オバロのインキュバスプレイヤーが兵藤一誠に転生した件について 作:黒旗
初めての彼女が出来た俺は初デートを成功させるべく休み時間を縫って計画を立てていた。
ちなみに、彼女が出来たことは彼奴等に言っていない。
言ったら色々言いたいこと言ってくれるだろうからな。
「きゃーリアス様よ!!」
そんな時、生徒が声に反応して周囲が色めき出す。
視線の先には四人の男女、紅髪が特徴の三年のリアス・グレモリー先輩、同じく三年の姫島朱乃先輩、駒王学園のマスコットの塔城小猫、学園の王子様の木場佑斗がいた。
この四人には共通していることがある、それはオカルト研究部に所属していること。
そして、
いや、姫島先輩と木場は多少なりとも人間の気配がするがリアス先輩と塔城は人間の気配がない。
更に言えば姫島先輩にはもう一つの気配がある、それは堕天使。
それが俺が混乱している事だ。
「どうなってんだ?」
そんな事を呟くとリアス先輩と視線がぶつかった瞬間、なにかゾワッとくるものを感じた。
「?」
それが何かは解らなかったが、関わらなければ問題はないだろう。
そう頭の思考を切り替えて夕麻ちゃんとのデートプランを考えるのだった。
そうして、デート当日になり俺は緊張しながらも夕麻ちゃんをエスコートする。
「ねぇ、イッセー君・・・死んでくれないかな?」
「え?」
夕方、公園に来た俺と夕麻ちゃんだがトンデモ発言に何を言おうとしたが頭の中から消し飛んだ。
「夕麻ちゃん、いきなり何を・・・」
「人間のガキ相手に最期にいい思いできたのだから悔いはないわよね」
その言葉とともに夕麻ちゃんの服装が変化しボンテージ衣装のような姿になり、背中に堕天使を象徴する黒い翼が広がる。
「それじゃあね、イッセー君」
「ぐはっ!?」
その言葉の後に俺の腹に激痛が走る。
腹を見ると、そこには赤い光を放つ光の槍が体を貫いていた。
そして、貫かれた箇所から夥しい量の血が流れ出してくるのと共に俺は地面に倒れる。
「最期だから教えてあげる、貴方の体の中には
それを最後に夕麻ちゃんは飛び去っていった。
くそっ、なんだよ!!結局は俺だけがのぼせ上がってたってことかよ・・・。
そんなことが頭の中でグルグルと巡ってきて俺はある事を思い出す。
それはデート中に咄嗟に受け取ってしまった召喚魔法陣の刻まれた一枚の紙。
恐らくだがリアス先輩が契約のために配っているものだろう。
・・・今思えば、俺これで死ぬの二回目なんだよなぁ・・・。
どうせ死ぬならリアス先輩のような美少女の胸で死にたかったなぁ・・・。
その時、召喚魔法陣が起動する。
そして、その魔法陣から現れたのはリアス・グレモリー。
「貴方が私を
その言葉の後、俺の意識は暗転した。
『起きないと殺します』
最悪の目覚ましの音声で目を覚ました俺は俺自身の変化に気づく。
「悪魔になってる!?」
まさかの出来事に俺は大声を出してしまう。
更に驚くべきことが俺の体に起こっていた、それは・・・。
「
それはユグドラシルをプレイしていた時、異形種・
「体が重いな・・・」
そう言いながら学校に向かうのだった。