雪が降っていた。
夜の山道は静まり返り、街灯ひとつない坂道に、白い結晶が絶え間なく舞っていた。
キュッ、キュッと足音が雪を踏みしめる音だけが、世界でただ一つの音のように響いていた。
その先にある一軒の旅館――。
こぢんまりとした木造の建物は、柔らかな光を障子越しに漏らしていた。
灯りの揺れに、どこか懐かしさが宿る。
俺は、静かにその玄関をくぐった。
年末の予約、空いていた部屋。宿の雰囲気。そして、ここを選びそうな彼女の性格――
全て、原作で知っていた通りだった。
今、俺はこの世界に転生し、運命を変えるために動いている。
誰かのものになるはずだった彼女を、既に手に入れた。
いや、盗んだと言うべきかもしれない。
「……部屋は、こちらです」
仲居の案内で廊下を進む。
柱や障子からは木の匂いがし、窓の外には雪が淡く積もっていた。
そして、ある部屋の前で立ち止まる。
深く息を吸い、指の関節で軽く、扉を叩いた。
「……どうぞ」
返ってきた声は、少しだけ張っていて、でもどこか安心したような響きがあった。
俺が障子を開けると、そこには、茜先輩がいた。
淡い青の浴衣を身にまとい、座布団に膝を揃えて座っていた。
湯上がりの髪がまだ少し湿り、頬は桃のように赤い。
目元には、かすかな緊張と、隠しきれない喜びが宿っている。
「やっぱり……来たのね」
「偶然ってことで、お願いします」
「ふふ、それなら……私も、偶然ってことにしておく」
笑みの奥に、どこか恥じらいと期待が入り混じっていた。
二人の間には、誰も知らない秘密がある。
すでに手を触れ、肌を重ね、互いを知ってしまった関係。
それを、こうして「偶然」に偽装して出会うことすら、ふたりの甘やかな儀式だった。
茜の前には、小さな蜜柑と、紅白の紙飾りが置かれていた。
彼女はそれに目を落としながら、ぽつりと言った。
「ねえ……ちょっとだけ、見てくれる?」
そう言って、彼女は襟元に指をかけた。
浴衣の合わせがふわりと崩れ、月明かりのもとに滑らかに現れた肌。
そしてその柔らかな曲線の上に、そっと蜜柑を乗せた。
「……鏡餅、っぽくない?」
あまりにも自然に、あまりにも大胆に。
俺の目に映るのは、餅のように白く柔らかなふくらみと、
その中心にちょこんと鎮座する蜜柑。
それはまるで、正月の祝いに飾られた、どこよりも艶めいた縁起物だった。
俺は思わず息を呑み、視線を逸らしきれなかった。
「……反則ですよ、先輩」
「あなたがそう言うと思ってた」
蜜柑をそっと脇に置き、茜は小さく微笑んだ。
「でも……年越しくらい、特別でもいいでしょ?」
俺は静かにうなずき、その隣に腰を下ろした。
そっと手を伸ばし、彼女の肌に触れる。
指先に伝わるのは、餅のように温かく、やわらかで、
それでいて内に張りを秘めた感触。
搗きたての餅を手のひらに乗せたときのような、温もりと弾力がそこにあった。
彼女の胸の頂――蜜柑が置かれていた場所には、
まるでその果実の記憶が残っているような感触があった。
小さく肩を震わせながら、茜が目を伏せる。
「……触れられると、全部、わかっちゃう」
「……全部、感じていいですか」
「……うん、あなたになら」
ふたりは、言葉を交わすたびに少しずつ距離を詰め、
やがて並んで布団に入った。
肌と肌が、浴衣越しに静かに重なっていく。
湯上がりの熱がまだ残る身体に、ふたりの体温が重なり合い、
やがて布団の中はしっとりとした湿度に包まれていく。
茜の首筋には、細く汗が滲んでいた。
俺が頬を寄せると、汗ばんだ肌が滑る。
そこから香るのは、石鹸と、ほのかに甘い女の匂い――
確かに“俺だけが知る”茜先輩の香りだった。
「……こうしてると、世界にふたりだけみたい」
茜が囁く。
その声は、隠すことを忘れた、素の声だった。
「……もう、世界なんてどうでもいいです」
俺の返事に、彼女の肩がほんのわずかに揺れる。
そのときだった。
ごおん――…
遠くから、除夜の鐘が響いてきた。
低く、重く、心の奥を震わせるような音。
煩悩を断つはずの音が、俺らの間に火を灯したように思えた。
「……聞こえる?」
茜が囁く。
彼女の吐息が、俺の耳にかかる。
「煩悩って、百八あるんだって……でも、今は……もっと増えてるかも」
ごおん……
再び鳴った鐘の音が、ふたりの沈黙を裂いた。
俺はそっと彼女の身体を仰向けに寝かせる。
浴衣の裾が滑り落ち、柔らかな肌が現れる。
彼女の目は閉じられていた。
けれどそのまつげの震えが、今のすべてを語っていた。
「……煩悩、ひとつずつ、あなたと……増やしていきたい」
三度目の鐘が鳴った瞬間、ふたりの身体は重なった。
直接的な言葉は、ひとつもない。
だが、ふたりの間に交わされた沈黙の中に、
すべてが、すでにあった。
肌が滑り合い、鼓動が重なる。
彼女の指先が背を撫で、俺の唇が鎖骨を辿る。
最後の鐘が夜空に消えたとき、
ふたりの呼吸は、もうひとつのリズムを奏でていた。
静けさの中、雪は今も降り続いていた。
そして、年が明けた。
「……あけまして、おめでとう」
俺が囁くと、茜は目を開けた。
「うん……あなたの隣で迎えられて、よかった」
交わした唇の温もりが、雪の夜に溶け込んでいく。
もう、彼女は誰のものでもない。
この旅館、この夜、この年越しの瞬間――
すべてが、ふたりだけのものだった。
「年が明けたんだよ? あけましておめでとうの前に……こんなに求め合ってるなんて」
茜先輩が喉を鳴らしながら言った。その声には微かな笑みが含まれているのに、瞳の奥には危険なほど鋭い欲望が潜んでいる。彼女は自ら帯を解き始め、はだけた浴衣の隙間から覗く乳房が揺れた。俺が目を見開くと同時に、茜先輩は突然俺を押し倒した。
「今年最初のお願い。私が上になってもいい?」
問いかけながらも答えを待たずに跨がってくる動きは圧倒的だ。彼女は自分の体重を預けつつも、核心には触れない。代わりに豊満な双丘を俺の胸板に押しつけてくる。柔らかすぎる乳肉が歪み、谷間からは甘酸っぱい石鹸の香りが漂う。
「ほら見て……こんなに大きいのが入っちゃうんだよ?」
茜先輩は自分の腹部に手を当て、ゆっくりと撫で下ろしていく。指先が股間に達すると、すでに溢れ出ている愛液が糸を引いた。それを確かめるように広げると、今度は逆向きに跨ぎ直した。大きな尻が俺の顔面へと迫る。
「舐めて?」
短い命令だったが逆らえない磁力を含んでいた。舌を差し入れると途端に狭い肉襞が吸いついてくる。吸うほどに蜜が溢れ出し、鼻腔を蕩かす濃厚な牝臭が充満する。茜先輩は腰を浮かせては落としを繰り返し、「あっ」「もっと」「奥まで」と喘ぎを零した。
「私ばかりじゃ不公平よね……ほら立って」
壁際に立たされると茜先輩は跪いたまま俺のベルトを外す。ジーンズのファスナーが下がる音とともに巨大な亀頭が飛び出した瞬間、彼女は恍惚とした表情で口づけた。「すご……やっぱり全部は無理そう……」そう言いながらも根元まで飲み込もうとする健気さと貪欲さが同居している。
「ねえ……挿れてほしい?」
唾液でぬめ光る陰茎を握りながら尋ねてくる仕草に抗う術は無い。ベッドに戻ると茜先輩は背中を向けて四つ這いになった。突き出された臀部は肉付きが良く左右に揺れている。両手で掴むと簡単に潰せそうな柔らかさなのに内部は鋼鉄のごとく締まっており──まさに魔性の身体だった。
「来て……新年最初の精子……全部注いで」
言われた通り背後から貫くと抵抗なく最奥まで届いた。膣襞が絡みつきまるで別の生き物のように蠢いている。抜き差しするたび結合部から泡立った本気汁が滴り落ちた。茜先輩は枕に顔を埋め獣じみた唸り声を上げる。
「ダメだよ……そんな速くしたらすぐイッちゃう!」
それでも止められないのはお互い様だ。パンッ! パンッ! という破裂音と共に室内は異常な熱気に包まれる。背中に爪痕を刻み付けられる痛みさえ興奮材料となる奇妙な陶酔感。
「出すよ……孕んでくれる?」
「お願い孕ませて! 赤ちゃん欲しい!」
叫び声と同時だった。膨張しきった肉槍から白濁液が迸る。通常なら到底受け止めきれない量であろう大量射精が狭い子宮口目掛けて叩きつけられる感覚──茜先輩は全身を痙攣させながら意識を飛ばしかけたようだった。引き抜くと栓を失った穴からドロリと逆流してきた液体が太腿を伝う。
「もう一回できるよね?」
息も整わないまま振り返った茜先輩の眼差しには狂気が宿っていた。新たに濡れた指先で睾丸を弄びながら挑発的に微笑む姿に硬度を取り戻したペニスを見ると嬉々としてまた馬乗りになり始めた。
「今年最初の三発目……新記録狙おうか♪」
次回のヒロインは
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真理子
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結菜
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藤野紗夜
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佐野明穂
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長野瑠璃
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小鳥遊すみれ
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涼森瑞希
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涼子
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翔子
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エレナ
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あかね
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ようこ
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姫川美咲
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金城遙華
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奈良橋美樹