※この作品はR-18です。

はらぺこサキュバスが性欲の強い男エルフと一夜のあやまちで契約してしまう話   作:ケロリビドー

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番外編8.病めるときも健やかなるときも②

 夢を見ていた。

 その夢の中ではわたしはふわふわの小鳥で、空高くそびえ立った大きな木の幹にもたれかかって、とても安心していた。その木は鈴なりに甘い匂いの果実を実らせて、いつでもわたしのお腹を満たしてくれて、わたしは食べきれない果実を抱きしめたまま、ずっとずっとこの木と一緒に暮らすのだ。

 

「……寝ちゃってた」

 

 幸せな夢から目覚めるわたし。暖炉の番をしているうちにすっかり眠り込んでしまったのだ。太陽が昇り始めて、窓の外の雪を暁の色に染めている。

 そうだ。レイモンドさんの熱はどうなったかな。汗をいっぱいかいていたし、体を拭いてあげよう。

 お湯を沸かして寝室へ行くと、レイモンドさんはベッドから体を起こして、明るくなっていく空を見ていた。その横顔は初めてあった日とおなじ、彫刻のように整っていて、照らされた雪と同じ、夜と朝が混じり合った光の色をしていた。なるほど。暁の子か。彼にはぴったりの名前だな。

 

「レイモンドさん、おはようございます。具合はどうでしょうか?」

 

 声をかけるとレイモンドさんはゆっくりわたしを見て、微笑んでくれた。光の加減で顔色はわからなかったけど、とてもスッキリした顔をしていた。

 

「おはようございますシルキィ君。どうやらすっかり熱はなくなったようですよ」

 

 言われて彼の染みひとつないおでこに手をあてると、部屋の空気に冷やされたひんやりとした温度が返ってきた。よかった。これで一安心だ。

 

「君、昨夜はどこで寝ていました? ベッドを占領してしまってすみませんでした」

「いいんですよ。わたしはあったかい暖炉の前でぐーすか寝てました。たまにはこういうのもいいかなって思いましたよ」

「私はいつでも君と一緒に寝たいです。君のいない寝床は寂しい」

 

 わたしは長い腕を伸ばしてハグを求めてくるレイモンドさんの胸の中にぽすんと身を投げ出した。汗で少し湿った寝巻に包まれた、分厚いのに案外やわらかいレイモンドさんの胸にほっぺがむぎゅっと押しつぶされて顔がぶーってなる。今朝の夢を思い出した。ああ、あの木はレイモンドさんだったんだなあ。

 

「シルキィ君、君のここ、お腹がすいてるのじゃないですか。私がずっとこんな具合だったから。君の食事をしないと」

 

 レイモンドさんはそう言って、わたしの淫紋があるあたりに指でそっと触れる。熱い感触がじんわりと伝わって、下腹部が甘く疼く。

 

「レイモンドさん、病み上がりなのに無理して大丈夫ですか? 少ない精気をやりくりするのは慣れてるからわたしはすぐじゃなくてもいいですけど……」

「いや……ずっと寝ていたので、私はこの通りなんですよね……」

 

 レイモンドさんに手首を掴まれて触らされたシーツは不自然に押し上げられて固い芯を持っていた。

 

「うふふ……あはははっ」

「はは……」

「も~。すけべさんなんだから……」

「ふふ、面目ないです」

 

 ばつが悪そうに笑う彼の唇に、ちゅっとキスをするわたし。あんなこと言ったけどほんとはぺっこぺこ。今すぐ彼を頬張って満たしたかった。

 

「汗かいて気持ち悪かったでしょう? 体を拭きます。楽にしててね」

 

 レイモンドさんのお腹の上に座って、彼の寝巻の前を開く。胸板をれろっと舐めたらちょっとしょっぱかった。お湯に浸して絞ったタオルをひたっと当てると、レイモンドさんはふーっと息をついた。

 

「悪い汗の味がする……、全部きれいにしましょうね。気持ちいいですか?」

「ああ……とてもいいです。さっぱりする」

 

 ちゅっ、ちゅっ、拭いてはキス。拭いてはキス。会話するようにキスを交わしていく。キスをするたびに、このエルフが好きだという気持ちで胸がいっぱいになる。上半身を拭き終わって、下穿きの前を突き上げている愛しい塊に取り掛かるわたし。

 

「ここはわたしが口で綺麗にしちゃいますからね」

「ああっ、今すごく汚いですよそこ……」

「レイモンドさんの体で汚いとこなんかありません。レイモンドさんのだったらお尻の穴だって舐められますからねわたしは」

「えぇ……。それは……できればお風呂の後にしてほしいな……」

「嫌ではないんだ……はむ、ちゅ」

 

 すけべさんはわたしもおんなじ。長いおちんちんの先を口に含んで会話を終わりにした。先端をちゅぷちゅぷしゃぶったり、喉の奥までずるるっと呑み込んだりして刺激すると、レイモンドさんは切なそうな吐息を漏らして身じろぎする。大きな手がわたしの敏感な角やふわふわの髪の毛を撫でまわして、愛しさを流し込むように可愛がってくれた。幸せすぎてわたし、それだけでイっちゃうかもしれない。淫紋がきゅんきゅんと疼いて、濡れた下着が貼りついてお尻が冷たい。

 

「ううっ、くっ。出ますっ」

 

 どくん、と一つ大きく痙攣して、わたしの喉の奥にねばねばとした熱い彼の精が吐き出されてくる。お腹に直接流し込まれる精気はすぐに熱に変わり、わたしに元気を与えてくれた。

 

「んく……、んく……んくん……。ぷは……あぁ……お腹に染みるぅ……」

 

 ずっとおあずけ状態だった体に、精気が回りはじめた。それにつれて、淫紋もどくんどくんと元気に疼きを伝えてくる。

 

「ああ~……もうだめ。おちんちん欲しい。すぐ欲しい。レイモンドさん、じっとしててね、シルキィ、おまんこでおちんちん食べるからっ……♡」

「シルキィ君、あっ、わっ、ああっ……」

 

 下着を脱ぐ時間ももどかしくて、わたしは下着を穿いたままずらして、もうぐしょぐしょのおまんこにおちんちんを当てる。淫紋が光ってほかほかに熱い先端がわたしを割り開いてぬるりと入ってくるのが嬉しい。

 

「んはぁ……♡ ああ……このおちんちん好きぃ♡ んふぅうう~……♡♡♡ いッひんッ♡♡♡」

 

 わたしの体重でずるる~っと奥まで入ってきたおちんちんの先端は、やがてわたしの突き当りなんか超える長さで中の壁をずんと押し上げてきて、背骨から頭のてっぺんまで突き抜けるように快感が走って、わたしは声を裏返らせてしまう。

 

「は……淫紋が出っ張りましたよ、シルキィ君っ……。ここに今私のが来てるんですね……♡」

「ひんっ♡ それだめっ♡ 外と中両方押すのだめっ♡♡♡」

 

 レイモンドさんがわたしの淫紋の下でコリコリと押し上げている自分の先端を掌で覆うように押す。おちんちんの突き上げとレイモンドさんの手でいい所が挟まれて気持ち良すぎちゃう……♡

 

「はー、はーっ♡ きもちい♡ 入れてるだけで気持ちいいの……っ♡♡ レイモンドさんも気持ちいい……?」

「はッ……♡ 私も気持ちいいです、動かなくても、ぎゅうぎゅう締め付けられて、どくどく言って、熱くて、気持ちいいっ♡♡♡」

「はぁ……♡ 幸せっ♡ レイモンドさん、わたし幸せっ♡ 幸せすぎて頭バカになりそ……。今動かれたらホントにバカになっちゃうかも……、バカになったわたし……レイモンドさん、見たい……?」

「見たい!!!!」

 

 ごちゅんっ♡♡♡♡

 

「はッおおぉッ、んんぅ~ッッ♡♡♡♡」

 

 足の付け根を両方手で掴んだまま、レイモンドさんが腰を突き上げてきて、奥をごりっと刺激され、わたしはがくんと後ろに仰け反ってイった。

 

 どっちゅ♡ どっちゅ♡ どっちゅ♡ どっちゅ♡ どっちゅ♡

 

「ふやはぁ♡ にゃッ♡ はひゃ♡ ンにゃ゛ッ♡♡♡ お゛ッ♡♡♡」

 

 レイモンドさんの一突き一突きが重たくて深い快感をわたしのサキュバス袋に確実に一回一回伝えてきて、喉の奥から勝手に変な声が出て止まらない。

 

(好きッ♡ 好きッ♡ 好きッ♡ 好きッ♡ 好きィッ♡♡♡)

 

 目の奥で淫紋とおんなじ色の光がぱちぱち弾けて止まらない。弾けた光は全部好きの感情になって私の心を食い荒らすみたいに全部おんなじ色に変えてしまう。

 

「んに゛ゅぅ~……ッ♡♡♡ イく♡ イくイくッ♡ イっちゃう♡ イく♡ イってるッ♡♡♡ イくの止まんにゃい゛ぃ……♡♡♡ んきゅぅううん……♡♡♡」

 

 わたしはぐじゃぐじゃに啼かされながら、鞍なしで暴れ馬に乗ってるみたいに揺さぶられて、何度も何度もイった。

 

「私もイきますッ♡ イくッ、出るッ、出すぞシルキィッ!! うっ、くっ……♡♡♡♡」

 

 どぷんっ♡ どくっ♡ どくどくどく……♡♡♡

 

 奥に押し付けたままの射精は長く、その全部をわたしのサキュバス袋がちゅうちゅうと吸って飲み込んだ。はらぺこの状態でいっぱい流れ込んだごちそうに大喜びできゅうきゅう吸い上げる勢いは痛いくらい。体中にレイモンドさんの蜂蜜色の精気が満ちて、体に元気がぐんぐん湧いてくる。

 

「あ♡ あ♡ お、おいしかったぁ……♡♡ ごちそうさまでしたあ♡」

「は……、も、もういいんですか? もっとしようと思えば私は……」

「駄目ですよぉ……。病み上がりなんだから無理しちゃあ……。メッメッ。メッです」

「うう、わかりました……」

 

 入りっぱなしのおちんちんをずるるっと抜いて、濡れたタオルで拭いてあげた。そのまま新しい服に着替えてもらおう。

 

「そういえば、ライオットさんが何かお見舞いに絵物語かなんか持って来てくれてましたよ。これ」

「え? あ、わっ!! ちょっと、それ!!」

 

 着替えているレイモンドさんにそれを見せると、彼は慌てて私の手から奪おうとする。わたしは彼の手が届くより先にしっぽでひょいと掴んでさらに遠くへ避難させた。

 

「知ってますよ。えっちなやつでしょ。ベッドの下にたくさん隠してるのも知ってます」

「わーっ!! シルキィ君!! いつから!? いつから知ってたの!?」

 

 ベッドの下になんか隠す癖があるの、自慰する用に下着あげたときから知ってるから……今更……。

 

「別に怒ったりしませんから……。ちゃんと棚とかに並べておいてくださいね……。へえ。絵、かわいー……」

 

 ん?

 

「返してくださいよ~、シルキィ君、もう隠し事しませんから……」

「レイモンドさん! この竿役、レイモンドさんそっくり!!」

「へっ?」

 

 そこに描かれていたのは性欲の強い男エルフで、名前はアーマンドで……明らかにレイモンドさんがモデルだった。

 

「ええ……ちょっと……、嫌だなあ。私何も聞いてないんですけど……嘘でしょ……? 描き手に話聞いてきます」

 

 レイモンドさんはそう言うと出かける支度をし始める。この手の絵物語は娼館通りに描き手が自分で露店を出して手売りしているから、そのあたりを探せば会える可能性はある。

 

「こんな寒い中露店は出してないんじゃないかと思うんですけどお」

「見回りのついでです。ギルドにも顔を出したいし。シルキィ君は暖かくしてゆっくりしていてくださいね」

 

 ん~。まあいいか。元気そうだし、レイモンドさんが動きたいならそれで。

 

「おゆはんまでには帰ってきてくださいね。いってらっしゃい」

「行ってきます、ん」

 

 大きな上背を折り曲げて、レイモンドさんがキスをしてくれようとしたので、わたしもつま先を伸ばして迎えに行く。

 

 ちゅっ♡

 

 この先何百回、何千回といってらっしゃいのキスをするのだろうと思う。でもきっと、何万回したってわたしはこのキスに飽きることはない。

 わたしとレイモンドさんの生活はこの先もずっと続くけど、例え最後の日が来たってきっと二人の結末はこうに決まってる。

 

『はらぺこサキュバスと性欲の強い男エルフは幸せなキスをしました』

 

 めでたしめでたし。そうですよ。絶対にね。




 一応この話で最終回……のつもりだったのですが、終わった後ももっと読みたい、二人に会いたいというお声を頂くたびに少しずつ書き足しております。のでこちらでは引き続き追加エピソードを読んでいただく感じになります。お付き合いください。
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