オバロのインキュバスプレイヤーが兵藤一誠に転生した件について 作:黒旗
なんとか登校時間ギリギリで到着したが、想像以上に
なぜって、さっき横を通っただけで舌打ちされたからね!!
「はぁ、ヤバすぎるだろ」
ため息混じりにそう言っていると記憶で見た松田と元浜がやってくる。
「おう一誠、今日はやけに遅かったな。まさか、昨日の自家発電が捗りすぎたか?」
「今日は風が強い、朝からJKのパンチラ最高の栄養素だ」
やべぇ、思った以上に酷いなこいつ等。
内心ドン引きしたがそんな奴らの内の一人なんだよな、今の俺。
心にダメージを受けながら俺は話を始める。
「おっす、松田ちげぇよ。ちょっと面白いゲームやってたんだけど昨日今までのデータが消し飛んで眠れなかっただけだ」
「ほう、それはどんなエロゲーだ?」
「どんなエロがあったんだ!?」
こいつらの頭の中はエロだけなのか・・・!?
「っちげぇよ!!泣きゲーの方だわ、しかも後一%で完全イベント収集完了だったんだぞ!!」
「なんだ、エロじゃないのか・・・」「つまらん」
こいつら、文字通り畳んでやろうか・・・!!
そんな事を考えていると授業開始のチャイムが鳴り全員が席につく。
「つ、つかれた・・・」
久々の学生生活に俺は疲労困憊としていた、主な理由は松田と元浜だが・・・。
思考が下半身と直結している故に短絡的な行動に出る、放課後の女子剣道部の着替えを覗きに行ってたし。
俺は担任に呼び出されていて参加していないというか今後も参加しない、竹刀で殴られたくないし。
それにしても謎でしかない、俺はユグドラシルをプレイしてただけなのにサ終の時に激痛で意識を失って目覚めると兵藤一誠という高校生に転生(?)乗り移りに近いのかは解らないが・・・そうなっていた。
「解らねぇな」
そんな事を言っていると後ろから声を掛けられる。
「あ、あの、兵藤一誠君ですよね・・・?」
「え、そうだけど・・・君は(この女、人間じゃない)?」
「私、天野夕麻といいます。いきなりなんだけど・・・私と付き合って下さい!!」
「え?」
俺はあまりの出来事に頭の中がショートした。
何故なら、悪い意味で有名人な俺のことは結構知れ渡っているはずなのに告白してくる女子が存在するなんて思っても見なかったからだ。
「お、俺で良ければよろしくお願いします!!」
こうして、俺は前世を含めて初めての彼女が出来ました!!
まぁ、人間じゃなくて堕天使なんだけど、愛さえあれば問題ないよな!!
しかし、この時の俺は浮かれて気がついていなかった。
これが俺の世界が一変することを・・・。