくて、元には戻れない気持ちよさだ。

 

 

 トントンと中を刺激する気持ちよさ。べちょべちょと舌を合わせる気持ちよさ。そして、カツキが私を愛してくれる気持ちよさ。それら全てが混ざり合い、高まって、やがて、限界を迎える。

 

 

「あああああっ♡♡ カツキいいいぃ♡♡ イッちゃううううう♡♡♡」

 

 

 全身が痙攣するように震える。同時にぎゅーーと私の中が、カツキのおちんちんを逃さないように締め付ける。そして、それにとどめを刺されたカツキは限界を迎え、どくんどくんと、私の中に溜まりに溜まったの精液を吐き出した。

 

 そのとき私は完全に絶頂を迎える。快感が爆発して、頭が真っ白になる。全身が水に浸かったような浮遊感。頭は何も働かず、ただただ快感に浸るだけ。こんな快感を知ったら、私、もう戻れない。

 

 

 そんな幸せな時間を味わうように、私は快楽に溺れていった。

 

 

 

 

 

 

「これで課題はクリアだね」

 

 

 あれからしばらくして、私はカツキの部屋を掃除していた。掃除といっても主にベッドだが。

 

 カツキは恥ずかしそうにしてたけど、私はちょっと嬉しかった。何か彼女っぽくて、いいなって。

 

 

「あーーおわっちゃったかあ」

 

 

 カツキが残念そうに言う。私もちょっとその気持ちは分かる。

 

 する前はあんなに緊張してたのに、いざ終わってしまったら、次を待ち望んでいる自分がいる。

 

 でも、恥ずかしいのでそれは言わない。あの時は色々と素直に言えたけど、あの時の私がおかしかったのだ。今思い出しても恥ずかしい。ううぅ……私、エッチすぎるよ!

 

 

「ちゃんと終わってよかったじゃん?」

 

 

「いや、でもなあ」

 

 

 私をじろじろ見てくるカツキ。考えてることは分かる。でも、もう服を着替えたからダメ。

 

 

「ふふふっ。今日はダメだけど、また今度すればいいだけでしょ?」

 

 

 だって彼女なんだから。そう言って手を握る。いわゆる恋人繋ぎ、一度やってみたかったんだ。

 

 

 私がぎゅっと握ると、カツキも力を入れてくれた。

 

 

 手のひらが温かくてポカポカする。さっきと違って、心臓が落ち着く。安心する。

 

 

 私がご機嫌にもたれかかると、幼馴染改め、彼氏のカツキはしょうがないと言いたげに、私の頭を撫でた。


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