※この作品はR-18です。

はらぺこサキュバスが性欲の強い男エルフと一夜のあやまちで契約してしまう話   作:ケロリビドー

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29.性欲の強い男エルフ、七転八倒の一日 ➁

「脱いだので、こっち向いてもいいですよ」

「はい」

 

 しゅるしゅると布が擦れる音がするのをどぎまぎしながら待ち、振り向く許可をもらってつい間抜けな返事をしてしまう。彼女の小さな手には白い小さな布が畳んで置かれ、こちらに差し出されていた。おずおずと受け取ると、人肌にあたたまったそれを受け取る。うわ……暖かい。

 

「えっと……それじゃあ、早速試してみますので、呼びつけておいて申し訳ないのですが、ちょっとだけそっとしておいて欲しいのですが」

「あ、そ、そうですよね。それじゃわたし、部屋に戻りますね。えーっとーえーっと。ふぁ、ファイト!」

 

 あんまりな要求にも両手を握って振りながら励ましてくれるシルキィ君。なんていい子なんだ。彼女の厚意を無駄にするわけにはいかないので、早速使ってみることにした。着衣を下だけ全部脱いでベッドに腰かける。膝の上には自分の精液を受け止めるために用意したボロ布。間抜けな格好だな……。

 

「それで、これはどう使えばいいんだ……?」

 

 とりあえず、広げて見てみる。何の変哲もない綿の布だ。長く使っているのか表面が少し毛羽立っている。娼館の娼婦たちはもっとツルツルして、フリルなどついている物を穿いていたが、シルキィ君のはこういう感じなんだな。というかきっと一般の町娘の下着はこうなんだ。片側が紐で繋がっていて、もう片っぽの紐は結んだりほどいたりできるようになっていて……なるほど。

 

「シルキィ君はこんなに頼りない布一枚で大事なところを守っているのか……」

 

 そんなことを言いながら、私はシルキィ君の下着を口元に当てた。えっ?

 

「!!?!?!?」

 

 ごく自然に自分が行った行動が信じられずに驚く。何故? 何故私は彼女の下着を顔に当ててるんだ!?

 ドーソンとライオットが手にすれば自然とわかると言っていた。これがそうなのか?

 

「すぅ……」

 

 鼻を覆って息を吸い込む。汗と、甘酸っぱい若い女の匂いと、石鹸の香り。色々な匂いが混じり合った、シルキィ君の匂いがする。エルフは耳もいいが鼻もいい。一吸いで彼女の体臭が眉間の間を通って、彼女を抱いた時の感情や昂りを思い出させ、足の間で伸びていた己の一物がぴくりと身をもたげる。勃ちあがるに従って先端に彼女が舌で描いた淫紋がちらりと目に入ってきた。私はそれを空いているほうの手で握り、ゆるゆると扱き始めた。

 

「ふっ、ふっ、すぅ、ふっ……」

 

 気持ちいい、ような気がする。前に試してみたときは擦れる感じと、なんとなくじんわり重い感じがするだけでいつまでたっても良くならないのでやめてしまったが、今回はうまく行くかもしれない。私は背中をベッドに預け、手の動きを激しく強くした。

 

「シルキィ君……」

 

 シルキィ君の嬌声を思い出す。彼女の声は普段は小鳥が囀るようなかわいい声だが、あの時は猫を思わせる媚びるような声に変わり、絶頂を迎えるころになると娼婦も顔負けの乱れた、吼えるような声に変わる。私はいつも彼女がサキュバスであることを忘れているが、その時だけそれを思い出すのだった。

 

(何これっ……♡ や、やらっ♡ とまんないっ……♡♡ んっ♡ ひぃ♡ はげしい♡♡)

 

 まるですぐそこにいるように鮮やかに思い出せる、記憶の中のシルキィ君の声を手繰ると、情動が高まっていくのを感じた。

 

「ふ……すぅ……、ふ……っ♡」

 

 触っていないのに、淫紋が光っている先端に快感が集まってくる。寝そべったまま見下ろすと、ぷくりと膨れ上がった粘液の雫が手の動きによって生じた振動で崩れ、溢れて指を濡らした。

 

 ちゅく……♡ ぬちゅっ……♡ ぬちゅっ……♡ にちゅっ……♡

 

 竿がぬめり気を帯びたことで、色気のない擦過音が粘着性を持ったものに変わり、情欲をくすぐっていく。私は初めて彼女を抱いた日のことを思い出していた。絶頂を迎えてひくつく彼女の粘膜を面白半分にいじくったら、指だめぇ、とむずがるように啼いて身をよじっていたっけ。あの日はまだ彼女のことは突然まぐわいを持ち掛けて来た変なサキュバスとしか思っていなかったから、結構軽く見ていたな……今はどうだろう。今は、彼女の匂いだけでこんなに昂っている。淫紋で同調する快感が凄すぎるのもそうだが、彼女のことを前よりよく知ってきたのもきっと大きいだろう。

 くるくる変わる表情や感情豊かな尻尾。小さな手足。水蜜桃のような肩。大きすぎず小さすぎず、丸くてかわいいおっぱい。つやつやのおへそ。ちょっと肉付きのいいお尻。ちょぼちょぼと小さく茂った恥毛から、ひょっこり覗く陰核。彼女の小さく無垢な形をしているくせに、陰核ばかり不釣り合いに大きくて、浅くて狭くて熱くてぬるぬるのおまんこ。私が押し込むと、いっぱいに拡がって私を飲み込み、ぎゅうぎゅう締め付けながら、サキュバス袋とやらが迎えに来る。彼女の快感が淫紋で私に伝わってきて、二人分気持ちいい。

 

「最高なんだ……シルキィ君とのまぐわいは……っ♡」

 

 あんなのを知ってしまったらもう、他の人ので満足できるとは思えない。身体の相性が良すぎる。人として、エルフとして、駄目になってしまうかもしれない。それはちょっと怖かった。契約で繋がっているという大義名分があるから堂々と抱いているが、それ以上になってしまったら私はどうなってしまうのだろう。

 

「は、はあ……ふう……駄目だな……」

 

 思考が横に逸れて内省的になってしまったせいでイくのを失敗してしまった。これだから苦手なんだ。単純な反復運動は余計なことを考えやすい。

 溢れた先走りが肘まで流れているのも気分を白けさせた。シーツも無事では済まないな。また怒られながら洗濯だ……。

 

「あ、しまった。これはシルキィ君の下着じゃないか……」

 

 手に持った布で無意識に粘液を拭ってから、それが借りたものだということに気が付く。やれやれ。何をやっているんだ本当に。それ専用に横にボロ布を置いていたというのに。

 一度汚してしまったらもう同じなので、そのまま先端を拭う。

 

 ずりゅっ♡

 

「ヒュッ……!」

 

 その瞬間、先端と頭に電撃のような快感が奔った。陰嚢と肛門が勝手にギュウッと収縮する。私は思わず強く息を吸い込む。

 

「っは……なんだこれ……」

 

 膝までビリビリとおかしな感覚が響いた。先走りが染み込んだシルキィ君の下着で先端を擦ったら、とんでもない快感が……。

 

 ぴとっ……。にゅりっ……♡

 

「ふぐぅっ……♡」

 

 私は右手で再び竿を握り、左手でシルキィ君の下着ごと先端を包み込むように覆って刺激し始めた。

 

 しゅこっ♡ にゅりっ♡ ぬぢゅっ♡ ぐちゅっ……♡

 

「あっ、あっあっあっあっ……♡」

 

 女の子みたいな声が出る。耳の先までちりちりと熱く痺れた。つま先を強く丸めて足を伸ばす。イってる時のシルキィ君にそっくりな姿勢だった。歯を食いしばって快感に耐える。

 

「んぎっ……♡」

 

 プピュッ♡

 

 二、三回擦っただけで軽く出た。凄い、これは凄い……っ♡

 

「あ゛ッ♡ あ゛ッ♡ これヤバッ♡ ヤバヤバヤバッ♡♡ これ知っちゃいけない奴ッ♡ いけないことしてるっ♡ 私これいけないことしてるッ♡♡♡」

 

 頭に霞がかかったようになり、止まらない手の動きと共に、絶頂寸前の時の彼女みたいな台詞が勝手に口をついて出て抑えられない。

 

(ふぇっ?!?? な、なにやってんの!?!? レイモンドひゃんっ♡ レイモンドひゃんなにやってんのおおぉお?!??♡♡♡)

 

 幻聴まで聞こえて来た。そうですよね。私、何やってるんでしょうね!? シルキィ君っ! これ、なんですか!!?

 

「シルキィ君ッ♡ シルキィ君♡ シルキィッ♡♡」

 

 訳が分からなくなり、必死に彼女の名前を呼んだ。

 

(イく♡ レイモンドひゃん♡♡♡ シルキィのおちんちん爆発しちゃうのッ♡♡♡ しゅき♡♡ レイモンドひゃんしゅきっ♡♡♡ おちんちんばっかりいじめにゃいでっ♡♡♡ もうおちんちん入れてっ♡♡ シルキィのおまんこに、レイモンドひゃんのかっこいいおちんちん、入れてぇッッ♡♡♡)

 

 返事のようなものが返ってきたが、支離滅裂なうえ私に都合が良すぎるので幻聴だと確信できた。気が遠くなるほど気持ちいい。

 

 ぬちゅにちゅぬぢゅっ♡♡ ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっ♡♡♡ こちゅこちゅこちゅこちゅっ♡♡♡

 

「う゛ぁっ♡♡ ハッ、ハッ、ハッ♡ ひ、ンッ♡ ンぐッッ!!! ン、くぅううぅッッッ!!!!!」

 

 ブシャ!! ビュチッ♡ ブビュビュッ!!! ブピュピュプププ……♡♡♡

 

 ビックン!! としなるように体が跳ね、彼女の下着の布越しに私は大量に射精した。いつもの急速に訪れる褪めはなかなかやってこず、腹の奥がいつまでも暖かく気持ちよかった。

 

「こ、これが……自慰……。 み、みんなこんなことやってて、よく気が狂わないな……」

 

 ぜえぜえと息をしてベッドに脱力する。固さを失った陰茎に引っかかったままのシルキィ君の下着が中に私の精液を溜めた水袋のように垂れ下がって、重みで私の腹にびちゃっと音を立てて落ちた。

 

「酷く汚してしまった……よく洗って返さないと……いや、もういっそ買い取るか……?」

 

 気だるい体を起こし、ぐちょぐちょの下着をつまみ上げてボロ布で包む。顔を洗う用の桶にとりあえず入れておこうとしてベッドを降りたところで、ドアがノックされた。誰だ!?

 

「わ、わっ!! ちょっと!! ちょっと待ってください!!!」




 レイモンド視点もうちょっと続きます。面白かった、続きが気になるなどありましたら感想、評価、ブクマなどでエールをください。
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