変異少女ーStory of another worldー 作:黒瀬夜明 リベイク
人間たちが暮らす街の一角にその豪邸はあった。煌びやかな装飾が目を引くその豪邸は、この街で暮らしている貴族家系の一家が住んでおり、町人たちからのそこそこの信頼を集めている。そしてこの豪邸には商人や、観光客などが頻繁に出入りしていて、この街の観光資源でもあった。自分の屋敷を観光資源にしてもかまわない。と言い出したこの豪邸の主に、多少、町人たちは驚かされたが、特に大きな問題も無く今日に至っている。だが―――
それは上辺だけの姿ですわ♡
豪邸の中にある暗い地下室で、「変異少女ヴィ」は薄ら笑いながらそう告げた。
左に向かって流れるような前髪、ベージュ色に近い薄ピンク色の足首近くまであるロングヘアー、胸の谷間が大きく開き胸元までしかない暗緑色のノースリーブシャツ、秘所の割れ目をくっきりと浮かび上がらせる赤紫のハイレグ水着*1、そして秘所の前を切り取ったピンク色の超ミニスカート、それらを纏ったピンク色の瞳の変異少女。「変異少女ヴィ」はその豪邸の地下室で、今日も捕食・繁殖行動に励んでいた。
「うふふ♡今日はかなり大量ですわね♡」
ヴィは、地下室の天井に張り付いてつり下がった大きな肉袋を見上げていた。肉袋の内側に何かが入り込む度、肉袋は大きく上下に揺れる。その肉袋に入り込んだものが何なのか、ヴィは良く知っている。
「わたくしがこの豪邸を拠点にしてからかなり久しいですが、いつもの事ながら、多くの人間たちがここを訪れてきますわね♡」
ヴィは淫靡な笑みを浮かべて呟く。そう、この豪邸は「変異少女ヴィ」の活動拠点なのだ。建物の外見や屋内の間取りは、この豪邸に暮らしていた貴族一家が「生きていた時」と全く同じだが、それは上辺の姿に過ぎない。この豪邸自体が、既にヴィと同化しているのだ。建物やその内部にある家具に至る物全てが、ヴィの肉体と同じなのだ。
「本当、わたくしの模倣体が言った事を鵜呑みにするなんて、やはり人間は、わたくしたちの餌でしかありませんわね♡」
この豪邸を観光資源にしてもかまわない。と言ったのは、ヴィが産み出した模倣体が化けたこの豪邸の主人だったのだ。勿論それは、観光資源として街を発展させるためではない。ヴィの餌である「人間」をより多く集めるためのハッタリだ。かくして、ヴィの考えは図に当たり、この豪邸を観光したいと外の国や街から多くの「餌」が集まってきたのだ。
「この豪邸に足を踏み入れたら最後、わたくしの餌確定ですわ♡」
ヴィはクスクスと笑った。その間にも、また別の「餌」が肉袋の中に落ちてくる。豪邸の屋内の至る所に仕掛けられた「変異少女のフェロモンを発する花」に操られた餌たちは、自分たちの意思で屋内の至る所から現れる大口を開けた触手に丸呑みにされ、この肉袋に落ちてくるのだ。
「これだけの餌があると、模倣体たちもかなりの数になりそうですわね♡」
勿論、ヴィは自分の存在を明かしたりはしない。この豪邸に入ったっきり出てこない人間がいる。等と噂が経てば、この豪邸は怪しまれ、ヴィの「餌」は来なくなってしまう。それを防ぐため、その日の内に捕食した餌たちは模倣体として外へ帰しているのだ。ましてや模倣体たちは、その擬態先の人間の小さな癖に至るまでの全てを模倣しているのだ。外にいる人間とも区別はつかない。ヴィの産み出す模倣体たちは、完璧に等しかった。
「さて、そろそろ
顔を紅潮させ、舌なめずりをしたヴィは肉袋の下を通り過ぎ、地下室の中央の壁際に備え付けられた木で作られた背もたれの高い椅子に腰かけた。勿論この椅子も、ヴィと同化している。ヴィが腰掛けると、木製だった見た目は一瞬で赤い肉塊へと変わり、蠢きながらヴィの身体を倒していく。蠢く肉塊は、ヴィの身体を130度くらいにまで倒したところで止まった。そしてヴィは脚をM字に広げ、ハイレグ水着の秘所の割れ目がくっきりと浮かび上がらせていた部分のみ、擬態を解いた。擬態汁で構成されていたハイレグ水着が粘液となって滴り落ち、ヴィの無毛の秘所が露わになった。
「はぁ♡今日の餌たちは、一体どんなお味なのでしょう?」
甘い吐息を吐きながら、天井の肉袋を見上げるヴィ。その表情はこれから味わう快楽と、餌の味を楽しみにして、緩み切っていた。口をだらしなく開けて、涎まで垂れている。その口から吐き出される吐息さえ、卑猥なピンク色に染まっているように見えた。
はぁぁん♡我慢の限界ですわぁぁ♡
淫靡な声をあげたヴィは、自分の秘所をゆっくりと開帳させた*2。ヴィの秘所が口を開くと、そこには
「ンンッ♡ンッ♡」
すると、ヴィの秘所から、無数の触手が螺旋状に巻き付いて1本束の様になった触手が姿を現した。その触手は、ゆっくりと蠢きながら、天井につり下がった肉袋へと向かって行き、やがて先端部が吸盤のように広がると、肉袋の壁に吸着した。
「さぁ、わたくしのおま●こへいらっしゃい♡皆さんしっかりと味わって、美味しく頂きますから、ご安心なさってくださいまし♡」
ヴィの言葉に反応するように、肉袋に吸着した触手が大きく脈打った。かと思った直後、人間のような形をした膨らみが螺旋状の触手に現れた。その数はどんどんと増えていくが、その膨らみは、螺旋状に触手の内側を回りながら真っ直ぐヴィの秘所へと向かって行っている。やがて、1番最初に出来た膨らみが、ヴィの秘所へと到達した。ヴィの顔に淫靡な笑みが浮かび上がる。
「わたくしのお●んこへ、ようこそですわ♡―――んあぁッ♡」
直後、その膨らみがヴィの
「はぁぁん♡どのお方たちも、んあっ♡とても美味、ンンッ♡でございますわ♡」
肉袋から触手を介し、ヴィは秘所で「餌」を次々に呑み込んでいく。踊り食い状態にも見えるその光景だが、ヴィは喘ぎ声はあげるものの、お嬢様のような口調は崩さなかった。まるで出席した貴族たちのパーティーで出された食事を、礼儀正しく食しているようだ。
「アアンッ♡でも、ンアッ♡おま●この
だがヴィは、人間のように「口」で食事をしていない。ヴィたち変異少女にとって、人間の「口」は発声器官でしかない。ヴィの「口」は「秘所」なのだ。そして彼女たち変異少女の喉である膣内を「餌」が通ることで、変異少女たちは快楽を謳歌する。捕食と同時に快楽を堪能できる、まさに一石二鳥だ。
「はぁぁん♡さぁ、模倣体たちを産み出しますわよ♡」
そう言ったヴィが、突然ノースリーブシャツを捲りあげた。シャツの下に隠れていた、豊満で綺麗な形をしたヴィの乳房がプルンッと震え、姿を現した。ヴィはやがて、自身の胸を揉み始めた。豊満の乳房を優しくも揉みしだいていると、ヴィは不意に体を震わせ始めた。
「アアンッ♡出るぅ♡おっぱいから、出ちゃいますわぁ♡」
すると、ヴィの乳首の先が突然大きく口を開いた。ヴィはそれを待っていたかのように、両手を使って両乳房を上に掲げた。やがて、ヴィの乳首は口を開く動きを止め、それ以上広がるのを止めた。その直後だった―――
出ちゃいますわぁぁ♡
ヴィの右乳房が脈打った瞬間、右乳首から「何か」が突然飛び出してきた。ブリュリュリュッ!という音を立てて、飛び出してきた「もの」は放物線を描いてやがて地面に落ちた。よく見ればその物体は「人型」だ。
「はぁ♡おっぱいで模倣体を産み出すの、気持ちいいですわぁ♡」
うっとりと微笑むヴィ。そう、ヴィの乳首から飛び出してきたのは、捕食した「人間」の模倣体だったのだ。白い母乳がその身体に纏わりついている模倣体は、やがてゆっくりと立ち上がり、母乳を自分の身体に吸収して、ヴィには見向きもせずに地下室を出ていった。
「はあぁんッ♡またぁ、出ちゃいますわぁ♡」
その僅か3秒後にまた別の「模倣体」が左乳首から飛び出してきた。放物線を描いて地面に落ちた模倣体は、先程の模倣体と同様に部屋を出て行く。かと思えば、すぐに次の模倣体が右乳首から産み出され、次いで左乳首から模倣体が産み出る。
ヴィは模倣体を産み出すのを止めない。彼女の言葉の通り、ヴィの乳首からはまるでマシンガンの銃弾のように模倣体が産み出されていく。秘所で次々に「人間」を捕食し、左右の乳首は次から次へと模倣体たちを産み出していく。秘所が「人間」を捕食するなり、その模倣体が乳首から産み出され、豪邸を後にしていく。
「おっぱいも♡、おま●こも♡ンアアアァァっ♡気持ちいいのが、アアンッ♡止まりませんわぁぁ♡」
ヴィはその光景を見ることなく、全ての「餌」を食べ終え、模倣体を産み出すまで、それを繰り返していた。
「はぁ♡はぁ♡模倣体、産み切りましたわよ♡」
ヴィは高揚し、うっとりした表情で部屋を見渡していた。乳首の先は元通りの形に戻り、白い母乳が乳首の先から垂れていた。秘所から出ていた触手も既にヴィの膣内へと戻っていたが、ヴィの秘所は依然、開帳していた。
「それでは、繁殖を始めると致しましょうか♡」
ヴィはそう言うと、地下室の床に上半身だけを寝そべらせ、両足を左右へ大きく開いた。顔の前で腕を組みながら、ヴィは力みだす。
「ンンンッ♡わたくしの産卵管、ご登場ですわぁ♡」
すると、ヴィの秘所から無数の触手が、卑猥な水音を立てながら生えてきた。先程のような束になった触手ではなく、1本1本が独立して蠢いている。ヴィは喘ぎながらも、秘所から次々に無数の触手―――「産卵管」を生やしていく。10本や20本と言った数ではない、それ以上はありそうだ。秘所からどんどん数を増して生えてくる産卵管はやがて、次々にその先端を乳房の形へと変異させていった。触手の先端に現れた乳房は、ヴィの乳房のように豊満だ。そしてその乳房の形をした産卵管たちは、地下室の至る所―――壁や天井と言った様々な場所にその乳首を吸い付かせていった。乳首が壁や天井、床に吸い付く瞬間、その先端が先程のヴィの乳首と同じように大きく口を開く。
「うふふ―――」
ヴィは部屋中に纏わりついていく産卵管の感覚に、舌なめずりをした。そして―――
シィちゃんにも負けない産卵、とくとご覧あそばせ♡♡
ヴィの秘所から伸びる産卵管たちが脈打ち、膨らみだした。かと思った直後、壁や天井、床に張り付いていた無数の乳房がゆっくりと離れていく。その乳首からは「紫の斑点が付いた、薄ピンク色のブヨブヨした肉塊」がひり出されていた。その肉塊―――「変異少女の肉塊卵」が乳首から全体を現すと、その産卵管はまた違う場所で乳首を吸いつける。
はぁぁんッ♡産卵、気持ち良くてトンじゃいますわぁぁッ♡♡
ヴィの子宮で産み出された肉塊卵は、秘所からは産卵管を通じて、次から次へと先端の乳房へ送られていく。産卵管の根元、ヴィの秘所は脈打つ産卵管たちが激しく蠢いていた。まるで先を争っているかのような、そんな激しささえ感じられる、そんな動きだった。
「卵、止まりませんっ♡次々に産まれてきますわぁ♡」
部屋中に放たれた産卵管たちが、地下室内を肉塊卵で埋め尽くしていく。肉塊卵をひり出した乳房は、すぐに別の場所に移って、すぐに肉塊卵をひり出し始める。
「駄目ですわぁ…♡卵産むの…気持ち良すぎぃ…ですわぁ♡」
いつしかヴィの顔は、快楽に支配されていた。目を白目を剥き、口はだらしなく開いて唾液を垂れ流している。
それでもヴィの産卵は終わらない。子宮で産み出された肉塊卵は、変わることなく秘所から産卵管、先端の乳房へと送られ、壁や天井に新たな肉塊卵を産みつける。ヴィが今日捕食した「餌」から産み出せる最後の肉塊卵が地下室に産みつけられるまで、ヴィの繁殖は終わらないのだ。