※この作品はR-18です。

ヨメクラIF:七曲京   作:モブ好き

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七曲京とデート

 

『レイジ、夏休み中アタイと一緒にデートしてくれッ!』

 

俺の婚約者候補を集めたクラス、通称『ヨメクラ』での生活も夏休みに入ろうとしていた頃

荷物をまとめている俺の部屋にやってきた同じクラスの京ちゃん……七曲京は

部屋に入るなり土下座でそんなお願いをしてきた

 

「きょ、京ちゃん!?ど、どうしたの……?」

 

「今言った通りだ……アタイにチャンスをくれッ!」

 

そう言って土下座をしたまま頼み込んでくる京ちゃん

 

「わ、分かったよ……とにかく話を聞かせて貰えないかな?」

 

こちらの返事を聞くと、ひとまずほっとした様子で顔をあげる京ちゃん

そんな京ちゃんにこちらもほっとした後、ベッドに座り隣を手で軽く叩くと

こちらの意図を察してくれた京ちゃんは、少し緊張した様子で隣に腰を下ろした

 

そのまま数分の間、考えを纏めるようにキョロキョロと部屋を見る京ちゃんを

見守っていると

 

「……すまねぇ、取り乱しちまって」

 

「いいよ、それだけ大事なお願いって事だと思うし」

 

そう答えると、京ちゃんは大きく深呼吸をして

 

「……この前、林間学校行っただろ?良い雰囲気だった所を邪魔されちまったけどさ」

 

京ちゃんの言葉に、林間学校での事を思い出して照れくさくなってしまう

同じ田舎育ちで似た者同士だと会話も弾み、思い返してみると良い雰囲気だったなと思う

 

それに……

 

(京ちゃんのアレ、見方によってはプロポーズだよな……)

 

自分の傍から離れるな、なんて頼もしい京ちゃんらしいと思う

 

「あの後、先公から聞いたんだよ、ヨメクラのルールって言うかさ」

 

「ヨメクラのルール……?」

 

「……レイジの許嫁として相応しくない候補は、脱落するってルールだ」

 

「ええっ!?」

 

初めて聞くルールに驚かされる、京ちゃんは俺のそんな様子に軽く笑うと

 

「まぁ、レイジには関係の無い話だからな。んで、アタイなりに考えて

 このままじゃアタイは脱落だって思ったんだ」

 

「そ、そんなこと……!」

 

「優しいレイジならそう言うと思ってた……でも、それじゃダメなんだ

 崖っぷちなアタイは本気を見せないといけない、レイジと結ばれるって言う本気を」

 

京ちゃんの真剣な様子に、下手な慰めはダメだと思いただ耳を傾ける

 

「そしたら先公も協力するって言い出してさ、それで林間学校のリベンジも兼ねて

 デートを提案されたんだ」

 

「なるほど、それで……」

 

最初の土下座の答えを知り、思わず納得してしまう

色々あった林間学校だったけど、またやりたいと言う楽しさもあった、それに……

 

(京ちゃんの真剣な気持ちに答えないといけない)

 

「うん、一緒にデートに行こう」

 

こうして、京ちゃんと初デートをする事になった

 

 

 

 

 

「えーっと、京ちゃん……?」

 

デート当日、待ち合わせ場所で合流した京ちゃんに連れてこられたのは

ファッションセンターの前だった

 

「お、おう……えっとだな、今日はデートなんだけど、アレだ。先公のアドバイスで

 デート服をレイジに選んでもらえって言われてさ、それレイジに頼みたいんだ」

 

「な、なるほど……?」

 

正直女性の服の事なんて全然分からないけど、男として頼られているなら応えたい

 

そんな気持ちで二人揃って店の中へと入って行き、女性服コーナーで京ちゃんと

服を見てみるけれど

 

(やっぱり分からない……)

 

とはいえ、京ちゃんは期待している様子でこっちを見てるし何かは選ばないと……

 

(女の子の好きな色と言えば……ピンク!)

 

そんな考えで、近くにあったピンク色の服を手に取ると

 

「こ、これなんてどう?」

 

そう言って京ちゃんに見せる

 

「薄いピンク色のワンピース……ちょ、ちょっと可愛らし過ぎないか?

 い、いや。レイジの選んでくれた物なんだから……」

 

最初こそ戸惑った表情をしていた京ちゃんだけど、一つ深呼吸をすると

 

「着替えてくる!」

 

そう言って試着室へと入って行く京ちゃん

ドアの向こうで今着替えていると思うとなんだかそわそわしてしまう

トラブル防止のためか試着室のドアの足元は見える状態で

脱ぎ捨てられていく服をついつい見てしまう

 

(今京ちゃんは下着姿……)

 

なんて考えてさらにそわそわしていると

 

「……レイジ、ど、どうだ……?」

 

試着室のドアをそっと開けて京ちゃんは俺の選んだ服を見せてくれる

普段の京ちゃんは格好良いという印象もあり、フリフリな装飾を施した

薄いワンピースはギャップもあり

 

「うん……すごく可愛い」

 

「っ!?……へへっ……」

 

素直に褒めると、京ちゃんは物凄く嬉しそうにしてくれた

 

 

 

 

 

試着室でラフな私服に着替え、再び京ちゃんの後ろをついてお店の中を歩いて行く

 

(下着の替えも欲しいし、ついでに買っておこうかな)

 

なんて考えていると、立ち止まっていた京ちゃんと軽くぶつかって慌てて謝る

 

「ご、ごめん、考え事してて……」

 

「いや、気にしなくて良い……それより」

 

京ちゃんの向いている方を釣られて見ると、今度は女性用の下着売り場だった

 

「その……折角だからレイジの好みを知りたいんだ」

 

並ぶ下着を指差す京ちゃんを見て

 

「うぇえ!?女性下着なんて選んだ事無いんだけど……」

 

私服を選ぶのも結構投げやりだったのに、今度は女性用の下着だなんて

 

「ならなおさらだ、レイジにアタイの下着を選んでほしい」

 

驚く俺とは反対に、京ちゃんは真剣だ

 

「アタイは普段サラシだろ?だからまずはそこから変えようと思ってさ

 それに折角可愛い服を選んでもらったのに中はサラシじゃ格好付かないだろ?」

 

「……えっと、うん。そこまで言うなら分かったよ」

 

京ちゃんの気持ちに応えるために気合を入れ、女性下着を見ていく

 

(女性の下着って高いイメージあるけど、結構リーズナブルなんだな……)

 

京ちゃんの下着を選ぶと言う大義名分を得た事もあり

普段まじまじと見ない女性下着をじっくりと見ていくと

 

(って、Tバックまで売ってるんだ……)

 

当たり前のように他の下着と一緒に並んでいるそれを見て思わす足を止めると

京ちゃんはそんな俺の様子を見逃さず

 

「やっぱり、レイジもそれを選ぶか」

 

「へ?い、いや、ちょっと驚いただけで……」

 

「いや、大丈夫だ。三重野の下着を見ればこれくらいじゃないと勝負出来ないと

 アタイも思ってた」

 

言い訳する俺をよそに、俺の見ていたピンクのTバックを手に取ると

 

「上も色を合わせて……こんな感じでどうだ?」

 

「どうだ……って」

 

着ている服の上から下着の上下を当てて見せてくる京ちゃん

実際に着ているわけではないのに、それだけでその下着を着ている姿を想像できてしまい

思わず視線をそらしてしまう。すると、周りに居る男性客たちも京ちゃんの行動に足を止めて

見ているらしく、チラチラとこちらを見ていた

 

「レイジのために選ぶんだ、だからレイジの気持ちを教えて欲しい」

 

周りの男性客に見られている事など気にしていない様子で、こちらをじっと見る京ちゃん

 

「……すごく、エッチで良いなって思う」

 

そんな俺の正直な気持ちに、京ちゃんは嬉しそうな笑顔を見せてくれた

 

 

 

 

 

「よしっ、デート着は揃えたぜ」

 

会計を終え、試着室で先ほど選んだワンピースと下着に着替えた京ちゃん

下着まで着替えなくても、と言ったものの

『今日はデートだからな!』と着替える気満々だった

 

(それにしても……)

 

満足そうな京ちゃんを見つつ、視線はワンピースの胸元やスカートへ向かってしまう

勢いで選んでしまった事もありサイズは正直あっていない

胸元はぴちぴちだし、スカートの丈は下着やお尻を隠し切れておらず

歩く度にチラチラと見せつけてくる、これじゃ痴女だ

 

ただ、上機嫌な京ちゃんに水を差したくはないし

 

(すごくエロいもんなぁ……)

 

今の格好を良いと思うのも本心だ。自分の選んだ服を着てくれるなんて本当に恋人みたいだし

可愛く着飾った京ちゃんを周りの男たちは羨ましそうにチラチラ見ているのも分かる

京ちゃんを知らない人から見れば怖そうって印象だけど、ヨメクラで交流する中で

優しくて頼りになるし、美人で巨乳、家庭的で良い奥さんになりそうだなって思っていた

 

そういう事もあって

 

(凄い優越感……)

 

そんな素敵な女性を奥さんとして迎えられるのだから、そう思うのも当たり前だ

 

「それじゃレイジ、今度こそデートを始めようぜ」

 

そう言ってこちらの腕に自身の腕を絡めてくる

 

「こ、これも先公のアドバイスだからさ……」

 

「う、うん」

 

押し付けられる巨乳の柔らかい感触に頬を緩めつつ、京ちゃんとのデートは再開された……

 

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