eraIS 作:for Adult only
「はい、これが宿舎の鍵です。明日からよろしくお願いしますね? 先生」
真耶から鍵を預かったあなたは、先生なんてガラじゃ無いんだけど、と気恥ずかしそうに笑う。
「そうは言っても他に適切な呼び方もありませんし。相談員としてIS学園に滞在している間は何かと入り用になると思いますが。足りないものがあればいつでもおっしゃって下さい」
微笑みながらそう告げ、真耶は去って行く。
残されたあなたは、IS学園敷地の外れにある宿舎に向かう事にした。
あなたのIS学園への派遣が決まったのは急遽だった為にどのようなところで暮らすことになるか不安があったが、さすがはIS学園だ。宿舎としてあてがわれた建物は、木々に囲まれた一軒の平屋だった。外観の綺麗さから、新築である事がうかがえる。
鍵を開け中に入る。四人家族が生活してもまだ生活スペースに余裕のあるリビングに置かれたソファーに腰掛ける。部屋の片隅にはあらかじめ届けておいた段ボールの山があった。ここでの仕事や生活に必要なものだ。これから整理を始めたとしたら夜通しとなってしまう。とりあえず空いた時間を見つけつつ少しずつ整理をしていくしかないだろう。
さて、あなたはこれからIS学園で悩みなど様々な相談に応じるという職務に励みながらここで生活をしていく事になる。
男性であるあなたが、何故このタイミングでIS学園にやってきたかと言えばそれは世界初の男性IS起動者が発見されたからだ。当然、それによって心情の変化の起きる生徒もいるだろう。IS学園は、IS学園の人間では無い異性の大人による外部の相談窓口が必要だと考えていた。そこで、あなたが抜擢されたという訳だ。
ただし、それがあなたの仕事の全てでは無い。
決して大きな声では言えたことではないのだが、女の園、それも国家レベルの人材が結集するとなれば三大欲求の一つである性欲のはけ口もまた懸念事項の一つだ。
とりわけ、たった一人の男性起動者がくるとなれば予想外の事態が起こる可能性もある。未然に察知して防ぐ事が出来るのならばそれに超した事は無い。
つまるところ、あなたがここに呼び出されたもう一つの目的とはそれだ。
先程学園の案内を対応してくれた先生、山田真耶はそういった素振りを見せなかった。あなたの裏の目的についてはごく一部の職員しか知らされていないからだ。
ただ……とあなたは思う。予想が正しければ、あとはタイミングの問題だろう、と。
改めて断言すると、役得ではある。自分一人で体が持つかという不安は過るが。同時に、本来の職務も全うしなければならないと変なところで生真面目なあなたは考える。
様々な思いが巡る中で、IS学園での新生活が始まろうとしていた。
◯あなた(主人公)
性別:男
身も蓋もない話をすると、本作における竿役。